か行【か】       表紙ページへ戻る
【か】  
か〔1〕 これは
〜か〔2〕 〜の?(疑問の意を表す終助詞。「〜かや」と同義語)
(動詞未然形等)ーか〔3〕 (動詞未然形等)ようか
〜が〔1〕 〜分だけ(後に来る語の数値を具体的に示す)、〜の(所有・所属を示す)
〜が〔2〕 〔助〕〜よ、〜が(「〜がや」と同義語)
〜が〔3〕 〜ほうが、〜のが、〜れば
かーえわい (稲の)収穫祭
かーかーのき 《植》ネムノキ(「かかのき」と同義語)
かーかぢゃ 《名》浜茶(「かかちゃ」と同義語)
かーこ 《名》(藁製の)背負い袋
かーとーえわい 稲の収穫祭(刈り取り祝い)
〜かーね(〜かーに) (強調の意味で)〜からー、〜てー
かーばー 《名》つっかい棒
かーら〔1〕
かーら(がーら)〔2〕 河原
かーらけ 素焼き杯
かーらすずめ 〔鳥〕セキレイ
かい〔1〕 痒い
〜かい〔2〕 〜か(話し手の疑念を表す)
かいがけ 風袋込み(の目方)
かいごえ 金肥、金銭で買い求める肥え
かいさま 裏返し(「かいさめ」と同義語)
かいさめ 裏返し
かいしき 全くダメ
かいじゃ おじや・雑炊
〜がいち(〜がいつ) 〜のもの
かいな〔1〕 肩胛骨(けんこうこつ)、腕、肩の付け根
〜かいな〔2〕 〜か(話し手の疑念を表す。「〜かい」と同意語。
がいな〔1〕 〔1〕おおきな、凄い〔2〕手荒な
がいな〔2〕 《形動》元気な、丈夫な
かいにかける 気にかける、心配する
〜かいね 〜か(話し手の疑念を表す。「〜かい」と同意語。
がいね 《副》〔1〕強く、非常に 〔2〕たくさん
〜かいの 〜か(話し手の疑念を表す。「〜かい」と同意語。
〜かいや 〜か(話し手の疑念を表す。「〜かい」と同意語。
かえーぐさ 〔植〕ミゾソバ(「ぎゃーこくさ」と同義語)
かえくらかす ひっくり返す
かえくる ひっくり返る
かえとび (物を頂いたときの)その場でのお返し「とび」と同意語。
かえぼん お代わりする盆、給仕する盆
かえやこ 交換。取り替えっこ
(ご飯や汁を)かえる (ご飯や汁を)おかわりをする
かえんご ひっくり返す、裏返す、裏表逆にする
かおもと 顔つき
かかー 因縁、係わり合い
かがー 油煙、煤煙、すす
かかーしょ 凝り性 
かかーびくしぇ 布や紙が燃える臭い
がかき 画家
かがしなしに 絶間なく、ぶっ通しに、欠かしなしに
かかだえしょ 女の権力が強いさま、かかあ天下
かがち すり鉢
かかちゃ 《名》浜茶
かかったもん 血縁者
かかのき 《植》ネムノキ
かかぶれる 頼りにする、たかる
ががま (毛むくじゃらの)お化け
かかり〔1〕 月の初め
かかり〔2〕 家の構え
かかりご 《名》跡取り息子
かかりんなる (こだわって)夢中になる、ムキになる
かかる〔1〕 着手する、初める
かかる〔2〕 親戚まわりなる
かかる〔3〕 交尾する
かかる〔4〕 相続する
かかる〔5〕 かばう、ひいきする、保護する
かききり 食事の付かない雇い入れ
かきさばる 書き始める
かきはぐ 皮膚を物で傷つける
かぐ (野菜の葉を一枚ずつ)もぐ
がくつかかす ガタガタ音を立てて揺り動かす
かくよし 蚊いぶし
かぐる〔1〕 引っ掻く
草をかぐる〔2〕 (畑の草を手で)むしる
かくれこ 《名》かくれんぼ(「かくれやこ」と同意語)
かくれやこ 《名》かくれんぼ
かけ 記号の「×」のこと、ばつ
かけごし (座敷などへ上がらず縁などに)腰掛けること
かけさく 田を小作に出す
かけさげ 自在金具
かけさん 掛け軸
かけじー (座敷へ上がらず、縁などに)腰掛けること
かけだし〔1〕 川や池に作った洗い場
