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京都嵐山

京都の人気観光地、「京都嵐山」を旅行してきました。

「嵐山(あらしやま)」は「大堰川(おおいがわ)」の南にある嵐山(標高375m)の名に由来しており、一般的には「渡月橋(とげつきょう)」を中心としたエリアで、 桜の名所・紅葉の名所としても知られます。


京都嵐山 車を京都市観光駐車場に入れ嵐山観光に繰り出します。 人気観光地だけあって平日朝の時間帯でも大型観光バスが次々駐車場にはいってきます。

終日1000円で駐車できますが、隣の民間駐車場は700円でした。


京都嵐山 駐車場を出てすぐに、左手の中州「中ノ島公園」との間に架かる「渡月橋(とげつきょう)」が目に入ってきます。

地元では「渡月橋」を中心に、上流下流200mが大堰川(おおいがわ)、それより上を保津川(ほづがわ)、下を桂川と呼ぶそうですから、 正確には大堰川に架かる「渡月橋」、となるのでしょうか。
行政上の表記は「桂川」に統一されているそうです。

「渡月橋」は承和年間(834年 - 848年)に僧、道昌(どうしょう) が架橋したのが始まりで、現在の位置には後年、角倉了以(すみのくら りょうい・京都の豪商)が架けたとされ、 嵐山に角倉了以の像が建てられています。

亀山上皇が「渡月橋」の上空を移動して行く月を眺め、『くまなき月の渡るに似る(月が橋を渡るように見えた)』ことから命名したとされ、嵐山のシンボルとなっています。


京都嵐山 現在の「渡月橋」は1934年(昭和9年)に完成した橋長155m、幅11m、車道は2車線の橋で、両側には一段高くなった歩道があります。

観光名所であるとともに、桂川の両岸地域を結ぶ重要な交通路で、京都府道29号の一部となっています。

遠目では一見すると木造の橋か、と思いますがさすがに大型観光バスが行き来する橋ですから橋脚と橋桁は鉄筋コンクリート製になっています。

でも欄干部分はチャンと木が使われていて、景勝地の嵐山の風景に溶け込むようになっていますが、 木造であることから、自動車が衝突した際に欄干を突き破って川底に落下したり、捨てられた煙草の火によって欄干が燃える事故が発生することがあるそうです。

「渡月橋」から少し歩くと世界遺産「天龍寺」があり、嵐山を借景にした庭園が広がります。

大堰川の北には「嵐山公園」があり、展望所からは正面に「大悲閣千光寺」、見下ろせば保津川下りやトロッコ列車を見ることができます。


京都嵐山 大堰川(その上流は保津川)では、有名な保津川下りが楽しめます。

11月第2日曜日には大堰川を中心に嵐山もみじ祭が行われます。


京都嵐山
「渡月橋」から桂川(大堰川)を上流に進んでいくと、「嵐山公園亀山地区案内図(現在地)」がありました。

ここから上にある「天龍寺」の方向に上り坂を上って行き、大きく左にカーブしている道を「トロッコ嵐山駅」方面を目指し進んでいきます。

緑溢れる公園内の中、ゆるやかな勾配の坂道をノンビリ歩いていくと、やがて「竹林の小径」の入口(大河内山荘付近・竹林の西側になるのでしょうか)に到ります。

5月なのに大変な暑さで、真夏に来なくて正解です。


京都嵐山 途中、「周恩来記念詩碑」があります。 故周恩来元首相は青年時代の一時期(1917〜1919年)京都に滞在し「雨中嵐山」という詩を残しています。

1978年8月、日中平和友好条約が調印されますが、それを記念して日中両国友好のために尽力した周恩来元首相の詩碑が、ゆかりの深い京都に建立されました。

『子々孫々にわたる友好を願う』ということで建てられたそうですが、今ではそんな日中の友好ムードは遠い過去の出来事、になってしまったようです。


京都嵐山 長い上りの坂道を歩いていき、大河内山荘(おおこうちさんそう・時代劇などで知られる俳優大河内傳次郎が別荘として造営した回遊式庭園)
付近まで進むとやがて前方にサスペンスドラマやCMなどでよく登場する緑の竹林「竹林の小径」が見えてきます。

小径の両側にうっそうと生い茂げり天を覆うように伸びている太い竹林が、大河内山荘付近から天龍寺北側まで、約100mにわたって続いています。

暑い日でしたが、昼間でもほの暗いこの竹林は、気のせいかひんやりした涼しささえ感じられます。

ただ、狭い小径が平日でも大勢の観光客で賑わっていて、ちょっとした歩行者天国なみの混雑ぶりのエリアもあり、落ち着いた風情という印象は残念ながらあまり味わえません。

早朝、人気の無い時間帯に、この清涼感のある竹林のトンネルをゆっくり歩けたら、あらためて古都京都・嵐山の風情を堪能できるかも.........

外国人の半数以上は欧米の観光客のようで、やはり嵐山は欧米人にも人気のスポットのようです。


京都嵐山 世界遺産の「天龍寺」には、平日にもかかわらずたくさんの観光客がおとずれていました。

「竹林の小径」の散策ルートは「天龍寺正門」から入ってこの竹林に抜けてくるルートもありますが、我々はこの右手奥に位置する大河内山荘側から入り、 ここ「天龍寺北門」入口までくるコースをとったわけです。

ここの庭園も眺めがよさそうですが、次ぎの予定があるので園内観光は残念ながら今回はパスします。


京都嵐山
《トロッコ嵐山駅》

「竹林の小径」を先ほどの大河内山荘側入口まで戻り、そこから右手に進むと間もなく「トロッコ嵐山駅」に着きます。

嵯峨野トロッコ列車は、桜満開の春・新緑の夏・秋の紅葉・雪のちらつく冬と、四季それぞれに違った表情を見せる山間の渓谷に沿って、ゆっくりと優雅に走る、 片道所要時間およそ25分の観光列車です。

残念ながら数分の差でトロッコ列車は出発してしまい、次ぎの列車はかなり時間がかかりそうなので乗車は諦めました。

嵐山は、JR・京福電車・阪急電車が乗り入れており、電車での観光地巡りには便利です。
嵐山から京福電車を使って世界遺産仁和寺・龍安寺・金閣寺をめぐる仁和寺〜金閣寺コースもオススメです。

阪急電車を使えば、洛西エリアの嵐山から洛東エリアの清水寺まで行ける、日帰り京都観光コースもあります。


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