一昔前は、木材同士の接合を行うときに使う道具といえば、ハンマーと釘を使っていましたが、
最近は電動ドライバー(screwdriver)と呼ばれる電動工具を使用するのが一般的になりました。
( diyで用意したい道具リスト)今では電動ドライバーはdiy作業では欠かせないdiy道具の一つになっています。(2012.12.28)
先日、水道栓交換のユーチューブを見ていたら、姿形は普通の手で回すドライバーだけど、電動工具となっている画像を見つけ、
『コレは便利』と思わず衝動買いしてしまったのが、この「電動のドライバー」。
早速届いた「電動ドライバー」を使って、壁に残ったままだったエアコンホースの取り付け金具を外したけど、コレ、ケッコウなパワーもあり十分使えます。
パイン材のような軟らかい部材に打ちつけてある細めのコーススレッド(木ネジ)程度ならば、楽々緩むほどのパワーはありますから、
上手に使いこなせば十分役に立つツールです。 電動←→手動を瞬時に切換られ、手動で使うときはちゃんとロックがかかるので普通に手回しドライバーとして使えます。
ただ、一般の電動ドライバーと比較してトルクはそれほどないので(最大2N.m前後)、固く締まっているネジなどを電動で回そうとしても、そういう使い方は無理スジというもの。
さらに、手回しで固いネジを回そうとしたらカラ回りした、などという感想もあるようですが、3000円程度のツールを万能工具のように考えて文句を言っても仕方アリマセン。
モノは使いようです。
そもそも、この手の工具はそんな使い方を前提にしているわけではなく、あくまで、最初に緩めるときや最後に締め込むときは手で回す必要があるが、
途中作業では電動ドライバー機能をフル活用して素早く作業が出来る、という使い方をする工具です。
ネジ回し作業では、力は要らないけど何度もクルクル回す、という動作はつきものですが、これがあればその労力(?)から解放されますし、なにより作業スピードが格段にアップします。
これを1本手元に置いておけば、電動工具を使うためいちいちケースから出す手間も要らなくなり、重宝すること間違いアリマセン。
最初にVOICEの「RAQUL」を買ったけど、あまりの便利さにすっかり気に入ってしまい、思わず老舗工具メーカー・ベッセルの「VESSEL電ドラボール」も買ってしまった.....
工具マニアにとってはあると絶対便利なツールだと思います。
正逆回転のスイッチがついており、「RAQUL」は押し続けるプッシュ式、「VESSEL」はスライドさせる方式になっています。 グリップはやや「RAQUL」の方が太めです。
プッシュ式も便利ですが、道具箱の中や腰袋に放り込み持ち運ぶ、などという扱いをすると、他の道具に触れスイッチが入ってしまう、という事態も起こりますから要注意です。
動作中にLEDライトが点灯するのも暗いところでの作業に便利。 どちらもスイッチオフ後7〜10秒前後で消灯しますが、「RAQUL」は徐々に消えていくようになっていて、
チョッピリ高級感アリ。
充電はUSBケーブルで行います。 「VESSEL」は充電口にカバーがついており、サスガ日本ブランドの工具だけあって細かい部分にも手抜きはアリマセンし、
黒地に赤のワンポイント・カラーもオシャレです。
ただし、カバーをムリに引っ張るとすぐ取れてしまうのでご注意を。
ビット交換もスリーブをスライドさせ挿入・排出する方式なので、ワンタッチで行えます。 どちらもビットが1本付属してきますが、
「VESSEL」はオシャレなカラーリングのやや高価そうなビットです。 もちろん市販の六角ビットも使えます。(2020.8.14)
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作業中、周辺の障害物が邪魔でインパクトドライバーが使えない、という場面に出くわす機会がママあります。 例えば画像のようにビス打ちしたい箇所に単管パイプがあって、