かけだし〔2〕 (母屋などに仮屋根を付け足して作った)簡単な部屋・場所
かけめぐゎし 量り売りの(干菓子系の)駄菓子
かけやこ かけっこ
かけらかす 走りまわる
かこいもん
かこう 体を大切に休養させる
かごばらい 全部売り払うこと、最後で無くなること
かごもー 最後に収穫したもの
かざーもん 飾りもの
かさかき 皮膚病にかかっている人
かざき 風邪気味
かざくそ (強い風が吹いた後の)雨降り
かざに そんなに
かさにのせる 傘に入れる
かさふた 瘡蓋
がし (野菜などが)生煮えであること
がじ 聴覚障害者
かしぇまいらしぇ 貸せたまま返ってこない
かじがえく 火事で燃える
が(ん)じが(ん)じ 〔幼〕かみかみ
かじかなる かじかむ
かしこねまる 正座する(「かしこまー」と同意語)
かしこまる 正座する
かじっぽ 〔植〕いたどり(「すかんぽ」と同意語)
がじっぽ 聴覚障害者(「がじ」と同意語)
がしなる 大声で叱る(「ぐゎちなー」と同意語)
かじばな 〔植〕彼岸花、曼珠沙華
がじゃじ (農地として)痩せた土地
かしら 上席、上の方
かしらいも 里芋の親芋
かしらご 一番上の子
かしらごめ 《名》(“とうみ”にかけた際始めに飛ばされるような)品質の悪い米
かしらへちる 逆上する、血が頭にのぼる
かしらやまい 〔卑〕精神病
がしんけな 貧しそうな
がしんどし 不作年(餓死年)
かす (水に)浸す
かずえる 数える
かすかめ 〔植〕ハバノリ
かずきあげる (頭で)下から突き上げる
かずく (頭で)下から突き上げる(「かずきあげる」と同意語)
かずふろう 経験を積む
かすまつぎ 着物などに表面から、簡単に切り布を当てた継ぎ物
かずむ 嗅ぐ
かすべ 〔魚〕エイ
かずれどし 数え年
かすれる 霞む
かずれる 数える
かせ〔1〕(くゎせ) 虚偽、騙し見かけばかり
かせ〔2〕 (籾臼や石臼のT字型の)引き手
がぜ ウニの総称
かぜがえー 風邪をひく
かせはね(くゎせはね) 言い逃れ
かぜのせ (狭まったところで)風の強くあたるところ
かせまいらせそうろう 貸したまま返ってこない
かせる (腫れ物や吹き出物の膿や汁が出なくなって表面が)乾いて良くなる
(絵の具などが)かぜをひく (絵具などの練り物が)古くなって湿ったり乾燥して役に立たなくなる、鮮度が落ちる
(風が)かたい〔1〕 (風が)冷たい
(目が)かたい〔2〕 夜更かし、寝つきが悪い
(しっこが)かたい〔3〕 (小便の)間合いが長い
かたいけ 二次的な血のつながりのない親戚
かたがえる 片一方に傾く
かたがけ (荷物を)肩から斜めに掛けること
かたがもしれーやな (荷物が)肩に食い込んで耐えきれない
かたから 初めから
かたぎ 堅木
かたぎがわるい〔1〕 人見知りの程度が悪い、こそこそと人目を避けている
かたぎがわるい〔2〕 ひがむ、いじける
かたきこ 頑固な上に頑固
かたきみたいに まるで仇でも討つように〜
かたぎわめる 《動》片づける
かたくち 一方に口のあるどんぶり(「くちつき」と同義語)
かたくならし 堅苦しい
かたしゃ けちん坊
かたちら 片方
かたちらがい 左右で違う物(を履いた場合)
かたつけぐい (膳のご馳走を)一皿づつ食べていく食べ方
かたでり 晴天続き
かたのり 自転車の助走
かたはじ 危機一髪
かたはずす 責任を逃れる
かたは(ー)ちけた 形が悪い、規格外の
かたはな 片一方の端
かたはら 片隅
かたぱん 融通のきかない人、石頭
かたぶく かたむく、斜めになる
かたぶける 傾ける
かたふら 片側
かだむ 節約、惜しむ
かたもて バランスが悪い
かたら 《植》サルトリイバラ(別名カカラ)
かたらだんご かしわ餅(カタラの葉でくるんだもの)
