ホーム⇒ドライブ旅行記⇒2011.06金沢-白川郷ドライブ旅行

金沢-白川郷ドライブ旅行

 夫婦二人で仲良く金沢-白川郷方面に一泊二日のドライブ旅行へ出かけました。

白川郷までは片道およそ600kmほどの距離ですが、途中金沢周辺で一泊する予定です。
やや強行軍的スケジュールかも知れませんが、ナニ、こちとら長距離ドライブが大好物で、子供たちが小さい頃はディズニーランドの閉館時間までガッチリ遊び、 日帰りで家に戻る、なんてのはフツーにやってましたから。(ちなみに自宅は福島県よりもっと北です.....)

やっと夫婦二人だけの気ままなドライブ旅行に、好きなとき自由な時間で出かけられる年代になったわけで、その第一回目の記念すべき旅行となりました。

アルファードもそのために購入したようなもので、多少の長距離ドライブでもV6 3.5Lエンジンとオートクルーズがあれば鬼に金棒(?)でどこまでだっていけそうな気がします。(2012.12.28)


阿賀野川(あがのがわ)SA

まずはひたすら金沢を目指し、途中、磐越自動車道の阿賀野川SAで、まずは本日第一回目の小休止タイムをとります。

阿賀野川SAは福島県から新潟県に入って最初のSAです。
ここは自宅からおよそ240kmほど走行してきたところのSAですが、途中渋滞もなくここまで順調なドライブでした。

裏庭には歩道も整備され、展望台からは悠々と流れる阿賀野川の眺望が楽しめます。福島のお土産品の購入はここがおすすめ。


米山(よねやま)SA・下り

次の休憩地点は米山SAで、ここは北陸自動車道上にあるサービスエリア。

磐越自動車道の阿賀野川SAからは150kmほどのドライブで到着です。

ここで朝食タイムを取ります。




本日の朝食です。
まだこれから金沢までの長丁場の運転がひかえていますから、しっかりスタミナをつけておきます。




朝食の後、ブラリと敷地内を散歩して日本海を望める展望台まで行って見ます。

日本海を望めるロケーション抜群のSAで、佐渡弥彦米山国定公園に位置し、霊峰米山、佐渡島、弥彦山を一望できます。


有磯海(ありそうみ)SA(下り)

有磯海SAは北陸自動車道上にあるサービスエリアで、富山湾を一望できる景勝地にあり、晴れた日は能登半島が見渡せます。

さきほど朝食を食べた米山SAから、50kmほどの地点にあり、ここから金沢駅までおよそ98km、一時間半ほどの距離です。




もう金沢はすぐ先なので、ここまできたら急ぐこともありません。

小腹がすいたのでひと串軽くつまみ、ノンビリと休憩タイムをとります。


金沢に到着

昼前に余裕で金沢に到着しました。
さすがに大排気量のエンジンは余裕があり、ここまでけっこうな距離を走破してきたのですが、クルーズコントロールのおかげもあってか、 ほとんど疲れもなく非常に快適なドライブでした。

兼六園入口の駐車場「兼六P」に駐車します。

この駐車場は兼六園出入り口のひとつ、桂口坂のすぐそばにあり便利です。




1,2階は満車でしたが、運よく3階駐車場の端に駐車することができました。

まだピカピカの新車なので停めるときもケッコウ気を使います。




広大な園内を一通り見て回れば1時間はかかる兼六園には出入り口(料金所)が7つあり、どの出入り口からでも入園・退園ができます。

到着地点は地図左下の兼六園駐車場でしたので、桂口坂から入るコースをとります。

当日ならチケットがあれば園内の出入りは自由です。


兼六園(けんろくえん)

