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アルファード・バンパーキズの補修

 駐車場に入れようとして、やってしまった.........。  バックするとき塀のレンガにこすってしまい、バンパー左側に線状に引っ掻いたような長さ40センチほどのスリキズをつけてしまいました。

 車両保険には加入していますが、免責5万円・つまり自己負担分として5万円は自分のフトコロから出さなければいけません。   跳ねた小石がぶつかってできた穴のような傷や、エッジにできる欠けたような小さなキズなら、タッチアップペイントである程度は補修できますが、 このような大きい傷をどう目立たないよう隠せるか......。

 アルファードのカラーはクリスタルパールシャインで、3コート塗装(パール塗装)というもの。  カラーNOは「4U1」です。  カラーNOは助手席側のセンターピラーに記載されています。      パール塗装は石の雲母(マイカ)の微細な粒が入った、光を複雑に反射し透過する構造で、真珠のような独特の光輝感を生み出す何層ものクリヤーで宙に浮かせるような塗装膜になっています。

  パール塗装は下から、(鋼板)⇒(防錆塗装)⇒(下地塗装)⇒(カラー上塗り)⇒(パール入りのクリヤー)⇒(上塗りクリヤー)、というように多くの「塗装の層」で成り立っており、 ソリッド塗装(光沢素材なしの単色)ならスプレー塗装でもかなり目立たなくなるまで修復できますが、パール塗装の部分塗装はプロでも完璧に補修するのは無理とされ、 とてもシロウトがスプレー塗装で処理できるようなシロモノではなさそう。

 そもそも、このカラーNOのスプレーは市販されていません。  カー用品店に置いて居ませんし、オーダーでも調合は受け付けてくれません。   そこでダメもとで純正タッチアップ塗料を使ったエアブラシ塗装で、どこまで目立たないよう修復できるかチャレンジしてみることに。

 作業は日陰で行うのが原則で、始めるときは塗装面が十分冷めているか確認することが大切とか。

作業の様子 作業内容
アルファード・スリ傷の修復作業 【使用する道具】

  • タッチアップペン.......カラーNO(4U1)。
  • 耐水サンドペーパーセット。
  • コンパウンド......。
  • シリコンオフ。
  • バンパーパテ。
  • マスキングテープ。
  • バンパープライマー。
  • ボカシ剤......。
  • プラサフ。
  • ワックススポンジ......摩擦熱でコンパウンドが乾いて削り過ぎてしまうのを防ぐため、天然パルプを原料とした「セルロース系」もしくは多孔質体の「PVAフォーム」がベスト。
  • 「ネル地」ウエス......できるだけ柔らかなもの。
  • その他......バケツ、捨てて良いタオル、カッター 。
アルファード・スリ傷の修復作業 【ささくれ立ったキズの下均し】

バンパーの擦りキズはこすれた部分にバリのようなものが発生することが多いのが特徴。

そのまま耐水サンドペーパーをかけるとペーパーに絡み、更にキズをつけることがあるので、まずは、ささくれ立った部分があればカッターなどで削り取っておく。

アルファード・スリ傷の修復作業 【修復部分の清掃】

補修する前に傷がついている周辺部分を洗車して汚れを十分落としておく。

アルコールしみこませたきれいなタオルで、キズ溝の奥に溜まった汚れも爪を立てるようにして確実に拭き取っておく。

軽いキズなら最表面のクリア塗装に傷がついてるだけで、コンパウンドで磨いてやれば復活する可能性がある.......。
アルファード・スリ傷の修復作業 【軽いキズならコンパウンドで磨いてみる】

塗装表面にこびり付いている凸状のキズを指先で撫でてみて、引っかかりを感じたら異物がコビリ付いている可能性大。 「鏡面仕上げ用」もしくは「極細」のコンパウンドで磨き、 キズが消えるかやってみる。

スポンジを水に浸して絞り、小指の先くらいの量をポンジに絞り出し2〜3回ポンポンと軽く押し付け、コンパウンドを均等に付着させる。

磨くときにはキズ溝に平行にキズの面だけを磨くよう直線的に磨いていく。 円を描くとスクラッチキズ円を描くとスクラッチキズが付いてしまう。
アルファード・スリ傷の修復作業 【ウエスで拭き取る】

