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トリマ、ルーターとは

 初心者DIYerも、箱物などを作りだすところまでいくと、イッチョマエ(?)に出来栄えに気を使う余裕も出てきます。

面とり 材の角を加工することを「面(めん)とり」などといいますが、この"面とり加工"を作品に施すと、ソレホドでもない作品(?)でも、けっこうサマになってきます。

「面とり」加工は、カンナを使って削りだすのが一般的で、(直)面の加工だと比較的簡単ですが、なだらかに「(丸)く面取りする」というのはケッコウ熟練のワザが必要となります。

でも、実はこの面取りが「誰でも・キレイに・簡単に」できる電動工具があります。

それが、トリマや、ルーターと呼ばれる電動工具です。   トリマービットと呼ばれる先端工具を取り付け高速で回転させ、トリマーという名前の通りトリミング(装飾)加工するための電動工具です。(2014.12.1)


トリマ

 トリマとルーターの大きな違いは、片手で扱えるかどうか、という部分。 トリマの方が小型で取り回しやすく、片手で扱えます。 DIYレベルの面取り加工、溝掘り程度なら、これ一台あれば大体の用は足せます。

トリマ、「M6」 これは日立工機のトリマ、「M6」という機種です。 加工するときは、先端に「ビット」と呼ばれる刃物を取り付けて使用します。

重さは1.4kgと片手で楽に扱える重量ですが、先端部に取り付けた刃物が毎分30,000回転という猛スピードで、加工物を削っていく性能があります。




ルーター

 機能はトリマとほぼ同じですが、それをより多機能・高性能・大型化したのが ルーターです。  日本国内ではルーターはまだそれほどポピュラーな電動工具とはなっていないようで、 ホームセンターでも置いてあるところは少ないようですが、日立工機、マキタなどの国内メーカーからも高性能のルーターが販売されています。

トリマ、「M6」  ルーターは重量があるため両手で取り扱うのが基本で、大工さんであれば、手持ちでホゾ穴加工していくなどの使い方がメインかも知れません。   いずれにしろ使い方も加工方法もバリエーションに富んでいるのがルーターという電動工具の特長です。

 ルーター作業に必ずついてまわるのが、頻繁に行う「ビットの交換及びその高さ調整」です。 いかにビットの高さ微調整・交換が簡単、スムーズに行えるか、 という部分がルーター選びのキモとなります。

 溝加工や縁加工がメインなら、ルーターの刃先を上(つまり天地逆さま)にした状態でルーターテーブルに固定し、 材の方を動かして加工していく使い方をするのが一般的となります。  テーブルに逆さまに固定した状態で使う場合、 ビット交換のたびにいちいちかがみこむというのでは非効率ですし木工作業も楽しくなくなります。

 ですからルーター選びは性能も当然ですが、テーブルに逆さまに固定した状態でのビット交換が容易に行えるか、 ビットの高さ調節がすばやく正確におこなえるか、というビット交換・調整の容易性という部分がルーターテーブル選びの非常に重要なポイントになります。   熟慮(?)の末購入を決めたのは TRITONルーター・TRA001です。


  

ビットによる多様加工

 トリマやルーターにビットと呼ばれる様々な形状の先端刃先をセットすることで、「ミゾ切削加工」や「穴あけ」という手道具ではかなり面倒な加工も、アッという間に"正確に加工"できてしまいます。   ビットを使い分けることで、多目的な加工が可能となるため、この道具を1度でも使ったらもう手放せなくなること請合い、となってしまいます。

ビット

 「ビット」は様々な形状のものが市販されており、加工したい形状に合わせてとっかえひっかえ入れ替えて加工していきます。

 安価な合板製ではない高級家具なども、角や縁が様々な形で仕上加工されていますが、あれもほとんどが、「トリマ、ルーター」を使って作業されているわけです。

『ドゥーパ! NO.121にトリマーテーブル使いこなしガイドあり』。(2014.12.1)

