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古民家再生....東屋を作る

 「東屋(あずまや)」は、公園や庭園などでよく見かける、休憩、眺望のために建てられた建物で、「東屋」の起源は、平安時代にまで遡るとされています。

 「東屋」の最も一般的なものは、四方に対称的な形状で、壁はありませんが、現代では、六角形や八角形のものや、屋根の形が切妻造りや入母屋造りになっているものなど、 いろいろななタイプが見られます。

 東屋の製作 東屋はもともと4本の柱で屋根を支えている、四阿(しあ)造りの建物を指し、「四阿」(しあ)または「亭」(ちん)とも呼ばれます。

四阿の「阿」は中国語で棟を指し、これが四方にあることが四阿の由来とされているとか。

田舎では外仕事も多いですが、内部に腰掛けを設置しておけば、休憩の時などに一休みするのに便利ですし、外で食事をしたりする場所としても使えます。

ウッドショックで急激に高騰した木材価格も、やっと最近は落ち着いてきたようで、2×4材も以前の価格に戻りつつあるようなので、田舎の庭の片隅に、小さい東屋を建ててみます。


 建物を建てる場合は、建築基準法などの建築関係の規定に反していないかなど、建築確認を受けなければなりません。    東屋も一応建物なのですが、 基本的に10㎡以下の東屋であれば、建築確認は不要とされています。(2024.4.24)




東屋の製作・土台と柱

     

東屋の製作・土台と柱
東屋の製作 【束石の製作】

東屋の土台は、コンクリートで束石を作り、そこに柱を載せ固定金具で留める。  固定金具は20×100mm、厚さ3~5mm。  2ケ所ビス穴を開けた鉄材を、縁から60mm空けた位置に、30~40mmほど差し込んでおく。

束石サイズは、200mm四方×高さ100mm。  コンクリートを流し込む型枠材は、12㎜厚・212mm×100mmのコンパネを4枚使用。    図は塗装面を表にしているが、実際はハガしやすいよう、塗装面は内側にして使う。

東屋の製作 【束石と柱の結合】

柱は、2×4材の8フィート(2480mm)材を2本組にして使い、4隅の束石の金具で固定する。 柱材は、計8本使う。

固定金具に、柱をビスでしっかり固定する。

8フィート材は1本当たりホームセンターでは750円程度。  柱1本当たり1600円ほどになるが、杉材だと90×3000mmで2000円ほどと、 少々高くつく。



東屋の製作 【束石の配置】

入口側から見て、横手方向は端から端まで1949mm、縦方向は束石間を1562mm空けて配置する。

東屋と庭のフェンスの間には、樹木を植えたいので、屋根軒先からフェンスまで500mm空けた位置に、束石を置く。  これだと、フェンスから束石まで約950mm離れる。
東屋の製作 【柱と、天井枠の構成】