同じ場所を10回前後擦ったら一旦ネルウエスで拭き取って状態を確認。 ウエスでの拭き取りも、直線的に動かしてやる。

仕上がり具合を確認しながらコンパウンドで磨きウエスで拭き取るという作業を繰り返し、少しずつ傷を落としていく。

軽い引っかきキズ程度であれば、これである程度目立たなくなる。 

アルファード・スリ傷の修復作業 【次に液体コンパウンドで磨く】

ある程度キズが目立たなくなったところでストップ。 コンパウンドは塗装を削ることになるので深追いは禁物。

うまくキズ跡が消えてくれたら、この後はツヤ出しとワックスがけで完成となる。

全体がくもったように見えるが、仕上げの磨きでピカピカになる。  うまくキズ跡が消えてくれたら仕上げにWAXをかけて完成となる。
アルファード・スリ傷の修復作業 【キズの修復具合確認】

まだキズが消えず、塗装が欠けてツメに引っかかるような深いキズが残っていたら、以下のバンパーのパテ塗り工程〜スプレー塗装が必要となる。

タッチアップ補修はなかなかキレイに仕上げるのが難しい。  該当のカラーNOのスプレー塗料が市販されていないので、今回はタッチアップ塗料を使ったエアブラシ塗装を行う。
アルファード・スリ傷の修復作業 【下地研磨......耐水サンドペーパーで研磨する】

まず初めにバンパーの深いキズ周辺を研磨してできるだけ平滑にする。

塗装との段差をなくすことを意識して一番研削力の高い150番で作業をスタート。  キレイに仕上げるため『研磨パッド』を合わせて使用する。

サンドペーパーを必ず水に濡らし研磨パッドのスリットに挟むようにして作業スタート。   塗装が削れて周辺部分と同じ高さになるまで研磨する。
アルファード・スリ傷の修復作業 【サンドペーパーは小まめに洗い流す】

樹脂の削りカスでサンドペーパーが目詰まりしやすいので、バケツの水で小まめに洗い流しながらバンパーの黒い樹脂が見えてくるまで研磨する。

凹み部分は後でパテ埋めして平滑にする。

最後は元の塗装面との段差をなくすようにして表面を平滑に整えておく。
アルファード・スリ傷の修復作業 【「足つけ」研磨】

ある程度塗装との段差がなくなったら、この後のパテ塗りでの密着性を高めるため、「足つけ」として、キズより少し広いめに軽くペーパーで周辺をこすっておく。

パテはキズより大きく塗っていくので、少し広目に削って「足つけ」しておくのがミソ。   磨いた部分は少し白っぽくなる。

アルファード・スリ傷の修復作業 【清掃後、補修する面を確実に脱脂する】

補修部分に残った磨きカスや水分、油分をウエスでキレイに拭き取る。

補修する面を、『シリコンオフ』やアルコールなどをきれいなウエスに染み込ませ確実に脱脂しておく。

『シリコンオフ』での脱脂は、パテや塗料の密着を阻害する汚れや油分を効果的に除去するための必須作業なので、かならず行うこと。
アルファード・スリ傷の修復作業 【『バンパープライマー』を薄くスプレーする】

バンパーの樹脂表面には、パテや塗料が定着しずらい素材が使われている。  パテ埋めする前に密着性を高めるため、バンパーの研磨して露出している黒い部分に『バンパープライマー』をスプレーする。

厚塗りする必要はない。  露出している黒い部分よりやや広めに、30pほど離して全体に薄くスプレーしておく。



アルファード・スリ傷の修復作業 【バンパーのパテ塗り】

バンパーの凹み部分をパテ埋めする。  浅いキズや小さなキズは『バンパー用うすづけパテ』、深いキズや曲面に使うなら『バンパー用ねんどパテ』が使いやすい。

今回は深さ2oまでの線キズに対応する速乾性のラッカーパテ、『バンパー用うすづけパテ』を使用する。

使い始めに透明の液が出てくる場合は、さらに絞って色のついている部分がでるようにすること。
アルファード・スリ傷の修復作業 【パテ塗りは素早く】

速乾性パテなので、パテの硬化はどんどん進むので手際良く進める。   最初パテを少量ヘラにとりキズを埋めるように一方向に薄く、平らに塗りつける。  研磨した範囲より少し広目に塗りつけておく。

