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窓の工事

 解体の時、サッシ本体の枠を外すには、外壁を外さないとだめ。  ガラスを外した後、力ワザでサッシ枠を外すのが簡単。

 掃き出し窓は、リビングやベランダのある部屋に使われ、外への出入りが可能な窓。  腰高窓はそれ以外の場所に設置され、主に採光や換気の目的で使われます。     腰高窓は、その名のとおり腰の高さ位から上に位置するのが一般的なため、掃き出し窓より必然的に大きさは小さくなる傾向にあります。

 掃き出し窓の一般的なサイズは、幅1,690mm×高さ2,030mmか幅1,690mm×高さ1,830mmとなっています。   幅についてはある程度サイズが決まっていますが、 高さについては多少融通が利きます。

 一方、腰高窓の一般的なサイズは、幅は1,690mmのものが多く、高さはまちまちで370mm~1,570mmの大きさが多いようです。




掃き出しサッシ

 巻き出しとは、床がそのまま外部に繋がる窓のこと。      

【土台の上に"サッシ受け"を打つ】

サッシ寸法は、高さ2000、幅2600mm。

サッシの外枠寸法に合わせて枠を制作するが、寸法は現物合わせが確実。 サッシ枠と柱の取り合いも考慮して枠寸法を決める。く

土台の上に正確に"掃き出しサッシ受け"を打つ。

横にはパッキン材を取り付ける。

【サッシ枠をはめ込む】


サッシ受けにサッシ枠をはめ込む。

嵌め込んだら、サッシ枠の外側に防水テープを張る。

ビス隠しを取り付ければ完成。
















【サッシ戸を入れ込む】


サッシ枠にサッシ戸を入れ込む。




【】











サッシ窓をはめ込む「まぐさ」周り

 釘打ちの場合、釘は引き抜きに弱いため、だんだん緩んでくる。  脳天打ちする場合ボンドと併用するのが基本。      

【窓まぐさ周りの基本構成】

サッシを入れないと外壁の終いが出来ないので、サツシが収まる窓枠を構成する。 

サッシの外枠寸法に合わせて窓枠を制作するが、寸法は現物合わせが確実。 サッシ枠と柱の取り合いも考慮して枠寸法を決める。く

窓台(敷居)の下に、基準高さに切りそろえた間柱材を入れ込む。 今回は床面から1087mmの位置に窓台下端がくるようにする。

窓台材高さにカットした『添え木』で、窓台(敷居)、まぐさ(鴨居)共、キチンと水平がとれているか確認しておく。 まぐさの水平チェックは、もともと5mmの余裕を見ているので見ない。

【まぐさ、窓台】

サッシを取り囲む「まぐさ枠」寸法は、複層ガラスを使用する場合、総重量が100Kgを超える場合もあり、上下左右とも45mm厚、幅は105mmを使う。 間柱間隔は、500mm以下。 上の間柱材は27×105mmでもいいが、 構造用合板の繋ぎ目には45mm厚を使う。

開口寸法は、サッシの実寸を元に実測で確認し、高さ部分は寸法+5mm 幅部分は寸法+5mmの余裕をもたせる。  窓枠サイズは、サッシの実寸ピッタリにしてしまうと入らない。  

サッシが高さ770、幅1640mmとしたら、開口部の高さは775mm。 幅は左右に45mm厚間柱を入れ、1650mmになるよう施工。  施工順序は、土台間柱→窓台→左右間柱→まぐさ、という手順にすれば、 狂いが出ない。  窓開口部に取り付けられた横材の補強材を、上は「まぐさ(目草)」、下は「窓台」と呼ぶ。

「まぐさ」は上部の壁を支える役割もあるが、構造材ではない。  在来工法の場合、上からの荷重は胴差しや管柱が受けるので、さほど荷重がかからない。
【木材の木表・木裏】

