カルバリオのイエス ZWV62
Gesù al Calvario
編成:SSAAA, soli; SATB, ch.; 2Fl.; 2Ob.; Chal.; 2Bn.; 2Vn.; Va.; B.c.
作詞:Michelangelo Boccardi
1735~1736年、宮廷楽長のハッセがドレスデンを不在にします。そのためこの時期はゼレンカが実質的な宮廷楽長の役割を果たしていました。そのため1735年の受難週にはゼレンカ作曲のこのGesù al Calvario. ZWV62が演奏されて、なかなか評判はよかったようです。
ただこの年はゼレンカにとってはあまり良い年ではなかったようです。というのはこの時期ゼレンカがドレスデンの実質的な宮廷楽長だったわけですが、どうも宮廷のイタリア人歌手とあまりそりが合わなかったらしく、仮病を使って歌うのをサボる人もいたようです。多分ゼレンカはそういう歌手たちに強いことを言うことができず、このあと体を壊したというのももしかしたらこのへんの心労があったからなのしれません。
そのへんはともかく、この作品は後期のゼレンカのギャラント風への挑戦の過程を示す作品としてかなり興味深いところがあります。
ゼレンカの紹介のところでも触れましたが、彼はハイニッヒェンの没後、宮廷楽長を希望しはじめたころから、当世のイタリアオペラ風の作風を取り入れ始めます。宮廷楽長に関しては残念ながらなることはできませんでしたが、作品へのギャラント風要素の導入はその後もずっと続けていました。これはその過渡期の作品になりますが、筆者はわりともう上手になっているような気がしますがどうでしょうか?
- 2016年現在ではここに関連した重要な作品、8 Italian Arias ZWV176(1733年)、Gesù al Calvario. ZWV62(1735年)、I Penitenti al sepolcro del Redentore. ZWV63(1736年)、Serenata: Il Diamante ZWV177(1737年)の録音がほぼ出そろっています。これを順番に聴くと、確かにゼレンカが新しいスタイルの音楽を取り入れていってる感じが彷彿として、なかなか興味深いところです。
この作品ですが、タイトルの通りキリストの受難の場面をストレートに表現したものです。カルバリオの丘とはキリストが磔にされた丘のラテン名で、ゴルゴタの丘といった方が有名でしょうか。
物語はその場にいた三人のマリア(聖母マリア、マグダラのマリア、クレオファのマリア)と福音史家の聖ヨセフ、それにイエス本人によるイタリア語の会話劇です。テキストはBoccardiという人が書いたもので、多分宮廷詩人のような人だったのでしょう。当時のカトリックの受難オラトリオは、バッハなどのプロテスタントの受難曲とは異なって聖書をまんま読むのではなく、このように独自に翻案された物語が上演されたようです。
- ちなみに「クレオファのマリア」というのは、他の二人のマリアと違って福音書でもここにだけでてくる人物で特別な事績はないようなですが、こんな感じで受難の作品にはよく出て来るようです。
さて、この物語を読んでみて興味深いところは、登場人物たちがほとんど最後まで非常に人間臭い反応をしているところでしょうか。
聖母マリアは十字架につけられた息子を見て終始嘆き悲しみ続けます。クレオファのマリアは罪人は自分なのだから代わりに私に罰を与えてくださいと祈ります。マグダラのマリアは、あんなイスラエル人たちに哀れみなど与えず、とっとと罰してくださいと憤ります。
キリスト本人は自らの死によって人々が救われるからだとは分かっているようなのですが、福音史家の聖ヨハネも目の前で起こっていることには最後まで納得がいかない風情です。
キリスト教的には罪なき人がこうして犠牲になることで全人類が救済されるというところが重要なのでしょうが、その部分は最後のヨハネのレチタティーボと終結合唱でさらりと流されています。
このあたりは要するにこれは娯楽作品だったからだと言えます。当時オペラは宮廷人にとっての最大の娯楽でしたが、受難週にはさすがにそういったものを上演するのは不敬であるということで、こういった“受難オラトリオ”が上演されていました。しかし結局それは多分、オペラの代わりに仕方なく、といった気分だったと思います。
そこで作品も難しいお説教ではなく、キリストの受難を見て嘆き悲しむマリア達の心情を歌い上げたものというような物になったのでしょう。
そしてその物語につけられたゼレンカの音楽には、まさにそこにいた人々の悲しみや怒り、戸惑いといったものが、最初のシオンの乙女たちの合唱から始まって、各登場人物のアリアだけでなくレチタティーボに至るまで見事に表現されています。
それを聞けばゼレンカは宗教曲だけでなく、このような人間的テーマを取り扱っても非凡な才能を示しているのは間違いありません―――というかむしろ、元々ゼレンカという人はそもそもそういった情感の扱いに長けていて、彼の作った宗教音楽にそれがあふれ出ているから、今私たちの心を打っているのではないかとも思います。
- ところでこの作品、2001年くらいに録音が出ていたのですが、そのCD(45)のライナーノートにはドイツ語の訳詞しか乗ってなくて翻訳を断念していたのを、最近Googleの機械翻訳を駆使して何とかしたものです。そのへんの顛末はこの章の最後の方に……
登場人物 | |
---|---|
イエス・キリスト | アルト |
聖母マリア | ソプラノ。イエスの母親のマリア。 |
マグダラのマリア | ソプラノ。福音書内で何度も登場する。かつては娼婦であった罪の女とも呼ばれる。 |
クレオファのマリア | アルト。聖書の中ではこの受難のシーンだけに名前だけ登場する。クロパの妻マリアとも。 |
聖ヨハネ | アルト。福音史家。ヨハネによる福音書を書いたと言われる。 |
歌詞対訳
1. Introduzione | 1. イントロダクション |
2. Recitativo: | 2. レチタティーボ: |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
O figlie di Sionne, | おお、シオンの娘たち、 |
voi, che meste seguite | 悲しみに満ちて |
i passi miei: | 私に従ってきたものたちよ。 |
Dite mie care, | 親愛なる人に告げてください |
dite voi che vedete | あなたの見たことを語ってください |
in tante pene | 激しい苦痛に |
