ホーム⇒DIY日誌⇒古民家再生・DIY奮闘記⇒玄関

 

玄関の新規作成工事

 今回は既存の玄関位置を東側に移動して新しく造り直します。  玄関ドアは毎日出入りするところなので、開口部はできるだけ広くした方が快適。  できれば80㎝は欲しいものです。     また車いすを通すなら、手動タイプで63㎝・電動タイプで70㎝が最低ラインとされます。 60㎝以下だと窮屈に感じてしまいます。

 現在の玄関ドアは高さ約2300mmのサイズが流通しています。  幅は「3尺間口・780mm(664mm)」、「片開き・872mm(756mm)」、「3尺ワイド・940mm(824mm)」が一般的。 ()内は有効間口寸法。

   和室住宅では玄関ドアのタイブは「引き戸」が主流ですが、以前は洋風でも「引き戸」が人気だったことがあります。  しかし、近年は防犯意識の高まりや収まり、雨仕舞いの良さ、 それに玄関がコンパクトになってきたこともあり、再びドアが多くなってきたようです。 当然今回のリフォームでは玄関ドアは「引き戸」です。

 自作ドアの素材は、2×4が安いし手軽に手に入るが、玄関ドアは狂いの少ない「ヒノキ」にする。 規格品は厚さ30mmなので、38mmの2×4より見た目がスッキリする。 「両引き戸(りょうひきど)」にすると、格納部も含めると建具約4枚分のスペースが必要になる。

 今回の工事は、古民家の既存の玄関を東側に移動し新たな玄関とする。 昔の玄関口は、ドアサッシは土台から15~20㎝下がっているのが普通で、水洗いするのが当たり前だったのが、最近では玄関の外がウッドデッキになっていて、 ウッドデッキから玄関に入るというタイプもあるようです。  いよいよ日本の家屋もドアは土台の上に載るという、玄関とフロアに段差がないアメリカの建物のようなスタイルになってきたわけです。(2023.7.26)

  和風玄関ドアの「鍵」  「GOAL MS-5 面付本締鎌錠 ツーロック モノタロウで5000~7000円」、「WEST 万能面付鎌錠 430」、「Kaba star neo 6700E」  


        