パテが全体に盛上がっているようにする。  エッジ部分を周囲の塗装面より少し高く盛り上げ、ヘラでならして平らに塗りつけておく。
アルファード・スリ傷の修復作業 【パテを完全に硬化させる】

パテを研磨する前に、パテを完全に硬化させる。   硬化時間は20℃で約1〜2時間程度。

パテは冬季以外は約1時間ほどで完全硬化する。   残ったパテを指で触り完全に硬化したかチェックする。

アルファード・スリ傷の修復作業 【バンパーパテを研磨する】

耐水サンドペーパー320番を『研磨パッド』に巻いて、盛上がったパテを研磨していく。 パテは外周部から中心部分へと磨くこと。

最初に中心部分から磨いていくと、パテは塗装や樹脂と比較して減り方が早いので平滑に削れない。

必ず最初にパテ周辺部のエッジの段差を落とし、その後中心部のパテ磨きへと段差がある程度までなくなるよう研磨していく。

アルファード・スリ傷の修復作業 【サンドペーパーは小まめに洗い流す....600番で更に研磨】

パテの削りカスでサンドペーパーが目詰まりしやすいので、バケツの水で小まめに洗い流しながら作業する。

ある程度パテが平滑になってきたら、600番に変えて研磨する。  パテと周辺塗装の段差をいかに少なくしておくかが、塗装仕上がりに影響するので丁寧に磨く。

指先で感触を確かめながら、車体塗装との段差や凹凸が感じられなくなるまで滑らかに仕上げる。   削りすぎに注意しながら行うこと。

塗装面とパテの境界が滑らかに、ボケて見えるようになったら研磨完了。
アルファード・スリ傷の修復作業 【『シリコンオフ』で補修面を脱脂する】

補修部分より少し広い範囲まで脱脂しておく。

『シリコンオフ』をきれいなウエスに染み込ませ補修する面を確実に脱脂しておく。

アルファード・スリ傷の修復作業 【下塗り前のマスキング】

かなり広くスプレーダストが飛散するので、『幅広マスキングシート』で補修部分より広めに、やや大きすぎるくらいに広い範囲をマスキングしておく。

タイヤホイール周辺なども忘れずにマスキングしておく。  新聞紙などでも代用できる。

アルファード・スリ傷の修復作業 【再度『バンパープライマー』をスプレーする】

もう一度バンパーのマスキングから露出している部分に、接着剤の役目のする『バンパープライマー』を薄くスプレーしておく。

くれぐれも厚塗りは禁止。 薄くサッと吹き付ける感じで、30pほど離してスプレーする。  15分ほどで乾燥する。

アルファード・スリ傷の修復作業 【カラー塗装する前に、下地の『プラサフ』をスプレーする】

このままカラー塗装しても、下地のパテに塗装が吸い込まれ色が綺麗に乗らない。 カラー塗装の密着性を高める『プラサフ』をマスキングから露出している部分にスプレーする。   『プラサフ』はサンドペーパーのコスレ目を目立たなくさせる役目もある。

顔料が底に溜まりやすいので、しっかりと振り混ぜておき、マスキング部分に試し吹きして出を確認する。
アルファード・スリ傷の修復作業 【『プラサフ』の厚塗りは禁止】

一度に厚塗りせず、数回に分けてスプレー⇒乾燥を繰り返す。    少し乾燥させスプレーというのを繰り返し塗装膜を作るように仕上げる。

吹く前は試し吹きを忘れずに。 薄いようならさらに塗り重ねる。

補修部分が完全に隠れたら『プラサフ』の下塗りは終了。
アルファード・スリ傷の修復作業 【表面が乾燥したらマスキングを外す】

表面がある程度乾燥したらマスキングを外す。  そのあと少し放置し『プラサフ』を完全に乾燥させる。

万が一この時点で気泡による穴やパテの境目段差を見つけたら、再度やり直すハメになるので丁寧に作業していく必要がある。

塗装に関係する部分のみ外し、タイヤ周辺などのマスキングは作業終了まで外さないままにしておく。

アルファード・スリ傷の修復作業 【『プラサフ』の研磨仕上げ】

1000番の『耐水サンドペーパー』を使って、盛り上がっている『プラサフ』を車体塗装膜との段差がなくなるまでツルツルに研磨する。

パテの研磨と同様、必ず外周部のエッジ段差を落としてから、中心部に向かって磨いていく。  指先で小まめに磨き具合を確かめながら、あまり力は入れずやさしく磨いていく。  

