【かんじょばる】
共通語 計算だかい
用例訳 あれは計算だかいことばかり 言う から ねー。
採取者 金本[東出雲]
(記録者:奥野)
共通語 形が悪い、規格外の
用例訳 もう、今年は形の悪い大根 ばかりだね。
採取者 KEN[八雲]/児玉[横田]
(記録者:奥野)
【がんじょぼー】
共通語 勤勉に働く人
用例訳 あの人はほんとうに勤勉に働く人だよね。
採取者 金本[東出雲]/目黒[木次]
(記録者:奥野)
【がばい】
共通語
用例訳 あの人は図体が大きい。
採取者 金本[東出雲]
(記録者:奥野)
【(動詞未然形等)ーか〔3〕】
共通語 (動詞未然形等)ようか
用例 さ、たべーか。
用例訳 さあ、食べようか。
解説 五段活用以外の動詞および下一段型活用の助動詞の未然形に接続する
採取者 石田[木次]
(記録者:奥野)
【かんまえ】
共通語 おまえ(目下に使う)
用例訳 おまえ、それは 違う よ。ここは こうしないと。
採取者 KEN[八雲]
(記録者:奥野)
【かんし】
共通語 あの人
用例訳 あの人は 誰だったかねぇ。
採取者 KEN[八雲]
(記録者:奥野)
【かんぱちる】
共通語 乾く
用例 雨がふらで、田やなんかい、よーね、け、かんぱちってしまっちょー がの。
用例訳 雨が降らなくて、田圃など、本当に、もう、(土が)乾いてしまってますよ。
採取者 石田[木次]
(記録者:奥野)
【かっこ】
共通語 〔幼〕下駄
用例 かっこ履いたかや。
用例訳 下駄を履いたかい。
採取者 KEN[八雲]
(記録者:奥野)
【かーえわい】
共通語 (稲の)収穫祭
用例訳 刈り 取りがすんだら収穫祭をする。
採取者 金本[東出雲]
(記録者:奥野)
【かたちらがい】
共通語 左右で違う物(を履いた場合)
用例訳 それは、スリッパを左右で違う物を履いている よ。
採取者 今岡[加茂]
【かたもて】
共通語 バランスが悪い
用例 さ、かたもてこた ね かや。も ちと、つーやい とっちょか にゃ。
用例訳 それは、バランスが悪いこと ない かい。もう 少し、釣り合いを 採っておか なくては。
採取者 今岡[加茂]
【〜かちら】
共通語 〜ただろう(断定)
用例訳 先日 あげた柿、あれ 美味かっただろうが。
採取者 hero[平田]
(記録者:奥野)
【かやす】
共通語 ひっくり返す
用例 そげね、たくさん積んだてて えけん がな。ほらみー。かやいたがな。
用例訳 そんなに、たくさん積んでは いけない よ。ほらごらん。ひっくり返したよ。
採取者 若槻[仁多]/【かやかす〔2〕】児玉[横田]
(記録者:児玉)
【からむ】
共通語 束ねる、縛る
用例訳 (割り木の)薪を束ねておいてくれ。
採取者 奥野[平田]
【かずえる】
共通語 数える
用例訳 まあ、そうだなー。しっかりと数えてみなさい。
児玉[横田]
【がしんけな】
共通語 貧しそうな
用例訳 随分貧しそうなことねー。そんなに困っているかい。
児玉[横田]
【かしらやまい】
共通語 〔卑〕精神病
用例訳 あそこ(の家)の若い人 は精神病だったそうだ ね。
KEN[八雲]
(記録者:奥野)
【かじばな】
共通語 〔植〕彼岸花、曼珠沙華
用例訳 彼岸花は彼岸になると咲くよねー。
奥野[平田]/【きつねばな】森山[湖陵]
【かしらへちる】
共通語 逆上する、血が頭にのぼる
用例 あんまー急にいわれたもん だけん、かしらへちったがな。どげーしてえー だい わからん やーな がな。
用例訳 あんまり急にいわれたもの だから、血が頭にのぼったよ。どうしていい のか 分からない ような よ。
児玉[横田]
【かじかなる】
共通語 かじかむ
用例訳 寒いー。手がかじかんでしまったよー。
金沢[松江]
【かさかき】
共通語 皮膚病にかかっている人
用例訳 あの人は皮膚病にかかっているから、そばへ行くん じゃ ない よ。
KEN[八雲]
(記録者:奥野)
【かざくそ】
共通語 (強い風が吹いた後の)雨降り
用例 きょは、け、えらい風だのー。かざくそたれーと、ちた おちー だども のー。
用例訳 今日は、もう、すごい風だねー。雨が降ると、少しは 落ちる けども ねー。
KEN[八雲]
(記録者:奥野)
【かこう】
共通語 体を大切に休養させる
用例 さみ んなったけん、無理せん やねかこっちょか っしゃい や。
用例訳 寒 くなったから、無理しない ように体を休養しておき なさい よ。
KEN[八雲]
(記録者:奥野)
【かけだし2】
共通語 (母屋などに仮屋根を付け足して作った)簡単な部屋・場所
用例訳 簡単な場所を作ってやった から、七夕飾りする のだ よ。
奥野[平田]
【かけだし1】
共通語 川や池に作った洗い場
用例訳 お婆さんは川に作った洗い場で洗濯して おられる。
奥野[平田]
【かけごし】
共通語 (座敷などへ上がらず縁などに)腰掛けること
用例 かけごし〜やなんやで、えけませんだども、はやこっちへよー なはいませ。
用例訳 (座敷などへ上がらず縁などに)腰掛けかけなんかで、いけませんけれども、早くこっちへ寄ってくださいませ。
奥野[平田]