無理に斜め打ちしてビス頭をナメたり、ワザワザ時間をかけて単管パイプを組み直したりと、こんな場面ではナカナカ苦労するワケです。
先日も似たような状況に追い込まれ、サテどうしたものかとホームセンターをうろついていて目に留まったのが、マキタの「充電式アングルインパクトドライバー・TL060D」です。
単管パイプと壁の隙間はわずか16cmしかなく、マキタやリョウビのコンパクトドライバーでも、本体だけで12cm前後ありますから、ビットやドリルを装着したらまず使えません。
ところが、このアングルインパクトドライバー・TL060Dは、85ミリのビットを装着しても、その奥行わずか10.5cmですから、ラクラク使えます。
アングルヘッドは8ミリ六角ボルトを緩めれば、45度ずつ360度方向に取り付け位置が変えられます。
全長387ミリ、幅78ミリ、高さ97ミリ。 バッテリー込みの重量は1.6s。 細身のグリップなので操作性は良好です。
スイッチの引き加減で回転数・打撃数が調整できますが、見た目以上にパワーはあり、
実際ステンレスビスを打ち付けていたら簡単にビスがねじ切れてしまいました。
片手で使えますがどうしても押し付ける力が加わり難い形状なので、
固めの素材に使うときはヘッド部を押し付けるようにして使うと楽です。
電源スイッチはグリップ式でパワーは無段変速。 締め付け能力は最大60N.m(610kgf.cm)。 根元に正逆回転の切換ボタンがあり、右側を押し込むと正回転です。
スイットを引くとライトが点灯し、離すと10〜15秒後消灯します。
バッテリーは他のマキタ電動工具と共通の直流14.4Vタイプのリチウムイオンバッテリ仕様。
取説によると、4.1ミリ径×38ミリビスなら約275本打て、パワーもそもそもが14.4Vリチウム電池のインパクトドライバーなので、ありすぎるほど。
18V仕様のTL061Dもありますが、18Vの充電器は持っていないし、本職でもないので14.4Vでも十分用は足ります。
どちらも締め付け能力は最大60N.m(610kgf.cm)となっています。(2020.8.16)
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電動ドライバーと一口に言っても、バッテリータイプや小型のものというタイプ別や、使用目的によってイロイロな種類があります。
DIYも少し長くやっているとついついアレもコレもと欲しくなるのが道具。 いつのまにか何台もの電動ドライバーが揃っていたりします..........しかし、
どれも長年使い込んでいるセイか、キタナイ....
話題の電動ドライバーの紹介です。 本製品はリボルバー式拳銃のようにあらかじめビット6種類をセットしておき、これをガンアクションさながらのスライド式で交換するという革新的なデザインの電動ドライバーです。
リボルバー式の電動ドライバー | |||||
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電動ドライバーの便利なところは、 「ビット(bit)」と呼ばれる先端金具を使い分けることにより、
1台で
どちらの働きもできるところです。
diy作業ではネジを締め付ける、板に穴をあける、などの作業が頻発しますが、先端工具を付け替えることにより
「ドライバー(ネジまわし)」、「ドリル(穴開け)」どちらの工具としても一台でこなせる便利な道具が、「電動ドライバー.ドリル」
というわけです。(通常は略して電動ドライバーと言っています)
駆動部は正転逆転可能なので、締め付けたり、逆回転で緩めたり、という作業が簡単に出来ます。
慣れてくれば、スイッチ操作で微妙な力加減をコントロールできるようになります。
先端工具を使用目的に応じて交換することで.....