天井の四方枠は、2×4の6フィート(1800mm)材を8本使う。

2×4の6フィート材は、現在の価格は480円程度。  ウッドショックで、一時は倍ほどしていたが、これでもかなり下がってきた。

四方枠の大きさは、横・奥行きとも、1838mm。

柱間は、横巾内寸・1660mm。  奥行き内寸・1685mmのスペースが出来る。

東屋の製作 【天井四方枠の組み合わせ】

2×4の6フィート材を、図のように「イ」を抱き込む形で、2枚ずつ組み合わせて使う。





東屋の製作 【柱と四方枠の各部材長さと使用数】

「イ」2480mm×4本、「ロ」2311mm×4本。

「ハ」1800mm×2本、「ニ」1687mm×2本。

「ホ」1660mm×2本、「へ」1800mm×2本。

「イ」の欠き込みは、2×4材が載るよう、幅38mm、高さ89mmにカット。

東屋の製作 【柱①と、天井四方枠の組み合わせ図】

2×4の6フィート材を、図のように2枚ずつ組み合わせて使う。

天井四方枠の隙間に、「イ」材の突端部が嵌まり、「ロ」に「へ」が、「イ」に「ハ」が載る構造。

「イ」材の長さ、2400mm。  「ロ」材の長さ、2311mm。

「ロ」、「へ」材を組み合わせる前に、「イ」、「ハ」、「ニ」材を組み込んでおく。

座面・背もたれの各フレームは、「イ」柱にビス止めするので、「ロ」柱はその後に抱き合わせる。

東屋の製作 【欠き込みされた柱の四方配置方法】

「イ」材は、全て内側にして使う。  「ロ」材は、全て外側にして使う。  また「イ」材上部の欠き込みは、切り口が外側を向くようにして配置する。

柱・欠き込み口の、向きに注意。  柱の位置により、欠き込み柱材の配置方向が異なる。

柱の下側の欠き込みは、手前①④柱は「ロ」材に対して、奥側②③柱は「イ」材に対して行うので注意。

柱の「イ」材長さは、2400mm。 「ロ」材長さは、2311mm。



東屋の製作 【奥の柱②③の欠き込み加工は、「イ」材に対して行う】

下側の欠き込み部には、奥側座面フレームを差し込む。

加工位置は、下から322mmの位置から、上に89mm伸ばし、奥行き38mm欠き込む。








東屋の製作 【入口側の柱①④は、抱き合わせている「ロ」材に欠き込み加工する】

下方の欠き込み加工は、柱②③と同じ位置に行う。

いずれも加工口は内側に向ける。

「イ」材頭の加工は、89mm下がったところから、52mm残して切り欠く。



東屋の製作 【柱の欠き込み部に接続される材】

手前側の①④柱には、「ニ」材が、奥側の②③柱には、「ヌ」が組み込まれる。

「ニ」材の長さ497mm。  「ヌ」材の長さ1736mm。

柱間の最大横幅は、1838mm。  柱①から柱②の、奥行き距離は1762mm。
東屋の製作 【四方枠と、柱①と④の組み合わせ方】

「ト」材長さ、1687mm、=「ニ」も同じ長さ。

「ホ」と対面する材の長さ、1660mm。  その他は全て1800mm。

組み合わせは、「ハ」と「チ」のように、ズラして組み合わせていく。
東屋の製作 【柱と座面の位置関係】

座面は「コ」の字形に配置する。

短辺(入口の幅と同じ)は746mm。

最大幅は1838mm。








東屋の製作・座面フレームの構造

     

東屋の製作・座面の構造
東屋の製作 【座面板を乗せるフレーム全体像】

座面はコの字形に配置する。  コンクリート束石の上面から、座板上端までの高さは、410mm。

座面板の有効奥行き420mm。



東屋の製作 【左側の座面フレーム構成・入口側】

各長さ、「イ」材1267mm。 「ロ」材1229mm。 「ハ」材392mm。 「ニ」材497mm。 「ホ」材1685mm。「へ」材1267mm。

座面板の受け材「ロ」、「へ」材は、2×4材を半分にカットし、断面38×44mmにして使う。  他でこの材の端材を使うので、分割前に1267mmでカットしておく。

「イ」と座面板上端との段差無くすため、「ロ」、「ハ」、「ホ」、「」へは、「イ」上端から19mm下げる。  「イ」の上端高さは束石上端から410mm。
東屋の製作 【左側座面フレームの隙間】

