連理の枝と比翼の鳥 結婚式の挨拶

結婚式の披露宴のスピーチ・挨拶で引き合いに出される連理の枝

貴船神社 奥宮境内の連理の杉

奥宮境内には、連理の杉というのがあります。「連理とは、別々の木が重なって一つになる意で、夫婦、男女の仲睦まじいことをいう。この神木は杉と楓が和合したもので、非常に珍しい。」と書いてあります。
連理の杉 看板 連理の杉 連理の杉は、長恨歌の連理の枝が由来です。

連理の枝。貴船神社の相生の大杉

相生の杉 看板 相生の杉

貴船結社と貴船奥宮の間にあり、樹齢1000年ともいわれています。相生の杉も、長恨歌の連理の枝が由来です。

  • 縁結びパワースポットの貴船神社・結社
    京都の神社の中でも貴船結社は縁結びのパワースポット、縁結びの神として有名ですが貴船神社の上流300mの所にあります。
  • 貴船神社-結社ロマンチックな恋の道 連理の枝
    貴船には結社(ゆいのやしろ)と言う縁結びの神様があり、縁結びのパワースポットとなっています。結婚式の披露宴のスピーチ・挨拶で引き合いに出される連理の枝が、結社と貴船神社奥宮にあります。韓国映画の「連理の枝」の由来も同じ長恨歌です。
    韓国映画 連理の枝
    解説:「冬のソナタ」で知られる“涙の女王”チェ・ジウが、初めて劇場映画で本格的な悲恋ドラマに挑んだ意欲作。死を前にしながら懸命に生きようとする女性の恋を、永遠の愛を意味するという“連理の枝”に例えて情感たっぷりに描き出す。

比翼の鳥と連理の枝は長恨歌が由来

長恨歌の一節(楊貴妃の想い)
在天 願作 比翼鳥 天にあっては願わくは比翼の鳥となり、
在地 願為 連理枝 地にあっては願わくは連理の枝となりましょう。

比翼の鳥

比翼の鳥の意味:1つの翼しか持たないため、雄鳥と雌鳥が隣り合い、互いに協力しなければ飛ぶことができない。想像上の鳥。

連理の枝

連理の枝の意味:地上から生えた2本の木の枝が、1つにくっついている様子。長恨歌の中に出てくる言葉。

結婚式のスピーチ

お二人に出会ったのは5組の担任をした時でした。その時の学級通信に「愛しているから結婚するのではなく、結婚するから愛するのだ。」と、書いたのを覚えていますか。高校生には難しかったかもしれません。 昨年の結婚記念日5月5日、奥さんと京都の貴船神社に行きました。貴船神社から車道を少し登っていくと、二つの大木が寄り添い、融合していました。連理の枝 相生の杉と言われています。「健やかなる時も病める時も」連理の枝のように、二人寄り添い、支え合い。そんな夫婦になってください。

結婚式の誓いの言葉

「富める時も貧しき時も、健やかなる時も病める時も、変わることなく、命の日の限り愛することを誓いますか」
この言葉は聖書からの引用だと思っていましたが、式文(キリスト教の儀式で使う文章)の言葉で、聖書には書いてなく、直接の引用ではないようです。教会によって微妙に違うみたいです。

私の結婚式でも、この誓いをしました。毎日、変わることなく、愛するって、難しいんですよ。時々、反省しています。 愛と恋と好きの違い

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。