avvolto il Signor vostro, | あなたの主である |
il mio bel figlio: | 私の美しい息子が苛まれています: |
Oh Dio! Dite vedeste mai | ああ、神様! あなたが今までに見た中で |
un tormento maggior | 最もつらく苦しいものが |
del dolor mio? | 私の悲しみだと言ってくださいますか? |
3. Coro: | 3. 合唱: |
--- Figlie di Sionne: | --- シオンの娘たち: |
Misera Madre, | 哀れな母が |
ecco, sen viene | ここにいる |
Gesù languente | 主イエスは衰弱し |
fra le catene | 鎖につながれて |
e i passi al monte | 山への階段を |
drizzando và. | 上っていく。 |
Cinta di spine | 茨の冠が |
la bella fronte | 美しい顔の上に |
dal pondo atroce | 酷く重たい |
della sua croce | 十字架を担い |
Ahi I' innocente | ああ、罪なき者が |
già opresso sta. | 疵付けられてしまった。 |
4. Recitativo: | 4. レチタティーボ: |
--- San Giovanni: | --- 聖ヨハネ: |
Fiero dolor mortale | 死ぬほどの嘆きがわき起こり |
con simpatia d'amore | 愛の共感とともに |
le sue agonie mi fà | その苦しみは私を |
piombar nel core. | 心の底までうち沈める。 |
Ahi! perchè non posso io, | おお、どうして私にはできない? |
popolo ingrato e rio! | 恩知らずで邪悪な人々より |
sollevar di sue spalle | 彼の肩から |
il giogo atroce! | 酷いくびきを取り去ることを。 |
Giogo! che sul suo dorso | くびき。その背にあって |
an fabricato i peccatori, e tutti! | すべての罪人の証となるもの。 |
sopra di lui l'iniquità | その肩の上に |
di ei porta. | 彼が背負っているもの。 |
Ahi! che veggo soccombe | おお!私の見たものは |
un altra volta il mio Signor | わが主が初めて犯した |
sùl pondo troppo ingiusto | 不公正きわまりない |
e crudel della sua croce. | 残酷な十字架。 |
Or ch' esanime e lasso | もう疲れ果てているのに |
il suo bon Dio | わが良き主は |
mira volgere il passo, | 歩みを続けている。 |
il pertinace mondo ancor | 頑なな世界を壊してしまうような |
non frange l'ostinato suo cor | 冷徹な心はないのだろうか |
a tanto amore? | 愛してやるのではなく? |
No, non v'è fede nel mondo. | そう。世界に信仰はない。 |
O pure l'uom | 人々は |
a di macigno il core. | 石の心を持っているのだ。 |
5. Aria: | 5. アリア: |
--- San Giovanni: | --- 聖ヨハネ: |
Se in te fosse viva fede, | あなたが信仰の中で生きていたならば、 |
al veder d'un Dio le pene, | 神の苦しみを見たがゆえに、 |
peccator saresti santo. | 罪人は聖人となるだろう。 |
Ma si pecca e non si crede, | しかしそれを信じないことは罪であり、 |
che si perda un sommo bene, | 私たちは最高のものを失い、 |
e il peccar l'offenda tanto. | その罪はあなたがたを深く傷つける。 |
6. Recitativo: | 6. レチタティーボ: |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Madre! Figlio! | 母よ! 子よ! |
Siam giunti al fatai loco | われらは運命の場所に至った |
dove amor olocausto | 死はどこにあったのか |
e sacerdote quest'oggi adempia | 今日土に還り |
il grande sacrificio cruento, | 偉大な血の犠牲により |
e solva il patto | 契約が行われる |
sul banco de la croce, | それは人類の救済なのだ。 |
col sangue mio, | 十字架と |
del l'uman riscatto. | 私の血で購うことで。 |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
Dunque nascesti, o Figlio, | そのために生まれたのですか?わが息子よ。 |
a viver sempre | このような人生を生きるために |
fra pene e giù affanni e tali? | 苦痛と悲しみに満ちあふれて。 |
Son del viver tuo le tempre, | そんなあなたの命の証を |
che più misero ancor morir ti vegga. | いま私は悲しげに見守っています。 |
Una misera madre | この哀れな母親には |
senza ottener pietà | 慈悲を与えてもらえないのですか? |
da tuo gran Padre? | 偉大なる父からは。 |
O decreto fatai | ああ、なんと破滅的な定め |