「ニ」材と「ホ」材の隙間は、柱の欠き込み部にはめ込むためのスペース。

柱は2本ペアになっており、前方の①④柱は、柱の前側の欠き込み部に、「ニ」材端が嵌まる。

右側の座面も同様に、「ニ」材が①④柱に抱き合わせて張っている、短い方の柱の切り欠き部に差し込まれる。



東屋の製作 【①柱の、欠き込み部とフレームの取り合い図】

柱の欠き込み部は、「ニ」材端が、40mm嵌まるよう、高さ89mm、奥行き40mmの加工を施す。

「ニ」材と「ホ」材の隙間には、2本ペアになっている柱の、後ろ側(長い方)が嵌まる。

フレームをビスだけで固定するより、材同士を組んだ方が、強度的に安心できる。  右側柱④も同じ構造。

東屋の製作 【奥座面も、柱の欠き込み部でフレームを保持する】

奥座面フレーム「ヌ」も、柱③の欠き込み部に嵌め込み、ビスだけではなく、材の組み合わせでも強度を確保出来るようにする。

座板の受け材である「リ」、「ル」は、座板を張ったとき「チ」、「ヌ」とフラットにするため、座板厚みの分、19mm下げた位置に取り付ける。

「ヌ」材は、「ル」材より片方38mm、両側だと76mm長くなるので、1736mmにして使う。

東屋の製作 【奥側座面の、左側座面フレームとの配置】

各フレーム材の長さ、「チ」、「リ」、「ル」材は1660mm。 「ヌ」は、両端が柱に嵌まっているため、1736mm。 「ホ」は1685mm。

「リ」、「ル」材は、2×4材を半分に割いた、断面38mm×44mmにして使う。 端材を使うので、分割前に1660mmでカットしておく。

「チ」、「ホ」、「ヌ」の上端高さは、コンクリート束石の上面から410mm。





東屋の製作・座面板の張り付け

     

東屋の製作・座面の構造
東屋の製作 【座面板の配置図】

座面板は1×4・6Fを使う。 1枚の幅は89mm。。

両サイドの座面板の使用枚数は、長さは419mmを、13枚×2列で計26枚、奥の座面板17枚と合わせ、合計43枚必要。

左右座面の、入口から奥側座面までの距離は1305mm。  奥側座面の最大幅は1736mm。  
東屋の製作 【座面の有効広さ】

座面板の長さは、座ったときヒザ下まで支えられるよう、背もたれから最低420mmは確保したい。

板幅89mmの座面板を、間隔10㎜で並べると片側13枚並ぶ。 一番入口に近い板だけ、22mm狭くして、67mmで使う。

コンクリート束石の上面から、座面上端までの高さは、410mm。  この高さが一番シックリくる。



東屋の製作 【座面板を裏から支えるフレーム「ロ」、「へ」】

両サイドの座面板は、「ロ」材1229mmと、「へ」」材1267mmで支える。  「ロ」、「へ」は、2×4材を半分に割り、断面38×44mmにして使う。

「イ」材長さ、1267mmで、端材は「ニ」497mmに使う。 「ホ」材長さ、1685mm。  「ハ」392mmは

「ロ」、「へ」天端は、「イ」、「ホ」天端より、座板厚み19mm分下げて取り付け、座板を張ったときの上端高さをフラットにする。

東屋の製作 【奥側の、裏から見た座面フレーム】

「チ」材長さ、1660mm。  「ヌ」材長さ、1736mm。 奥側の座面板は、「リ」材、「ル」」材で支える。

「リ」、「ル」」材の長さは、どちらも1660mmで 2×4材を半分に割り、断面38×44mmにして使う。

「リ」、「ル」の天端は、「チ」、「ヌ」の天端より、座板厚み19mm分下げて取り付け、座板を張ったときの上端高さがフラットになるようにする。
東屋の製作 【奥側の、座面板と座面フレームの構成】

座面板は、「リ」、「ル」材の上に載る。 背もたれ部から、「チ」までの、座面板有効長は420mm。

奥側の座面板長さは419mmで、奥側1列では17枚必要。 両サイドの座面板、13枚×2列の計26枚とあわせ、合計43枚必要となる。

1×4・6フィート材1本から取れる座面板枚数は4枚なので、座面板分として、11本必要となる。

東屋の製作 【座面フレームの構成と各材の長さ】

左側座面フレームの各材の寸法。 「イ」材1267mm。 「ロ」材1229mm。  「ホ」材1685mm。「へ」材1267mm。

奥のフレーム材の長さ、1736mm。  右側座面も同じ長さ。






東屋の製作・座面の背もたれ部の製作

     