兼六園は、石川県金沢市にある国の特別名勝の日本庭園。

岡山市の後楽園と水戸市の偕楽園と並び、日本三名園の一つに数えられます。

加賀藩の庭園として造られた江戸時代を代表する池泉回遊式庭園で、広さは約11.7ヘクタール。
1922年に国の名勝、1985年には国の特別名勝に指定されています。

11月から園内の松などに、恒例の「雪吊り」作業が始まりますが、これは北陸特有の重たい雪で枝が折れるのを防ぐためのもの。




延宝4年(1676)、に加賀藩5代藩主、前田綱紀が金沢城内に蓮池御亭と称する別荘を建て、周辺を庭園として整備したのが始まりとされ、 その後11代藩主「 治脩」、12代藩主「齊広」、13代藩主 「齊泰」が主に作庭に力を注ぎ、齊泰の代になってようやく現在に近い形になったとされます。




園内はゆっくり歩いても1時間もあればグルリと見て回れますが、見所がいろいろありますし休憩処もアチコチにありますからノンビリ見て回るのもオススメです。




明治紀念之標(めいじきねんのひょう)......兼六園を見下ろすようにそびえ立つ日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の像。富山県高岡で造られた日本最古の銅像で、身長は5.5メートル。 西南戦争で戦死した郷土軍人を祀るために、明治13(1880)年に建てられた。台石のうちの大きな石を、大蛇・ナメクジ・ガマに見立てて、 それらが互いににらみ合い「三すくみ」の状態にあるので崩れないと言われる。また銅像の成分を嫌い、カラスなどがとまらないらしい。


兼六園内には、眺望亭(ちょうぼうてい)、内橋亭(うちはしてい)、三芳庵(さんぽうあん)などの休憩処があり、 金沢名物あんころ餅、お抹茶(お菓子付き)、甘酒やおそば、丼物等が味わえます。 歩き疲れたら茶店でお団子とお茶でちょっと一服、というのも兼六園の楽しみ方のひとつです。




帰りの坂を下る道路にはお土産屋さんがズラリと軒をつらねています。




石川県立歴史博物館

石川県立歴史博物館は兼六園、県立美術館、能楽堂のすぐ近くにあります。

石川県立歴史博物館は、かって陸軍第九師団兵器庫として第一棟は大正3年6月、第二棟は大正2年8月、第三棟は明治42年8月に建てられました。 戦後は金沢美術工芸大学に使用され改修され、のちに県立歴史博物館となった建物で 今日でも鎧戸などから兵器庫時代の雰囲気が伝わってきます。




いずれも煉瓦造り、2階建てで、左右対称を基本とした端正な意匠になっており、長さは90mにも及び、この種の建物としては我が国で数少ない貴重なものとされています。

館内では常設展示として石川県の考古・歴史・民俗資料を公開し、模型やビデオなどでわかりやすく説明していて、 石川の民俗に興味のある方にはオススメです。

ただ、興味がないとあまり面白いは思えず、観光客もほとんど見かけませんでしたので、のんびり見て回ることができました。




香林坊(こうりんぼう)

香林坊という町名の由来は、比叡山の僧であった香林坊が還俗して、この地の町人向田家の跡取り向田香林坊(むこうだこうりんぼう)となり、 以来目薬の製造販売に成功して「香林坊家」として繁栄したという説が有力。

日本海側有数のショッピングゾーンであり、ビジネスゾーンです。




金沢市の中心の繁華街である「香林坊」の三叉路にある走り続ける逞しい足の彫刻。




金沢21世紀美術館側から坂を下っていった大通りの左側を数百メートル歩いただけですが、この近辺はなかなか食事処が見つかりません。

やっと見つけたお店で焼肉定食のランチを食べました。


金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館は、石川県金沢市広坂にある現代美術を収蔵した美術館。 愛称はまるびぃ(由来は「丸い美術館」)というそうですが、 一般的には「21美(にじゅういちび)」と呼ばれることが多いとのこと。

2004年10月9日にオープンした、ガラス張りの円形美術館。建物は地上1階、地下1階建て。芝生の敷地中央にあり、円形(直径112.5m)総ガラス張りで正面といえる面がなく、逆に言えばすべてが正面といえる。 兼六園方面、香林坊方面、柿木畠方面などの方向からも入場できる上に、無料入場できる範囲を広く取っており、多数の作品を無料で鑑賞することができる (有料エリアは中央の正方形状の部分であり、入口は兼六園側になっている)。




