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天井板を貼る・下地

 お助け棒      

(廻り野縁)を張る
【天井下地の胴縁(廻り野縁)を張る】

胴縁とは一般的に『壁の下地材』だが、天井の骨組み材「野縁」を支える(廻り野縁・胴縁)の役目もある。

四方壁の目的高さにレーザーで基準墨をつけ、グルリと(廻り野縁・胴縁)を固定していく。

(廻り野縁・胴縁)は45mm(一寸三分)角の野縁材を使う。 75mmビスで固定するか、ネイルガンでバシバシ留めていく。
【天井高はどれほどにするか】

出来れば太い梁を見せたいが、それだと天井高がかなり上になってしまう。  むやみに高くしてもしょうがない。

いずれにせよ、廻り野縁を張る高さが天井高となるので、そのルートに邪魔な箇所がない位置を選ぶ。



【廻り縁の間柱代わりに胴縁を張る】

柱のない部分には、間柱代わりに廻り縁の受け材として、15mmの胴縁を900mm間隔で立てる。

廻り縁フレームは、天井がフラット(下から見て平面)になるよう、組み合わせる必要がある。

野縁は廻り縁の内法(うちのり・内側)に入る。  切り欠き加工は面倒なので、イモづけで65mmビスを使い両方向から挟み打ちで胴縁に固定。
【野縁(天井の裏側にある骨組み)を胴縁に固定】

野縁は300mm間隔で入れていく。 この野縁は廻り縁の内法(うちのり・内側)に入る。

野縁を65mmビスで廻り縁に対し両方向から挟み打ちで固定する。

野縁は内法に順に入れていくと、次第に長くなってしまう。 2~3本分の間隔で打った後、間に入れるように止めていく。

【野縁の落下を防止する留め材】

野縁(天井下地)を廻り縁の内法に固定していく際、なかなかピッタリとサイズが合わない。  手を離すと落下してしまう。

そこで野縁材の両端に「落下留め」を固定しておく。 サイズがピッタリ合わなくても、廻り縁に載せれば落ちてこない。

「落下留め材」は天井材下地の端材が便利だがなんでも可。
【捨て材を打つ】

天井の骨組み材「野縁」を、上から支える材を「捨て材」という。 45mm角の野縁を、900mm間隔で廻り縁の上に数本渡しておく。  

45mm角の野縁より細い捨て材を使う場合は、450~mm間隔で入れる。  よほど重い天井材を使わない限り、それほど厳密にする必要はない。
【吊り木で野縁を支える】

吊り木(野縁の切れ端)を使い、上部を梁に固定し、野縁を吊る形で捨て材に固定し75mmビスで留める。 ビスは釘と違って折れたりする場合があるので、必ず2本打つ。

吊り木の位置で野縁の高さを決められる。  眼の高さ以上の高さに渡されたものは、真っ直ぐだと中央部が下がって見え圧迫感を感じる。  天井の場合2間(3.6m)なら真ん中を6mm程度上げて(吊って)張るのが基本。

これは重力で次第に天井が下がってくるのを防止する役目もある。
【電気配線用の穴】

照明用の電気コードが通る穴を開けておく。

補助材をかましておく。



【胴縁のフレーム状加工は簡単に】

フラットにするため胴縁同士を切り欠いて接合する方法もあるが、天井を張ってしまえばフレームの見栄えなど関係ない。

余計な作業時間をかけないよう、出来るだけ簡単な施工方法を考える。



【簡単な胴縁のフレーム配置】

既存の柱に天井板を張る胴縁を固定し、リフォーム工事で新築と変わらないのは天井工事。

水平に直した床から高さを出してやれば、後は同じ。

廻りの下地を足したりなおしたりしてやって取り付ける。

【下地用の間柱を追加する】

古民家は柱間が1間飛んでおり、その間に下地用の間柱がない。

そこで900mm間隔に下地用の間柱を取り付ける。

リフォーム工事で新築と変わらないのは天井工事。

水平に直した床から高さを出してやれば、後は同じ。

廻りの下地を足したりなおしたりしてやって取り付ける。



【天井材下地の完成】

40mm角を360mmピッチでいれ下地骨組み(野縁)の完成。

これが天井材を受ける下地となる。

天井材下地の張り方は千鳥張りが一般的だが、天井板の端が天井材下地に固定できる長さになるよう割り付ける。






  

天井の断熱工事

       