di amor tiranno. | そんな愛は暴虐です。 |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Tregua, tregua | 終われ、終われ |
o Madre al tuo affanno. | ああ、母の悲しみよ |
Tergi, tergi | 乾け、乾け |
dal pianto il ciglio; | 涙はその目より。 |
nelle sue pene | 彼女が悲しんでいては |
Amor non voi consiglio. | 愛は成就しない。 |
7. Aria: | 7. アリア: |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
Ah, se tu costi tanto amor | おお、あなたがそれほどまでに |
di sangue e pianto | 血と涙を愛するのなら |
sei pur tiranno a un cor, | あなたの心は暴君のようです |
sei pur ingiusto amor, | あなたの愛は不当です |
sei pur spietato. | あなたは無慈悲です |
Che tirannia d'amore | 暴力的な愛 |
soffrir tanto dolore; | そんな痛みを与え |
amar chi amor non à, | 愛していない者を愛し |
penar per l'empietà | 邪悪な苦しみを与えるための |
d'un core ingrato. | 恩を知らない心なのです |
8. Recitativo: | 8. レチタティーボ: |
--- San Giovanni: | --- 聖ヨハネ: |
Tanto amor che ti giova | そのような愛のどこが良いのです? |
o mio Signor! | おお、わが主よ! |
con chi t'offende ogn'ora. | あなたを侮辱する人にいつも |
Ah! che più giusto fora | あなたはよりよくしようとする。 |
d'ira e vendetta armato | 怒り、復讐してください! |
l'empietà depunir | 邪悪を罰してください |
d'un mondo ingrato. | 恩知らずな世界に対して。 |
Troppo avvezzo è Israelle | イスラエル人は増長して |
a la clemenza e pertinace, | 相変わらずあなたが慈悲深い |
crede, o, che il suo Dio | 彼らの神だと思っているようだ |
non sei, o non quel desso | だがそうではない。 |
che del vecchio delitto | かつての犯した罪のために |
già in Sodoma punilla | ソドムとエジプトで |
ed in Egitto. | 罰せられたではないか。 |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Io non venni, Giovanni, | 私はそのために来たのではない。ヨハネよ。 |
al basso mondo | 世界を統べるためでも |
per intendar del peccator la morte, | 罪人に死をもたらすためでも |
ma affin che | そんなためではなく |
si converta e sempre viva. | 永遠の生命を与えるためなのだ。 |
--- San Giovanni: | --- 聖ヨハネ: |
Ma quando più ostinato | しかし彼らがこれほどまでに頑なならば |
all'amor tuo resiste | あなたのそのような愛をもってしても |
in sua rovina? | 破滅は免れ得ないのではありませんか? |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Pena per lui bastante | 十分に価値はあるのだ |
e il suo peccato; | 彼らの罪をあがなうには; |
ma verme s'avvicina | しかしもう近づいてきている |
la turba armata. | 武装した群衆達が。 |
Addio! Giovanni, addio! | さらば、ヨハネよ。さらば |
Diletta, diletta Genitrice. | 私の母を愛し、世話をしてほしい。 |
in questi amplessi prendete, o cari, | この抱擁は、最も価値のある |
un pegno del piu dolce amor mio. | 私の最も深い愛の誓い。 |
Armati di costanza, | 忍耐をもって武装し、 |
o cara madre, | ああ、愛する母よ、 |
lascarti è duopo, | 私はあなたから離れなければならない。 |
ed ubidir al Padre. | そして私の父に従うのだ。 |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
Turba crudel t'arresta, | 酷い群衆達よ |
il mio figlio è innocente. | 私の息子は無実です。 |
Io la rea sono, | 私が罪人であり |
io la vittima ancora! | その犠牲になりましょう! |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Non t'affanar di piu! | 恐れてはならない! |
La legge è questa: | これが定めなのだ: |
Il reo si salvi, | 罪人が救われるために |
e l'innocente mora. | 無実の人が死ぬことが。 |
--- San Giovanni: | --- 聖ヨハネ: |
Io levar non posso | 私は納得できない |
cosi barbari oltraggi; | そのような恐ろしい不公正を。 |
questa legge, o Signor! | わが主よ。その定めは |
troppo è severa: | 厳しすぎませんか? |
L'innocente si salvi, | 無実の者は助けられ |