ビット加工例  トリマ、ルーターとも機能的には同じでトリマは片手で扱えますが、それをより多機能・高性能・大型化したのがルーターです。

 ルーターは両手でグリップを握って加工するため作業が安定する利点もあります。  さらに、細い軸径と太い軸径の2種類のビットが使えるため多くの種類のビットが使え、その分加工範囲が広がります。

 ビットを選ぶ際の注意点として、トリマに使用するビットの軸径(シャンク径・刃具の取り付け軸の太さ)は6ミリが一般的ですが、 ルーターは大物加工するので軸が太く丈夫にする必要がありビットの軸径は太いものを使うタイプが主流です。    ですからネット注文する場合、ビットの軸径には注意する必要があります。

 ルーターに使う軸径は、1/2インチ、8o、12oが一般的で、それぞれの軸径にあったコレット(縦方向に複数の切れ込みが設けられた筒形状)チャックが付属しています。
  

加工方法いろいろ

この道具の便利なところは、「面とり」加工だけではなく、ビットを替えることで様々な加工が行える、という部分です。

接ぎて例 木工熱も高まると、いままで板と板を単純に組み合わせていた組み立て方も、ヤレ「二枚組接ぎ」だ「石畳組接ぎ」だ、とだんだん本格的になっていきます。
でも、この加工を「ノミ」だけの手道具で行うのは、正直大変です。(テカ、シロウトではまず出来ません)

ところがこの「トリマ、ルーター」と、ダブテール治具というものを組み合わせて使うことで、誰でもアッサリ簡単に加工できてしまいますから驚きです。


   

ルーターによるアラレ組
ルーター使い方 【組み立てる板を置く】

アラレ組の横板を作業台端に合わせ置いたらクランプでしっかり固定する。



ルーター使い方 【組み合わせる相手方の材を縦に置く】

横板と相手方材のツラをキッチリ揃えておく。



ルーター使い方 【治具をセットする】

「アリ組加工テンプレート(アリ溝ガイドキット)」を用意する。

この治具はネットでもなかなか見つからない。

たまにメルカリで出品されているのが(バーモントアメリカン社のアリ溝ガイドキット)。

ルーター使い方 【ルーターの刃はアラレ組用】

木工用トリマービットの、「アングルビット」、「アリ溝式ルータービット」などの名称で売られている。



ルーター使い方 【切削作業】

「アリ溝ガイドキット」に沿って切削加工していく。

横と縦の材を同時に加工していくのがポイント。

ルーター使い方 【連続して切削していく】

加工された材の様子。

ビット形状に合わせた形に削られていく。

ルーター使い方 【加工完了】

一気に横板とそれに組み合わせるタテ板のアラレ組加工ができた。



ルーター使い方 【横板の加工】

半分の厚さで削った様子。



ルーター使い方 【組み立てる】

タテの板の加工部にタップリと接着剤を塗り、横板に組み合わせる。







  

欧米はルーターが主流

 日本国内ではトリマーは普及していますが、ルーターについてはホームセンターでも置いてある店は少ないようです。 逆に欧米ではルーターが主流でトリマーはあまり見かけないのだとか。

 やはりDIY大国の米国などは木工の技術レベルが高く、ホゾ穴加工など日本の日曜大工レベルでは決してやらないような高度な使い方を、ごく当たり前にやってしまうDIY社会だからでしょうか。  ルーターでトリマの作業は出来ますが、トリマではパワーが必要な大物加工などはやはりルーターには敵いません。(やれないことはないでしょうが)

 ただ、大物作品を造るわけでもないし、簡単なトリミング程度でいいヨ、という日曜大工レベルのDIYerであればルーターは持て余すでしょうからトリマで十分です。

ルーター1台あるとさまざまな加工が可能となりますから、本格的に木工を楽しもうとすると、どうしても欲しくなってしまう電動工具の一つです。  ただ専用のルーターテーブルとセットでないと本来の機能が100%発揮できないためペアで購入することになりますが、本格的なものはルーター+テーブル併せると10万円前後の予算が必要となってしまいます。   DIYerを悩ます、"欲しいけどオイソレとは手が出せない"電動工具の見本のようなキカイではあります。