美術館としては正直物足りないというイメージでしたが、雑誌、テレビなどでたくさん取り上げられている有名な博物館という面で見ればユニークな場所なのでしょう。
無料で見られるスペースもありたしかに斬新な美術館だとは思います。

チョッと風変わりな美術館、という印象でした。




道の駅で休憩








金沢駅(かなざわえき)








日本屈指の古都 金沢には老舗の和菓子屋さんが多数あり、金沢駅構内にある「金沢百番街おみやげ館」には、和菓子や伝統工芸品、加工食品など、 金沢を代表する老舗や名店がひしめき合っています。

郷土料理のレストランや、宅配便を手配してくれる窓口もあるので、みやげ選びにぜひ利用したいところです。




五箇山トンネル(ごかやまトンネル)

五箇山トンネルは、富山県南砺市にある国道304号のトンネル。
このトンネルと梨谷トンネル・梨谷大橋の開通により、それまで難所・細尾峠に行く手を阻まれてきた五箇山地区と城端地区が通年で往来できるようになりました。

全長3070メートルは富山県の道路トンネルとしては第3位(2006年(平成18年)8月現在)。

国道304号は、石川県金沢市から富山県南砺市に至る一般国道。
金沢と五箇山とを結ぶ五箇山トンネルは建設省(現国土交通省)選定「日本の道100選」にも選ばれており、 他の99選は文字通りの「道路」なのに対しトンネルとして選ばれている唯一の存在です。




金沢市内から白川郷を目指す途中、五箇山トンネルを抜けたあたりに見晴らしのいい峠がありましたのでチョッと一休みです。
ここからはしばらくは下り坂が続きます。

とてもおだやかな日和で絶好のドライブ日和でした。  金沢駅構内で買ってきたお弁当で昼食タイムをとります。

バックに写っている右手後方の赤い橋が、五箇山トンネルへと続く梨谷大橋です。


合掌造りの集落が良好に残っている集落としては「白川郷」が有名ですが、ここ「五箇山」にも相倉・菅沼の2箇所の集落があります。

五箇山は加賀藩領の塩硝生産が保護されていた地域で、流刑地にもなっていた陸の孤島である分、原料調達の長所のほかに秘伝の漏洩を防ぐという意味でも適していました。
稲作に不向きな土地柄でもあったため、塩硝生産は養蚕とともに発達した家内工業の一つだったといわれます。

塩硝は火薬の原料となる硝酸カリウムで、五箇山では雑草と蚕の糞を利用して抽出する培養法が行われていたそうです。


道の駅白川郷(みちのえき しらかわごう)

道の駅白川郷は、1996年に岐阜県大野郡白川村の国道156号上にある飯島神社前にオープンした道の駅。

東海北陸自動車道の白川郷インターの近くにあり、白川郷の合掌造りと同じ茅葺きの屋根が特徴的な道の駅です。

合掌造りの仕組みが学べる合掌ミュージアムや、合掌造りに関する展示場「合掌ミュージアム」「総合文化交流施設」が併設され、 さまざまな過ごし方、利用の仕方ができるように工夫がされています。




施設内の奥に入口が......薄暗い中に入ってみると、ナント本物の合掌造りが移築されていました。
建築過程をわかりやすく開設する「合掌造りミュージアム」が内部に併設されているのですね。

合掌造りの構造や内部の暮らしぶりなどが再現されていますから、よそにはないミュージアムが楽しめて退屈しません。

作業しているオジサンたちは人形です.......念のため。


白川郷(しらかわごう)

白川郷(しらかわごう)は、岐阜県内の庄川流域の呼称で、そのなかの"荻町地区"は合掌造りの集落で知られています。

合掌造りの集落が良好に残っている3集落、すなわち白川郷・五箇山の合掌造り集落として、1995年には五箇山の2集落("相倉地区"、"菅沼地区")と共に ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されました。