e il mondo pera. | 世界こそが罰せられるべきなのです。 |
9. Aria: | 9. アリア: |
--- San Giovanni: | --- 聖ヨハネ: |
A che riserbano | ああ、どうして天は |
i cieli i fulmini, | 雷光を手にして |
che non li vibrano | それを投げ落とさないのだ? |
a l'empietà. | その不信心者たちに? |
Di madre misera, | その哀れな母親に |
gran Dio, le lagrime | 大いなる神よ、彼女の涙に対して |
da te dimandano, | 送ってほしい |
qualche pietà. | ささやかな思いやりを。 |
10. Recitativo: | 10. レチタティーボ: |
--- Maria Maddalena: | --- マグダラのマリア: |
Ed io, Signor, | わが主よ、 |
che tanto misera me t'offesi! | あなたを怒らせてしまって悲しいです |
Impunita n'andrò nel mio perdono? | 私は自分の罰を免れることができますか? |
--- Maria Cleofe: | --- クレオファのマリア: |
Ah no! turbe spietate, | 違うのです。無慈悲な人々よ、 |
no, per pietà! vi fermate, | 違うのです。哀れみなき人々よ、 |
io l'empia sono, | 罪人は私なのです。 |
in me volgete l'ire; | 私に対して怒りを向けてください。 |
parla al favor. | 穏やかに話してください |
La legge del'innocente e solo | その人は無実であり |
chi colpevole fu deve morire. | 罪ある者だけが死ぬべきなのです。 |
11. Aria: | 11. アリア: |
--- Maria Cleofe: | --- クレオファのマリア: |
Si la morte | 確かなる死 |
è la mia pena, | それが私の罰 |
io son la rea, | 私が罪人であり |
Gesù è innocente! | イエスは無実です |
Pietosa gente, | 慈悲深い人よ |
la morte a me! | 私に死を与えてください |
Perchè più forte | なぜそれほどまでに |
non m' ange e svena | 私に負担はなく |
il dolor mio? | 痛みにも苛まれないのですか? |
Perchè mio Dio | なぜですか? わが神よ |
con me si buono? | 私にそんなに良くしてくれるのは。 |
S'io quella sono | もし私が |
che fu ribelle | そのような背教者ならば |
tutto Israelle | すべてのイスラエル人が |
s'avventi a me. | 私の敵なのに。 |
12. Recitativo: | 12. レチタティーボ: |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Smanie di dolci affetti | 深い感情の混乱に |
aquetatevi omai! | 気をつけなさい。 |
Bastan due stille | そこには二滴のしずくのような |
di dolenti pupille, | 痛みに満ちた眼差しがある |
A purgar ogni colpa | すべての罪を取り除き |
e Dio è contento, | 神が満足するそのときとは |
quando nasce dal cor | 人々の心に |
il pentimento. | 悔い改めの気持ちが生まれたときである。 |
13. Aria: | 13. アリア: |
--- GESÙ: | --- イエス: |
S'una sol lagrima | 一筋の涙が |
di pentimento | 悔い改めのために |
mi desser tutti | 流されることで |
di cor pentito, | 私は心に思う。 |
quanto contento | なんと幸せに |
io morirei. | 死んでいけるのだろうと。 |
Se amante ogn' anima | 全ての魂を愛す |
nel uom contrito | 悔い改めた人々の魂を |
mi desser un solo | ただ一つの |
segno d'amore, | 愛の証 |
tutto il gran duolo, | さすれば大いなる痛みは |
che m'ange il core | 私の心の中のそれは |
sciolto vedrei. | 消え去っていくだろう。 |
14. Coro di Giudei | 14. ユダヤ人の合唱 |
Si crocifigga il Nazareno | 十字架にかけられたナザレ人 |
che d'ardir pieno | 傲慢さに囚われ |
ribelle a Cesare, | 皇帝に刃向かった |
di Giuda chiamasi il vero Rè. | ユダヤの真の王 |
E poi a eterna | そしてそれは永遠に |
memoria incidasi | 刻み込まれる |
il falso titulo | 間違ったレッテル |
per cui si cerna | 本当はこう言われるべきだった |
che tal non è. | 彼はそうではなかったと |
15. Recitativo: | 15. レチタティーボ |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
Spasimi del cor mio, | 私の心をかき乱し |
pietosi alfin tiranni, | 思いやりを見せ |
soccomber mi lasciate al mio dolore. | その痛みに屈服させようとする。 |
Resister più non posso | 私にはもう耐えられません |
a l'agonie d'un sempre | その死の苦しみが |