かちき 明け方
がちなる(ぐゎちなる) 大声で叱る
かちに ついでに運ぶ荷物
〜かちら 〜ただろう(断定)
かっか 〔幼〕母
かっくーまがり 直角まがり
かっくりした 直角に曲がった
かっこ〔1〕 〔幼〕下駄
かっこ〔2〕 都合
かっさ 上席、上の方(「かしら」と同義語)
がっしゃい ください
がっしょ 一生懸命(「がっしょがげ」と同義語)
がっしょがけ 一生懸命
かったらと 固太り
かったらとした 整然とした、きちんとした
がっぽがっぽ 大きくて隙間がある様(「あっぽあっぽ」と同義語)
かっぽく かっぷく(恰幅)
かっぽり(かっぽ) 女の子用の駒下駄
かっぽりさん あり地獄
かつまぎ 《名》ちょっとした外出着
かつらいし 犬ばしりの縁石
かつれる (食べ物が無くて)がつがつする
かつやま まるまげ(丸髷)
かて 硬い
かてもん 干菓子
かど
かどがふろい 付き合い先が多い
かどな 屋号
かどなん 一軒一軒、軒並み
かどもち (棟上げのときの)天地四隅に蒔く餅
かな 〔魚〕ハタ科系の魚
〜がな 〔助〕〜よ、〜が(「〜がや」と同義語)
かなーがなー 《副》相当に、なかなか
かなおや 仮縁組みの親
がながな〔1〕 恐れや寒さで震えるさま
がながな〔2〕 弱々しい字の様
かなぎ 《名》沿岸部で行う箱めがね漁(サザエ漁等)のこと、またはその舟
かなご 仮縁組みの子
かなごえ (農業用語で)金肥(きんぴ=金で買った肥料=化学肥料の意)の訓読み
かなこおり 氷柱(つらら)「さいぼ」と同意語
かなね 一向に、さっぱり
かなほ 金棒
かなもしめ 仮縁組みの娘
かならじかならじ けっしてけっして
かなわ 〔昆〕ガガンボ、カトンボ
〜かね 〜の?(疑問の意を表す終助詞。「〜かや」と同義語)
〜がね 〔助〕〜よ、〜が(「〜がや」と同義語)
かねかね 〔昆〕ヒグラシ
かねぐり 茶色に色ずいた栗
かねごえ (農業用語で)金肥(きんぴ=金で買った肥料=化学肥料の意)の訓読み(「かなごえ」と同義語)
かねこおり つらら
かねせぎ 金任せ
かねて 直角
かねにぎり 掌の筋が横に通っている手相(「ぜににぎり」と同義語)
かねもち 米粒が残っている餅
かねんば かなぶん(「かねんま」と同義語)
かねんま かなぶん
〜かの 〜の?(疑問の意を表す終助詞。「〜かや」と同義語)
〜がの 〔助〕〜よ、〜が(「〜がや」と同義語)
がばい 図体
か(っ)ぱか(っ)ぱ ごわごわ
かばち 口答え、話達者
かばちたれ〔1〕 口答えする人
かばちたれ〔2〕 よくしゃべる人
かばちたれ〔3〕 悪口を言う人
かばちをたたく(かばちをたれる)〔1〕 口答えする
かばちをたたく(かばちをたれる)〔2〕 よくしゃべる
かばちをたたく(かばちをたれる)〔3〕 悪口をいう
かびがくる カビが生える
かぶ〔1〕 血筋、一族
かぶ〔2〕 カビ(黴)
かぶた 切り株
かぶらし 喉がいがらっぽい、むずむずする
かぶらしげ 《形》粗末な、わずかな、たいしたことではない(謙譲語)
かぶる かぶりつく、大口で食いつく
かべだけ 土壁の芯にする木舞竹
かべる 被る
かまあげそば (温かい)汁ソバ
かまう〔1〕 さわる,操作する
かまう〔2〕 からかう
かまう〔3〕 造作する
かまかけ 〔昆〕カマキリ
かまかける ちょっかいをかける、挑発する、からかう、干渉する
かみげ 髪の毛
かまこ 〔昆〕カマドウマ
かまこさん 〔昆〕カマドウマ(「かまこ」と同意語)
かますつぎ 表面から切り布をあてた継ぎ物
かみしもぐゎ (田の畦を塗る時に使う)両肩が張った鍬
かみのま 客間,奧の間(「おもてのま」と同意語)
