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アルファード用ベッド

 ドライブ旅行が趣味の我が家ですが、アルファードの広大なリアシートをベッドにしたら休憩のときなど体を思い切り伸ばせてズイブンゆったりできるんだろうな........ などと以前からウスラボンヤリ考えてはいたのです。

 それが、また新たにドライブ旅行が決まったこのタイミングで、いよいよ思い切ってベッド作りにとりかかることに。

あまり大げさな工事をしなくてもいいように、シートを上手く利用した『簡易型ベッド』を、お手軽diy作業で作りました。


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車内ベッドの作成

 我が家のアルファード(20系)は8人乗りタイプなので、フルフラットシートにすれば多少の出っ張りはありますが、そのままでもベッドになってしまいます。

 ただ、今回は本当にまっ平らの本格的(?)ベッド作りに挑戦です。 ネットなど見ると皆さんイレクターなどでベッドの支柱を組上げ本格的な作りでやっているようですが こちらはフルフラット状態のシート上に、4枚に分けたベッド板を載せるだけ、という超お手軽タイプです。

 この方式なら設置・撤去が簡単にできますから、思いついたらベット板を敷くだけでブラリと気軽に長距離ドライブが楽しめますし、 普段しまっておくときも4枚に分割していますから収納スペースもそれほど取りません。

 

車内ベッドの作成



多少デコボコしますが、そのままでも2列目・3列目シートをフルフラットにすれば、長さ約2300ミリ・幅約1400ミリの長大休憩スペースが確保できてしまいます。

この状態で天井までの高さは最大980ミリほど確保できます。 3列目の背もたれ部分がやや高く盛り上がりますが(約14.5センチ)、逆にこの高さを枕に利用できますので ベッド端はここに合わせます。




今回準備した材料は、まずベッドのベース材となる合板(910o×1800o×12o)が2枚(1,180円×2=2,360円)。
合板に張り合わせるクッション材としてマットレス(910o×1920o×40o)を2セット(2480円×2=4,960円)。
そして、その二つをスッポリ覆うカバーとなる合皮ビニールレザー(910o×4000o一巻き・4,496円)、以上がベッド作りの基本材料です。

高さ調整用台(後述)で使用したイレクターや台座木などは手持ちのものを使いましたが1000円もあれば購入できると思いますので、トータルの材料費は12,000円程度です。




合板は前部・後部それぞれ4枚に分けて室内の形状に合わせてカットします。  こちらは前側につかう合板です。  画像右側が助手席後ろ側、左が運転席後ろ側になります。

合板は電子ジグソーを使い、車内の出っ張り具合に応じて微妙(?)なカーブで曲線カットしています。

厚手の工作用紙を使い車内の微妙なカーブに合わせ、ハサミを駆使し型紙をつくる工程がメンドウといえば面倒ですね。



こちらはベッドの後部となる合板です。 3人乗車モードに対応させるため助手席側となる右側のベッドは短くしています。

3人乗車モードのときはセカンドシート左側(助手席後ろの一人用シート)に置くベッドは取り外しますが、このときある程度セカンドシートを後退させてもジャマにならないスペースを確保するため やや短くしています。

今回使った道具は、電子ジグソー、電動丸ノコ(なくてもジグソーで代用可)、カッターナイフ、タッカー、メジャー、紙ヤスリ、内装に沿ったカーブ形状を決めるための工作用紙、 鉛筆、ハサミ、イレクターカッター、イレクター接着剤、などです。




カットした4枚の合板をシート上に置いて、全体のサイズと位置関係を確認します。
ドアを閉めた状態でほぼ室内ピッタリに収まるようにカットしておきました。

4枚のうち画像の左上側一枚を外せば、簡単に3人乗車のシートモードにできます。




各合板の形状にあわせカッターナイフでマットレスをカットしていきます。

ピッタリの大きさでカットすると、カバーをかけたとき縁がやせてしまうのでやや大きめにカットしたほうが良かったかも.........




合板に貼り付けたマットレスをビニールレザーでスッポリと覆う作業で使う道具はカッターナイフとタッカーのみです。

タッカーを使って裏面をホチキス止めしていきます。




単純な形状ならほぼキレイにカバーは貼れます。  ビニールレザーは丈夫なので貼り付け作業で片方の縁を留めたら、もう片方をできるだけシワが残らないよう思い切り引っ張ります。 最初は布製のカバーを使おうと思ったのですが、見た目が皮のようなこの素材にして正解でした。




完成した4枚を車内に敷き詰めれば、ゴージャス(?)なベッドの完成です。
内装と似たような色合いのビニールレザーなので落ち着いた感じで仕上がりました。

仮眠程度ならこのままでも十分使えますし、車中泊なら幅140センチのダブル敷きフトンがピッタリ収まります。

右前のベッドを外せば3人乗車モードにできます。



敷き詰めたベッドの前部、運転席側ベッド先端がシート端から少しはみ出し、ベッド先端が若干下がってしまいます。   マア、布団を敷いてしまえば気にならないレベルなのですがナントなくシックリきません。

そこでベッド先端を支えるため支柱台を作ります。
材料は長さ120cmのイレクター1本とイレクターパイプカッター、イレクター専用接着剤、固定コネクター、土台となる木製の板です。




イレクターを切断するにはこのイレクターカッターを使います。 右のツマミを回して(緩める方向に左回し)まずイレクターを挟み込みます。 




挟み込んだイレクターの外周上を、ツマミを回して徐々にイレクターを締め込みつつグルグルカッターを回します。

あまり一気にツマミを回しすぎて締め込みを強くし過ぎればカッターは回りませんし、かといって弛めの締め付けではカッターの刃はそれほどパイプに 食い込まないからなかなか切断できない.......

と、うまくカットするには少々コツが要りますが、10回転ほど回しながらやればポロッとカットできます。



完成した台です。 これを運転席側とセカンドシートの間に置き、前部ベッド端を載せればベッド全体の高さがフラットに揃った広大なベッドスペースが確保できます。




食事用テーブル

 長距離ドライブなどで、レストランなど食事処が見当たらずしかたなくコンビニ弁当を車内で食べる......という場面がありますが、そんなときに困るのが 食べ物や飲み物の置き場所です。

 そこで車内でもゆったり食事できるように食事用テーブルを自作してみました。

 

食事用テーブル



自作テーブルを運転席と助手席の間の車内に設置したところです。

肘掛を利用してポンと置くだけの簡単設置です。

ギリギリまで広く使えるよう前方を広くしてあります。

表面は濡れてもすぐ掃除できるよう丈夫なフロア用ビニールで覆いました。




テーブルサイズは、長さは約700ミリ、幅は広い部分が約450ミリ、狭い部分で約300ミリです。

前方の切り込みは置いたときテーブルが左右にグラつかないようシフトレバーに噛ませる切込みです。

車内の内装色に近い色合いのビニールクロスなので使うときもそれほど違和感は感じません。




テーブル裏面です。

表面を覆ったビニールクロスを裏までひっぱりタッカーで止めています。

肘掛が当たる部分はスベリ止めとして布を張っておきます.......でも結局ビニールクロスで隠されてしまいました。

上部の黒い部分は、テーブルセットしたときコンソールボックスにキズがつかないよう当たる部分にゴムクッションを貼り付け養生しています。




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