vivo e paziente amore. | 永遠の愛の名のもとに与えられることには。 |
Ma qual scena d'ogn'altra | もうこの光景には |
ancora peggiore. | 目も当てられません。 |
Soffre a miei lumi, o Dio, | どんな責め苦なのですか。ああ神よ。 |
spogliato il mio bel figlio, | 愛しい息子が裸にされ |
su duro infame legno | 十字架を引きずって |
a strascinar vegg'io | 山を這い上っていく姿を見せられるというのは。 |
popolo indegno. | 邪な人々に強いられて。 |
--- San Giovanni: | --- 聖ヨハネ: |
Mostri d'inquietà | 汚名の怪物、 |
furie d'abisso, | 地獄の憤怒、 |
cosi s'oltraggia | そしてあなたは報われる |
il Signor vostro e mio. | あなたと私の主に。 |
--- Maria Maddalena: | --- マグダラのマリア: |
Come il soffrite cieli | どうやって天国にいけるのです |
che in mezzo al due ladron | 二人の泥棒の間にいる |
si a croce fisso. | 十字架上の彼が。 |
--- Maria Cleofe: | --- クレオファのマリア: |
Fra due ladroni | 二人の強盗の間にですよ |
il mio Signor? | 主よ? |
--- San Giovanni: | --- 聖ヨハネ: |
Aita! Non vi bastò | おお!それでもあなた方は満足しなかった。 |
crudeli d'averlo | 残虐な強盗の |
gia proposto | 処刑を提案されたというのに |
a un Barabasso! | バラバという! |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
Da quai pungenti chiodi | けたたましく釘が |
traffiger mai veggio | 打ち込まれている |
le mani e i piedi. | その手や足に |
Ogni colpo crude!, | すべての残酷な打撃が |
che il crocifige | 彼を十字架につけた者が |
mi fere l'alma | 魂を傷つけ |
e il core mi trafigge! | 私の心を刺し貫く。 |
--- Maria Maddalena: | --- マグダラのマリア: |
Sagre membra adorate, | 聖なる選ばれた人々よ |
che si pietose ogn'ora, | あなたが常に思いやっておられる者達が |
voi vi stendeste | 与えているのです |
al peccator dolente. | 主の苦しみを! |
E perchè mai, | そしてなぜ |
perchè lasciate neghittosi | どうしてあなたは空しく立っているのです? |
nel ciel i vostri fulmini, | 天空の雷撃で |
che non punite | なぜあなたは罰っさないのですか? |
lostinata gente, | その頑固な人々を、 |
che si v'oltraggia? | それであなたは報われるのですか? |
Ah! in questo ceder dovria | ああそれは与えられなければならなかった |
la troppo umanità paziente; | あまりにも愚かな人類に。 |
e rivestendo il suo divin potere, | それは神によって示され |
Armar tutte a lor danni | 彼らの懲罰を引き起こし |
l'ire del ciel | 未知なる天の激怒は |
più paventose e fiere. | 何よりも恐ろしすぎる |
16. Aria: | 16. アリア: |
--- Maria Maddalena: | --- マグダラのマリア: |
Se ingrato e ribelle | 恩知らずで手に負えない |
t'offende lsraelle, | 無礼なイスラエル、 |
lascia la tua pietà | 哀れむのをやめなさい |
cessa d'amar chi è ingrato | 恩知らずな者を愛するのを止めなさい |
usa la crudeltà | 残酷さを示しなさい |
con chi è crudele. | 残酷なる者達には。 |
Che giova, mio Dio, | 何が良いのですか、神よ、 |
per chi non lo sente | 分からない人々のために |
amor si clemente; | 愛が寛容であるということを; |
deh cessa esser pio, | ああ、哀れむことをやめて、 |
deh cangia l'amore | ああ、愛するのをやめて |
in tanto furore | 激しい怒りをもって |
e con chi t'è infedele. | あなたに不誠実な彼らに対してください。 |
17. Recitativo: | 17. レチタティーボ |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Alzate pur il gran trofeo | 偉大な勝利がわき起こる |
d'un paziente amor, | 永遠の愛によって、 |
misere turbe. | 惨めな人たちに。 |
L'innocente si specchi | 罪のないものはそれで認められ |
e si consoli. | そして自身を慰める。 |
V'affisi il guardo e tremi! | 彼らはそれを見て震えた |
Il pertinace reo | 頑なな罪人達が。 |
che non s'arrende, | それは重要ではないのだ。 |
e tanto sangue sparso | 彼らの血が |
inutil rende. | 無駄に流されることは。 |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
