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ミラをベースにレトロでシックなドレスアップを施した初代『ダイハツミラジーノ』の誕生は1999年(平成11年)3月。
3ドアと5ドアのボディをもつ、クラシカルな雰囲気のデザインを身にまとった、軽のいわゆる"ハッチバックモデル"(*1)です。
エクステリアのドレスアップとして、 メッキのグリル、ライトリング、
オーバーライダー付きバンパーなどの装着や、
ホワイトのフロントウインカーレンズの採用などが行われています。
ノーマルのミラに比べてかなり割高な価格設定にもかかわらず、
販売実績はダイハツの予想を上回る大ヒットとなりました。
本家本元のミラがモデルチェンジしても、旧型シャーシのまま2004年(平成16年)11月28日まで継続販売を続けていたほどの人気車でした。
娘が通勤用に購入したは、イギリスのホイールブランド、ミニライト社(*2)とタイアップした 『ミニライトスペシャル』、
というモデルです。
同社製の14インチアルミホイールや専用シート表皮、
メッキグリル、イエローのフォグランプ、などを採用した、チョットお得なタイプです。
今でも(2013.01)街中で頻繁に目にするクルマで、製造終了から10年前後になるにもかかわらず、かなり生存率が高く、
皆さん大事に乗っているようです。
旧型ミラをベースに前後意匠を施した外観を持つミラ・ジーノは、キュートさとクラシカルな雰囲気を併せ持つ不思議な魅力にあふれています。
外見だけでなく、メッキや木目パネルなどを使った内装も、それまでの軽自動車とは一線を画す質感を備えています。
「(特に3ドアモデルは)Miniに似ている」という意見をよく聞きますが、
初代ミラジーノのフロント周辺のモチーフとなったのは、かつてダイハツで1963年〜1969年まで販売されていた
「ダイハツ・コンパーノ」(前期型)だった、という事実は写真で分かると思います。
ミラ・ジーノに搭載されるエンジンは、64馬力のツインカムターボと、可変バルブタイミング機構を持つ58馬力のツインカムの2種です。
それぞれにFFとフルタイム4WDが用意されています。
トランスミッションはESAT(イーサット)とよばれるロックアップ機構付きの4速AT、
コンベンショナルな4速ATと3速AT、 5速MTのいずれかが組み合わされます。
組み合わされるミッションは5MTと4ATが基本ですが、娘のクルマと同じ4WDの58馬力仕様のみは、ATが3速となります。
フロントサスペンションは
/マクファーソンストラット。
リヤサスペンションは
/トレーリングアーム(FF)・3リンク(4WD)。
画像は娘のクルマの(4WD)タイプです。
指差しているのが、フロント側
ジャッキアップポイントです。
指差しているのが、リア側
ジャッキアップポイントです。
(4WD)はデフケースのやや窪んだ箇所にジャッキを当てます。
グレードは駆動方式に関係なく、5ドアに「ジーノ」と「ジーノターボ」、
ミニライト社とタイアップした 『ミニライトスペシャル』、
3ドアにスポーティに振った「ジーノS」をラインアップしていました。
安全装備として全車にデュアルエアバッグ、衝撃時にドアロックが解除される衝撃感知安全システム、
クラッチスタートシステム(MT車)、プリテンショナーフォースリミッター付きシートベルトを標準で装着しています。
カタログ基本情報 | |
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新車価格 | 1,153,000円 |
型式 | TA-L710S |
全長×全幅×全高 | 3395×1475×1425mm |
ホイールベース | 2360mm |
ボディタイプ | 軽自動車 |
トレッド前/後 | 1300/1260mm |
ドア数 | 5ドア |
室内長×室内幅×室内高 | 1720×1220×1180mm |
乗員定員 | 4名 |
車両重量 | 800kg |
エンジン・燃料系 | |
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エンジン型式 | EF-VE |
最高出力 | 58ps(43kW)/7600rpm |