【「片引き戸(かたひきど)」】

建具(=戸)は1枚だけで、片方にだけ動くタイプ。 当然、開口部は建具1枚分しか開かない。

設置するには、建具を格納する戸袋部分が必要なので、玄関戸の設置スペースは建具の約2倍の幅が必要となる。





【「引き違い戸(ひきちがいど)」】

引き戸で一番ボビュラーな「引き違い戸」。  2枚の建具がそれぞれのレールの上を動く。

正面から見て右側が手前にくるように配置するのが一般的。

正面から見て右側は左方向へのみ、左側は右方向へのみ動かせる。

開口部は2枚分あるが、動かせる範囲は1枚分のみ。

つまり開口部は建具1枚分の幅しか開かないので、大物を出し入れする際は建具自体をレールから外す必要がある。

【開口部を大きくとれる引き違い戸】

通常の「引き違い戸」の開口部は、建具2枚分のスペースがあるが、実際に開く幅は建具1枚分。

そこで今回は建具2枚を収納する「戸袋」を設け、全面開放できる玄関とする。

大きく開くので、解放感はあるし、夏場は換気もいい。

ただし、これだと建具約3枚分の幅が必要になるので、余裕がないと造れない。
【両引き戸(りょうひきど)】

2枚の建具が1本のレールの上を動くタイプ。

両方の建具をそれぞれ「戸袋」に収納すると、建具2枚分の大きな開口部が取れる。

ただ、両引き戸にすると、玄関戸のスペースとして、建具約4枚分の空間が必要になる。



【玄関開口部は「四方枠」】

窓やドア、引き戸などの開口部の縁に施される部材を枠と呼び、玄関開口部は「四方枠」。

床面の枠がなくフラットに出来るのが「三方枠」。

「鴨居」や「敷居」とは本来は引き戸の枠上下に設置される溝の彫られた部材のことだが、ここでは引き戸の上下の滑らせる部材を指す。

室内であれば下も「敷居」に溝を掘る方式でもよいが、玄関戸は砂などが入り込み開け閉めが不自由になるので、下は「敷居レール」にする。
【「縦勝ち」と「横勝ち」】

縦材と横材を組む場合、縦枠で横枠をはさむ構造の「縦勝ち」と、横枠で縦枠をはさむ構造の「横勝ち」がある。

かまち組み建具の作り方では「縦勝ち」が基本。  引き戸の場合、横勝ちにしてしまうと横枠の木口(木の切断面)が見えてしまう。

「縦勝ち」のほうが構造的にも安定するし、見た目もすっきりしている。
【左右の扉の重ね合わせ幅】

鍵は引き戸の縦枠の重なり部分に設けるので、図のような構造になる。 重なり幅は見た目と鍵の構造に合わせる。

戸の上下にはレールの溝に嵌め込む加工が必要。

下は上と同様に溝を滑らせる方式にするか、レール上を戸車で動かすかを選ぶ。 吊り戸も面白そう。 
【「鴨居」、「敷居」の構造】

「敷居」は建具を移動させる溝が掘られる。  床に置かれる「敷居」は「鴨居」をひっくり返した形状。

「敷居」は建具の重さがかかるため、溝の底の滑りを良くする川口技研の「敷居すべりテープ」もある。  「鴨居」は重量がかからないので滑りを良くするための加工は必要はない。

敷居の材料は杉や松、ヒノキ、ツガなど。 
【建具の上下端は欠きこむ】

「鴨居」、「敷居」を使って2枚以上の建具を入れ込む場合、建具同士の隙間を狭くするには、端を「欠き込み加工」する必要がある。

引き戸は建具を少し上に持ち上げ、「鴨居」の溝に入れたら落として嵌め込む。 そのため、建具上部の欠き込み高さと、鴨居の溝深さは同じにする。

接触する箇所は2mm程度隙間が空くように加工する。
【鴨居と建具の組み合わせ】

一般的に引き戸が滑る「敷居」の溝の広さは、6分(=18mm)から7分(=21mm)。  建具を入れやすくするため、「鴨居」の溝は25㎜ほど深くしておく。

「欠き込み加工」なしだと、建具隙間を狭くするには「敷居」の真ん中の「山」部分を薄くする必要があり、破損の危険があるので15mmは厚みが欲しい。

【建具・鴨居・敷居の加工関係図】

室内に置ける「鴨居」、「敷居」、「建具」の一般的な加工関係図。

コツは、上の「鴨居」の溝深さは、建具を入れる際、一旦溝に差込む必要があるので、取り付けると建具の先端から13㎜ほど上部が空く。

下の「敷居」の溝は幅21mm、深さ4㎜。 入る建具の先端は幅20㎜、高さ5mm。 真ん中山の幅は11㎜にすると各ポイントに1~2㎜前後の間隔ができる。

玄関の場合、風雨にさらされる「敷居」は、木製ではなくコンクリートにし、建具の下に「戸車」を入れて滑りを良くする。
【「戸車」を建具の底に取りつける】

建具の縦材の底を彫り込み、「戸車」をビスで取り付ける。 横材に取りつけてもいいが、耐荷重を考慮すると縦材の方が安心。

「戸車」は車輪部分の上部が建具の中に入り込む形になるので、その部分はドリルで大雑把に穴をあけて置き、トリマーで車輪が埋まり、抵抗なく回転できる深さ、25mmほど深く彫り込んでおく。

ビス止めするベース分の厚み1mmも彫り込んでおく。  キッチリ平行になっていないとスムーズに動かない。
【一般的な「戸車」の形状】

これは長さは68mm。 幅14mm。 戸車径33mm前後。

ベースから車輪トップまで24mmなので、抵抗なく回転させるには、このサイズならば深さは24mm以上彫り込む必要がある。

下の車輪部分の突き出し寸法は6mm。
【下の鴨居には「戸車レール」を使う】

Vレール用の戸車(V型、YV,YU)に合うような、溝巾21mmに収まるサイズの「戸車レール」が多数市販されている。

「戸車レール」を下の敷居の溝にはめ込むだけ。  広い方、狭い方どちらでも使える「リバーシブル仕様」になっている。

昔の引き戸レールは半円形のものを釘で留める「甲丸レール」。 戸車も中央がくぼんだ「丸型」を使っている。

(画像は三山金属カタログより)





