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アルファード・タイヤ交換

 前振りなど不要と言う方は、このままタイヤ交換作業の手順・ページへどうぞ。

 北国のドライバーが季節の変わり目に必ず行う儀式........タイヤ交換

特に冬に向かう季節では、天気予報が降雪予報なんぞ発表した日には、それはもうあちこちで大変な騒ぎになります。

まだ冬用タイヤに取り替えていないドライバー達が、スタンド、カーショップ、ディラーなどに手当たり次第殺到するわけですが、 予約している車が先だ、混んでるから後回しだ、となりまず直ぐには交換してもらえません。

2時間、3時間待ちは当たり前。  午前中に頼んで終ったのは夕方、なんてこともそう珍しいことではアリマセン..........



もちろん用意の良いドライバーサン達は、こんな事態になるであろうことは先刻ご承知ですから、早め早めに交換している訳ですが、 何事にも段取りのよろしくないドライバーのミナサンは、懲りずに毎年毎年同じことを繰り返しているわけです.........


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アルファード車載ジャッキ

アルファードジャッキ格納場所画像  前車マイカー(セレナ.PC24)のタイヤ交換は自分でやっていたのですが、車載パンタジャッキ(*1)だと一輪ずつ交換する、という面倒な作業となるわけで このタイヤ交換作業は、正直億劫な行事ではあったんです。

アルファードにもモチロン標準でパンタジャッキは付属していますがセレナよりはるかに巨大ボディで重いため、シーズン毎のアルファードタイヤ交換作業 をやるからには作業効率化のためなんらかの改善が必要です。

アルファードの車載パンタジャッキは後部左側に格納されています。

取説アルファードジャッキ格納場所


ガレージジャッキ購入を決意

 そこでアルファード(20系)を購入したタイミングでタイヤ交換作業をもっと簡単にできるよう、 ガレージジャッキ購入を決意。

トコロガ、あちこちのカーショップ.ホームセンターなどを色々物色したが、アルファードの巨体重量(*2)を楽に持ち上げられるようなジャッキとなると なかなか見つかりません。

ほとんどが1.5tから2t程度の持ち上げ能力で、ジャッキ幅が狭くアルファードの巨体を乗せたら倒れてしまいそう.........

【求める必要機能としては......】




マキシムパワーガレージジャッキMX-04

などを最低限必要な条件として、あちこちネット検索してやっと見つけたのが.........

マキシムパワーガレージジャッキMX-04

マキシムパワーガレージジャッキMX-04 これは、買って大正解でした。
希望通りの機能で使い勝手も非常に良好です。

ただ、このジャッキをもってしても、アルファードジャッキアップポイントに正しく当てたとしてもアルファードの巨体を持ち上げるのはそれなりの(?)作業量がありますから簡単楽々、 とはナカナカいきません........

でも操作に力が必要ということはないですし、なにより大柄巨体ボデイをしっかり支えてくれる安定感があるので、余裕をもって作業できるというのが精神的に楽でありがたいところです。

2t程度のジャッキだと、かなりキビシイ作業になるでしょうから、この買い物は大満足しています。

  
マキシムパワーガレージジャッキMX-04
低位 130ミリ
最高位 510ミリ
最大使用荷重 3000キロ
本体重量 38.5キロ
本体サイズ 長さ668×幅337×高さ176ミリ
付属品 ラバーコート受け皿



ガレージジャッキの重量にご注意を

 このクラスのガレージジャッキは価格うんぬんよりも、"持ち上げ能力"、 など機能部分に注目して購入検討すると思いますがひとつ注意点が.........

実は、買って手元に届いた時点でまず驚くのがこのクラスのガレージジャッキの "重量" です。

整備工場などのように常に出しっぱなしで移動はキャスターでやる、というのなら重量はさほど問題になりませんが、一般家庭では通常どこかに仕舞っておき、 必要なときに引っ張り出す、という使い方になると思います。

ここで大きな問題(?)になるのが"重量"という部分です。

届けにきた重量物にも慣れてるハズの宅配便のオニイサンが、顔を真っ赤にして重そうに運ぶのを見て『アレッ、早まっちゃったかな』などとこの時点でやっと(?)考えてしまうわけです。