両方の機能があるので本来は「電動ドライバー.ドリル」、と呼ぶのが正式なのでしょうが、ここでは「電動ドライバー」と表記していきます。
「電動ドライバー」のビット着脱は、差し込んだビットをチャックでくわえる方式が一般的です。
左指で押さえている部分がチャックで、ここを指で回せば簡単にビットを着脱できます。
チャックでくわえる方式なので、ビット軸形状は"丸棒"でも"六角軸"でも両方使えますが、単純な丸棒ビット(通常は軸にツバがありカラ回りしない)では十分保持できない場合がありますからしっかり締め付けて使います。
「ビット(bit)」のチャック差込形状はいろいろな種類があり、ビット径3〜10mm程度のビット径のものを使用できます。
普段は物置に入れっぱなしになりがちな電動ドライバーですが、ネジ締めにとどまらず、ドリルの先端アダプターを交換することにより様々な作業に使えるものもあります。
例えば「マルチカッター」と呼ばれる回転刃を装着すれば段ボールや圧着式の硬いプラスチック包装、クロスや絨毯などの厚手の布も楽に裁断できますし、
「BBQファン」を取り付ければバーベキューの火起こしに、「ペッパーミル」「ワインオープナー」に入れ替えれば料理用器具に変身、と「家庭用万能電動ドライバー」として生活の中での用途が広がります。
いずれも電動ドライバーの回転構造を利用した仕組みで、アダプターをドライバーの先端に取り付けネジ締めと同様、スイッチレバーを握って使用します。(2016.7.28)
各種アダプターは別売となります。
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「電動ドライバー」の中に、『インパクトドライバー』(*A)というタイプがあります。
「電動ドライバー」本来のネジの頭を回転させ締め付けていく、という動きに加え、
『インパクトドライバー』の特徴は、
回転に一定の負荷がかかると内部のハンマーが回転方向に打撃を与えて瞬間的に大トルクを発生させ、
より素早く、力強くネジを締めこめる、
という機能(インパクト機能)が付いていることです。
このため『インパクトドライバー』は回転に負荷がかかると"独特の大きな打撃音"が発生しますから、密集した住宅街などで使う場合、この辺の弊害もあることは認識しておく必要があります。
その点、「電動ドライバー」は大きな騒音は出しませんから、環境によっては近所の迷惑を考えてこちらを選択する、という判断も出てくるかもしれません。
普通のdiy作業なら『インパクトドライバー』がないと仕事にならない、という事態はほとんどありませんので「電動ドライバー」があれば十分用が足せると思います。
『インパクトドライバー』(*A)のビット着脱は画像のように先端の黒い筒(スリーブ)を引きながら、ビットを差込、筒を元に戻せばビット軸の溝に内部のボールがはまり、
しっかりとロックされる仕組みになっています。
一般的な六角サイズで、径が6.35mm....ボールくぼみ部まで9mmや13mmが多く用いられています。
専用の六角軸の溝つきビットしか使用できませんが、種類が豊富なので実際の作業で不自由することは無いでしょう。
『インパクトドライバー』は、この"回転方向に打撃を与える機能"により、厚みのある材料や堅い材料、強い締め付けが必要なネジ、にも強力なトルクで対応可能の高性能ドライバーで、いまやdiy作業のみならず、
現場作業の必需品です。
反面、一旦インパクト機能が働くと微妙な力加減を、スイッチ操作でコントロールするのが困難となり、"締め過ぎ"などの弊害が起こる場合も出てきます。
プロは力加減をコントロールできる、「トルククラツチ」機能(後述)のついている通常の「電動ドライバー」も併用して、
使用目的に応じて使い分けする場合もあります。
1台で「ネジ締め」、「穴あけ」、の作業が出来る便利な「電動ドライバー」ですが、木ネジを打ち込む時など
力加減によっては木ネジを木材にめりこませてしまう場合があります。
ネジ締め作業でも、締め付けすぎてネジ山を潰してしまう、という場合があります。
こういう事態を防止するため「電動ドライバー」には、「トルククラツチ」という機能が備わっています。
この機能は設定した以上の負荷がビットにかかると、それ以上ビットを回さないようにして締め過ぎを防ぐ働きをしてくれます。
「電動ドライバー」本体の胴体についている、リング目盛りの数字を廻してクラッチの強弱を切り替えます。
適切な数字に合わせれば、設定した以上のパワーがかかると、自動的にビットが空回りして締めすぎを防止する、という大変便利な機能です。
「電動ドライバー」を使い慣れてくると、スイッチの引き加減の微調整により、ある程度締め付け力をコントロールできますが、
この『トルククラッチ』は万が一の締め過ぎを防止してくれるスグレモノの機能なのです。