コンクリートを作る

 土台となる「コンクリート」を作る材料を用意する。   基本的な配合は、セメント(1)、砂(3)、砂利(6)、水(適宜)の割合。  コンクリートの固さは、砂利の量で決まる。 強度を上げたいときは、 セメント(1)、砂(2)、砂利(4)。   水はセメント重量の約50~65%。  水とセメントの比率(W/C)が大きくなる(水が多い)と強度が下がる。

 「セメント」はコンクリートを作るための材料の1つで、石灰石や粘土の粉末を混ぜ合わせて作られた粉末状の材料で接着剤の役割を果たす。  これに、水と細骨材として砂を混ぜ合わせて練ったものが「モルタル」。       そこに砂利や砕石といった荒骨材を混ぜ合わせて練ったものが「コンクリート」になる。  つまり、コンクリートとモルタルの主な違いは、荒骨材の「砂利」が含まれているかどうかだけ。

 コンクリートは圧縮の力に対しては強いが、引っ張りの力には大変弱い。  そこで、引っ張りに強い鉄(鉄筋)を中に埋め込むことによって、コンクリートの強度を更に高める。 これが鉄筋コンクリート。    いまは禁止されたが以前は川砂でなく海砂を使ったため塩分が鉄筋を錆びさせたことがある。

 水分の侵入を防ぎたい場所では、コンクリートの水分透過性を低減させる防水剤を添加する。

作業手順

   
【電動コンクリートミキサー】

大量にコンクリートを作るなら、電動コンクリートミキサーがあると便利。 アルミス(ALUMIS)AMZ-70Yだと楽天で程度。

セメント(1)-砂(2)を入れ、よく撹拌し混ざったら砂利(3)をいれ、これも程よい粘度になるまで水を入れながらよく混ぜる

水を入れながら残りの砂(1)-砂利(3)-を追加し、ミキサーの角度をつけよく混ぜる。
【】










玄関のコンクリート基礎工事

   
コンクリート基礎工事
【新しい玄関の基礎】

既存の玄関を壊し、すこし東側にズラした位置に新たな玄関を作る。

母屋より少し突き出す形となるため、ブロックを使って土台となる基礎を作る。
【DIYリフォームでのコンクリート基礎作り】


水糸で高さをチェックしながら、水平器で水平を見つつブロックを積んで土台を作る。

ブロックを載せる前にモルタルを置く。モルタルを敷いておくと、高さ調整・水平合わせが楽にできる。

ブロックの穴に土台を固定するボルトを埋め込んでモルタルを流し込む。
【ハイフレツクスでモルタルの接着力強化】

モルタルはドライアウトを起こしやすいので、吸水調整材としてハイフレツクスを使う。

木工用ボンド成分なので、薄めて下地剤(プライマー)としたり、モルタルに混ぜ接着力を強化する。

下地剤として使うときは、水とハイフレツクスを3:1の割合にして、濡らすように塗りこむ。   

ドライモルタル 20kg

価格:2,150円
(2023/5/2 16:02時点)
感想(9件)

【ドライアウト現象】

モルタルなどで発生する現象。  既存のコンクリートの上にモルタルを塗ると、夏期の炎天下で直射日光を浴びたりした場合、水分が既存のコンクリートに吸水され蒸発することで硬化不良を起こす。

水を入れすぎてもドライアウトの原因となってしまう。

事前に散水を行い、打込み後はシート養生などで水分の蒸発を防ぐ。

豊運 ビルモル グラウト 25kg/袋 無収縮モルタル

価格:2,990円
(2023/5/2 14:47時点)
感想(1件)