かみをつくねる (昔女が)髪を後ろに丸めて結うこと
かむ 《動》刺す
かめがら 〔植〕背負い籠の材料にする木
がめる〔1〕 非常に疲れる
がめる〔2〕 失望する、しょげる
〜かもっしぇん 〜かもしれない
〜かや 〜の?(疑問の意を表す終助詞)
〜がや 〔助〕〜よ、〜が
かやかす〔1〕 浸す
かやかす〔2〕 ひっくり返す(「かやす」と同意語)
かやく うどんや蕎麦にかける薬味
かやこぎー(かやごぎー) 茅で切った小さい傷
かやす ひっくり返す
からうめ 梅干の塩漬け
からえずき 何も出ない嘔吐
からおし 米つき用の木臼、唐臼
からかす 枯らす
からかみ
からから(くゎらくゎら) 明るく飾り気のない気性(の様)
からこ
からさお 麦などの穀物を打ち落とす道具
からさでさん 御忌祭、神等去出さん
からしのきんたま カマキリの卵(卵鞘=らんしょう)
からすおけやい 当てにならない請け合い
からすぐち 〔動〕クロヘビ(烏蛇)
からすぐちなわ 〔動〕クロヘビ(烏蛇)(「からすぐち」と同意語)
からすなえがつく 冷て手足の指が硬直し曲がらない(痙攣した場合にも使う)
からつ 陶磁器
からっから (夜明け頃の)明るくなりきった状況
からっぺ
からつもん 陶磁器(「からつ」と同意語)
からなんば 唐辛子(「なんば」と同意語)
からふる からからに乾く
からむ 束ねる、縛る
からむし 《名》赤貝の殻ごと煮
からんがら 手ぶら
がらんがらん からっぽ
からんま たづくり
がりんがりん がりがり(痩せている様)
かれうれ 《名》追塾(枯れ熟れ)
かれん(くゎれん〔1〕) (繁雑な物、場所が)綺麗
かわ 年上の奥さん
がわ 見栄、外見
かわーばんこ 交代ごうたいに
かわいげ 《形》粗末な、わずかな、たいしたことではない(謙譲語)(「かぶらしげ」と同義語)
かわいげぶーがね 愛想が悪い、素直でない
がわかた 第3者
かわきやまい 糖尿病
かわげた 川土手、川端
かわこ 河童
がわた 側面、外側
かわとんぼ 〔昆〕オハグロトンボ
かわぺら 皮、皮の表面部分
がわめぎ 他人迷惑
かん この
〜がん 〔助〕〜よ、〜が(「〜がや」と同義語)
がんが つけもの
かんがら 空き缶
かんかん 秤(はかり)
がんぎ 熊手
かんげ 《名》髪の毛
かんこ〔1〕 かなづち
かんこ〔2〕 〔幼〕たくあん漬け
かんごろ(かんころ) 時候、気候、季節
かんし〔1〕(くゎんし〔1〕) 大げさな嘘
かんし〔2〕(くゎんし〔2〕) 〔植〕木の実の一種
かんし〔3〕 あの人
かんじょがわり 不経済
がんじょする 一生懸命頑張る
かんじょばる 計算だかい
がんじょぼー 勤勉に働く人
かんじより こより
かんじる 《動》冷え込む
かんた お前
がんちゃ 川蟹(の総称)
かんちゃくる (硬い食べ物を)よく噛みくだくこと
かんちり 寒干し
かんつり 寒干し(「かんちり」と同義語)
がんつき 外見、顔立ち
かんどがわりー 歌う歌の調子がはずれていること
かんどなー 《名》上(上流・山手)隣
かんなー
がんながんなする 痩せてガリガリする
かんぱた(かっぱた) 突端
かんぱちる 乾く
がんぶがんぶ がぶがぶ
かんぺら 紙切れ
かんべん 節約
かんぼくろ 紙袋
かんまえ おまえ(目下に使う)
かんめぎ (割り木の)薪
かんもんな 重要な
がんらがんら(ぐゎんらぐゎんら) ぐらぐら
かんらん キャベツ
かんらんむし 青虫〔虫〕(キャベツにいるモンシロチョウの幼虫) 
かんわらび 〔植〕フユノハナワラビ(冬の花ワラビ)

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