天井の断熱工事
【断熱材】

一般的な断熱材が「ファイバーグラス(アクリアマット)」。

パンパンに梱包されており、袋を破るとみるみる膨らんでくる。

数メートルの長さになっている。  印字されている面を、室内側に向けて取り付ける。

「旭フィイバーグラスグラスウール アクリアマット」参考資料。  厚さ100×395×2880mm(9.5尺) 12枚入り(約4.7坪分)、 2万円以上。 
【断熱材を入れ込む】

野縁の上に長い断熱材を押し込んでいく。

長い断熱材なら、野縁と直交するように入れ込む。



【断熱材耳の部分をステープルで固定していく】

200mmピッチで、ステープルで固定していく。

断熱材に固定位置がマーキングされている。

【断熱材を引いておく】

屋根裏がスカスカなので換気は良いが隙間風が入る。

完全断熱ではないが、天井板の上に断熱材を敷いておけば少しは暖かくなる。






  

天井石膏ボードを貼る

       

天井裏工事
【断熱材を引いておく】

屋根裏がスカスカなので換気は良いが隙間風が入る。

完全断熱ではないが、天井板の上に断熱材を敷いておけば少しは暖かくなる。

【トンボ】

一人で天井の石膏ボードを張るとき、これでボードを支える。



【断熱材/石膏ボードの張り付け】

一人で石膏ボード張りするとき、突っ張り棒を用意しておくと作業が楽。

天井部材取り付け時のサポートツールとして、一人での作業が可能になる「サポートポール」、「突っ張りスタンド」など各種のお助けツールが市販されている。

【天井板の化粧板張り】

鴨居を見せる高さに、天井の化粧板を張る。



【】










 

勾配天井のボード張り

       

【勾配天井の施工】

勾配天井の施工も、基本はフラット天井と変わらない。

勾配に合わせ、低いところと高いところに角材(下地材)を打つ。   下地材は1寸3分角(約40mm)の杉の野縁を使う。

15mmの薄い半胴縁を使う場合があるが、野縁だけで組んだ方が丈夫。





【天井ベースを固定する】

勾配に合わせ、四方に角材を打ち回す。

勾配はレーザーを使えば正確に合わせられる。







【勾配に合わせ斜め切り】

下の下地(野縁)は、勾配に合わせて斜め切りしておく。

基準となる箇所を斜め切りしておけば、この後組んでいく下地材は、角度を気にせず普通に組み合わせればよい。





【天井下地を張る】

天井下地として野縁を芯々300mmピッチで入れてやる。

天井下地は野縁の内側に入れ込むので、固定はネイルガンで片面2本ずつの斜め打ちにする。

捨て材にも下からビスで天井下地を固定する。



【吊り木の取付】

吊り木は垂直ではなく、勾配天井の角度に合わせ、天井下地に密着するように固定する。





【石膏ボードを張る】

天井下地を芯々300mmピッチで配置しておけば、910mmボードの両端が天井下地に合わさる。

ボードの固定はビスをスクリュ-のように廻しながら打つビス打ち機があると便利。

ボードの長手にボンドを張っておけば、剥がれたりすることは無くなる。

ボード切断用の専用丸ノコがあると楽。



【石膏ボードの一人張り付け】

一人で石膏ボード張りするとき、突っ張り棒を用意しておくと作業が楽。

天井部材取り付け時のサポートツールとして、一人での作業が可能になる「サポートポール」、「突っ張りスタンド」など各種のお助けツールが市販されている。










天井板を貼る

 昔はスギ等の無垢と天井板は決まっていましたが、近年では針葉樹材の無垢に替わって、合板や無機材料製のボードの表面に、 美しい木目や材質の化粧単板を接着したツキ板を、表面に接着した「化粧貼り天井板」、印刷紙や、 フィルムを貼った「二次加工合板天井板」などが一般的になっています。

 無垢材の場合、厚さ10~12㎜、幅110~165mm、長さ2430~3660mm。  「化粧貼り天井板」は、厚さ5.5~6.3㎜、幅606~909mm、長さ1820~2430mmが一般的のようです。

       