【無収縮モルタルと通常のモルタルとの違い】

セメントに砂と水を加えて混ぜ合わせてつくる一般的なモルタルは、乾燥すると収縮してひび割れを起こしやすい。

無収縮モルタルは、混和剤に膨張材を含むことで収縮を抑えており、硬化後もひび割れが起こりにくい。 ただ、高価なので全面に使うことはなく、主に耐震補強や補修などで使われる。

液状で流動性が高い「グラウト」とコテで施工する固練りの「パッド」がある。
【プロによる基礎立ち上がり部のコンクリート打設】


DIYではブロックを積むやり方が多いが、型枠を作ってそこにコンクリートを流し込むやり方をマスターすれば、強度的に強く、自由なサイズで作れる。

鉄筋を配置したら、コンクリートを流し込んでいく。

型枠は作業終了後コンクリートから剥がすが、小さな構造物なら問題ないが、基礎のような作業ではくっついて解体が大変。  専用の型枠剥離剤があるが、DIYでは灯油か天ぷら油を予め塗布しておく。
【型枠を支えるセパレーター】


重量がかかる型枠を支えるのが、型枠巾の固定&開き止めで使う金属棒、セパレーター(通称「丸セパ」)。

コンクリートの壁厚により50刻み(単位はミリ)で、150、180、200、250...などの長さがあり、両端をネジ止めする。

「丸セパ」の取付ピッチ(間隔)は、40cm程度。 太さは8mmなので9mmの穴を開ける。 「丸セパ」は色々な種類があるが終了後先端部分を叩いて折るC型が経済的。
【アンカーボルトは型枠作りの段階でセット】

アンカーボルトは2.7m以下の間隔に設置し、端、繋ぎ目に必ず設ける。 柱が乗る箇所はズラす。 生コンを打つ前に、ネジ部にビニルテープを巻いておく。   コンクリートを入れる高さに、目印として釘かビスを打っておく。  木造建物の基礎に使うアンカーボルトは、生コンを流し込んだ直後に挿入するやり方(俗に「田植え」と呼ばれる)もあるが、 型枠作りの段階でセットしておく。

穴をあけた板にボルトを通し、板を型枠天端にビス留めし、ボルト下端は鉄筋に結束線で固定しておく。
【型枠の外コーナー固定方法】

型枠コーナーを固定するには、コンパネに縦の桟木が必要になる。

型枠の解体時は、右側の釘(ビス)①を抜けばあとは簡単に外せる。

【型枠の内コーナー固定方法】

一か所角材側から長ビスを使って打ちとめる。

両方ともコンパネ側から釘やビスで固定してしまうと、頭が生コンの中に入ってしまい取り出せなくなってしまう。

【基礎の天端高さを決める】

両脇にレーザーで目標高さに合わせた囲い材を立て、基礎コンにビス止めする。 囲い材は下穴開けて4mmビスで固定。

【モルタル施工】

施工部分が汚れていると剥離しやすくなるので、しっかりと水洗いしておく。

囲い材の縁ギリギリまでモルタルを塗り、できるだけ天端が平らになるようコテで均す。

モルタルを縁ギリギリまで盛れば、使用する「レベラー」量は減らせる。

日本化成 NSニューハイレベラー 25kg/袋

価格:3,230円
(2023/5/2 14:59時点)
感想(1件)

【「レベラー」を流し込む】

プロッぽく、天端をまっ平に仕上げたいときは「レベラー」を使う。

モルタルがある程度乾いたら、囲い材の縁一杯まで、水で溶いた「レベラー」を流し込む。

レベラーにより平準(均一水平面)になるので、上面(天端)は高さは揃う。
【基礎をつくる型枠材について】


フーチン(ベースの広い部分)のコンクリートを打って固まった後、立ち上がり(上の細い部分)にコンパネで型枠を組んでいく。

型枠材は厚さ12ミリのコンパネを使うが、コンパネの継ぎ目(ジョイント)部分にコンクリート段差ができてしまう。 継ぎ目をまたいだ箇所にコンパネの切れ端をビス留めして段差を無くしておく。