なにせ購入した"マキシムパワーガレージジャッキMX-04"でも"本体重量38.5キロ"ですから移動時は、 エイヤッと腰に気合を入れて(?)持ち上げています。

キャスターがついてるので一旦平地に置けば後は移動は楽ですが、こういう出し入れのときに自力で持ち運べる重量 かどうかも購入前に確認する必要があります。

"持ち上げ能力"だけにこだわれば別のガレージジャッキ選択肢もあったのですが、"重量"との兼ね合いもありこの"マキシムパワーガレージジャッキMX-04"に決めた次第だったのです。 (でも、結果には大満足してますガ)

アルファード用で一人で出し入れするなら、一般的(?)な体力の方でしたら重量的にはこれぐらいが限界かと........ (重量級の車に対応できるガレージジャッキにも、やや高価ですが軽量なアルミ製があるようです)

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アルファードガレージジャッキ・ジャッキアップポイント

 ガレージジャッキは必ず正しいジャッキアップポイントにセットして持ち上げないと車両損傷のおそれがありますから十分注意して取り扱う必要があります。

アルファードフロント側ジャッキアップポイント


リア側ジャッキアップポイント


レバーの長さと上げ下げの角度にも注目を

  驚いたのはこのクラスのガレージジャッキをもってしても、アルファードの後輪タイヤ交換ではレバー先端がリアバンパーからやっとハミ出る、 状態でギリギリの長さでした。

やはり、アルファードは巨大ボディだったのを再認識させられたのですが、 購入時はジャッキのレバー長さを良く確認することが必要ですのでご注意を。

自分が購入したガレージジャッキと、アルファードの重量にも楽に使えそうな能力のガレージジャッキを紹介していますので、 ご購入の際はよく比較検討されることをオススメします。

もう一点は、ジャッキアップするときレバーをシュコシュコと上下運動させるわけですが、リアタイヤ交換画像(後述.作業手順参照)で見るとおり レバーを一番上までアップしたときの角度がある程度寝ていないと(地面に近くないと)バンパーに当たりシュコシュコ出来ないケースも考えられます。

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タイヤ交換時の締め付けトルク

 取説の締め付けトルクは約105N.m(ニュートンメートル.newton metre). 1050kgf.cm(キログラムフォースセンチメートル)、と記載されているようです。

長さ1mの工具を使うとすれば、先端部分に対し10.5kgの重さで締め付ける力ということで、この長さのレンチを使えば普通の大人が 両手にチョット力を加える程度の締め付け力でいいと思います。

とはいっても長さ1mのレンチはなかなか無いでしょうから、レンチ長さ50センチ前後のレンチで締め付ける場合では、スーパーにある20キロの米袋を持ち上げれば分かると思いますが、 アノ20キロ米袋の重さ程度の加重でしっかり締め付ける必要があります。

★..レンチ長さ50センチより1mの工具を使ったほうが、"てこの原理"により半分の力ですみます。
『てこで大きな力を得ようと思えば、なるべく支点から離れたところに力点を置く』


車載レンチ長さは30センチ前後でしょうから30キロ以上の加重を先端にかける必要があるわけで、ここまでくると全体重の半分ほどの力(?)をレンチに込めることになりますね。

レンチ長さにより力加減は随分異なりますので、タイヤ交換作業後しばらく走行したら"必ずもう一度全ホイルナットの増し締め"をするクセをつけて、 くれぐれも"走行中のタイヤ外れ"というオソロシイ事態を招かないようにしたいものです。

増し締めする走行距離は、5〜10キロも走行すればまず作業ミスによる締め付けトルク不足が分かるでしょうし、50〜100キロも走行すれば規定トルク不足によるホイル緩みの兆候有無が分かると思います。

よく、全体重(50〜60`?)をのせ足でタイヤレンチをムリヤリ締め付ける鬼締め付け(?)のような光景を見かけますが、そこまでやる必要はありませんしヘタするとボルト折れなどの危険性があります。

カーショップなどにタイヤ交換作業を頼むと、親のカタキ(?)のような力で締め付けをされる場合がありますが、トルクレンチでキチンと トルク管理してもらいたいものです。


ニュートン(N)と重量キログラム(m kgf)

 ニュートンメートルだ、キログラムフォースセンチメートルだ、などと耳慣れない単位で言われてもピンときませんが、 1N=0.102kg(100N=10.2kg)換算から、1Nm=10.2kgf.cm。