"荻町集落(おぎまちしゅうらく)"は1976年に、"相倉集落"と"菅沼集落"は1994年に重要伝統的建造物群保存地区として、それぞれ選定されています。

荻町の合掌造り集落は妻を南北に向けて整然と並んでいる点に特色があり、家ごとの塀がないことと相俟って、それが独特の景観を形成しています。




「合掌造り」という名称の由来は、掌を合わせたように三角形に組む丸太組みを「合掌」と呼ぶことから来たと推測されています。
合掌造りが切妻屋根を採用したのも、入母屋造や寄棟造よりも屋根裏の容積を大きくできるからで、住居の屋根裏を活用する必要があったと考えられています。

ただし屋根裏のうち上層部はせますぎて居住には適さず、あくまでも養蚕などの産業用であったようです。
養蚕は地域によっては住居と別棟を作って行うこともあったが、土地の狭い山間部の集落では少しでも農地を確保するため住居の屋根裏を有効活用していたのでしょう。

かつての白川郷や五箇山では、せまい耕作地が相続によって細分化されることなどを防ぐために、結婚できるのは(ナント!)長男だけだったそうです。

その結果として、一つの住居に家長とその嫡流だけでなく、傍系に当たる親族や使用人たちも多数暮らす形となり、力をあわせて農業や家内工業に精を出したといいます。

合掌造りでない住居群もありますが、いずれも明治時代初期から20世紀中頃までに建造されたもので、十分に伝統的な集落の景観に調和しているとされます。

合掌造りは保全のために、大規模な補修や屋根の葺き替えを30年 - 40年に一度行う必要があるといわれます。
これは多くの人手と時間を要する大掛かりなものであり、住民総出で行わるそうです。

毎年2月頃の週末には夜間ライトアップが行われるそうで、幻想的な風景が見られます。


集落の北側には、高台の城山城址の展望台があり、荻町集落全体を見渡すことができ、絶好の撮影スポットとなっています。

集落からはケッコウ長い上り坂を歩きますから、旅行に出かけるには日頃から足腰は鍛えておきましょう。




荻町集落は白川村の一部で、南北方向(写真では上下方向)に約 1,500 m、東西方向には最も広いところで 350 m の広がりを持っている集落です。

状態の良い合掌造り住宅は現在59棟が残っているそうですが、明善寺庫裏の様式も合掌造りに分類されるため、これを含む場合は60棟とカウントされます。

白川郷と五箇山の集落地帯は、有数の豪雪地帯であったため周囲との道路整備が遅れ、そのため奇跡的に合掌造りの住居構造が残ったといわれます。


屋根組みには釘を1本も使わず、丈夫な縄で固定しており、これは、雪の重さや風の強さに対する柔軟性を生み、家の耐久性を増す工夫とされています。

なお、釘を一切使わないわけではなく、床板などの打ち付けには使われているとのこと。
この釘が和釘(角釘)なのか洋釘(丸釘)なのかは、築造年代を判断する手がかりにもなるそうです。




大勢の観光客で賑わっていましたが、ちょっと気になるのはここに住んでいる人たちの生活。

こんなにひっきりなしに家の前をウロつかれていてはなかなか気も休まらないでしょうから、人気観光地に暮らすというのも大変なのかも。




越中境(えっちゅうさかい)パーキングエリア

今回旅行の目玉である白川郷見物を十分堪能したあとは、一路自宅に向けて帰り支度となります。
ここから家までは約600kmのロングドライブとなりますが、ナンノ愛車3.5リッターV6エンジンのアルファードなら余裕で帰れます。

途中、富山県下新川郡朝日町境の北陸自動車道上にある越中境PAで休息をとりました。

越中境PAはその名の通り富山と新潟の境目にあるパーキングエリアです越中境の名物でもある『たら汁定食800円』が一押し人気メニューです。




眼下に富山湾と能登半島の雄大なパノラマが広がる、眺望抜群のPA。
富山県の食材を使用したメニューやお土産品を楽しめる休憩ポイントです。

この後は福島のSAで夕食をとったあと無事自宅に到着しました。   イャ〜、ホントにアルファードはいくら長距離を走っても疲れない車ですね。

そういえばディラーのセールスマンさんが、『毎月、九州に行き来しているお客さんがいるが、アルファードに買い替えたら運転がズイブン楽になったといってます』........ などという話をしていましたが、たしかに納得のドライブ体験でした。


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