 マア、トリマーを持っているならとりあえずルーターテーブルを自作し使い勝手を試してみれば、清水の舞台から飛び降りる思いきりがつくのでは......。

トリマ・ルーターで行える主な木材加工


  

ルーターのタイプ

 ルーターは大きく3つのタイプに分けられます。

 固定ベースのルーターは重心が低く、安定性に優れているのが大きな特徴です。  ルーターテーブルに天地逆にして固定し、蟻溝の溝加工、木材の直角出しやダブテールジョイント等の加工に使う、というのがメインであればこのタイプが適しています。


  

プランジベースのルーター

 プランジ機能というのは、本体にスプリングが内蔵されており必要に応じてモーター部分のみを楽に上下できる仕組みで、これによりビット回転中にモーターを上げ下げし、 穴をあけるホゾ穴や溝加工の深さを自由に変えることが可能です。 このプランジ機能の有無がトリマーとの決定的な違いです。

 このプランジ機能により、固定ベースルーターではできない、穴あけ、ホゾ穴などの切削が可能となります。基本的に多様性にスグレ万能なのがプランジベースルーターです。  したがって、1台のみルーターを持つとなれば必然的にこのタイプとなります。

  プランジルーターはストッパーによるビットの食い込み深さ設定ができ、一度モーターを上げてもまた元の深さに戻すことができます。

  プランジルーターの中で世界NO1の性能を誇るのが、Festool(フェスツール)社のOF1400EQ。 値段もハンパないです。

フェスツールルーター OF1400 EQ-PLUS 型番574344(50Hz地域)・574692(60Hz地域)

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コンビネーションタイプ・ルーター

 コンビネーションタイプとは、本体モーター部分、プランジベース、固定ベースを自由に組み合わせて使えるタイプのルーター。

コンビネーションタイプ・ルーター  プランジベースと組み合わせれば通常のプランジベース・ルーターとして、固定ベースと組み合わせればルーターテーブルに取り付けテーブルルーターとして使い分けできる、という汎用性があります。

 さすがにこのタイプのモーター部はトリマーのような小型ではないので、片手でフリーハンド使いするという使い方は、シュワちゃんなみの筋力でないと無理でしょう。 Boschから本格コンビネーションタイプ・ルーターが発売されています。
   

Bosch ボッシュ 電動工具 ルーター 1617EVSPK 【並行輸入品】

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ルーターテーブルに据え付けて、固定ベースで使う、フランジベースで使う、という使い分けができる。
ルーターはソフトスタート機能付き。 トリマと同様に手持ちで使う、というのは危険なうえ無理。
コンセントは片側が大きいタイプなので削るなりアダプターを使う必要あり。120V使用。

ボッシュ Bosch PR011 コルトルータープランジベース

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プランジベースには、ルーターと同等の調整機能が全て備わっている。 深さの調節もトッパーとゲージを使ってがすぐにできるので、トリマーのようにノギスで突き出し量を測る必要はない。 最終的な微調整は、金属製の軸を回転するだけでとっても簡単。

BOSCH(ボッシュ) パワートリマー PMR500

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トリマーは片手で持つ機械だが問題となるのはその不安定さ。とくに大きめのビットを使用した場合には安定した切削ができず、「切削面がボコボコ…。」なんてことも。 持ちやすい両手持ちグリップで機械のコントロールもかんたんで保持力もアップ。ボコボコの切削面を修正するために、何回も削り治すような手間が激減する。 重量も一般的なルーターだと6kg前後だが、BOSCH パワートリマーとプランジベースを組み合わせた重量はたったの3kgほど
トリマーテーブル TTX2にトリマーを取り付ける為には、別売の専用アダプターが必要になる。 TTX2 は、大きな加工はできないが、トリマーを使って手押しカンナやプレナーに近い加工をするための画期的な機能が凝縮された新世代トリマーシステム。 0.1mm 単位での微調整を可能にしたフェンスシステムや高精度リフトなど、他にも機能が盛りだくさん。 トリマーがあるなら必ず一台は手元に置きたい、海外でも人気上昇中のオンリーワン商品。 ¥39,900(税込)



