2020年4月4日(土)晴れ
       
               
       
               
       
               
15年目のくじら雲が始まりました。
2~5歳児21名の入園、進級をお祝いしました。
新型コロナウィルス感染のリスクを減らすために毎年行っている餅つきは、感染の収束後に行うことにしました。
いつもより、時間を短縮しての「はじめのいっぽ」のセレモニーでしたが、鳥のさえずりが聞こえる青空の下に集まることができ、みんなで新たな一歩を踏み出すことができました。

2020年4月7日(火)晴れ

       
               

「はじめの一歩の式」後、初登園。
ひとつずつ大きくなったという意識を持った年長、年中児は、張り切る姿が見られ、ちょっと緊張気味の新入児はおうちの人と一緒に朝の会に参加しました。
朝の会の後は、拠点周辺を歩き、気を付けることを年長、年中の先輩たちが教えてくれました。
それぞれ好きなことを見つけて活動し始めると、緊張がほぐれていったようです。
片づける時は先輩の年中児が率先して行動し、先月までの姿の違いに目が丸くなるほどでした。
新入児は慣らし保育のため、11時降園。
その後、進級児は、今年度やりたいことについて話し合いました。
「焚火パン、やりたい」「お月見会」「お汁粉、作りたい」など意見が出ました。
年長児は、毎年、年長児だけが行っているパジャマパーティーに取り組むことにし、早くも話し合いを始めました。
「クッキーで恐竜を作るってのはどう?」「いいこと、考えた。クッキーで恐竜の家を作るってのは、どう?」「いいこと、考えた。
大きなまあるいパンケーキを作って、そこに家や木を建てたら」「果物を切って、飾ったら」など、次々にアイディアが出て、話し合いは1時間近く続きました。
もうすっかり年長、年中らしい姿の子どもたちでした。
2020年4月8日(水)晴れ
       
               
       
               
くじら雲周辺の山道を散歩しました。
年中、年長児は、昨日読んだ「くものすおやぶんとりものちょう」の物語が印象に残ったようで、クモの巣を探しながら歩きました。
いろいろな所にクモの巣を見つけましたが、クモは見つかりませんでした。
自分がクモの巣親分になったり、ぴょんきちになって歩いていました。
また、蟻を見つけると「あっ、あり!」と発見を伝えました。
色とりどりの草花が咲き、花束を作りながら歩く男の子たち、桜の下をおしゃべりしながら歩くお母さんたち、みんなでのんびりと春の散歩を楽しみました。
朝、零度近くまで冷え込んでいましたが、散歩をしている間に気温が上がり、子どもたちは上着を脱いで腰に巻いて歩きました。
年少児は11時帰り、進級児はお昼まで鬼ごっこを楽しみ、午後はクラフトに取り組んだり、ギターに合わせて歌を歌ったりしました。

2020年4月9日(木)晴れ

       
               
       
               
       
               
       
               
       
               
       
               
           
               
今年度初めての発育測定をしました。
年長、年中の順に体重や身長を測ると、新入児も体重計や身長計に立って測ってもらえました。
その後は、よもぎ摘みに出かけました。
よもぎの葉は、まだ小さいものがほとんどでしたが、他の草と混ぜないで、よもぎだけ摘むことができました。
年中のSちゃんとYちゃんが、「来てー」と何かを発見したようでした。
行ってみると「白いのもあるよ」と山道に咲いた水仙を指さしていた。
誰かが山道に植えた水仙は年々増え、今が見頃、黄色や八重の様々な種類の水仙が楽しめます。
白い水仙を発見し、感動して伝えることができるなんて、いいねと参加したお母さんと話しました。
テントウムシも数匹見つかりました。
年長のYくんが、小さい子達にも見せてくれました。
拠点に戻るとそれぞれに活動を始めました。
年長児は、「シロナガス会をしよう」と年長児だけで裏山に行きました。
「おなかすいたから、先にお弁当食べてから、話し合いしよう」と、桜の花の下でお弁当を広げました。
食後に話し合う予定でしたが、「秘密基地になるいいところがあるんだよ」とIちゃんが提案し、
みんなで行ってみると、大きな木が横たわっていたり、根っこのところが大きな穴になっていたり、蔓がブランコみたいになっている素敵なところがありました。
みんなで木に登ったり、蔓にぶら下がったり、Yちゃんは「つるつるになるよ」と枝で倒れた幹をこすってやすりがけをしました。
結局、「今日も、話し合いできなかったね。
また、明日、しよう」とパジャマパーティーの話し合いは持ち越しとなりました。

2020年4月10日(金)晴れ

       
               
       
               
         
               
今日はYくんの誕生日、Yくんのご家族も参加してお祝いしました。
Yくんの花かんむりは、雪柳で作りました。
雪柳の先の方はやわらかく、白い花のかんむりができました。
誕生日会の準備ができるまで、思い思いに活動しました。
新入児も、おうちの方が見守る中で、好きなことを見つけ、1日1日緊張が解けていくようです。
準備が整うと、焚火スペースに集まってセレモニーを行いました。
Yくんが生まれる前からの物語を聞き、“Happy Birthday”の歌でお祝いしました。
お昼にはデザートにミカンゼリーを食べました。

2020年4月13日(月)雨

       
               
       
               
