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ホーム⇒運転操作や手続き.あれこれ日記⇒クルマの燃費アレコレ
１０・１５モード燃費とは
車を購入するときは、カタログをそれこそ穴の開くほど見てあれこれ研究しますよね。
多分一番ワクワクする気分になれる時だと思います。 大いに悩んじゃってください。
カタログで気になるのが「１Lのガソリン(もちろんディーゼルなら軽油)で何km走行できるかという目安になる数字」、
いわゆる『燃費』という数値で、時代とともに測定方法も変わってきています。
いまは新しい燃費基準"JC08モード"に変わりましたが以前は10.15モード燃費（じゅう.じゅうごモードねんぴ、
テン.フィフティーンモードねんぴ）
という燃費計測方式がありました。(2006年に国土交通省より新たな燃費値"JC08モード"が公示されました)
「10.15モード燃費」以前は６０km/hの一定速度で走行したものを「定地燃費」として表示していたのですが、
街中で実際に走行するときとは余りに燃費数値が違いすぎて実際の走行実態と合わなくなり、
10.15モード燃費 という測定方法がとられるようになったようです。
【１０.１５モード燃費の意味は】
- まず、１０は..........市街地走行モードを想定した１０項目の走行パターン。
- 次の、１５は..........郊外走行モードを想定した１５項目の走行パターン。
なお、実際に走行して計測しているわけではなく、シャーシダイナモという装置に乗せてコンピューターで計測しているとのこと。
わずかな重量差でもシビアに計測されてしまうので、同一車種でもエンジン形式や駆動系(２駆か４駆か)、グレード(椅子の形状とか)によって燃費の差が生じます。
わがアルファード.３．５Lでも、２駆は(９．５km/L)ですが、４駆は(９．４km/L)と若干下がります。
なお、従来の６０km/h定地燃費計測方よりは多少実態に近づいたようですが、依然として実際の走行燃費とは差が生じているようですので
カタログ値を鵜呑みにしないようにしましょう。
| 気になる情報(アルファード燃費) |
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V6 3.5L(2GR-FE)......２駆(9.5km/L)、４駆(9.4km/L)。 ★2010版カタログ値(４駆は8人乗りのデータ、7人乗りは9.1km/L) 街中走行オンリー(4〜5km/L) 比較的空いてる高速道路(10〜11km/L) 信号機がほとんどない一般道(8km/L以上) ★実際自分で運転していての実用燃費 (道路状況.運転操作で異なりますので、あくまで参考程度とお考えください) |
直4 2.4L(2AZ-FE)......２駆(11．6km/L)、４駆(11.4km/L)。 ★2010版カタログ値 |
１０・１５モード計測方法は・・・・・・・
実際どのような条件で計測が行われているかと言うと....
- 慣らし走行後の車両使用....３、０００km走行
- 完全暖機状態.......６０km/h １５分暖機後にモード測定
- 走行抵抗設定......車両（空車）状態＋１１０kg（２名乗車分）に設定
- 搭載電気機器.....オフ状態にしておく
- エアコン.........オフ状態にしておく
この条件下で、アイドリング→一定速度まで加速 →速度キープ→減速、などの走行状況を時間設定(数秒〜数十秒単位)して計測している、とのこと。
わがアルファード.３．５Lでも高速道などではカタログ値より良い燃費を記録することもありますので、がんばってカタログ値に迫るエコ運転を心がけましょう。
新測定方式JC08モード・・・・・・
実燃費に少しでも近づけようと、６０km/h（定地燃費）方式から、10.15モード燃費へ測定法が変わったワケですが、それでもまだまだメーカーが公表しているカタログ燃費と、
一般的な走行状況での実燃費には大きな開きがあり、カタログ値がアテにならない(?)、という状況は相変わらずのようです。
たしかに、たったひとつの値が、走行状況が異なる全てのドライバー.車にあてはまる、ということは無理にしても、もう少し現実に即した燃費値がホシイところです。
ということでマタマタ新しく生まれたのが、2006年に国土交通省より公示された、JC08モード、という方式です。
2011年4月以降に発売される車は、この新しいJC08モードでの燃費記載が義務づけられたそうで、すでにJC08モード燃費で掲載しているカタログも少なくないとのこと。
ただ、当面の間は10.15モードでの記載も可能となっているようです。
新燃費基準で計測した場合、ほとんどの車種で今までの10.15モードに比べ、燃費が悪くなるそうなので、実際の走行条件にヤヤ近い測定方法となってはいるようです。
カタログ燃費と実燃費・・・・・・
電気モーターと併用して走行するハイブリッドカー"トヨタ.プリウス"の実燃費は、ネットのユーザーボイスでも平均18〜25km/Lのラインが一般的なようですね。(2013.2)
そのプリウスのカタログ燃費は.......