メーカー別ルーターの比較

   

高儀 EARTH MAN 電動ルーター PRT-600SCA

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値段が安いしちゃんと回転数の調整もできる。 日曜大工レベルであれば充分な性能だが、本格的な作品作りにはやや力不足。 集塵ホース取付用ノズルが付属しているが、取付可能集塵用ホース取付用ノズルを外さないと掘削部分の目視確認が難しい。

日立工機 電子ルータ M12VE

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海外の業界紙で「プランジルータールーターに求められる機能と性能を高い水準で満たしている」という高い評価を得ているという話も。  取付可能ビット軸径12,8,6,12.7,6.35

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商品重量 7.44 Kg

マキタ ルーター RP2301FC

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感想(8件)

テーブルに上向きで取り付け使う場合、ビットホルダー(6ミリや8ミリ用)が短く、取り付けや高さ調節が面倒、もう少し長めのホルダーがほしいという声も。 パワースイッチの操作性にも問題がある。 チャック孔径 12mm  ※ルータービット(軸径6・8・12mm用)が使用できる。  質量 6kg

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輸入製品のルーターはコレット部分が一般的な国内仕様と規格が異なり6mm軸ビット使用の場合、6mmのコレットが必要となる。
プランジベースは5段階に約0.2mm単位での切削深さの設定が可能。 ソフトスタート(徐々に回転が上がっていく方式)採用。



  

ルーターテーブル

 「トリマ、ルーター」というのはとても便利な道具ですが、さらに使い勝手を良くするため 「ルーターテーブル」というものがあります。

ルーターテーブル  DIYで木材加工する場合、腕が上がるにつれていずれ必ず突き当たるのが、「木を安全に、正確に、まっすぐに切る(加工)にはどうすればいいのか」、という悩み。

 DIY大国オーストラリアのトリトン(triton)社設立者のジョージ・ルーウィン氏も、日曜大工初心者だったとき電動の丸ノコを買ってみたもののまっすぐに切るという所で行き詰ってしまいます。  道具を無駄にしたくなかった彼は、廃材を使って丸ノコを上手く扱えるようガイドを開発し、板を直角に、まっすぐ横切りすることに成功します。

 一般的に、精度良く安定した加工を行うには、道具を固定して加工物のほうを移動させる、という使い方が加工精度も上がり正確な工作が行えます。   ということで、ルーターを上手に使うため、テーブル面にルーターを逆さまに取り付け固定し、加工対象材を右から左に送りながら削るという使い方をする、 「ルーターテーブル」というものが作られました。

 この「ルーターテーブル」は、ルーターを使い出すと必ず欲しくなってしまうという、万年金欠DIYerにとってはマコトに困ってしまう道具のひとつです。  いろいろなメーカーから市販されていますが、比較的単純構造なので自作される方も大勢いますから、ネットで探してみるのも参考になります。


販売されているルーターテーブル

   

ボッシュ ベンチトップ ルーター テーブル RA1181 並行輸入品

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テーブルトップサイズ:(幅)800mm(895mmレール部分を含む)×600mm 厚み30mm ルーター (取り付けには穴あけ加工が必要

Woodpeckers Precision Woodworking Tools COPESLED1 Coping Sled by Anchor Fasteners [並行輸入品]

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STAX TOOLS 401 ルーターテーブル マキタ RP2301FC 電子ルーターセット #543-901

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staxtools 401 ルーターテーブル 日立 M12V2 電子ルーターセット #543-902

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トリトン・TWX7 ルーターテーブルユニット

 自分が使うルーターの使用方法は、テーブルにルーターを上下逆に固定して使う、というのがほとんどなのでルーターテーブルは必需品となります。  電動工具はほとんどマキタで統一しているのでルーターもマキタ製と考えたのですが、残念ながら今のところマキタはルーターテーブルがありません。

 ルーターとルーターテーブルをバラバラに買う場合、機種によってはテーブルを加工しないとルーターを取り付けられないとか、 そもそもテーブルに固定して使うことをメインとしていないルーターだと使い勝手が悪くなる、とかいろいろありそう。