周囲の塗装面と『プラサフ』の境界が滑らかに、ボケて見えるようになったら下地研磨は終了。

アルファード・スリ傷の修復作業 【元の塗装の劣化膜をコンパウンドで除去】

塗装部周辺の車体塗装は経年劣化で色ヤケしている。  もうヒト手間かけて、『コンパウンド細目』で塗装する部分周辺のもともとの塗装劣化膜を色合わせがうまくいくように磨く。

塗装色と合いやすくするなるので、磨く場所は塗装部周辺だけではなく、かなり広範囲に作業するのがベスト。 ただし今回はタッチアップ塗料をつかうのでバンパー全体の範囲はムリ。
アルファード・スリ傷の修復作業 【磨くときには一直線に】

スポンジを水に浸して絞り、小指の先くらいの量をポンジに絞り出し2〜3回ポンポンと軽く押し付け、コンパウンドを均等に付着させる。

磨くときにはキズ溝に平行にキズの面だけを磨くよう一直線に磨いていく。

円を描くとスクラッチキズ円を描くとスクラッチキズが付いてしまう。
アルファード・スリ傷の修復作業 【カラー塗装前に最終脱脂】

コンパウンドも残さずふき取っておく。  ペイント補修の大敵は油分なので、シリコンオフやアルコールなどをきれいなウエスに染み込ませ補修する面を確実に脱脂しておく。

塗装面に油分が残ったままだと塗料の密着が弱まり、せっかく塗ったペイントが後からはがれ落ちる原因となる。

塗装の劣化膜を除去した範囲に洩らさずシリコンオフをスプレーしたら、キレイなタオルで拭きあげ汚れを取り除いておく。
アルファード・スリ傷の修復作業 【カラー塗装前のマスキング】

元の塗装といかに違和感なく仕上げられるかがポイントとなる。  そのためマスキングは補修箇所周辺だけでなくある程度広範囲に塗装部分が露出するように行う。

『幅広マスキングシート』を使い、理想は天地はボディの合わせ目まで。  左右は広く露出させるのがベスト。   マスキングテープを使って細部もしっかりふさいで置く。

それ以外の部分については予想以上に広く塗装ダストが飛ぶので、タイヤ、窓、ルーフなども忘れずに広範囲にマスキングしておく。
アルファード・スリ傷の修復作業 【タッチアップ塗料をよく撹拌する】

シンナー分が揮発して塗料の濃度が濃くなっていると塗りにくく、ピンホールもできやすくなるので、タッチアップ塗料の容器を「カラカラ」という音が聞こえるようになるまでよく振り、 底に沈殿している塗料を撹拌する。

これが不十分だと色ムラになったり発色が異なったりするので確実に行うこと。

アルファード・スリ傷の修復作業 【塗装前に『ボカシ剤』をスプレーしておく】

『ボカシ剤』はスプレーダストを溶かし平滑にしてツヤを出す効果があり、元の塗装との差が目立ちにくくなる。

カラー塗装前に補修部分に『ボカシ剤』を軽くスプレーしておくと、上塗り塗装が均一な膜を形成し、仕上がりがキレイになる。

大量にスプレーすると液ダレの原因となるので、薄くスプレーを心がける。    缶はしっかり振ってカシャカシャ混ぜてから、薄く、広くスプレーする。  『ボカシ剤』が乾燥する前にペイント作業に移ること。
アルファード・スリ傷の修復作業 【エアブラシ塗装】

『ボカシ剤』が乾燥してしまう前に、手早くスプレー塗装をスタートする。  マスキング部分に試し吹きして出を確認する。

純正タッチアップペイントを模型用ラッカーシンナーで希釈率を高めにし、距離の目安は15〜25cmほど離し、0.5mmのハンドピースで吹く。

アルファード・スリ傷の修復作業 【スプレー塗装のコツ】

スプレーガンは、塗装する面に対して、常に直角に向けるように。スプレーガンを動かす速度も、常に一定に保つようにしてください。  標準的な速度は、30〜60cm/秒です。 旧塗装との境目をなくすよう、一方向にスプレーし、上から下へと徐々に重ね塗りしていく。 帯状に塗り重ねていくときの重ねる幅は帯びの太さの1/3が標準。 一度に厚塗りはせず、下まで吹き終えたら少し乾燥させて、また上から重ね塗りを繰り返す。