単位の換算

メンドウなので大まかに、"kgを約10倍したのがN"、と記憶しておくことにします。(Nの1桁少なくしたのがkg)

取説の締め付けトルクが約105N.mなら10.5kg、と覚えておきます。(約105N.m....1mの長さの棒先端に約10.5kgの重さを加えるということ。   50cmの長さなら倍の約21kgの重さが必要。)


「タイヤ空気圧チェック」は重要

 タイヤ交換したら、必ず行うのが「空気圧チェック」です。 タイヤに補充した空気は、毎日少しずつ抜けていき、一ヶ月後には空気がおおよそ5%減るといいます。    ですから、オフシーズンで保管していたタイヤは、確実に空気圧が不足しています。  タイヤ交換後は必ず空気圧をチェックして、適正圧にしておきましょう。

 また、空気圧が足らないまま高速道路を走行すると、タイヤが遠心力で楕円形に変形し、ハンドルがガタガタ鳴り出したり、最悪バーストの危険性があります。 高速道路走行前のタイヤ空気圧チェックは、 ドライバーの常識です。

 高速道路走行時のタイヤ空気圧は、メーカー指定空気圧の、1割〜2割ほど高い空気圧にしておきましょう。  メーカー指定空気圧は、運転席側ドアの支柱にシールが貼ってあるはずです。   アルファードは240kPa、ミラは200kPaが指定圧となっています。

エアーゲージ 600kPa 15-297 カーショップなどに空気圧をチェックする「エアゲージ」という工具がありますから、ひとつ持っていれば自宅でも簡単に空気圧チェックができます。

コンプレッサーを持っていれば、エアーコンプレッサーに繋いで、タイヤの空気圧を測定しながら、空気を出し入れできる、 「エアーゲージ」が使えます。

これがあれば、タイヤ交換後、わざわざスタンドまで出かけ、空気圧の調整をする手間が省けます。

 一昔前は、タイヤには空気ではなく窒素ガスを入れると「空気が抜けにくい」といわれ、ブームになったこともありました。  タイヤメーカーの説明では、 タイヤの空気は、エアバルブやタイヤ表面から徐々に抜けていくが、分子の動きが遅い窒素ガスのほうが「通常の空気の1/3から1/2程度の減少」、に留まるのだとか。

 なので理論的には多少メリットはありそうですが、 空気はタダで入れられるのに、窒素ガスは1本500円ほどかかるそうで、このご時世ではサスガにコスパ的にキビシイのか、 最近では窒素充填はあまり聞かれなくなりました。 ちなみに、空気圧は窒素も通常と同じ数値で問題ないそうです。


タイヤの磨耗・パンク時の注意

 タイヤの交換時期を知らせてくれるのが、タイヤの溝の中にあり、溝が磨耗してくると現れる、スリップサインという「ミゾ山」。

溝の高さは一般的な夏タイヤで8mm程度とされますが、これが1.6mm以下になるとこのスリップサインが溝の高さと同じになり交換時期になったことを知らせます。    1.6mm以下のタイヤで走行する事は法令で禁止されており、車検も通りませんからご注意を。

 FF車の場合、駆動輪である前輪タイヤのほうが後輪タイヤより磨耗は早く、かつ右前輪が一番磨耗しやすいそうで、理由は左通行だからとのこと。     たしかに左折では曲がるとき対向車を意識してスピードダウンすることもありませんから、どのドライバーもかなりのスピードと急角度でハンドルを切っています。   その分ずいぶん右タイヤが踏ん張ってくれています。

★...突然のパンクでテンパータイヤ(車載緊急タイヤ)をやむなく使用する場合、テンパータイヤは性能が低いので駆動輪側(アルファードは前輪)には装着しないのが一般的です。

万が一駆動輪側がパンクしてしまったら、駆動輪ではないほうのタイヤを駆動輪側にローテーションし、テンパータイヤは駆動輪以外のタイヤに装着する、という作業が必要になります。


雪道脱出具

 万が一雪道でスタックしても、トランクに入れておくと便利なのが「雪道脱出具」です。

駆動輪タイヤの下に敷いて使うタイプ、手軽なスプレータイプ、ワンタッチでタイヤに装着するタイプなど、簡単に脱出できるよう考案されたすべり止めで、 とても軽量でコンパクトですから格納スペースも取りません。