 トリトンはルーターとルーターテーブルをキットにして販売しているメーカーなので、相性が悪いとか使い勝手が悪いなどという問題もなさそうです。  動画を見ても使いやすそうで、 やはり購入するなら今のところトリトンが第一候補です。

 ルーターテーブル 画像はワークセンター(作業台)ベースの上に、ルーターで加工するときに必要な付属品がセットされたルーターテーブルユニットを取り付けた状態。

 高機能なトリトンのワークセンター(作業台)システム(TWX7 Workcentre)に、ルーターとルーターテーブルユニット(TWX7 RT001)を取り付ければ、 フル機能のルーターテーブルとなりプロ並みのルーター加工がおこなえます。 そのハズです(自分の腕前でも.....)。

 高品質の素材と部品を使用しており高精度・長寿命となっています。  ワークセンター一つあれば、丸ノコ盤になったりといろいろと使い道も広がります。

 ただ現在ヨーロッパ仕様から日本仕様に変更を行い、PSE(電気用品安全法)など国の安全基準に合わせ各種検査を行っている関係で、発売は2018年末頃から2019年初めごろを予定しているそうです。  だからネット検索でも出てこないのですね。(2018.9.2)
   

triton トライトン ワークセンター TWX7 トリトン テーブルソー ルーターテーブル 作業台 電動工具 木工 木材加工 日曜大工 DIY

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感想(0件)

【ワークセンター・TWX7 Workcentre】

各種ユニットを簡単に取り付けられ、多機能作業台として様々な加工に対応する。 あらゆる木工作業に対応する様々なアクセサリーを取り付けることで用途が広がる、 コンパクトに折りたためて持ち運びに便利な多目的木工ワークステーション。
電動工具を接続し電源のオン/オフを制御する電源切断スイッチは、膝で触れるだけで電源を切るストップボタン機能付き。 ユニット面の水平度はネジで簡単に調整でき作業面は完璧な平面にできる。 ポジショニングホイールで動かしやすく、作業場の状態に合わせて微妙な位置調整が可能。

triton トライトン TWX7 ルーターテーブルモジュール RT001 トリトン ワークセンター 作業台 木工 木材加工 日曜大工 DIY

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感想(2件)

【ルーターテーブルユニット・TWX7 RT001 】

ワークセンターTWX7用に設計された高精度ルーターテーブルユニット。 フル機能のルーターテーブルとなりプロ並みのルーター加工がおこなえる。
調整可能なサイドフェンスを装備。 微調整用マイクロアジャスター、回転式フェンススペーサー、安全ガード、集塵装置取り付けポート、素早く取り付けられるフェザーボード(縦横各2枚ずつ)が付属。

Triton デュアルプランジルーター TRA001 TRA001 1台

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【ルーター】

トリトンのプランジルーター全3機種(TRA001、MOF001 & JOF001)を取り付け可能。



  

ビットの交換や高さ調整が簡単にできるか

 そもそもルーターは様々な形状のビットをとっかえひっかえし、ビットの高さを微妙に上げ下げしながら加工する、という道具です。  ルーター本体にはビットの刃高調整機能は当然ついており、手持ちで使う分には問題ありませんが、問題はルータをテーブル裏面に上下逆に装着した場合でも、 高さ調節が容易に行えるかという点です。

 ルーターテーブルにルーターを天地逆にした状態で取り付けて使う場合、いかに簡単にビット交換が行え、かつ精度良くビット高さを調整出来るか、 という部分がルーターを購入するときの重要なポイントとなります。

 そのため、わざわざ「ルーター・リフト」などというルーターを上下させ刃先高さを微妙に上げ下げさせる装置が数万円で販売されているほどですから、 いかにビットの高さ調整操作というものがルーター加工において重要視されているかわかります。    

staxtools 401ルーター テーブル + ルーター・リフト

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ルーターをこのリフターに装着し、ルーターテーブルに設置して使用します。

 いちいちビット交換や刃高調整のたびにテーブルの下にかがみこみ、不自由な体勢で作業するというのでは面倒ですし、趣味であれば木工作業も楽しいどころか苦痛になりかねません。   そのため微調整もついつい億劫になり加工精度にも影響します。