O figlio! O vista! | 我が子よ。何という光景 |
O crudeltade! O pena! | なんてひどい、ああ、痛ましい! |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Arder mi sento al core, | 私の胸で燃えている、 |
tutto di foco | 大変激しい炎が、 |
un sitibondo ardore. | 私は激しく渇く。 |
--- Maria Maddalena: | --- マグダラのマリア: |
Il mio Signor à sete. | わが主は渇いている。 |
--- Maria Cleofe: | --- クレオファのマリア: |
Ma qual bevanda, o Dio, | しかしどんな飲み物なら、神よ、 |
voi gli porgete? | 十分なのですか? |
--- San Giovanni: | --- 聖ヨハネ: |
Fermate o ciechi | 目を閉じなさい |
egli arde sitibondo | 彼は苦しんでいる |
d'una sete salubre | その渇きは救いをもたらすのだ |
a tutto il mondo. | このすべての世界の。 |
--- Maria Maddalena: | --- マグダラのマリア: |
E il popolo crudele | 残酷な人々が、 |
indiscreto | 無情にも |
gli porge aceto e fiele. | 彼に酸っぱい葡萄酒を与えます。 |
--- GESÙ: | --- イエス: |
O Dio gia opressa sento | ああ、神よ。私は知りました |
la frate umanità | このはかない命 |
dal fier tormento. | ひどい苦悩に満ちあふれた。 |
Eterno Padre, mio Signor e Dio, | 永遠の父、わが主、神よ |
perchè mi abbandonasti? | どうして私をお見捨てになったのですか? |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
Non ai piu strali amor, | あなたがたには愛がありません。 |
non ai piu pene, | あなたがたには思いやりがありません。 |
o tiranna empietà. | なんと暴虐的で残酷な人たちでしょう。 |
Par mi che basti | もう十分ではありませんか。 |
questo crude! trionfo | この血まみれの勝利。 |
a lostinata tua perfidia, | あなた方の頑固な怒り。 |
o Sionne. | ああ、シオンの民よ。 |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Ecco donna il tuo figlio! | 女よ、あなたの息子を見なさい。 |
Ecco figlio tua madre! | あなたの母の子を見なさい。 |
--- Maria Vergine / San Giovanni: | --- 聖母マリア/聖ヨハネ: |
O voce! O amore! | ああ、その声! ああ、その愛! |
--- Maria Maddalena/Maria Cleofa | --- マグダラ/クレオファのマリア: |
Tanto tu ascolti | あなたはこれを聞きました、 |
e non ti spezzi, o core? | だからもう心を痛めることはないでしょう。 |
18. Duetto: | 18. デュエット: |
--- Maria Maddalena/Maria Cleofe: | --- マグダラ/クレオファのマリア: |
Santo amor, | 聖なる愛 |
che tanto peni, | それはあなたをひどく傷つけました。 |
deh m'accendi. | ああ、なんと腹立たしい。 |
Rio dolor, | なんと痛ましい。 |
che non mi sveni, | 私が不滅であることを |
che pretendi, | それをあなたは望んだのです。 |
or che sangue | なのに甚だしく流れだした |
in mar di sangue | 血の大海の中が |
va languendo il mio Gesù. | 今の主イエスのいる場所なのです。 |
Ache fai, | 何をしているのですか? |
se soffri tanto | そんなに苦しんでいて、 |
mio Gesù | 私の主イエス様、 |
per colpa mia? | 私の罪のせいで。 |
Se peccai or | もしできることなら |
nell mio pianto, | 私は私の涙をもって |
laverò | 洗い流すでしょう。 |
la colpa ria. | 私の重い間違いを。 |
E dirò | そして私は言うでしょう。 |
tutta dolore | 私の深い痛みの中で、 |
mio Gesù, | 私の主イエス様、 |
mio dolce amore, | 私の愛する人よ。 |
non peccherò, | 私はもう嘆きません |
no, non mai più. | これ以上はもう。 |
19. Recitativo: | 19. レチタティーボ |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Vinto da tanto amor | かような愛ゆえに |
l'antiche offese | 私は古い約定を |
io spargendo | 忘れるために |
d'oblio degne allor | そしてあなた方に役立つように |
vi farò del sangue mio. | 私の血を流したい。 |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
lsraelle, che fai, | イスラエル人よ、何をしているのです? |
popolo ingrato, o Dio! | 不誠実な人々よ、ああ神様。 |
perchè non cangi, | なぜあなた方は行こうとしないのです? |
