第三十二番
繖 山(きぬがささん)
観 音 正 寺



2007年8月13日(月)

第32番 観音正寺
表参道は安土町石寺から、裏参道は観音寺口バス停から
どちらも観音正寺まで徒歩約50分程掛かります

車を利用の方は、きぬがさ山トンネルの手前の交差点より
左折して、参道を登れば、無料駐車場から
徒歩10分程度で観音正寺へ着きます

通常、寺には山門がありますが、観音正寺には山門がありません
広場の中程に一対の「仁王像」が置かれています

仁王像の間を通り抜け奥に進むと左手に樽で作られた小さな祠
樽の上には茅葺屋根がつけられ「北向地蔵」と表されている
その奥には「濡佛(ぬれぶつ)」が安置されている
「濡佛」は江戸時代から安置されていたようであるが
第二次世界大戦時に供出され、
現存のものは以前のままの姿を映し
昭和58年(1983年)に再建されたものである。

「濡佛」の胎内には信徒が書写した写経が納められているという

突き当りが「本堂」です
この「本堂」は平成16年(2004年)3月に再建され
同年5月22日に落慶されたもので、見た目にも新しい
かつての本堂は明治15年(1882年)に彦根城の槻御殿を移したものであったが
平成5年(1993年)5月22日に全焼した

この火災により本堂に安置されていた重要文化財の本尊、
木造の秘仏千手千眼観音立像をはじめ平安後期の毘沙門天像など仏像9体も灰燼に帰した

また、聖徳太子に願を訴えたという伝説の人魚の
ミイラと称するものも同時に焼失したといわれています

「本堂」の右手山側の斜面には石積みがあり
いくつかの仏様が祀られていました
「この石積みは、本堂の火災で山の土が焼けて崩れやすく
なっているので山崩れを防ぐための石積みです」との事です

次のお寺は、第33番 谷汲山 華厳寺・・・どうぞお立ち寄り下さい


 

駐車場から参道へ

一対の仁王様

北向地蔵

濡佛(ぬれぶつ)

本 堂(先手観音)

本堂の右手の石積み


最後まで見て頂き有難う御座いました、
次のお寺は、第33番 谷汲山 華厳寺・・・どうぞお立ち寄り下さい
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