最大トルク | 6.5kg・m(64N・m)/4000rpm |
種類 | 水冷直列3気筒DOHC12バルブ |
総排気量 | 659cc |
内径X行程 | 68.0mm×60.5mm |
圧縮比 | 10.5 |
過給機 | なし |
燃料供給装置 | EFI(電子制御式燃料噴射装置) |
燃料タンク容量 | 37リットル |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
10モード/10・15モード燃費 | 17.4km/リットル |
足回り系 | |
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ステアリング形式 | パワーアシスト付きラック&ピニオン |
サスペンション形式(前) | マクファーソン・ストラット式コイルスプリング |
サスペンション形式(後) | 3リンク式コイルスプリング |
ブレーキ形式(前) | ディスク |
ブレーキ形式(後) | ドラム(リーディングトレーディング) |
タイヤサイズ(前) | 165/55R14 72V |
タイヤサイズ(後) | 165/55R14 72V |
最小回転半径 | 4.5m |
駆動系 | |
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駆動方式 | フルタイム4WD |
トランスミッション | 3AT |
LSD | ---- |
変速比第1速 | 2.730 |
第2速 | 1.526 |
第3速 | 1.000 |
後退 | 2.290 |
最終減速比 | 5.050 |
発売モデル プロフィール・時期 | |
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新車発売:99(H11)年03月〜'99(H11)年10月 |
名車をリスペクトしたクラシックなミラ 内外装をクラシカルな雰囲気でまとめた4ドアハッチバック。 丸型のヘッドランプや曲面仕上げのボンネット&フェンダー、 さらに随所にクロームメッキパーツを配置することによって、 名車「ミニ」のようなスタイルを演出。 インテリアもウッド調のパーツを多用することで、クラシックモダンな雰囲気に仕上げている。 エンジンは直3のNAとターボで、組み合わされるミッションは 5MTと3AT/4AT。4WDモデルも設定されている。 抗菌処理タイプのエアコンやUVカットガラスなどの快適装備、 キーレスエントリー付きパワードアロックなど便利装備が充実しているのも特徴だ。(1999.3) |
一部改良:99(H11)年11月〜'00(H12)年09月 | インテリアを中心に装備を充実 2DINタイプのCD付きステレオを標準装備としたほか、 オーバーヘッドコンソールなどの収納スペースを増設し利便性&快適性を向上。 また、滑りやすい路面で横滑りを抑制する“DVS”が新たにオプションとして 用意された。(1999.11) |
追加記事:00(H12)年1月〜 | 2000年1月マイナーチェンジが施され装備の見直しがされた。 ターボモデルはオーディオレス、ルーフアンテナがセンターアンテナとなり、 14インチアルミホイールタイヤがオプション設定されている。 |
追加記事:00(H12)年5月〜 | 今回、追加した「Sエディション」は、ターボ無しVVTエンジン搭載「ジーノ」モデルに、 専用装備として助手席エアバッグ、各種メッキパーツ (電動格納式ドアミラー、サイドロッカーモール、リヤライセンスガーニッシュ)、 ウッド調センタークラスターを装備した特別仕様車。 |
マイナーチェンジ:00(H12)年10月〜'01(H13)年09月 | ミニテイストを強めた新グレードが登場 イギリスのホイールブランド、ミニライトとタイアップした ミニライトスペシャルを追加。同社製14インチアルミホイールや専用シート表皮、 メッキグリルなどを採用する。 そのほかのモデルも内外装の変更などが行われている。(2000.10) 安全装備として全車にデュアルエアバッグ、衝撃時にドアロックが解除される衝撃感知安全システム、 クラッチスタートシステム(MT車)、プリテンショナー&フォースリミッター付き シートベルトを標準で装着する。 2度目のマイナーチェンジで3ドアモデルが追加された。 3ドアターボのジーノSは廃止されたミラTRの後継でもある。 ジーノターボは5MTが廃止され4ATのみとなった。 スポーティ仕様としてミニライト社製アルミホイールを装備したミニライトスペシャルを追加。 |