東屋・座面背もたれ部の製作
東屋の製作 【背もたれ部のフレームは、角度を付けて取り付ける】

背もたれフレームは、いずれの材も、水平方向から80度の角度で取り付け、リラツクスできるようにする。

各部材の長さは、サイド側「イ」、「ロ」、「ホ」、「へ」は1685mm。  奥側「ハ」、「ニ」は1660mm。 

配置した束石の最大幅は、正面1946mm。  奥行き、1962mm。
東屋の製作 【「イ」、「ロ」材の、取り付けポイント】

「ロ」材は、コンクリート束石上端から453mmの高さに、柱縁より61mm内側に、角度10度に傾けて配置する。

「イ」材は、コンクリート束石上端から719mmの高さに、水平方向角度10度にして配置する。  背板を「ロ」の角度に合わせ、「イ」に密着させる。







東屋の製作 【柱と背もたれフレーム「へ」を繋ぐ、合わせポイント】

④柱に接続される、背もたれフレーム材「へ」を、合致ポイントにする。

「へ」の外側天端を、下から534mmの高さに合わせる。

柱の534mmの高さの縁から、46mm離した箇所が、合わせポイント。





東屋の製作 【右側座面の背もたれフレーム材の配置・高さ】

10度の角度のついた「ホ」材の上端と、コンクリート束石の上面までの高さは、813mm。

10度の角度のついた「へ」材の上端と、コンクリート束石の上面までの高さは、541mm。

このとき「へ」上端と、柱③の隙間は、46mm。

「ホ」、「へ」は、10度の角度で張られる背もたれ板が、ピッタリ密着する角度で配置する。  左側も同様に配置する。

東屋の製作 【奥側座面の背もたれフレーム材の配置・高さ】

10度の角度のついた「ハ」材の上端と、コンクリート束石の上面までの高さは、813mm。

10度の角度のついた「ニ」材の上端と、コンクリート束石の上面までの高さは、541mm。

このとき「ニ」上端・最外部と、柱②の隙間は、33mmで、サイド側よりやや外側に配置される。

「ハ」、「ニ」は、10度の角度で張られる背もたれ板が、ピッタリ密着する角度で配置する。
東屋の製作 【「ハ」材は少し後ろにハミ出す】

「ハ」材天端の後方は、柱縁より15mmほどハミ出る





東屋の製作 【背もたれ板の下端には、角度をつける】

背もたれ板は、座面の上に載るが、下端には80度の角度をつけておき、ピッタリ座面と密着するよう加工する。

背もたれ板高さは、450mm。 400mmあれば背もたれの役目は果たせる。

見た目をソフトにしたいので、背もたれ板トップは、半円状に加工する。

両サイド、奥側の背板には、全て角度と半円状の加工を行う。

東屋の製作 【座面・背もたれを組み込んだ状態】

背もたれ板、座面板とも、1×4・6Fを使う。 座面板の長さは419mm。 これを、両サイド13枚ずつと、奥側17枚の、計43枚使う。   1×4・6フィート材1800mmを使うと、1本から4枚取れるので、 座面用1×4・6F材は12本必要。

背もたれ板の長さは448mm。 これを、両サイド18枚ずつと、奥側17枚の、計53枚使う。  1本から4枚取れるので、 1×4・6F材は14本必要。 座面板分12本と合わせ、1×4・6Fは26本必要となる。

1×4・6フィート材は現在、最安値で255円。






東屋の製作・屋根の垂木を作る

     