砂場からの脱出でも使えるので、常時トランクに入れておきたいレスキューグッズの一つですね。


作業の注意事項

 タイヤ交換作業は重大な事故につながりかねない整備ですので作業内容をよく理解し、ご自分の自己責任のもとで お車やジャッキの取扱説明書をよく読み、くれぐれも慎重に作業してください。

  

注意事項
  • タイヤ交換作業は固くて水平な地面で行うこと。
  • 車が動かぬようP・サイドブレーキだけに頼らず、必ず車止めを使う。
  • ジャッキの性能に注意。 表示荷重以上の車重では作業は出来ない。
  • 車内に人を乗せたまま作業しないこと。
  • 車体を持ち上げたら安全のためジャッキスタンド(馬ジャッキ)をかませ、たとえジャッキが外れても車体が地面に落下することを防止する。
  • 車体の下には危険なので絶対にもぐらないこと。
  • 駐車ブレーキをしっかりかけギヤはPレンジ。
  • ジャッキ本体の取扱説明書に従い安全に使用すること。
  

ジャッキ・スタンド

 ジャッキ・スタンドの価格はピンキリですが、安物を買って万が一破損でもしたら、車が壊れるだけでなく怪我する恐れもあります。

 こういった頻繁に買い換えるものではない工具は、多少無理してでも信頼のおけるメーカーのものを揃えたほうが使いやすく、ずっと長く満足して使えますから結局は安上がりです。

 ジャッキアップするなら最低2個のジャッキスタンドが必要なので、2個セットになっているのがオススメ。 画像のジャッキスタンドはBAHCO(バーコ)製。    モンキーレンチなどの開発で知られるBAHCOは、1886年に創業されたスウェーデンの工具メーカーで、現在はアメリカのスナップオングループ。

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アルファード.タイヤ交換作業の手順

 工具以外に、タイヤ交換作業で使用する用具として......

汚れ防止の軍手か手袋、 交換時ホイルナットを入れておく格納箱 (4箇所移動作業するのでレンチも入る大きさのダンボール等)、 地面にヒザを着いた時のためのダンボール等があれば役に立ちますし、 工具袋に「汚れ防止シート」が付属しています。

嬉しいことに、マキシムパワーガレージジャッキMX-04にはおシャレな作業手袋が付属していました。

ガムテープとサインペンも用意しておき、外したタイヤに取付位置を記録して貼り付けておけば、 次回のタイヤローテーション(タイヤ位置交換)時に参考になります。

タイヤローテーションは5,000kmを目安に行うようマニュアルに記載されています。


★ アルファードクラスのタイヤ交換を自分でやるようでしたら、クルマいじりがそれなりに好きなタイプの方でしょうから、ユーザー車検などにも関心があるかと思います。

ユーザー車検体験記(検査ライン編)ページに 自分の"ユーザー車検体験記"を載せてありますので、 ユーザー車検に興味のある方は、よかったら一度のぞいてみてください。
  

手   順 作    業    内    容
タイヤ交換使用工具一式

◆交換作業で使用する工具一式◆

ガレージジャッキ以外には、21_のホイルレンチ。 白っぽいのが車止で二個。
黒い袋には交換タイヤ用のホイルナットが入っています。 これがないと大騒ぎになりますので袋など用意し、 次回の作業に備えます。
茶色の丸いものは木製のクッション材です。 ジャッキの車体接地部分が硬質ゴムで傷つきにくくはなっていますが、 念のため使います。

車イジリの便利グッズ

タイヤ交換使用工具一式

◆ガレージジャッキを使う準備◆

まずこの黒いゴムの固定用スペーサーを外します。
つい、取り外すのを忘れてしまってつけたまま作業することがありますが、そういう時はレバーの上下角度が小さいままになってしまい効率が悪くなってしまいます。