perchè non ti converti | なぜあなた方は変わろうとしないのです? |
al tuo Signore? | あなたの主の方に。 |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Perdona, o mio gran Padre, | お許しください。わが偉大な父よ。 |
o Dio immortale, | おお、不滅の神よ |
perdona a questo popolo cieco | この盲目の人々をお許しください |
che non sa quelche fassi ! | 何をしているか分からない人々を。 |
--- Maria Vergine/Maddalena/Cleofe/San Giovanni: | --- 聖母/マグダラ/クレオファのマリア/聖ヨハネ: |
O Clemenza! O pietà! | ああ、善と同情、 |
che non à eguale! | それは同じものではない! |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Gia s'affretta | そのときは近づいている。 |
il fatai momento estremo | 運命的な、最後の瞬間が。 |
in cui s'adempia | そのとき |
il sagrificio appieno. | 犠牲は全うされるであろう。 |
Padre e Signor | 父、そして主よ |
omnipotente e pio! | 全能で優しいお方よ。 |
nelle tue sante mani | あなたの聖なる手の中で |
io ricommando | 私は告げた。 |
con ultimo sospir | 私の最後の息吹で |
lo spirto mio. | 私の思いを。 |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
Ahi! soccombe al rigor | ああ、なんとひどいことでしょうか。 |
delle sue agonie | その苦しみ |
languendo il figlio mio, | 私の息子が死んでいきます。 |
l'estremo sfogo | 激しい苦悶と |
del barbaro martiro | 酷い殉難の中で |
io ne intesi scopiar | 崩れ落ちていきました。 |
in quel sospiro. | ため息とともに。 |
Ahi che pur troppo | ああ、あまりにもひどい |
dal dolor oppresso | 痛みに苛まれながら |
esanime spirasti, | 息を引き取った |
o figlio amato. | 愛する息子よ。 |
--- GESÙ: | --- イエス: |
Si, si Madre, | 母よ |
il sagrificio e consumato. | 犠牲はなされたのだ。 |
--- San Giovanni: | --- 聖ヨハネ: |
A che piegando | なぜ傾けている |
il capo sagrosanto | その聖なる頭を |
spoglio si fè di morte, | 死の餌食になったのか |
il Dio di vita. | 命の神が? |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
E perchè non posso io | どうして私にはできないのでしょう? |
con tanto pianto | たくさんの涙と |
tutto il sangue, | 全ての血 |
che resta spremer | それなら私の中にあるのに |
da questo core | 私の心臓から |
vittima delaltrui | 犠牲として |
del mio dolore. | 私の痛みとともに捧げられないのでしょうか? |
20. Aria: | 20. アリア: |
--- Maria Vergine: | --- 聖母マリア: |
Che fiero martire | なんとひどい苦しみ |
d'un anima affiitta | 傷ついた魂 |
bramar di morire, | 死なせてください |
morir di dolore | 痛みで死んでしまいます |
e pur dover vivere | 生きていたとしても |
per solo penar. | 苦しむだけですから。 |
Che barbaro sorte, | なんと苦い運命 |
che nuovo tormento, | その新たな苦痛 |
sentirsi | 刺し貫かれ |
trafitta | その身で感じている |
nel' alma e nel core, | 魂と心臓で |
più fiero di morte, | 死よりももっと悪いことは |
soffrir quel ch'io sento | 私の見ている苦しみとともに |
e in vita restar | 生き続けること |
21. Recitativo: | 21. レチタティーボ |
--- San Giovanni: | --- 聖ヨハネ: |
Ma di tragica scena | しかし暗闇の中で |
al tetro aspetto inorridisce | その光景に憤るだろう |
il cielo e la natura. | 空と大地は |
Squarciato al tempio il velo, | 寺院の垂れ幕が裂け |
Trema la terra tutta, | 大地は振動し |
e il sol s'oscura. | 太陽は暗くなる |
Concavi specchi e cavernosi | そして山の火口から |
monti forman eccho, | 響き渡る |
Lugubre al tetro suono. | 恐ろしい雷鳴 |
Da spaventoso tuono | 岩や石が震え |
scosse le rupi e i sassi | そのような轟音が |
al' orrendo fragor. | むごたらしい泣き声とともに |
D'urli feroci si scatenano | 風が、伝える |
i venti, e per ondose foci | 波打つような囁きを |