東屋の製作
東屋の製作 【屋根のフレーム図】

「A」を中心に、垂木を図のように配置する。

四方枠から、「A」上端までの高さは280mm。

垂木は、18.3度の傾斜になるよう加工する。



東屋の製作 【「A」部の構成】

「A」部のフレーム材は、屋根の垂木の頂上部となり、ここに垂木を結合させる。

2×4材で作り、長さは全て412mm。

図のようにズラして組み合わせ、外周一辺450mmの方形に組み合わせる。



東屋の製作 【垂木材の取付位置】

「ハ」材は、「A」フレーム材「イ」の端から206mmの位置に取り付ける。

四隅に架かる垂木「ニ」以外は、全て端から206mmの位置とする。

「ニ」材垂木は、先端部を45度に書き込み、「A」の隅と結合。
東屋の製作 【「ニ」の、「A」隅にかかる部分をV字カット】

「A」フレームに架かる垂木「ハ」は、上端を「A」フレーム上端に揃える。

垂木「ニ」の場合、上端を揃えると、「A」フレーム隅と段差ができて邪魔。

邪魔な部分を削っておく。

東屋の製作 【天井枠と垂木の組み合わせ】

四隅以外の垂木材「ハ」の軒天側は、天井枠の端から898mmの位置に設置する。

四隅垂木材「ニ」は、45度V字に欠いた中心を、天井枠の隅に合わせて設置する。



東屋の製作 【垂木「ハ」の加工】

垂木「ハ」は、2×4材を使い、水平方向より18.3度傾けて、「A」フレームと天井の四方枠に渡す。

図の長さ1121mmは、斜めにカットした後の、端から端までの長さなので、最初は+32mmを含めた、1153mmの長さにカットしてから加工することに注意。  両端のカット角度は、71.7度。

カットした状態で、切り欠きまでの距離は、頂部側から651mm。  軒先側からはは390mm。
東屋の製作 【垂木「ハ」材の切り欠き部の加工】

水平ラインから、71.7度の角度で、図の寸法のサイズに、「ハ」材の切り欠き部を加工する。

垂木のこの部分が、四方枠材にカッチリ嵌まり載る。



東屋の製作 【隅に載る垂木「ニ」材の加工】

垂木「ニ」材の辺長さ1545mm。  13.2度傾けて使う。

端を76.8度の角度でカットするため、最初+21mmの長さ(1566mm)にカットしてから加工する必要があるので注意。

切り欠き部は、頂部から897mm、軒先側から537mmの位置。
東屋の製作 【垂木「ニ」材と「A」の結合】

隅垂木「ニ」材と、フレーム「A」の接合部。

「ニ」のトップ端は、上端先端から18mmの位置に、垂木材の角度に沿って、V字45度の角度に切り欠く。 辺は27mm前後の長さになる。

「ニ」とフレーム「A」の接合部は、若干の段差が生じる。

屋根板を張るときに、段差を微調整する。
東屋の製作 【垂木「ニ」材の天井枠隅に載る部分の加工】

頭頂部端から897mmの箇所で、45度のV字山に、辺28mmに加工。

軒先側から537mmの箇所で、45度のV字谷形に、辺26mmに欠きこむ。

垂木「ニ」は傾けて取り付けるが、天井枠に載る欠き込み部は、天井の四方枠にキッチリ載るよう、水平になっていること。

東屋の製作 【天井枠と接続する部分のV字加工】

垂木「ニ」材は、76.8度の角度が付いているため、天井枠に載る欠き込み部を水平に加工すると、V字形の辺形状はテーパ状になる。

頭頂部側は、開始高さは17mmで、Ⅴ字山の頂点部は、21mmのテーパ形状になる。



東屋の製作 【「ニ」材の、天井枠の隅と接続する部分・軒天側】

「ニ」材の天井枠隅に架かる部分の切り込み加工は、軒先側から537mmの位置から、V字谷形に加工する。

V字谷形の、削る深さは42mm。 V字谷の辺長は30mm。

「ニ」材の天井枠に載る部分が水平になるよう、加工部の前側(頂部側)に刻んだV字山形の加工深さは17mm。 V字谷形に刻む部分の深さは42mm。

後は、実際に載せて見ながら、現物合わせで微調整する。
東屋の製作 【垂木「ニ」材を、天井枠隅に載せた状態】

軒先からV字谷形の縁までの長さは、537mm。

537mmの位置から、30mm辺の長さに90度の角度でV字谷形加工する。

水平ラインから76.8度の角度で切り欠く。  軒先側の欠き込みの深さは、42mm。






東屋の製作・屋根板を張る

     

