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日本列島大地震発生MAP

  日本列島地震発生MAP
〜20011年(平成23年)までに発生した地震の震源地【Wikipediaより引用】

赤丸:M7以上 青丸:死者あり 紫丸:最大震度6以上


大地震は全国で頻発している

2011年3月11日の東日本大震災は震源地が地元だったこともありすさまじい恐怖体験でしたが、大小の地震は今も相変わらず日本中あちこちで起きています。

 2021年2月13日、午後11時18分、福島県沖を震源地とする、マグニチュード7.3、最大震度6強という大きな地震が発生。 死者こそ出なかったものの、常磐道の崖が崩れ通行止めになったり、停電が相次ぎました。

平成23年まで発生した大規模地震は2ページ目以降の表で記載されているように日本中のいたるところで大変な数が発生しています。 自分が住んでいる場所では数十年に一度の大規模地震発生でも、 大規模地震は全国的にみれば数年サイクルで発生している、 という事実に改めて日本は世界でも稀な地震大国なのだな、ということを実感します。

この地震列島に住んでいる限り大地震は、「何時」、「どんな場所に」、「どんな規模で」、 発生してもおかしくない運命にあることを改めて思い知らされるばかりですが過去に大地震を事前察知できた例はありません。 せめて我々にできることは大地震備えをどうするか、ということだけのようです。


大地震の津波発生には規則性がある?

たとえば「過去の大津波」表でみると、大津波が発生する間隔はほぼ27年〜51年に一度の間で起きています。 平均するとほぼ30年に一度、という頻度で大津波が襲ってくることになりまさに「忘れたころにやってくる」のが地震と大津波ということになります。

1983年 5月26日に発生した日本海中部地震では、海岸に避難した遠足中の小学生が10メートル級の大津波に襲われ大勢の生徒が死亡するといういたましい出来事がありました。 三陸地方では「地震が起きたら海岸線から離れ一刻も早く高台へ」というのが常識ですが、 「まさか日本海で津波が起きることはない.....」 と従来から言われていたことがアダになったようです。

  2011年 3月11日の東日本大震災でも石巻の大川小学校で大勢の子供たちが川を逆流してきた大津波にのみこまれ100人近い数の生徒が死亡するという痛ましい被害がありましたが、 大津波の恐ろしさに無頓着な教師たちが適切な避難誘導を行わず地震発生から一時間近くも学校のグランドに整列させたままでいたことがこの惨劇を招きました。

たしかに大川小学校は追波湾河口から3キロ以上離れた場所に建っていますが学校のすぐそばを東北最大の大河である北上川が流れて追波湾に注いでいます。 海岸線から離れており目の前が海でない、という油断があったのも一因かもしれませんが 「津波は川を逆流して襲いかかる」という事実を教師達が知っていたら 大河のそばに建っている大川小学校の悲劇は避けられたはずで、学校でも職場でも津波に対する対処教育をより徹底させるよう社会全体で考える必要があります。

日本海中部地震や大川小学校の例でわかるのは、教師であり大人であっても大津波にたいする対処方法が身についていないと命は守れないと言うことです。 「地震がおきたら一刻も早く高台へ」ということをあらためて肝に銘じておきたいものです。


巨大地震の予知は可能なのか

東日本大震災以前は「日本ではマグニチュード(M)9の巨大地震は起きないだろう.......」、というのが地震学者の常識だったそうです。 そもそも過去に発生した大規模地震を予知できたことは一度もなく、国も2013年5月東海地震を含む南海トラフの地震について、とうとう「予知は困難」とする報告書を公表しました。

昭和40年から続いていた地震研究計画の名称も2014年から「予知」の文字はなくすそうで、やっと占いレベルの研究から脱皮し現状をありのままに伝える“身の丈にあった研究”の姿勢が強まったようです。 もちろん現状のまま指をくわえて次の巨大地震を待つ、ということはありえませんしさまざまな努力は必要ですが「がん治療」と同様まだまだ解明までには相当な時間がかかりそうですネ。


巨大地震の余震はいつくるのか

巨大地震の後に発生するといわれる「余震」については、×年後に必ずくる......などと巷間いわれますが地震予知と同様誰も断言などできないまでも過去のデータは参考になります。

  地震余震グラフ 「グラフは気象庁ホームページより抜粋しています」

やはり東日本大震災は千年に一度、などといわれるように余震回数は他を圧倒する規模と発生回数です。

2013年8月14日時点での「余震と見られるマグニチュード7.0以上の地震」 は4回発生しており、マグニチュード6.0以上だと40回近く(!!)の回数になります。(7.0以上のものは直近は2012年12月に発生......2014年3月11日時点での記録)

このさき大規模な余震がさらに起きるのか、それともこのまま収束に向かうのかは神のみぞ知ることでしょうが、地震大国日本に住むからには今後の巨大地震はいつどこに発生してもおかしくないわけで、 せめて日頃の心構えだけは忘れないようにしたいものです。


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地震対策ひと口メモ




頻発している大地震

1880年以降日本列島に発生した大規模地震を地域別にカウントしてみました。

全部を網羅しているものではなく、大まかな分類ですので参考程度としてご覧ください。

NO 発生地域 回数 備  考
@ 東北地域 47 記載した、「過去の大規模地震表」の1880年以降発生地震を色分け別にカウント。

大雑把な地域分けなので正確な資料ではありません。

内陸、遠海、日本海側、太平洋側の区別なし
A 関東地域 45
B 北海道地域 35
C 中部地域 35
D 九州地域 18
E 沖縄地域 15
F 近畿地域 11
G 中国・四国 5


過去の大津波

三陸地方は1896年6月15日の明治三陸津波以降百数十年の間に4度の大津波に襲われています。
そのたびに大きな被害がでるのは世代交代を経て記憶がうすれてしまうせいなのでしょう。

発生日 震災 備  考
1896年6月15日 明治三陸津波 遡上高38.2メートル
1933年3月3日 昭和三陸津波 遡上高綾里湾で28.7メートル
1960年5月23日 チリ地震津波 南米チリ沖で発生
2011年3月11日 東日本大震災 遡上高40メートル以上






過去の大地震 (Wikipediaより抜粋)

大地震(だいじしん、おおじしん)とはマグニチュード7以上の地震です。

また、震度7とは「それ以上ない最高の激震」を示し、 阪神淡路大震災東日本大震災を身近に体験した人でなければ、大半の日本人は震度5程度の経験が最高だと思います。

震度7は"異次元の揺れ"、で恐怖に身がすくみ、まともな行動、まともな判断などまずできません。

過去日本を震源とする地震で、マグニチュード(M)7.0以上、または最大震度6弱以上、 または死者・行方不明者1人以上、のいずれか1つ以上に該当するものをWikipediaより抜粋し年代順に並べてみました。

特に名称がない地震や名称が分からない地震については記載していませんのでWikipediaを参照ください。


818年−平安時代( - 1190年頃)、 室町時代-安土桃山時代、 江戸時代(1603年頃 - 1868年頃)、 18世紀、 19世紀、 の発生地震については本ページに記載しておりません。

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