ホーム⇒チョット気になる話⇒浄水器の必要なわけ(2/2)
浄水器は水道に接続して利用するのが一般的ですが、ポットタイプ浄水器はポットに水道水を注ぎ冷蔵庫に入れて浄水できるまで待つ、という最も簡便機能の浄水器で水道には接続しません。
以前はあまり見かけなかったのですが、最近は手軽に利用できるため、人気があります。
フィルターの交換も本体内のものを取り替えるだけで簡単ですが、浄水能力と容量が限られているので水道水を直接浄水して流す使い方は出来ません。
電気を必要とする「アルカリイオン水」、「酸性イオン水」ももちろん生成出来ません。
このタイプは水道蛇口の下に直接取り付けるもので、小型であり比較的簡単に取り付けることが出来ます。
浄水能力はそれほど高くありませんが取り付けが簡単で、ある程度までは水道水代わりに浄水が使えるので、交換カートリッジ費用を考えなければおすすめです。
フィルターの交換は本体を開く必要のあるものと、カートリッジ・タイプで取り替えが簡単に出来るものがあります。
カートリッジサイズがあまり大きくないので濾過性能があまり長続きせず、使用量にもよりますが、１ヶ月に１度の交換サイクルが必要です。
電気を必要とする「アルカリイオン水」、「酸性イオン水」は生成出来ません。
このタイプは水道蛇口あるいは水道管からパイプを通し、シンクの上に設置するタイプになり
高性能な本格的な浄水器が欲しい人にお奨めです。
電気を使いますので「アルカリイオン水」、「酸性イオン水」を生成出来ます。
設置方法によってはパイプの工事が必要な場合があります。
浄水能力は次に説明するビルトインタイプと同様、家庭用浄水器としては最も高い部類に入り、水道代わりに利用できます。
シンク上に設置するため、設置スペースの確保が必要になりますので確認が必要です。
フィルターの交換はほとんどの機種で本体を開く必要があり面倒なタイプもあります。
電気は使わないので「アルカリイオン水」、「酸性イオン水」は生成出来ません。
このタイプは設置に工事が必要となり、シンク下に設置して水道管からパイプを通しシンクに孔を空けて水栓を設置するか、
水道水と一緒に複合水栓を設置して利用します。
フィルターの交換は、機種によってシンク下にはフィルターが入った本体か、フィルターのみが設置されており、シンク下での作業が必要になるため面倒です。
浄水能力は前出の据置タイプと同様、家庭用浄水器としては最も高い部類に入り、水道代わりに利用できます。
シンク周りをすっきり保ちたい人にお奨めです。
買ってからビックリするのが、定期的に交換しなければならないカートリッジ・フィルターが、結構高額なこと。
本体価格も重要なポイントですが、浄水器は水道水をカートリッジ・フィルターを通して浄化するため、この部分を定期的に交換する必要が出てきます。
使用環境にも左右されますが、機種によって頻繁に交換する必要があるものもありますのでそのあたりも考慮が必要です。
本体価格だけではなく、定期交換部品と合わせた、トータルコストで計算することも忘れないようにしなくてはいけません。
本体が安くて設置も簡単だからと選んでしまった蛇口直結型の浄水器。
使用水量にもよりますがカートリッジの大きさから考えると、
このカートリッジは１ヶ月に１度程度のサイクルで交換しなくてはいけません。
例えばこの単純な機能の蛇口直結型で、カートリッジを１ヶ月に１度交換すると1年間のコストは・・・・・・
交換カートリッジ代5000円×12ヶ月＝6万円以上の出費となってしまいます。
イオン水などを作る浄水器には、電気を必要とするものが多くあります。
他にも、 交換用カートリッジ代、乳酸カルシュウム、PH試験液などもろもろ費用がかかります。
1年間カートリッジ（１年に1回）8000円×1回＋電気代1年間2400円＋カルシウム代(３ヶ月1回)3000円×4回など＝２万円以上の出費となります。
乳酸カルシュウム・・・・・・・・水を電気分解しやすくする(電気分解促進剤)ため入れています。
食品添加物として認められておりパン、小麦粉、めん類などに用いられています。
PH試験液・・・・・・・・・・・・初めて使用するときや、１年に１回程度、付属の専用試験紙で
PHレベルを確認するため使います。
◆朝一番の水は、飲用しないように◆
朝一番の水は、前の晩に使用した蛇口の滞留水に、細菌が繁殖している可能性があります。約一分間の放流を行い、その水は飲み水以外に使用しましょう。
２日間以上使わなかったときは２分間以上通水してから使うようにします。
◆浄水器を通した水は、早めの使用を◆
一度、浄水器に通すと塩素(殺菌剤)などを取り除いてしまうため水が変質し殺菌力が低下します。そのため、細菌が繁殖する恐れがありますので、早めに使用しましょう。
密閉状態にして、常温で１日以内、冷蔵庫で２日以内を目安にします。
浄水器をつけていても、カートリッジが汚れていると効果を発揮できません。それどころかよけいに細菌の繁殖した水が出る場合もあります。
適切な交換サイクルを守り、浄水効果を十分に保ちましょう。
交換サイクルは使用環境とタイプ別で大幅に左右されますが、一般的には据置タイプの場合で１日１５㍑使用した場合、約１２ヶ月です。
有機物の含有量や濁りの度合いによって使用期間がいちじるしく異なります。
井戸水ではカートリッジ寿命が短くなる場合があります。