タイヤ交換使用工具一式

◆ハンドルバー固定◆

油圧ハンドル部の穴に、ハンドルバーを差し込んだら、このネジでバーをしっかり固定しておきます。

忘れてしまうと押し込むときはいいのですが、終わって ガレージジャッキを引っ張り出すときスッポリ抜けてしまいます。

アルファードタイヤ交換・ジャッキアップ作業

◆バルブを時計方向に回す◆

ジャッキを使う時には、必ずバルブを時計方向に回してしっかりと閉じておきます。  これをしないと圧がかかりません。

握ったジャッキハンドルレバーを、止まるまで右に回転させていくと、画像の歯車が連動して廻りバルブが閉じます。

タイヤ交換の車止め

◆車止めを使用◆

タイヤ交換作業では車が動かぬようP・サイドブレーキだけに頼らず、必ず車止め(角材・石でも可)を使用します。

前輪交換なら後輪側、後輪では前輪側に車止めをしっかりかけ、作業中に車が勝手に移動しないようにしておきます。

タイヤ交換ホイルレンチ

◆ホイールナットを軽く緩めておく◆

ジャッキで車体を持ち上げる前に、タイヤのホイールナットを21_のホイルレンチで軽く緩めておきます。
ジャッキアップした後、楽に回せる程度まで緩めておけば良いので、ここで完全にホイールナットを外しません。

タイヤ交換ホイルレンチ

◆柄の長いホイルレンチが楽◆

車載のホイルレンチでは、長さが短いためホイールナットを緩めるにはかなりの力が必要となり難儀します。

 柄の長いホイルレンチを使用したほうが"テコの原理"で楽に作業できるのでオススメです。

アルファードタイヤ交換・ジャッキアップ作業

◆ジャッキアップ開始◆

いよいよジャッキアップ作業を開始します。

前輪のジャッキアップポイント(後述)までジャッキをゆっくり押し込んでいきます。
ジャッキ本体が大柄な割に最低位は130ミリなのでラクラク車体下に入ります。   地面とジャッキアップポイントまでの高さも、ジャッキを選ぶときのポイントです。

アルファードタイヤ交換・ジャッキを当てた状態

◆前輪ジャッキアップポイント◆

ジャッキアップポイントにジャッキを当てた状態です。

カバーが半円状に切りかけている部分の突起が前輪タイヤ交換時のジャッキアップポイントです。

トヨタアルファードタイヤ交換・車体持上

◆ジャッキアップ◆

レバーをシュコシュコ小刻みに軽く上下させていけば少しずつ車体が持ち上がり、10〜15回ほどでタイヤが地面から浮きます。

かなりの車体重量ですがこのジャッキならそれほど力は要りません。 安価なジャッキでやったら作業が大変そうです。

ファードタイヤ交換・タイヤを取り外し

◆前輪が地面から浮き上る◆

完全に前輪が地面から浮きました。

この後はタイヤのホイルナットを5本全部外してタイヤを取り外します。

タイヤ交換の車止め

◆ジャッキスタンドで安全確保◆

車体を持ち上げたら安全のためジャッキスタンド(馬ジャッキ)をかませ、たとえジャッキが外れても車体が地面に落下することを防止します。

馬ジャッキが無かったら交換対象外のタイヤを車体下に置いておきます。

トヨタアルファードタイヤ交換・ボルト根元

◆短い車載レンチが役に立つとき◆

車体を上げた後、ホイルレンチを使ってホイルナットを緩めていきますが、柄が長いレンチでは回すときレバー端が地面に当ってしまうことがあります。   ここは柄の短い車載工具のほうが便利です。

トヨタアルファードタイヤ交換・車載工具

◆柄が長いホイルレンチは便利◆

自分が使っているものと、車載工具のホイルレンチ比較です。

右のように柄を縮めるとほぼ車載工具と同寸になるので、これ一本で作業できます。

柄が長いタイプだと"てこの原理"で軽い力でナットを緩めることが出来ますから、本当に楽に作業できます。  ゼヒ一本用意しておくことをオススメします。

アルファードタイヤ交換・タイヤを外した状態

◆タイヤを外す◆

タイヤを取り外す時、ボルトのネジ山がキズつくことを防止するためにも、ズルズル引きずらず、タイヤを持ち上げ気味 にして外すよう意識して作業します。(ただカナリ重いで腰痛に注意)

大の男でもかなり苦労しますので、一般的な(?)女性には持ち上げることは大変かもしれません。 (ソモソモ女性でアルファードのタイヤ交換するカタはいるのか?)

