ホーム⇒ドライブ旅行記⇒2014.04 「海ほたる」〜千葉房総半島の旅

「海ほたる」

「海ほたる」は、川崎市と木更津市を結ぶ東京湾アクアライン上に設けられた、PA(パーキングエリア)です。

「海ほたる」は、盛土式の全長約650m、全幅約100mの長方形をした人工島で、正式名称は「木更津人工島」といいます。

東京湾を横断して川崎市と木更津市を結ぶ東京湾アクアラインの木更津沖合い4.4km に造られています。




「海ほたる」はPA(パーキング)となっていてUターンは可能ですから、「海ほたる」を観光してまた戻ってくることが出来ます。
ただしUターンして戻る場合、PA内の料金所ゲートを通過することになり、東京湾アクアラインの行きの片道料金と同じ金額を、帰りの通行料金として払うことになります。

Uターンせず対岸に向かう場合はPA内の料金所ゲートを通過することはありませんが、出口を間違えやすく料金所ゲートで慌ててバックする車を時々見かけます。


東京湾アクアライン

東京湾アクアラインは、1989年に着工し、1997年に完成した川崎市と木更津市を結ぶ約15kmの自動車専用有料道路です。

海上ルート5.1km(木更津市側)と海底ルート約10km(川崎市側)を結ぶ幹線道路で、総事業費は1兆4400億円といわれ、当初は通行料金の高さもあり通行量は低迷していましたが、現在(2014.10)は国と千葉県が財源を折半し、 「ETC普通車・800円」の通行料金となっています。

木更津方面に続く東京湾アクアラインを眺めた風景で、橋の向こうに見えているのが千葉県の房総半島です。

東京湾アクアラインの開通によって川崎市と木更津市は従来の3分の1の約30分で結ばれることになり、京浜地域と房総地域の走行距離や時間が大幅に短縮されました。 首都高には大きなSAがないので、千葉方面に遊びに行くにはちょうどいい休憩場所になります。

【東京湾アクアライン通行料 800円、2014年以降 10年間継続へ】    

ETC車割引料金 通常料金
軽自動車 640円 2,470円
普通車 800円 3,090円
中型車 960円 3,700円
大型車 1,320円 5,090円
特大車 2,200円 8,490円




「海ほたる」・施設

3階駐車場から木更津方面を眺めた風景です。 3階は川崎側からの駐車場となっています。

「海ほたる」は設備的にはSA(サービスエリア)並みですが、PA(パーキングエリア)とされています。(但しガソリンスタンドはありません)

サービスエリアは「高速道路などに約 50km おきに置く」という設置条件があるそうですが、東京湾アクアラインの全長は基準に満たないため パーキングエリアとされたようです。

一般のPA(パーキングエリア)と同じで24時間出入りできます。 但し、ショップ・レストランなどは各店舗により営業時間を設けています。
「海ほたる」には休憩するだけではもの足りないほど充実の施設が揃っていますから、タップリ時間をとって出かけましょう。

■■ 各階の施設 ■■




川崎方面の眺め

この先が川崎方面の方角となります。
川崎方面から「海ほたる」までのコースは橋梁ではなく、海の下を通る全長さ9.6kmのトンネルとなって結ばれています。

トンネルで結ばれている川崎方面-「海ほたる」間の、半分あたりのところにあるのがトンネル内部の空気を排気・送気したりするための人工島「風の塔」です。
「風の塔」は、川崎市浮島の沖合約5kmに作られた直径約200m、深さ75mの人工島で、塔の上には、高さ90m(吸気用ダクト)と75m(排気用ダクト)の大小2つの塔がそびえています。

東京湾に吹く風は一年を通して南北方向に平均風速7mといわれています。風の流れをうまくキャッチし、高い排気効率を得られるように空気力学的(ベルヌーイの法則)に考慮され、 円筒形を12度傾け、更に上部から斜めに切り落とした、さらに切り口も曲面形状になっています。


「海ほたる」駐車場について

「海ほたる」は1〜3階が駐車場となっています。(駐車台数・普通車約408台、大型車約93台)

「海ほたる」の駐車場は上り線(木更津方面→川崎方面)と下り線(川崎方面→木更津方面)にわかれ、2Fは木更津方面側からの駐車場、3Fは川崎方面側からの駐車場です。
2F、3Fの普通車駐車場の高さ制限は2.5mです。これを超える車両は1Fの大型駐車場へ駐車となります。

車が無くても、東京湾アクアラインには高速バス路線が多数乗り入れているので行くことができます。 但し、「海ほたる」に停車するのは一部の路線、一部の便になるので事前にバス会社のサイトで確認する必要があります。