木材は乾燥にともない木表側が凹み木裏側が凸になる。

窓を圧迫させないためサッシの上下を囲む材はすべて木表側を表面にする。

窓台は木表が上なので、若干下に垂れ下がる感じになるが、間柱材を入れることで持ち上がり、窓台がキッチリ水平になる。

窓まぐさ部も同様に木表を下にして造作する。 表側に反ってくる。
【当て材で精度を出して枠木を固定する】

柱に欠きこみを入れていない場合、墨を打って水平をとったら、300mm程度の「当て材」を四隅に当て、精度を出してまぐさ・窓台がキツチリ収まるようにする。

今回のリフォームでは、いちいち欠きこみは手間だし、柱の欠損にもなる。 65mm釘と白ボンドで固定する。 ボンドは使った方が将来の狂いが少ない。

65mm釘と白ボンドで固定するが、木は表側に反ってくるので、表側にボンドをつけ柱に当てる。 釘は斜めの3本打ち。

上部の間柱に切り欠き加工し、補強材を入れまぐさ下から釘止めする。 補強材はカーテン下地にもなる。

「当て材」など窓枠材の設置面・小口には白ボンドを塗れば耐久効果が期待できる。  ここの狂いが、石膏ボードにワレなどの悪影響を与える。
【間柱材を入れ込む】

「間柱」のうち、外壁の継ぎ目に当たる材は、合板をしっかり固定できるよう、太目の材を使うのが一般的。

サッシ下端を床面から850mmの位置に正確に合わせるには、窓台材は厚み45mmを使うので材下端が805mmの位置にくるよう取り付ける。

間柱を規定間隔に取り付けていく位置を刻印したメジャーを作っておくと便利。 まぐさの間柱に補強材を入れる。
【窓台、まぐさの固定方法】

窓台、窓まぐさは斜め45度のビス打ちで柱に固定。 クギ頭が出ないよう下穴を開けておく。

窓台と柱の接合部は、重さがかかりやすいので、少し柱を欠ぎこんで固定したいところだが、なるべく柱に欠損を与えないほうがいいので、 釘かビスで最低でも2箇所以上固定しておく。

使用する釘は基本的にNC65~50。 ボンドを併用する場合もあり。
【サッシ本体が入る開口部の確保】

サッシを直接まぐさや菅柱に取り付けてしまうと、外壁材を張った高さとサッシ面高さに段差がついてしまう。

そこで窓口周辺に、サッシの吹き出し確保用の部材を取り付ける。 吹き出しは、外壁・内壁の完成形の厚みを考慮して適当な高さにする。

材は釘で固定するが、抜く力に弱いので白ボンドを併用するほうがいい。
【サッシ取り付け前に周囲を防水処理】

窓開口部が出来上がったら、サッシを取り付ける前に、結露防止とサッシ廻りからの通水を防ぐため、開口部周囲を防湿シートで覆い、タッカー止めして防水テープで密着させる。

シートは専用のものもあるが、外壁防水用のシートを代用してもいい。
左右150mm、立ち上がりは100mm以上覆うようにカットして貼っていく。 さらに、貼ったシート周囲を防水テープでしっかり封印する。
【サッシ枠を外側からはめ込む】

枠と柱などの固定部分との間に隙間がある場合は、適当な厚みのかい物(サッシスペーサー)を隙間に入れてビス留め。 かい物の厚みが不適切だと、サッシ枠が変形したり、 鍵がかからなかったり、サッシがきちんとしまらなかったりする。  プラ製で腐らない、厚身の違う「調整スペーサー」なるものがある。

大きな窓になると1人で取付けると枠が変形してしまうので、必ず2人で作業する。

上下左右に数カ所あるサッシの外側部分(フィン)の釘穴を、付属のスクリュー釘で固定する。  
【サッシ窓を内側からはめ込む】

上部の窓まぐさは真ん中部分はたわみやすいので、密着と上下水平、左右の垂直を確認しながら固定する。

サッシ取り付けたら周囲を両面テープ(プチルゴムテープ)で養生し、防湿シート端を両面テープに密着させ防水処理を完全にする。

5桁の数字はサッシ呼称とも呼ばれ、窓の内法(うちのり)基準寸法を表していて、窓枠部分は含まれない。

例えば、「02607」という数字は、前半の3桁「026」が窓の横幅26cmで、後半の2桁「07」が高さ70cmであることを表す。 「20」であれば高さが200cm、「18」であれば180cm。
【内側の窓枠】

内壁を張る前に、内側の窓枠を入れていく。  

窓枠材は杉。 窓枠材の既製品もある。 とん付けの芋助(蟻や鎌加工せず合わせるだけ)で枠を組んでいく。

面打ちで組む場合、少し段差を付ける。 ビス箱の紙をちぎり段差を設ける。

取付完了したら、サッシ廻りにウレタンを打つ。  2~3倍に膨張するが邪魔な部分はカッターで削る。
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