アルファードタイヤ交換・タイヤを外した状態

◆交換タイヤを取り付け◆

交換するタイヤをハブにキチンと密着するよう奥までしっかり押し付け、最初は指を使ってホイルナットを締め込みます。

その後タイヤを両手でゆすってガタが無くなる程度にレンチで仮締めします。  完全に締め付けるのはジャッキダウンさせてから行います。

防止用タイヤは忘れずに外す

◆馬ジャッキは移動させておく◆

車体をジャッキダウンさせる前に、安全確保のため車体と地面の間に置いていた馬ジャッキやタイヤは、忘れずに移動させておきます。

万が一、車体が一気に下がったりすれば、車体がキズつく可能性も考えられます。

車体を下げる

◆ジャッキダウン・車体を下ろす◆

車体を下げるときは、静かに車体が下りてくるよう握ったレバーをゆっくり左に回していきます。

ラフに回すとブシューといった感じで一気に落ちてきますが、丁寧にゆっくりレバーを回せば、ホントウに静かに下がります.... コレ、本当にイイジャッキです。

アルファードタイヤ交換・タイヤを外した状態

◆本締めはジャッキダウンさせてから◆

ジャッキダウンさせたらホイルナットを規定トルクで本締めします。  5本のナットは隣同士から締めず、対角線上に交互に締めていくことがポイントです。

ジャッキアップしたまま規定トルクで締め付けてもカラ回りするので完全に締め付けるのはジャッキダウンさせてから行います。

トヨタアルファードタイヤ交換・ボルト根元

◆失敗談....ナットの仮締めが中途半端◆

2013.12、夏タイヤから冬タイヤ交換作業で、大失敗をやらかした..........

ジャッキアップしている状態でタイヤを取り付け、ホイルナットをキッチリ仮締めしたつもりで、ジャッキダウンさせたら、ゴリッと音がしてナット縁がホイル穴から数ミリ浮いている。

トヨタアルファードタイヤ交換・ボルト根元

◆原因◆

原因は、ナットを中途半端に締めこんだままジャッキダウンしてしまったこと。

このタイプのナットはホイル穴をスベリながら押し込まれるが、画像のようにネジがホイル穴の中心からズレ偏芯している状態だと、 仮締め程度の力で締めてもかなり抵抗を感じてしまい、ナットをチャンと締めた感じがしてしまう。    

トヨタアルファードタイヤ交換

◆中途半端にナットを締めていた◆

そのため、ナット先端が奥まで達したと勘違いし、途中で締めるのをやめてしまった。

ジャッキダウンさせたときゴリッと音がしたのはナット端が奥まで完全に届かず隙間があったためホイルがズレた音でした。

トヨタアルファードタイヤ交換・ボルト根元

◆このタイプのナット形状は危険?◆

マア、もっと強い力で仮締めしておけばこんなミスは無かったのですが、何事も経験と考えマス。 ちょっと急いでいたセイもあったもので.....

このホイル穴をくぐり抜け締めるタイプのナットには十分ご注意を。

トヨタアルファードタイヤ交換・ボルト根元

◆夏・冬タイヤのナット形状◆

下の冬タイヤのナットは、先端が筒状でスベスベしておりホイル穴をくぐり抜けて締め込む。   ために、ネジがホイル穴中心にきていないとナットのスベスベ面とホイル穴のコスレ抵抗を感じ、十分締め付けたナ、と勘違いした.....というイイワケをさせて下さい。

トヨタアルファードタイヤ交換・ボルト根元

◆このタイプのナットのやり方◆

ただ、このタイプのナットはどこか一箇所のナットをしっかり締め付けてやれば、ホイル穴にグイグイ食い込んでいき、結果自動的にホイル穴中心にナットが入り込んでくれます。

しっかり締め付ければ、他の4箇所もホイル穴の中心にネジボルトがきているはず。    

トヨタアルファードタイヤ交換・ボルト根元

◆防止策....ナット頭高さを覚えておこう◆

防止策は、一箇所締めこんだら他のホイル穴中心にボルトがきているか確認するか、ナット頭がどれぐらい沈んでいるか確認しておくこと。  斜め上からだとほぼナットの頭が見えない位が正常位置。

作業ミス以降、レンチにマーキングしておき、ホイル面にそのポイントが揃うまで奥までしっかりナットを締め込むよう心がけています。

アルファード車体を降す

◆シンプルな車載工具◆

最近の車体積載工具はかなりシンプルになっていて、ドライバーやプライヤーなどは一切付いていません。     もう現代の車はシロウトが手を出せる部分はないからでしょうか。  「汚れ防止シート」も付属しています。