「電動ドライバー」についている「トルククラッチ」は便利な機能ですが、『インパクトドライバー』には基本的に「トルククラッチ」は
ついていません。(2012.12時点)
そのため、一旦インパクト機能が働くと、微妙な締め付けコントロールが困難となります。
そこでご紹介するのが、マキタの『インパクトドライバー』、マキタ.TP130Dです。
モード切替レバー操作で
という多機能『インパクトドライバー』になる機種で、「ネジ締めモード」で使えば「トルククラツチ」機能が使える、というまさにスーパー『インパクトドライバー』です。
「電動ドライバー」、『インパクトドライバー』ともそれぞれ特性があります。
プロでもない限り、たまのdiy作業でしたら「電動ドライバー」で十分用が足せると思いますが、
ハードなdiy作業の予定があり、予算が許すなら『インパクトドライバー』という選択もあります。
『インパクトドライバー』は"充電式"のものが一般的ですが、通常の「電動ドライバー」には、
"充電式"と"電源コード式"があります。
電源から離れた場所(例えば屋根など高所)で電源コード式の「電動ドライバー」を使おうとすると、延長コードを伸ばして
電源を取る必要がでてきます。
ところが作業場所では動き回ることが多いので、電源コード式だとコードが絡まってジャマになる、
コードの長さが届かなかった、電源の場所が近くに無かった、などなにかに不都合を感じる場面が、多々あります。
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ただ、"充電式"は電池や充電器などがセットになるため、どうしても価格が高めになります。
また電池持続時間が長持ちする機種、となると価格もそれなりの金額を出す必要があります。
たまのdiy作業程度でしたら"充電式"に拘らず、"電源コード式"の「電動ドライバー」でも十分用が足せます。
なにより電池切れの心配がないので、自分も工房内作業でメインに使うのはもっぱら"電源コード式"の「電動ドライバー」です。
そういうわけで、なにがなんでも"充電式"という理由はありませんので、予算と使用目的に応じて判断すれば良いいと思います。
ちょっとしたウッドデッキ作成でも、何百本ものコーススレッド (木ネジ) を打ち込みますので、
どのぐらい連続して作業できるか、が性能チェックポイントになります。
カタログのチェックポイント
をカタログなどで十分にチェックしましょう。
画像はプロ使用の"マキタ.TP130D充電式インパクトドライバーセット"で、電池パックが予備を入れて2個、急速充電器のフルセット仕様です。
この組み合わせなら無敵のセットとなります。
性能基準は、連続どれ位のネジ締め作業ができるか、ということとフル充電時間までどの程度かかるか、という部分になります。
参考として"マキタ.TP130D"の取説データでは、締め付ける材質、ネジ種類などで異なりますが、"φ4.3×65_.コーススレッド"をラワン材に締め付けた場合、
約140本程度です。
最近は、リチウム電池式の機種が増えてきて(2011.5記)、持続性能がかなり向上しています。
そのほか、夜間作業が多い場合などは、LEDライトで手元を照らす機能付きか、などが選択ポイントです。
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『インパクトドライバー』や、最近の、ある程度上級の『電動ドライバー』、には関係のない話ですが.......
低価格の電気コード式の機種では、「ビット」交換時、工具を使わないと交換できないタイプがあります。
ネジ締め作業で使っていけば、いずれ「ビット」が磨耗し、木ネジの頭からすべって交換の必要も出てきます。
1台で「ドライバー」機能と「ドリル」機能を切り替える必要のある作業では、頻繁に「ビット」の交換をしなければなりません。
そこで「ビット」交換となるわけですが(ビットは消耗品です).....セットする部分(チャック.3本の爪でビット軸をクワエテ固定する)が、
専用工具を使わないと、交換できないタイプがあるので要注意です。
画像のように、左手の部分を手で回すだけで簡単に交換できるチャック方式だと即交換できるので問題ないのですが、いちいち専用工具を探しては見当たらず
イライラする........となります。
メーカーもそのへんは考えていて、ドリル本体にその工具を格納できる部品をつけていますが、
面倒でついその辺に置いてしまうんですよネ........
購入するときは、安価なものでも「ビット」の交換がワンタッチで出来るタイプを選んでおくのがポイントです。
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