第八番
豊 山
長 谷 寺



2007年7月27日(金) 

御詠歌
「いくたびも参る心ははつせ寺 山も誓いも深き谷川」

「源氏物語」や「枕草子」などにも登場する長谷寺は
全国に末寺三千余カ所をもつ真言宗豊山派の総本山として
また、西国三十三カ所巡りの第八番札所として
広く信仰の対象となっています。

寺の縁起は、天武天皇の飛鳥時代の創建で
十一面観音の開眼は聖武天皇の奈良朝時代に遡ります。

長谷寺の回廊をのぼり舞台に立つと
初瀬の門前町のたたずまい
僧坊の構えが、周囲の山々や木々と調和して
すばらしい眺めとなっています。

長谷寺はぼたんの寺としてあまりにも有名です
150種、7000株以上といわれる
牡丹の見頃には、多くの人が訪れます。

この地は昔は豊初瀬(とよはつせ)
泊瀬(はつせ)等と、美しい名で呼ばれていましたが
長い谷川の狭間である所から
長谷と書いて「はつせ、はせ」と呼ぶようになりました

次のお寺は、第9番 南円堂へ・・・


仁王門

長谷寺ご詠歌碑

登 廊

仁王門をくぐると、すぐに、この登廊がある
長谷寺の辺りは「隠国(こもりく)の泊瀬(はつせ)」と呼ばれ
冥界への入り口、生と死が交わる聖地とされた

この登廊は煩悩の数になぞらえて
108間(約200M)399段あります
柱に処かまわず貼っている紙が
霊界の雰囲気を醸し出す


本 堂

鐘楼「尾上の鐘」


最後まで見て頂き有難う御座いました、次のお寺は
第9番 南円堂へ・・・どうぞお越し下さい
第 1番 青岸渡寺
第 2番 紀三井寺
第 3番 粉河寺
第 4番 施福寺
第 5番 葛井寺
第 6番 壷阪寺
第 7番 岡 寺
第 8番 長谷寺
第 9番 南円堂
第10番 三室戸寺
第11番 上醍醐寺
第12番 岩間寺
第13番 石山寺
第14番 三井寺
第15番 観音寺
第16番 清水寺
第17番 六波羅蜜寺
第18番 六角堂
第19番 行願寺
第20番 善峯寺
第21番 穴太寺
第22番 総持寺
第23番 勝尾寺
第24番 中山寺
第25番 清水寺
第26番 一乗寺
第27番 圓教寺
第28番 成相寺
第29番 松尾寺
第30番 宝巌寺
第31番 長命寺
第32番 観音正寺
第33番 華厳寺
番 外 元慶寺
番 外 花山院
番 外 高野山
番 外 法起院