数回に分けてスプレーしていき、補修部分が完全に隠れたらカラー塗装は終了。

失敗したり、誤って塗料をボディに落としてしまったら、スプレーシンナーを使って除去する。   純正塗装であればシンナーを吹いてもボディは痛まない。
アルファード・スリ傷の修復作業 【スポット(部分)塗装のポイント】

スプレー塗料でスポット塗装する場合、丸い所はガンも丸く動かすと言う事です。補修部分を中心に孤を描くようにして周囲がボケるようにスプレーしていく。

タッチアップペイントは量が少ないので希釈率を高めにして薄く塗り重ねていく。

季節に左右されるが10分前後の乾燥時間をとり、「塗る→乾燥→塗る」を3回ほど繰り返し、徐々に塗膜を厚くしていく。

失敗したり、誤って塗料をボディに落としてしまったら、スプレーシンナーを使って除去する。   純正塗装であればシンナーを吹いてもボディは痛まない。
アルファード・スリ傷の修復作業 【塗装の最終工程『クリアー』をスプレー】

元の塗装のようなツヤが足りないので、カラー塗装後、5分ほどたったら、塗装に艶を出すため『クリアー』をスプレーする。

カラー塗装した箇所より広範囲に、塗料垂れしないよう薄くスプレーしていくのがポイント。 スプレー缶をよく振って試し拭きしてから行う。

一度に厚塗りはせず、塗り方はカラー塗装同じ。 1回目はクリアー被膜で全体を覆う感じに。  2・3回目はツヤ出しを意識して、というように確認しながら行う。

スプレーするたびに10分程度乾燥させるという手順で、3〜5回ほどに分けて塗り重ね光沢感のある仕上げにしていく。
アルファード・スリ傷の修復作業 【最後に『ボカシ剤』をスプレー】

スプレー塗装した周辺には、ザラザラしたスプレーダストが発生している。

『クリアー』塗装後、2分以内にその部分に『ボカシ剤』をスプレーしスプレーダストを溶かし平滑にする。

満遍なく、濡らすような感じにスプレーする。  一箇所に吹き続けると液ダレを起こしてしまうので注意。  スポット塗装では、「ボカシ塗り」が命、と言われるほど重要な処理。

アルファード・スリ傷の修復作業 【マスキングを外す】

マスキングテープは塗装した部分から塗料が半乾きのときに取り除く。  完全に硬化するまで放置すると、剥がすときに塗装が割れてしまうことがあるので、作業が終了したら必ず剥がす。

塗装面に対して90度くらいの角度でゆっくり剥がしていくのがコツ。

マスキングを剥がし、このままの状態で塗料が完全に乾くまで約1週間乾燥させてやる。
アルファード・スリ傷の修復作業 【磨き仕上げ】

塗装した面のザラつきをとるため、コンパウンドシートで磨く。

コンパウンドシートを水に浸して絞り、軽く押し付けながら塗装面を研磨していく。  仕上がりは磨き面が全体に白く曇るが、これが凹凸の状態が取れて表面が整ったということなので心配はない。



アルファード・スリ傷の修復作業 【『コンパウンド極細』を使った磨き】

コンパウンドシートの磨き面を消し、ツヤを出すため『コンパウンド極細』で磨く。

一気に広範囲にやらず、30cm四方程度のブロック範囲で磨いていく。 コンパウンドのペーストが見えなくなるまでしっかり磨く。

スポンジを水に浸して絞り、小指の先くらいの量を絞り出し、研磨部分に10cm間隔で軽くスポンジがつぶれる程度に押し付けていく。 コンパウンドを均等に付着させる。

磨くときにはキズ溝に平行にキズの面だけを磨くよう直線的に磨いていく。 円を描くとスクラッチキズが付いてしまう。
アルファード・スリ傷の修復作業 【タオルでふき取る】





アルファード・スリ傷の修復作業 【液体コンパウンドで鏡面仕上げ】

新しいスポンジを使うか、よくスポンジの汚れを落としてから磨く。

磨き方は『コンパウンド極細』と同じ要領で行う。

タオルでふき取り、これで補修作業は完了となる。



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