- 『10.15モードでは38.0km/L』
- 新燃費基準の『JC08モードでは32.6km/L』
と、新燃費基準のほうが5.4km/Lも燃費が悪く(実燃費に近く)なっているようです。
10.15モードに比べれば『JC08モード』の方が多少は実燃費に近づいたようではありますが、一般ドライバーの実際走行燃費とはまだまだ開きは大きいようですネ。
実際、「リッターXXキロ」といううたい文句の低燃費に惹かれて買ったのに、実際の燃費は大幅に悪くてがっかり.....こんな感想を抱いている人が少なくないのが現実のようなのです。
先ごろ、日本自動車工業会から自動車のカタログ燃費と実燃費が大きく乖離している実態や、その要因を紹介する一般向けの冊子が公表されたそうです(2013.5)。
それによると、全車を平均した実燃費は、カタログ値に対して
10．15モードの場合約3割、
JC08モードでは2割ほど低いとのこと。
この差の原因としては以下が影響しているようです
- 加減速等の自動車の使い方による影響が約5割
- カタログ燃費計測で考慮されない電装品（エアコンやランプ、ワイパー等）による影響が約3割
- 外気温や道路状況など走行環境による影響が約2割
特に、低燃費車と謳われるタイプほど電装品の影響によって燃費が大きく左右される傾向があるようで、 カタログ（10.15モード）燃費が.......
- 30km/Lを超えるクルマの実燃費は、カタログ値の6割以下...18km/L以下
- 20km/Lでも7割程度...14km/L前後
ということですからカタログ値を鵜呑みにせず、低燃費車といえども普段の運転操作では"エコドライブ"を心がけることが必要のようです。
ただ、電装品の使用有無や運転テクニックで多少はカタログ値と実燃費差が出ることは理解できますが、30km/Lを超えるクルマの実燃費が、
カタログ値の6割以下(4割もの実態との差)というのはチョッと問題なのでは.......
そこまでやるの燃費競争・・・・・・
このところ(2013.12)TVコマーシャルで頻繁に放映されるようになった「ガソリン車燃費トップはワガ社の○△車」........
という首位の座を奪い合う熾烈な燃費性能NO.1をめぐるメーカー同士のタタカイ。
やはり行き着くとこまでいってしまってるようで、先日のネットネタによると........
※ある軽自動車メーカーは競合相手の燃費性能に追いつくため、ガソリンを入れる燃料タンクを既存モデルの30リットルから20リットルへと大幅に縮小(!!)する、
というなんとも思い切った荒業を繰り出したそうです。
軽量化で燃費は改善するかも知れませんが、これでは航続距離が短くなってしまうんじゃないの、と余計な心配をしてしまいます。
そうかと思えば、某メーカーの大衆車はリアシートのセンターヘッドレスト(後部座席真ん中の枕)を、ナント軽量化のために排除してしまったとか(一部グレードだけらしいですガ).........
どうやら燃費競争に担ぎ出すのはもっぱら余計なものを取っ払った(そして、万が一のときの安全装備を犠牲にした)最低グレード車種らしく、
ここまでして燃費性能を競わなければならない技術者達は大変ですね。
ていうか、ホントにこんなことまでして無理やりヒネリ出した結果でもって『燃費トップのクルマです』、と言われても......どうなんでしょう。
燃費メーターとは・・・・・・
最近のガソリン高騰には頭が痛いですね。 なにせエンジンは３.５L.Ｖ６ハイオク仕様ですから。(半分自慢がはいってますか.....)
そんな中、注目を集めているのが 燃費メーター というもの。
今や新車から標準装備されるのも当たり前の装備となりつつあります。
わがアルファードにも標準で搭載されていますが、ガソリン給油から現在までの平均燃費、走行中の瞬間燃費、購入してからの総平均燃費.....などなど
様々なモードでガソリン消費状況が一目瞭然に分かるスグレモノ装置です。
急発進なんぞしたら、燃費メーターから怒られた....ウソですが、音声でいろいろな情報を教えてくれるものもあるそうです。
残念ながらアルファードには音声ガイダンスはついておりませんが........
走行中リアルタイムで現在燃費が表示されるので自ずとアクセル操作も慎重になります。 アクセルをちょっと強めに踏んだだけで瞬間燃費が２.７km/Lなんぞと
表示されちゃうとそりゃアクセルも緩めざるを得ませんね。
たしかにこの燃費メーターがあれば、いやでもエコドライブになってしまいます。
ただ上り坂などの走行でキビシイ燃費数値を見せ付けられるとフトコロの辺りが冷たくなるのがこの装備の難点といえば難点でしょうか。
でもご安心下さい。 当然ながら表示させないようにもできますから........
車に標準装備されていなくとも、車外品でいろいろな燃費メーターが販売されています。 是非お好みの一品を見つけて上手にエコドライブしましょう。
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