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こちらはルーターテーブルとセットで販売。
 

 一般的なルーターだと、屈み込むか手を伸ばした状態でテーブルに取り付けたルーター本体の操作部分をいじる、というスタイルになりますのでどうしても不自由な姿勢を強いられます。

 その点tritonルーターTRA001はルーターテーブルに取り付けた状態でも、独自のアジャストメント機構によりチャック部(ビットが装着される部分)が簡単な操作でテーブル上に突き出てきますので、 ビット交換が容易に行えますし、ビットの高さ調節がすばやく正確におこなえるようにデザインされています。   マキタ党のオッサンもこの点に惹かれて購入を決定した次第です。    

tritonのルーター

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老舗メーカーらしくビットの交換がチャック部(ビットが装着される部分)がかがみこまずに簡単な操作でテーブル上に突き出るので非常にラクチン。 国内メーカー品はこうはいかない。

また独自のアジャストメント機構によりビットの高さ調節がすばやく正確におこなえる。



 トリトンルーターの場合、テーブル上面からレバーを直接ルーター本体の高さ調節ダイヤルに差し込み、独自のアジャストメント機構によりビットの高さ調節がすばやく正確に行えるようにデザインされています。     わざわざ数万円するリフターを買わなくても高さ調整が簡単に操作出来るのですから、コレだけでもトリトンルーターを選ぶ価値があります。

 ほとんどマキタの電動工具で統一していますが、マキタ製ルーターはルーターテーブルに天地逆に固定して使うということをメインに考えられていないようで、 ややこの辺りの使い勝手はトリトンに一日の長(いちじつのちょう )があるようです。


  

切削幅の加工精度は以外にルーズ?

 ルーターでの切削加工では、高さ方向に対しての精度はかなり正確に行えますが、材と刃先との間隔を0.1ミリ単位で微調整する、というような切削幅に関しては、 ルータービットの刃先形状は直線ばかりでなく曲線形状もあるため苦手です。 そのためなかなか一発で狙った加工寸法精度は得られず、大概は加工しては寸法を測る、という微調整を繰り返すことになります。

 しかし、例えばあと0.1ミリ削りたいと思ってフェンスを移動させても、フェンスの固定ネジを緩めただけで0.1ミリなどすぐ狂ってしまいます。  やはりネジで固定されているだけのフェンスを微妙に手で動かして位置調整させる、という方式のルーターテーブルでは超精密加工は難しそうです。

 まあ木工品を0.1ミリ精度で造ってどうすんだ、という意見もあるでしょうから、この部分に関してはそれほどこだわる部分ではないかもしれません。

 アメリカのIncra社の位置決め装置はダイヤルをまわすだけで、1/32 × 1/32 Inch (約0.025mm) の精度で正確に微調整が可能で確実にこの精度を得ることができるといいます。   いずれこのような機構が当たり前にルーターテーブルに付属するようになるかも。


  

ルーターテーブルの自作について

 「ルーターテーブル」の購入または自作する場合ポイントとなるのが、「いかにフェンス回りの寸法精度が精密で」、 「いかにビット交換を楽に、ビット高さの微調整が楽にスムーズに行え」、「細かい材でもしっかりスムーズに押さえ扱える機構を備え」、「粉塵対策がどこまで完璧か」という部分です。

"フェンス"というのは、材が密着する縦・横の面ですが、表面は波打ったりせず"極力まっ平に、立っている面もキッチリ垂直"になっている必要があります。

 当然ビットとフェンスの位置を正確にキチンと微調整できるしっかりとした構造の「ルーターテーブル」でないと、 狙った精度は得られません。  調整のたびにいちいちかがみこみ、メジャーで測りながら....というのでは面倒です。 この間隔調整を、楽に正確にしかも素早く行う機構を備えている必要があります。

 さらに加工中はルーターやフェンスには思った以上の大きな力が加わります。 「ルーターテーブル」を木製で自作した場合、振動や湿気等でフェンスの組みあがり精度が徐々に不安定になっていきます。 フェンスが例え1mmでもブレてしまえば、そのブレ分加工精度が下がってしまいます。(別に0.0xxmmの精度まで求めるわけではないのですが......)