天井裏工事
【天井板をしゃくる】

天井板は壁板と共通の、製材所で挽いた、幅210mm、厚さ12㎜の杉板を使ってもいいかも。

天井板はプレイナーを掛け、寸法を出しておく。

両端をしゃくる(重なる端を段違いの溝になるよう切り欠く)。

しゃくり幅は17mm、板厚の半分まで。
【天井羽目板・本実目透かし加工】

本実(ホンザネ)目透かし加工がされている羽目板。

雌実をタッカーで固定していく。

板同士を張り合わせたとき、隙間から板が見える。

実(サネ)部分のバリなどは接合不良の元なので、あらかじめならしておく。
【天井羽目板2・本実目突き付け加工】

本実(ホンザネ)突き付け加工がされている羽目板。

くっつけたとき、繋ぎ目が隠れる。

また、出来るだけ羽目板の目が同じく揃うよう割り付ける。

ボンドを使う場合は、固まっても弾力があり伸縮にも強いウレタン樹脂系の接着剤を使う。
【天井板を張る前に割り付け】

そのまま張っていくと、最後に張る板が数センチ幅になってしまい、他と幅が大きく違ってしまいカッコ悪い。

そこで、最初と最後の板で幅を調整する「割り付け」を最初に行い、そのとき出来るだけ羽目板の目が同じく揃うように割り振る。

図は本実目透かし加工の羽目板を左側から張っていく例。 下地骨組みに雌実(メザネ)部分をエアタッカーで釘止めする。 本実目透かし加工は雄実を釘打ち。
【天井羽目板を張っていく】

隅角から張っていく。 柱と干渉する箇所はマルチツールで欠く。 雄ザネは壁側、雌ザネは室内側に向け、フィニッシュで雌ザネ端を打ち付けていく。

ウレタンボンド(コニシボンド/床職人)も併用する。

なるべく同じ目が揃うよう割り付けした羽目板を固定していく。

長さが足りない場合、カットして使うが、カットした残りが次の羽目板になる。



【壁際の処理】

割り付けせず、本実目透かし加工の羽目板をそのまま左端に取り付けた例。

張り付けせずピッタリ合うことはまずないので、本来は端の耳部分は切り落とされる。

壁際はいずれ(廻り縁)などで隠れるので、気にせずバシバシとタッカー止めしていく。
【天井の吊り木】

吊り木を固定する金具は、最初はビスで仮止めするが、外気温変化でビスだと脆くなりやすい。

外気に影響されやすい天井裏に使うのは、鉄釘がいい。



【巾木と】

天井と壁の隙間が見えないように、巾木(細い桟)を廻していく。








 

廊下天井のボード張り

 ホームセンターで購入できる「野地板」は、厚み12mm×縦105mm×横1820mm、もしくは厚み12mm×縦180mm×横1820mmが多い。      

【天井の下地材】

下地はまず四方に角材を打ち回す。   天井の下地材は1寸3分角(約40mm)の杉の野縁を使う。

15mmの薄い半胴縁を使う場合があるが、野縁だけで組んだ方が丈夫。



【捨て材を打つ】

「捨て材」とは、下地が真っ直ぐになるよう、かつバラつかないよう700~800mm間隔で下地材の上に入れる、いわば下地の下地材。

この「捨て材」がないと、下地をいくら間隔を狭くして入れても、平滑なキレイな下地にならない。

目立つところではないが、出来るだけ真っ直ぐな節のない材を使わないとキレイな天井にならない。

【天井下地を張る】

天井下地として野縁を芯々300mmピッチで入れてやる。 ホームセンターで入手しやすい12×105×1820mmの野地板を使う人もいる。

天井下地は野縁の内側に入れ込むので、固定はネイルガンで片面2本ずつの斜め打ちにする。

捨て材にも下からビスで天井下地を固定する。

【吊り木で天井下地を吊る】

3尺(900mm)間隔で吊り木を配置する。

吊り木の固定は、ビスは経年劣化で折れやすくなるので、釘がベスト。

ただ最近は75mmビスで固定する方法がほとんど。  ただ万が一を考慮し、必ず2本打ちすること。

天井真ん中をむくる(上向きに反る)よう、吊り木で調整する。

【断熱材を入れる】

天井裏に断熱材を入れておくと断熱効果が高まる。

隙間を塞ぐためにも厚さ50~100mmのグラスウールを張る。100mmでも梱包を開けた直後は50mm程度であり、その後数時間かけて100mmに戻る。 そこで、薄い間に素早く入れてやれば、楽。その後自然に膨らんでくる。

防湿層側を室内に向け、天井材の上に入れ込む。  耳の部分をステープルを使い200mmピツチで天井材に留める。

「旭ファイバーグラス/アクリアマット」は梱包を解くとアッいう間に膨らむ。

【断熱材/石膏ボードの張り付け】

一人で石膏ボード張りするとき、突っ張り棒を用意しておくと作業が楽。

天井部材取り付け時のサポートツールとして、一人での作業が可能になる「サポートポール」、「突っ張りスタンド」など各種のお助けツールが市販されている。

【天井板を張っていく】

無垢板の模様は揃わない。 実際に天井板の端材を並べてみて(割付)する。

入口に赤身を並べるより、手前は白っポイ色味を使い奥に行くにしたがって赤身、というように並べるのも手。

ボンドと4mmタッカーで張る。

 
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