川崎浮島JCT・浮島ICにて、首都高速湾岸線と国道409号に接続しています。 木更津金田ICにて、東京湾アクアライン連絡道と国道409号に接続。さらに、東京湾アクアライン連絡道は、館山自動車道と圏央道に接続します。


東京湾アクアラインの海底トンネルの掘削に使用したシールドマシンの、カッターフェイスを復元したもので、直径は14.14メートルと世界最大規模です。

8基のシールドマシンがカッターフェイスを回転させて掘り進み、1994年(平成6年)8月から1996年(平成8年)8月までの24箇月で工事を無事完了しました。

 


5階まで続くエスカレーター

1階から5階までつながるエスカレーターは、夜間には青白く発光する「ウミホタル」をイメージしたイルミネーションの輝きで美しく光っています。

ちなみに、「海ほたる」とはカイムシ(貝虫)目の甲殻類で体長約3mmの生物。 二枚の楕円形の殻をもち、灰白色をしています。
上唇の一部から分泌する発光物質は海水に触れて青色に発光するそうです。

日本の太平洋岸の海に生息し、夏から秋にかけてもっとも多く発生するものです。




「海ほたる」の最上部には、ヨットの帆をイメージした「海ほたる」の天蓋が広がっています。

施設のど真ん中を1階から5階まで突き抜けている屋根付のエスカレーターの左右には、各階に応じたお店があります。

「海ほたる」5階の展望デッキは、グルリと一周できるパノラマデッキとなっており、東京湾を航行するさまざまな船舶、 羽田空港を離着陸する旅客機、東京湾越しの富士山等を見ることができます。




1階から5階まで突き抜けている、全長約100m幅約7m約42000球のLEDに彩られたエスカレーターは、夜間は幻想的な光に彩られます。

1階から3階までが駐車場で、4階・5階が営業施設となっています。




客船をイメージ

「海ほたる」は360度海に囲まれ、客船を思わせるデザインが特徴のパーキングエリアです。

グリルと海に囲まれ、特に天気のいい日は行き交う大型船や、羽田空港に離着陸する飛行機を間近に見れる、という絶景を堪能できます。

5階はレストラン、コンビニ、展望デッキがあり、ゆっくり東京湾の風景を眺めることができます。
右手の建物は見晴らしの良い展望レストランとなっています。




夜間には「海ほたる」をイメージする幻想的な光を放ち、神秘的な風景が堪能できます。




パノラマデッキ

パノラマデッキ上には、このようなオブジェがいくつかあり、中でも「イルカの像は記念撮影で1番人気となっているようです。
他には「カジキマグロ」、「地球儀」、「カメ」などのオブジェが点在しています。


見晴らしの良い展望レストランの窓際に陣取れば、海を眺めながらの食事を楽しめ、解放感溢れる気分を満喫できます。 
外側の展望デッキにはベンチがあり、ゆっくり東京湾の風景を眺めることができます。

広々とした展望デッキ部分や、駐車場、通路などのオープンスペースは、ペット同伴でお散歩することもできます。




エスカレータ最上階の5階は吹き抜けのデッキとなって、レストラン、コンビニ、展望デッキなどの施設があるエリアです。

東京湾を渡る風が強くて外でユックリと景色を楽しむ余裕もないときは、4階からの展望がオススメです。
今まで4階からはほとんど景色が見れませんでしたが、リニューアルされて室内から富士山や東京湾を眺めることができるようになりました。 足湯もリニューアルされて、4階富士山側に移動しました。


営業施設

改装されて、店舗を中央に集め、4階北側(ノースキャビン)が「海の見える大回廊」として全面ガラス張りになりました。


「東京湾は風が強く、台風の通り道でもあるが、風に強いガラスを使用したことで安全性を高めた」(NEXCO東日本)そうで、 ガラスが大きく開放的で、土産を買うだけでなく強風の日でも東京湾の眺めを楽しめるようになりました。





豪華客船を模した形の建物の中にはさまざまな店舗があり、食事やショッピングを十分に楽しめます。

4階にはコンビニ(ファミリーマート)、土産物店、そしてゲームセンターまであります。
このうちコンビニとレストランの一部は24時間営業となっていますので大変便利です。


レストラン

ここ5階の吹き抜けのデッキには、美味しそうなメニユーが並ぶ各種の飲食店が何店も営業しています。




「天丼てんや」では、穴子天丼(850円)が食べられます。5Fのマリンコート内にあります。 天丼やうどん・そばなどのメニューも揃っています。野菜天丼は500円とリーズナブルです。


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