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diy道具・電気カンナ

diy作業で使う木材は、表面がキレイにカンナがけされたいわゆる仕上げ加工済みの材をホームセンターなどから購入して使うのが一般的だと思います。

買ってきたら、あとは目的のサイズにカットするだけで即組み立て・利用できますから手間もかからずベンリですが、加工費が上乗せされている分高価となり、 この"材料代"というのがなかなかバカにできない金額になってきます。

diy電動工具・電気カンナ そういうわけで趣味の木工といえ木工熱が高まるほど(作りたいものが増えるほど)すこしでも材料代を押さえる方法をアレコレ考えるわけですね。

比較的安く購入できる荒材(加工前の材)を買って自分でカンナがけしたほうが、長い目でみたらトータル・コストとしては得になるのでは、などという発想がこのあたりで浮かんでくるわけです。

そこで"購入検討"されるdiy道具の電動工具が、電気カンナ、ということで、この電動工具に関するアレコレを検討してみたいと思います。


電気カンナの種類

電気カンナの種類として、大きく分けて

と3タイプに分けられます。


"手持ち式"は価格もこなれていますし持ち運んで現場で作業できるのが魅力ですが、普及タイプのものは 切削幅はそれほどないので、幅の広い材を頻繁に加工するような使い方だとやや使い勝手は落ちます。

 ただ、このタイプの見逃せないメリットとして、"材の厚さに左右されない"ので、どんな厚みがあろうと切削できるというのがメリットです。

"固定式"は固定設置して使うのが一般的です。(もちろん現場へ運ぶことも可能な軽量タイプもありますが)  高価で機動性はあまり高くないですし、 設置スペースもそれなりに必要ですが、切削幅が手持ち式よりかなり大きいので、広い幅の材を一発で加工できる点は魅力です。

反面、上下で挟み込んで切削していくので加工する材の厚みに制限がある点は要注意で、せっかく買ったのに自分がカンナがけしたい材が厚すぎて使えなかった...... などの事態にはご注意を。(機種によります)

"手押し式"は使い方は"固定式"と似ていますが、切削口に材を挿入する加工方法ではなく、固定台の上を材を滑らせて切削していく方式で、 切削幅は"固定式"よりは狭くなりますが材の直角出しには便利です。 厚みの制限もありません。



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電気カンナの切削幅

電気カンナを選ぶ場合、"一度で切削できる加工幅"、という部分が重要になってきます。

電気カンナ・切削幅 電気カンナの切削幅より幅の広い材をする場合は、当然一発では全面カンナがけは出来ないので何回かに分けて切削していく必要がありますが、必ずその境目に段差が生じます。

切り込み深さを微調整して何回かに分けて丁寧にカンナがけすれば段差もそこそこ少なくはなりますが、その頃には材の厚みもそれなりに薄くなっているはずですし、手間もかかります。

普及タイプ手持ち式カンナの場合、"切削幅・156mm"前後が市販されている電気カンナの最大のもの(2012.7現在)ですので、これ以上幅の広い材を常時カンナがけする場合、 この辺の事情をまず理解しておくことが購入後に高い買い物につく危険性を防止できるかもしれません。(高機能・高価格のものでは300ミリを超える機種もあります)


手持ち式電気カンナ・P50SA

 購入を検討する場合、加工する材の幅がどの位か、厚みは何ミリまで対応しているか、移動して使う機会が多いのか、などの条件で選択することになると思いますが、 今回自分が購入したのは日立工機の手持ち式電気カンナ・P50SA(2012.7.28   34,380円)

 もともと固定式が理想だったのですが、本体サイズがそれなりに大きいためまず木工室に設置するスペースがとれなかった、という理由で固定式はアキラメました........ 固定式の良い物はそれなりの価格となりますので、大量消費するわけでもない自分としては高いカンナを買って荒材を加工するよりは加工材を買ってやるほうがトータルコストでは得、ということも理由にはなっています。

電気カンナ・切削幅 そのかわり、といってはなんなんですが.......手持ち式の中では"最大切削幅・156mm"をもつP50SAに決めました。(出せる予算の関係で最大と言う意味です....)