屋根板を張る
東屋の製作 【屋根板を張る】

屋根の大きさは、正面側で約2570mm×脇で約2580mm。

軒先からコンクリート束石上面までの高さ、約2235mm。

屋根材先からコンクリート束石上面までの高さ、約2337mm。

東屋の製作 【下から屋根を覗く】

中央の開口部は、中で焚火などした際、発生する煙をここから逃がすための穴。

雨が入り込まないよう、この上に小屋根を設ける。





東屋の製作 【屋根フレームと屋根下地材】

屋根下地材は、9~11mm厚の定尺合板を、カットして使う。

強度的に問題なさそうなので、梁は入れない。

このうえに防水シートをかぶせ、杉板などの屋根板を張る。



東屋の製作 【屋根合板の切り出し】

富士山型の屋根は、底辺約1816mmの高さ726mm。 合板1枚から1片しか取れない。

台形屋根パーツは、長さ1285mmの高さ400mm。 長辺から377mmの位置から先端まで斜めにカット。

こちらは、合板1枚から2片分取れる。








東屋の製作・中で使うテーブルを作る

     

テーブルの製作
東屋の製作 【東屋で使うテーブルの全体像】

脚の高さは、676mm。 地面から天板トップまでの高さ 700mm。

焚火台を載せる棚を設け、BBQもできるようにする。 焚火台を使わないときは、トップの隙間を天板で塞ぎ、広いテーブルとしても使えるようにする。



東屋の製作 【テーブル天板の大きさ】

「イ」、「ハ」のサイズは、各150×960mm。 「ロ」は510×960mm。

「ロ」の空洞部「ニ」は、縦200mmの位置から560mm、横48mmの位置から417mmの大きさに空ける。

「ニ」部分は、焚火台を使わないとき、この板で塞ぎ広いテーブルとして使うので、キレイにカットする。
東屋の製作 【天板は両サイドが折りたためるタイプにする】

座面間の間隔がは746mmしかないので、出入りする際は窮屈。 そのため、出入りする際、天板を折りたためるようにしたい。

天板の各サイズ  ①は、960×510mm。  ②、③は960×150mm。

①の、焚火台が入るくりぬきスペースは、560×417mm。

東屋の製作 【「ニ」は焚火台を使わないときの天板】

「ロ」をくりぬいたとき出る「ニ」は、焚火台を使わないときの天板となる。

くりぬきスペースは、560×417mmだが、刃の厚みがあるので、実際は2~3mm小さくなる。

持ち上げやすいように、左右に指かけ用の穴を開けておく。
東屋の製作 【天板「ロ」裏の、「ニ」を受けるストッパー】

焚火台を使わないときは、「ニ」をはめ込んで、広く使うこともできる。

「ニ」を受けるストッパーは、焚火台を出し入れするとき邪魔にならないサイズで、鉄材を適当な大きさにしてビス用の穴を開けておく。

ストッパーは、片側2か所に取り付けておく。



東屋の製作 【テーブルのフレーム】

材料は2×4材。 「イ」、「ロ」、「ハ」、「ニ」の長さ 676mm。

「ホ」とその対面材の長さ 424mm。 「へ」とその対面材の長さ 545mm。  垂木「ハ」材は1200mm使うので、その端材を使う。

下の棚は、手持ちのキャンプ用焚火台のサイズに合わせた広さと高さにしている。

焚火台の近くのフレーム材は、燃えないよう耐火板などでカバーしておく。

東屋の製作 【フレーム材に、欠き込み加工を行う】

「ニ」と「ハ」材に、45×45mmの欠きこみ加工を行う。

「へ」と対面の材の両端にも、45×45mmの欠きこみ加工を行う。



東屋の製作 【テーブル下の棚】

「リ」材は、2×4材を半分に割いて使う。 長さは424mm。  対面と2本使う。

地面から「リ」材下端までの高さは、焚火台に合わせ258mm。

棚板「ル」のサイズ 574×424mm。  厚みは12㎜程度。

棚板は、焚火台からこぼれる火で燃えないよう、不燃性のものを使いたい。
東屋の製作 【テーブルの両サイドを折りたたんだ状態】

テーブル足と座面の間隔は110mm程度。  このテーブル大きさが、1800mmで東屋を作ったときの、ギリギリのサイズ。



東屋の製作 【テーブルを最大にした大きさ】

テーブル天板を広げ、焚火台口を塞いだ状態。

テーブル幅は、横810×奥行き960mmのサイズ。










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