後輪のタイヤ交換作業

◆後輪タイヤの交換◆

後輪の交換作業手順も前輪と同じ手順と方法で行います。

後輪両タイヤのホイールナットを21_のホイルレンチで軽く緩め、ジャッキアップして車体からタイヤを外します。

ジャッキの使用開始

◆後輪ジャッキアップ◆

さっきジャッキダウンさせたとき、バルブを開放していますから、再びアップジャッキする時は、必ずバルブを時計方向に回してしっかりと閉じておきます。

後輪のジャッキアップポイントはかなり奥深い場所にあるので、ジャッキを車体下奥まで押し込んでやる必要があります。   安価なものだとジャッキレバーが短く後部まで届かないかも。   レバーの長い大型のジャッキを買って正解でした。
前輪と同様、持ち上がったら安全のため馬ジャッキかタイヤを車体と地面の間に設置しておきます。

後輪のジャッキアップポイント

◆後輪のジャッキアップポイント◆

後輪のジャッキアップポイントは4駆はデフ部分のアンダープレートにあてます。

新車から1年も過ぎるとかなり下回りも汚れが目立ってきます。  いずれ高圧洗浄機で下回りをクリーニングしないと.........

規定トルクで確実に締め込み

◆後輪タイヤの取り付け◆

ジャッキアップした状態でタイヤを取り付けたら、タイヤがガタつかないようナットをしっかり締め込みます。  ただし規定トルクで完全に締め込むのはジャッキダウンさせてから行います。

でもガレージジャッキはやっぱり便利です。   一度に両輪の交換作業ができるので億劫がらずタイヤ交換作業がやれそうです。

タイヤ空気圧

◆タイヤ空気圧チェック◆

タイヤ交換後は、タイヤ空気圧が記載されたシールが運転席側ドア開口部に貼ってあるので、タイヤ空気圧を規定値にしておきます。

また安全のため、しばらく走行したら緩みチェックを兼ねてもう一度全部のホイルナットを増し締めしておきます。

ガレージジャッキをボックスに格納

◆自家製格納ボックス◆

作業が終了したら自家製格納ボックスにしまいます。   レバー、入れ替用ホイルナット、車止めなどの工具一式をまとめてしまって置けるので、作業時にまごつくことがなくなりました。

ただ、かなりの重量なので出し入れしやすい場所に保管したほうが億劫がらず使う気になります

ガレージジャッキ格納

◆固定用ゴムの取り付けは忘れず◆

格納するときにはハンドル部を下げて固定しておくよう、固定用ゴム(画像の黒い部分)をしっかりと忘れずにはめ込んでおきます。

◆「エアーインパクトレンチ」を使ってみた◆

廉価品の「エアーインパクトレンチ」でタイヤ交換 をやってみましたが、このクラスのパワーでは案の定歯が立ちませんでした。

とはいっても全く使えないということはなさそうで、最初に手でホイルナットを少しだけ緩めてやれば、後は一瞬にしてホイルナットを外してくれますから、 これはこれで十分使えます。
◆「エアーゲージ」を使ってみた◆

いままでタイヤ交換後には、わざわざスタンドまで行って、タイヤ空気圧をチェック・調整していたが、面倒なので2021年からは、 コンプレッサーでエアチャージできるSTRAIGHTの 「エアーゲージ」を購入。
このゲージで「空気圧チェック」、「注入」、「排出」がアッという間にできるから、これからはマメにタイヤのチェックができそう。


気になる情報(アルファード燃費)

V6 3.5L(2GR-FE)......2駆(9.5km/L)、4駆(9.4km/L)。

★2010版カタログ値(4駆は8人乗りのデータ、7人乗りは9.1km/L)

街中走行オンリー(4〜5km/L)
比較的空いてる高速道路(10〜11km/L)
信号機がほとんどない一般道(8km/L以上)

★実際自分で運転していての実用燃費
(道路状況.運転操作で異なりますので、あくまで参考程度とお考えください)


直4 2.4L(2AZ-FE)......2駆(11.6km/L)、4駆(11.4km/L)。

★2010版カタログ値



ワンポイント

・カーナビ地図情報更新
・アルファード・追加装備品

長距離ドライブ

・アルファード用ベッド作成
・エコドライブ


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関連サイト.バックナンバー