新年度2週目の週明けは、雨。
新しいレインウェアで張り切って集まった子どもたちです。
早速、山道を散歩しました。
葉っぱの露越しに景色を見たり、水たまりを歩いたり、雨ならではの散歩を楽しみました。
拠点に戻ると焚火を焚いて、朝の会。
その後はしばらくそれぞれ好きなことをしました。
泥んこ水でコーヒーをご馳走してくれる子もいました。
また、ビニール傘に花を貼って飾って楽しみました。
昼食は室内で少人数ずつ分かれていただきました。
食後は、カルタやトランプを楽しみました。
順番を決めるのに背比べをして決めた年長児です。
2歳児も仲間に入れてもらい一緒に楽しみました。
2020年4月14日(火)晴れ
 
   
Kさんの誕生日をお祝いしました。
Kさんは「かえるのうた」が好きと話してくれたので、みんなで「かえるのうた」の輪唱をしました。
3つのグループの声が春の空に響きました。
2020年4月15日(水)晴れ
       
               
       
               
       
               
       
               
よもぎ摘みに出かけました。桃のつぼみが日に日に膨らんできています。
4月16日(木)晴れ
         
                   
         
                   
         
                   
             
                   
よもぎ摘みに出かけました。
途中でウォーキングをしている方に出会いました。
挨拶をすると、「この奥にきれいな花がさいてるよ。頂上も桜がきれいだよ」と教えてくれました。
早速、みんなで藪の中へ入っていくと、白い花が群れて咲いていました。
そこは蔓が生い茂り、倒れている木もあって、荒れ果てていましたが、子どもたちにとっては想像を刺激される場所だったようです。
おうちごっこからロケットのエンジニア、恐竜の研究者などになって活動が始まりました。
1時間程、その場にとどまった後、頂上に向かってみました。
満開の桜と北アルプスがきれいに見えました。
「明日は、お弁当を持って来ようか」と話しながら拠点に戻りました。
ピクニックシートを敷いてお弁当。
いっぱい心と体を動かし、みんなおなかがすいていたようで、お弁当箱が次々と空っぽになっていきました。

	
2020年4月17日(金)晴れ
         
                   
         
                   
           
                   
頂上の桜の花が満開となり、みんなでお弁当を食べに出かけました。
1㎞程の道のりでしたが、新入児にとってリュックサックを背負って歩くのは初めてでした。
出発前に新入児のリュックサックから着替えやレインウェアを取り出し、必要最低限のものだけを入れて行きました。
昨日発見した秘密基地にも寄りましたが、早く頂上でお弁当を食べたいと頂上へ向かって進んで行きました。
年少のRちゃんは上り坂が急になってきたところで座り込んでしまいました。
すると、姉のMちゃんがRちゃんのリュックサックを持ってくれました。
おかげで、Rちゃんも再び歩き始め、無事、全員登頂しました。
2020年4月19日(日)曇り
       
               
どもたちがお休みの日、お父さんたちに田んぼに集まっていただき、畦切や冷えせんげ堀をしてもらいました。
お父さんたちは力強く、1時間もかからずに2枚の田んぼの作業が終わりました。
2020年4月20日(月)雨
       
               
雨の一日でした。
今年度初めてのにじみ絵を描きました。
3色の体験をじっくり楽しんでいました。
4月22日(水)晴れ
     
           
蜜蝋燭作りをしました。
毎年、冬至の時期に蜜蝋燭作りをしていますが、今日は、引っ越しを目前にお世話になったご近所さんにプレゼントするために作りました。
年少児も初めての蝋燭作りに興味を持って取り組みました。
参加していたお母さんたちも、子どもたちの手伝いをしながら一緒に作りました。
少しずつ太くなっていく蜜蝋燭作りは、心を穏やかにしてくれ、静かな楽しみを感じられました。
4月23日(木)晴れ
       
               
         
               
桜の花も散り始めました。
よもぎを摘みながら、山道の散歩をしました。
あちらこちらでテントウムシを見つけて観察したり、下り坂を走ったり、季節の移り変わりを感じながら楽しみました。
帰る前には、大阪出身のお母さんに「じごくのそうべい」の絵本を読んでもらいました。

	
4月24日(金)晴れ
       
               
       
               
               
2006年から過ごしてきた山の拠点は今日が最後となりました。
いつも通り焚火スペースで朝の会を行い、子どもたちに引っ越しをすることを話しました。
明日からお父さんたちに大きい物を運んでもらうことを話すと「スモールハウスも持って行くの?」と訊く子がいました。
スモールハウスは子どもたちのお気に入りの場所です。
お料理ごっこやお店屋さんごっこの場所になったり、お弁当を食べたり、お昼寝をしたこともありました。
朝の会の後はそれぞれ好きなことを楽しみました。
木工や自然物を使ってお料理ごっこなど、学童保育の小学生は休み時間に携帯電話のストラップの修理をしてくれました。
お昼前にはいつも使っている道具をきれいに洗い、まとめました。
帰る前に「巣立ちの日(卒園式)」に歌った歌を歌い、山の拠点とお別れをしました。
子どもたちは、明日から16日間お休みとなります。明日、あさってで、お父さんたちが引っ越しをしてくれます。
くじら雲は15回目の春を最後に新しい拠点での暮らしを始めます。

   

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