先日も、庭のフェンスに幅125oの杉・荒材板を使いましたが、P50SAなら一発で全面にかけられました。

125o×1800oサイズの杉荒材は120円で買えますがカンナがけされた杉板だとその数倍はしますので、 長くDIYを楽しむのであれば電気カンナがあるとトータルコストは安くなるかもしれません。

ただし、"切削幅・156mm"より狭い材なら問題なく使えますが、それ以上だと二回にわけてカンナがけする関係上どうしても境目に段差が出てしまうことは仕方アリマセン。

あと"最大切削幅"が広い電気カンナ、ということは必然的に重量もそれなりにありますから取り扱いもやや大変なところはありますから、その辺も考慮する必要があるかと思います。


P50SAを固定して使う

 電気カンナ(P50SA)を使う場合、普段はほとんど手持ちで使用しますが、自動カンナのようにカンナを固定して材を動かし切削したい場合もあります。    予算さえあれば自動カンナが欲しいところではありますが、あるものを利用して活用する、という精神で(P50SA)を自動カンナへ変身(?)させます。 

電気カンナ・P50SA といっても、(P50SA)を天地逆にして使えるようにしただけ。 合板と廃材を組み合わせ、本体を逆さまに乗せてもグラつかないように組み立てただけのお手軽カンナ台です。

加工中にグラつかないよう、また簡単に脱着できるようにしておきます。   これで右手から左手へ材を移動させ加工できれば自作自動カンナのできあがり。

  


電気カンナ・P50SA

カンナ作業では盛大に切り屑が飛び散ります。  室内で集じん機を装着せずにカンナかけをしようものなら、そこらじゅうカンナ屑だらけになり大変なことに。

しかし加工する道具はムリしても買い求めてしまいますが、ただの掃除道具(?)である集じん機は、○ビーDIYerにとってなかなか手が出ないもの。

そこで目をつけたのが、サンダー使用のとき作ったRYOBIの"ブロワバキューム RESV-1000"を利用した「インスタント集塵機」。

今回も(P50SA)のサイドにある切り屑の排気口にRESV-1000から伸びるホースを繋ぎ、繋ぎ目はガムテープでグルグル巻きにして排気がモレないようにして固定。    これで加工すると刃物周辺の少量の切り屑は出ますが、ほとんどの切り屑はRESV-1000が吸い取ってくれます。 グッドジョブ。(2020.7.5)


 

P50SA・仕様諸元

 今回購入した電気カンナ(P50SA)の仕様

項目 仕様
使用電源 単相交流50/60Hz共用 電圧100V
切削幅 156mm
最大切り込み深さ 3mm
全負荷電流 12A
消費電力 1140W
無負荷回転数 16000回/分
モーター 単相直巻整流子モーター
質量 7.6kg(コードを除く)
コード アースクリップ付3心キャブタイヤケーブル 8m


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高級電気カンナ

プロ用高級機になると手持ち式ながら切削幅が300mmを超えるタイプもあったりと高機能の製品がラインナップされており、シロウトにとってはカナリ高価な価格帯となっています。

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直角・平面精度出しには不可欠

家具製作ではキッチリ組み立てるよう高い寸法精度が求められますが、"プロの工房に必ず置かれている"、と言われるほど「自動カンナ」は家具作りに欠かせない電動工具です。 「自動カンナ」は「手押しカンナ」とコンビで使われることが多いそうで、その理由は.......


まず「手押しカンナ」で材の表面と側面の直角をキッチリ出しておき、次に「自動カンナ」で正確な平面を削りだす、という作業手順を行うから。 「手押しカンナ」は立っているフェンス角度を直角から45度程度まで傾斜させることが出来、正確な角度で材を削っていけます。

「自動カンナ」は本体内部に"材を送るローラー""回転する刃"が取り付けられており、材を定盤の上で滑らせながら本体内部に通すと、 回転するローラーにより自動で材を送りながらカンナ刃で削り後部に押し出していきます。

切削する厚さはハンドルで定盤を上下させ調整します。 「自動カンナ」と「手押しカンナ」が一体になっている【自動カンナ盤】というタイプもあります。

【固定式カンナ】

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