追加記事:'01(H13)年5月〜 | なお、「ミニライトスペシャル メモリアルエディション」と「メモリアルエディション」は、
それぞれミニライトスペシャルとジーノをベースにする特別仕様車。 ともに2DIN CD/MD・AM/FM付きステレオ(カロッツェリア)、メッキ電動格納式ドアミラー、 メッキサイドロッカーモールなどを特別装備する。 |
一部改良:01(H13)年10月〜'02(H14)年07月 | 装備と内装の見直しと同時に新グレードを追加 デュアルSRSエアバッグの改善などにより安全性を向上、 またシート表皮の変更などで内装もリファインした。 またミニライトスペシャルに ディスチャージヘッドランプやABSなどが標準装備されるターボモデルを追加。(2001.10) 加えてCD/MDデッキやスモークガラスを装備し、幅広い女性層をターゲットにした ハローキティをラインアップする。 排出ガス浄化装置であるTOPAZ触媒の採用により、58馬力の2WDモデルは「超−低排出ガス車」、 その他モデルも「優−低排出ガス車」認定を実現し、高い環境レベルを達成している。 2001年10月、大規模なマイナーチェンジが施され、2WDターボ車の変速機が電子制御4ATとされた。 また、これに伴い「ジーノ」の3ドアモデルが廃止された。 ジーノの3ドアは1年のみの販売期間だった。 ターボ車は「5ドアミニライトスペシャルターボ」に集約。 またこのグレードの追加と同時に5ドアターボ車の5MTが復活。 また5ドアミニライトスペシャルターボはディスチャージヘッドランプとABSを標準装備。 また全車のATを4速化し、充実装備のジーノリミテッド・ジーノミニライトスペシャルリミテッドを追加。 |
一部改良:02(H14)年08月〜'04(H16)年10月 | 内外装のリフレッシュ&装備を充実 新デザインのフロントグリルなどでエクステリアを、 2眼式のホワイトメーターなどの採用でインテリアをリフレッシュ。 ミニライトの各モデルに装備を追加するとともに、 標準モデルにはABSを装備したターボ車を追加した。(2002.8) 内装は全車に黒または茶のプロテインレザーシートを採用し、 外装は全8色の多彩なカラーが選べる(一部カラーは2002年10月から)。 ターボ車にはABS(EBD&ブレーキアシスト付)を標準で装着する。 2002年9月ストーリアと共通の1000cc3気筒DOHC12バルブエンジンを搭載した 「ダイハツ・ミラジーノ1000」も加わった。 また、光岡自動車レイ(3代目)のベースモデルでもあった。 またジーノターボが復活する。 その他内外装もマイナーチェンジで外装ではリヤテールゲート中央にダイハツの「D」マーク追加。メーターパネルは丸型2連式に変更でタコメーターを装着。 ミニライトスペシャルのシートはブラックレザー・フォグランプは黄色から白色に変更された。 1000cc車のミニライトスペシャル相当のグレードはジーノ1000Xである。 2002年12月ベースモデルの5代目ミラがフルモデルチェンジされる。 |
一部改良:03(H15)年09月〜 | 最終マイナーチェンジは2003年9月に行なわれたが、エンジンスペックダウン、
フロントベンチレーテッドディスクブレーキ廃止、標準グレードのラジオアンテナがルーフトップ化と
ホイールキャップ変更などが実施された。 スペックダウンの為、公式ウェブサイトで告知はされていない。 |
一部改良:04(H16)年06月〜 | ツインカムDVVTエンジン搭載の2WD車の場合、国土交通省認定の 「平成17年基準排出ガス50%低減レベル」をクリア、さらに5速マニュアル車は 平成22年度燃費基準+5%以上を達成しているため、低燃費・低公害車の普及促進税制に基づく 軽減措置が適用され、自動車取得税が6,000円減額される。 |
気になるクルマ NO.1は日本が誇るスーパーカー ニッサンGT-Rを取り上げました。
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