天武天皇の年齢研究

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−目次−

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 概要 

 手法 

 史料調査 

 妻子の年齢 

 父母、兄弟の年齢 

 天武天皇の年齢 

 天皇の行動と実績 

 考察 

 参考文献、リンク 

 検索、索引 

 

−拡大編−

 古代天皇の年齢 

 

−メモ(資料編)−

 系図・妻子一覧

 歴代天皇の年齢

 動画・写真集

 年齢比較図

 

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天武天皇の年齢研究

First update 2006/06/20 Last update 2012/04/20

神谷政行

−天武天皇は天智天皇より10歳以上年の離れた弟であり40歳代で崩御された−

 

 

天武天皇とは

天武天皇は、自ら壬申の乱を起こし、近江朝を倒して即位した天皇です。

その後、在位期間15年を通して、西暦686年、和暦にして朱鳥1年に崩御されました。

宮内庁の順列に従えば、第1代神武天皇〜第125代平成天皇の中で、第40代天皇として平安、奈良時代をさらに遡る飛鳥時代に位置づけられます。

天武天皇の業績を語るとき、私は次のように答えるようにしています。

 

1.天武天皇は日本の歴史を正式に国史として編纂を命じた天皇です。

2.天武天皇は我国を古代中国がいう「倭国」ではなく「日本」と宣言した天皇です。

3.天武天皇は自らを「大王」などではなく、「天皇」と表記させました。

4.天武天皇は古来の「宮」という古い慣習を改め、「京」という都市計画を目指した天皇です。

 

どれも、推古天皇、聖徳太子、持統天皇、高市皇子など、諸説あり一定していないものですが、すべて天武天皇説が有力視されていることは確かなことなのです。

これらの業績は貫徹されることなく、志半ばにして崩御されました。このため皇后が持統天皇となり、夫のやり残した事業を子供達と力を合わせて完成させたと日本書紀や続日本紀は描いています。

 

なぜ、年齢にこだわるのか。

現在まで、天武天皇の年齢は不詳です。日本書紀に記述がないからです。

古来諸説ありますが、現在56歳で崩御されたとする説が有力です。

しかし、これは極めて新しいもので、戦前までは過去の史料、例えば「一代要記」や「本朝後胤紹運録」などに基づき65歳とされていたものです。

近年、この65歳に戻した説が注目を集めています。その結果、弟であるはずの天武天皇が天智天皇より年上だというのです。

私もこの説に触発されて勉強を重ねてきました。

その結果、兄天智、弟天武の兄弟順は変わらないものの、天武は天智より10歳以上年の離れた弟であると考えるようになりました。42歳もしくはそれ以上の遅い即位などではなく、30歳で即位し、40歳半ばで崩御されたのです。

 

日本書紀によれば、天武天皇は兄の天智天皇の娘を4人も娶り、活躍も兄、天智に比べて極めて遅いのです。また、天皇在位期間が比較的長かったわりには、数多くの事業が志半ばで皇后に託され、つまり天寿を全うした老年の崩御とは考えにくいものです。さらに、万葉集を飾る額田王との恋愛歌は40代になろうとする男女の宴席での歌とするより20代の若い二人の歌とした方が相応しいと思うからです。これらの理由を天武天皇の出自を疑うより、年差のある弟として考え、若くして崩御されたと考えたほうが史実に無理なく説明ができます。

 

今度は年齢を引き下げるのかと、辟易する方も居られることでしょう。

しかし、自分の思いは深まるばかりです。私なりの意見がましい推論が次から次へと芽生え、ゆえにホームページ、さらには本という形で発表してみることにしました。

稚拙な文章ゆえ、不適切な表現、誤った表記などが、多々あるのではないかと危惧しております。どのような形でも結構です。ご指摘なりご指導など頂ければ幸いです。

 

本メールアドレス kamiya1@mta.biglobe.ne.jp

ご感想をお寄せください。よりよいものにしていきたいと思っています。

 

 

―目 次―

 

1.概要および年齢推論

  本論概要

  年齢仮説の設定

 

2.年齢を定める手法

  古代に生きた人々の年齢を探る手法

 

3.史料調査

  歴史的文献

  日本書紀     続日本紀    藤氏家伝     懐風藻

  扶桑略記     水鏡      愚管抄      一代要記

  皇代記      仁寿鏡     興福寺略年代記  神皇正統記

  本朝皇胤紹運録  尊卑分脈    帝王編年記

  まとめ

  年の学術研究

  川崎庸之氏

    一般通説の発端

  近年の異説概要

    天武天皇年上論の概説

  天武天皇子女の年齢序列

    青木和夫氏「日本書紀考証三題」

    直木孝次郎氏「飛鳥奈良時代の研究、忍壁皇子」

    伊藤博氏「萬葉集釋注、別巻」

  天武天皇年上論争の経緯

  佐々克明氏     小林恵子氏    大和岩雄氏

  井沢元彦氏     豊田有恒氏    関祐二氏

  石渡信一郎氏    黒岩重吾氏    古田武彦氏

 