vanno confusi e misti gli elementi. | 混乱した精霊の |
Tutto reca spavento | 全てが恐怖し |
e tutto è orrore. | 全ては戦慄した。 |
E sol nel uom | そこでただ一人の男だけが |
non si riscuote il core. | その心を動かさない。 |
Ah! correte al sacro fonte, | ああ、聖なる泉に急ぎなさい |
anime sozze e immonde; | 穢れた罪深い魂よ |
affrettatevi agnelle se | あなたを子羊に向けて開き |
fameliche siete e sitibonde, | あなたが空腹で渇いているときに |
il buon pastor vi chiama | 良き羊飼いがあなたに告げる |
al monte. | 山へ向かえと。 |
22. CORO | 22. 合唱 |
Questo è il monte salutare, | ここは祝福の山 |
dove pasce il buon pastore, | 良き羊飼いが葡萄畑を作るところ |
questo è il sacro vivo altare, | それは聖なる生ける祭壇 |
che d'amor v'accenderà. | あなたを愛にて奮い立たせるもの |
Qui ti chiama il pastorello | この地で羊飼いがあなたに告げる |
agneletta già smarrita; | 一度失った子羊を |
Qui t'invita il sacro agnello, | ここで聖なる子羊が招いている |
che di se ti pascerà. | 彼の体とともにあなたを養うために |
Gesù al Calvario. ZWV62翻訳の顛末
ゼレンカの作品のわりと重要な部分を占めるオラトリオ系の作品なんですが、以前の「バロックと古典派」の分析からも、この手の音楽を嗜むためには歌詞の理解が必須になってきます。
しかし最近は国内盤のCDなんて出てくる気配もなく、対訳を入手するなんてほぼ不可能です。そこで仕方なく自前で対訳を作成して公開したのが、数年前に作った曲目解説のオラトリオの章だったりします。
ところがそこで困ったのがこのZWV62でした。というのが、このCD(45)そのものは2001年くらいには出ていたのですが、そのライナーノートにはイタリア語からドイツ語への対訳しか書いておらず、確かドイツ語は第二外国語で取った気もしますが、完全に忘却の彼方です。ということでそのときは対訳作成を断念していたわけです。
ところが最近(2016年)になって、Goolgle先生の機械翻訳が結構マシになってきたという話を聞きました。そこでもしかして……と思ってやってみたわけですが……
2. Recitativo: | 2. レチタティーボ: |
O figlie di Sionne, | シオンの娘たち、 |
voi, che meste seguite | 悲しい続きます |
i passi miei: | 私の手順を実行します。 |
Dite mie care, | 私の愛するを教え、 |
dite voi che vedete | あなたはあなたが見ることを言います |
in tante pene | 非常に多くの痛みで |
avvolto il Signor vostro, | あなたのマスターを包み、 |
il mio bel figlio: | 私の美しい息子: |
Oh Dio! Dite vedeste mai | 神ああ!あなたが今まで見たこと |
un tormento maggior | 最も苦痛 |
del dolor mio? | 私の悲しみの? |
3. Coro: Figlie di Sionne | 3. 合唱:シオンの娘たち: |
Misera Madre, | 惨めな母、 |
ecco, sen viene | ここでは、SENがあります |
Gesù languente | イエスの感傷的な |
fra le catene | 鎖間 |
e i passi al monte | 山へのステップ |
drizzando và. | perking行きます。 |
Cinta di spine | いばらの壁 |
la bella fronte | 美貌 |
dal pondo atroce | 凶悪ポンド語によって |
della sua croce | 自分の十字架 |
Ahi I' innocente | AHI「無実 |
già opresso sta. | opressoすでにあります。 |
―――このへんで頭痛がしてきました。
しかもそのあとも例えば pene という言葉があって、これは文脈からどうも痛みとか悲しみみたいな感じかなと思われるんですが、それをずっと PENIS(もちろんアレのことです)と訳してくれたりとか―――やっぱだめかあと思ったわけです。
ところがそこでふっと、機械翻訳はインド・ヨーロッパ語族間の方が正確なはずだから、それなら一度英語に訳して、それを自前で訳した方が上手くいくのではということに思い当たったわけです。
そこでやってみたら今度はかなり上手くいったのですが、それでもこのイタリア語は18世紀前半の、日本では江戸時代に当たる時代に書かれた半分古語といっていいような物でもあるので、やっぱり訳が分からないところは分かりません。
しかし、ここでドイツ語対訳が役に立ちました。こちらの方は現代のドイツ人に分かりやすく訳されているようなので、これだとかなり意味の通る英語になってくれたのです。
ということで上記翻訳はおおむね、元のイタリア語歌詞→ドイツ語→英語に機械翻訳→日本語といったプロセスを経て生まれたものです。
しかももちろん全てが上手くいったわけでもありません。そこで何かよく分からないところは、ほとんど文脈から創作じみたことをしてるところもあります(というか、受験英語の答案で分からなければ創作してでも埋めておけと言われたもんで……)
―――ということで、これまでのオラトリオテキストの翻訳もいい加減ですが、これはさらに輪をかけていい加減だということを念頭にお読みくださいw
- なお、Google翻訳はどうもリアルタイムに進歩し続けてるようで、今やってみたら上記の pene はまともな訳が出てきました。もしこの調子で進歩してくれれば、もう何年かで何とかなるレベルになってくれるんでしょうか?