 細い材などを手持ちで押さえて加工するのは危険が伴いますので、メーカー品にはフェザーボードと呼ばれる小さな材を支える機構が用意されています。   このフェザーボードを自作で作り、それをスムーズに動かせる機構を組み込み、なおかつ操作性に優れるものにするためにはかなりのスキルが必要でそう簡単に造れるものではありません。

 また快適作業環境を守るためホコリを吸い取る粉塵吸収機構は必需品です。 ルーター作業では切削ダストがハデに飛び散り、たちまち辺りは真っ白になってしまいます。   この機構を自作テーブルに上手く見た目よく組み込むというのも面倒ですが、メーカー品であれば見栄えよく機能的に組みこまれています。

 自分も一時は"テーブル自作"も考えたのですが、長く使うことを考えるとしっかりしたメーカー製の「ルーターテーブル」を揃えたほうが作業効率も上がり、快適に作業できるのは間違いありません。   トリトン製はルーターとテーブルが一体化されているので、電源オンオフが手元の膝でも簡単スマートに行えたりと、使い勝手は非常に良く、加工精度も得られ、機能も充実しています。  さらに、材料を押さえておいたり移動させるための機構もシロートのものとは雲泥の差があります。

 後は電源オン/オフを行う操作スイッチです。  いちいちかがみこんでルーター本体のスイッチを操作するのも面倒です。 電動工具を接続し電源のオン/オフを制御する電源切断スイッチがあれば、 立ったままで操作できるので便利です。  この装置は外せません。  単体でもケッコウしますから。  トリトンTWX7 ワークセンターには膝で触れるだけで電源を切るストップボタン機能付き。

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 手作りのワークテーブルではなかなかこのような機能を全て盛り込むのは大変ですし、もし同様の機能を組み込もうとしたら逆に高くついてしまうのは確実です。 テカ、そもそも造れません。


ルーターおよび「ルーターテーブル」の選び方

いろいろな形状のビットを、頻繁に交換し加工していくのがキモの電動工具ですから、なにをさておき、「ビット交換が容易なこと」がまず最重要ですし、 次に「加工精度が良い」ことも最低条件です。

テーブルにセットして使用する場合、今まで面倒だったビットの交換も、トリトン(triton)ルーターであればチャック部がテーブル上に突き出す機能があります。  この機能によりビットの交換が簡単におこなえ、さらに独自のアジャストメント機構によりビットの高さ調節がすばやく正確におこなえるようにデザインされています。

ということで、ルーターを「ルーターテーブル」に固定して使うなら、選択ポイントは以下が考えられます。


マキタ、日立工機など、日本には一流の工具メーカーがありますが、従来は日本人にはあまりなじみのなかった「トリマ、ルーター」などの電動工具は、 まだまだ外国製のほうが高機能のものが多いようです。

日本メーカー製の優れたルーターもいろいろありますが、トリトン社製ルーターのように"主にルーターテーブルに取りつけて使う"、ということは重要視していない(?)ようで、 今回の購入比較ではトリトン社ルーターが第一候補です。

日本はあるモノから、それをより高機能に、使いやすくする、という技術は世界一ですから、この手の電動工具もどんどん日本流の高機能ツールにしていってもらいたいものです。


  

ビットの種類と軸径

トリマーに装着するビットは、溝切り用と面取り用との2種類に分類されます。

トリマービット  トリマービットの軸径は6mmが一般的です。 ルータービットの軸径は種類が多く、12mm、8mm、6mm、1/2インチ(12.7mm)、1/4インチ(6.35mm)、などがあります。


   

トリマービット 面取り用には、通常の角を落す面取り用と、装飾を施す飾り面取り用があり、用途や制作物によって使い分けます。
トリマービット ビットの先端にベアリングのついた面取り用のビットをコロ付きビットといいます。

これがついていれば、ガイドを使用しなくても一定の幅で面取りすることができます。



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