4.妻子の年齢

 T天智天皇の4人の娘とその子供

  鸕野皇女     草壁皇子

  大田皇女     大伯皇女  大津皇子

  大江皇女     長皇子   弓削皇子

  新田部皇女    舎人皇子

 U地元豪族の娘とその子供

  氷上娘      但馬皇女

  五百重娘     新田部皇子

  太蕤娘      穂積皇子  紀皇女  田形皇女

  太蕤娘の父 蘇我赤兄

 V地方豪族の娘その子供

  額田王      十市皇女

  額田王と鏡女王

  額田王と中臣朝臣大嶋

  尼子娘      高市皇子

  穀媛娘      忍壁皇子  磯城皇子  泊瀬部皇女  託基皇女

 

5.父母、従兄弟の年齢

  父、 舒明天皇 の年齢     祖父、押坂彦人大兄皇子

  母、 皇極天皇 の年齢     神功皇后との対比

  叔父、孝徳天皇 の年齢

  義兄、古大兄皇子の年齢

 

  実兄、天智天皇 の年齢 子供 大田皇女 、鸕野皇女、 建皇子

                 御名部皇女、阿閉皇女

                 飛鳥皇女 、新田部皇女

                 山辺皇女 

                 大江皇女 、川島皇子、 泉皇女

                 水主皇女 

                 施基皇子 

                 大友皇子 

 

6.天武天皇の具体的年齢 

  まとめ 社会人としての初仕事―成人年齢

      フクロウ伝説

      初めての子供

      初めての社会行動

      后妃子女の序列

  関連年表

 

7.天武天皇の行動と実績、成果

  天武天皇の出生地

  熟田津と伊予温泉

  白村江の戦い前夜(斉明天皇崩御)

  白村江の戦い

  壬申の乱−和蹔、野上 (関ヶ原の戦い

  吉野会盟

  八色の姓

  天武天皇の万葉歌

  天武天皇崩御の謎

  役行者(役小角)

 

8.考察

  新田部皇子の年齢(末子)

  もう一つのフクロウ伝説

  中臣不比等の私生活の秘密

  出自―高向玄理再考

  漢皇子と天智天皇

  淡海三船と懐風藻

 

9.参考文献、リンク

  原本参考図書、引用文献、研究書、天武天皇に関わる小説

  参考にしたホームページ

 

10.検索、索引

  Google機能を用い、ホームページ内リンク検索

  個々の重要人物の索引

 

―拡大編―

 古代天皇の年齢 日本書紀にのる古代天皇の年齢を一人一人問題点など含め解説します。

 

  代数   天皇名     代数   天皇名     代数   天皇名  

  第41代 持統天皇    第40代 天武天皇    第39代 弘文天皇 

  第38代 天智天皇    第37代 斉明天皇    第36代 孝徳天皇 

  第35代 皇極天皇    第34代 舒明天皇 と 父押坂大兄皇子    

  第33代 推古天皇    第32代 崇峻天皇    第31代 用明天皇 

  第30代 敏達天皇    第29代 欽明天皇 と 妃堅塩媛       

  第28代 宣化天皇    第27代 安閑天皇    第26代 継体天皇 

       継体天皇の出自と后妃など人物像      継体天皇と二朝並立論

  第25代 武烈天皇    第24代 仁賢天皇    第23代 顕宗天皇 

  第22代 清寧天皇    第21代 雄略天皇    第20代 安康天皇 

  第19代 允恭天皇    第18代 反正天皇    第17代 履中天皇 

  第16代 仁徳天皇    第15代 応神天皇

 

―メモ(詳細説明)−

 文献資料の総括、まとめ。資料の数的根拠など、順次追加していきます。

 

11.系図、妻子一覧

  天武天皇に至る系図を一覧表にした。

  天武天皇の皇后、妃、夫人とその皇子女の一覧

  天智天皇の皇后、妃、夫人とその皇子女の一覧

  天智、天武天皇とその皇子達の年齢比較図

 

12.歴代天皇の年齢−資料編−

  第1代神武天皇から第124代昭和天皇までの誕生年、即位年(年齢)、退位年、崩御年(年齢)

  第1代神武天皇から第41代持統天皇までの史書を通して綴られた年齢記述の収集記録。

 

13.動画、写真集

  天武天皇関連の地を訪問した場所の動画、写真集です。

  動画

  1.粟原寺

  2.稲荷山古墳と鉄剣

  写真集

  1.壬申の乱の地、岐阜県不破郡関ヶ原町

  2.熟田津と伊予温泉、伊予朝倉郷

  3.出生地、和泉郷と呼ばれた泉大津市

  4.斉明天皇崩御、福岡県朝倉市

 

14.年齢比較図

  天武天皇との年齢対比図

 

 

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