コンクリートの比重は2.3もあり、型枠に生コンを流し込んだとき耐えて壊れないように型枠の強度は絶対条件。

また、型枠下端がズレないようコンパネの切れ端をコンクリート釘で打ち止めしておく。 コンクリート釘は後でバールで抜くので、頭を数mm残す。

コンパネの表面をウレタン樹脂でコーティングされたパネコートを使うと表面の仕上がりがきれい。 ただし普通のコンパネより価格が2~3割増し。
【桟木は必要】

桟木(さんぎ)は、型枠が垂直に立って動かないようにするため「控え杭」を打つとき、杭を型枠天端に固定させる役目もある。

コンパネに直接ビス打ちしても効きが良くない。

DIYでは全周張り巡らす必要はなく、ラインが波打っていたり段差ができそうな箇所に張る。

【基礎コンの天端処理】

基礎コンが土台よりはみ出していると、水気は内側に回ろうとするので、土台が水を吸い込み早く傷む原因となる。

そのため、良心的な業者はキチンと面取りする。  これをやらないと基礎コンにあたった雨水は下に落ちず土台にまわってしまう。

近年は基礎パッキンを基礎と土台の間に挟むのが一般的だが、少しでも水気を切っておくのは大事。
【土台ボルト類の気密処理】

アンカーボルトには防水テープを貼り、ホールダウン金物は、コーキングを打っておく。

これだけで土台下からの空気は上がってこない。

【基礎パッキン】

基礎をコンクリートにする場合、湿気を避けるため土台はコンクリートに直接置かず、『基礎パッキン』と呼ばれる”黒い樹脂製の緩衝材”をアンカーボルトの位置にセットして、その上から土台で挟む。

長いタイプもあるが細切れのタイプを入れ込む場所は、柱、継手、アンカーボルトの位置に900mm間隔で入れていくが、大引きの大入れ仕口がくるところにも割れ防止に入れておく。

通常これを使う場合、土台に換気口は取らない。 また、基礎パッキン同士は連結せず離して設置することで、外気が通り抜けて床下の換気が全方向出来る。 樹脂製で劣化の可能性も考えられ、鋼製のものや連続したもの、コンクリート基礎側に「換気口」を設けるケースなど、別の材料や工法としているところもある。





     
【土台の加工】

基礎の上に設置する土台の、アンカーボルトの位置にホゾ穴をあける。

座金は四角。  ホゾ穴は頭が土台から出ない深さに彫り込む。

アンカーボルトの間隔について、建築基準法には「土台は、基礎に緊結しなければならない」とあるが間隔について明記されていない。 2階建て住宅の場合、 基礎長2.7m以内(1.5間)ごとに設置することが多い。
【基礎に土台を載せていく】

基礎にパッキンを敷き、アンカーボルトを通して土台を設置。 アンカーボルト間隔は1m。  アンカーボルトは土台を固定するもので、 構造上さほど大きな力を受ける訳ではない。

現在では柱に発生する大きな引き抜き力は主にホールダウン金物が負担する仕組みとなっている。

基礎パッキンは基礎にも土台にも固定しないで置くだけ。 だからアンカーボルトが基礎パッキンの中を通っている必要がある。

【後施工でアンカーボルトを打つ場合】

現場では後でアンカーボルト(12mm)を設置することも多い。 その場合 打ち込み型と言われる接着系アンカーを使い固定する。    詳細はこちら

まず土台材に振動ドリル(13mm)で穴を開け、ナットの座掘りをしておく。  次にハンマードリルでコンクリート基礎を目的の深さまで堀っておく。 開けた穴は切粉が出なくなるまで金属ワイヤーブラシとダストポンプで清掃。
【】







【】





【】







【】








玄関ドアの取付作業

       

【玄関サッシの土台】

玄関サッシが入る枠を作る。   一般的に、玄関土台は建前中に歩き回るのに邪魔なこともあり、少しだけ左右に伸ばしておくだけの施工をしている。

しかし、図のように土台を一本で通しておくと、玄関の幅が正確に出るのはまもちろん、左右の柱の高さに誤差が出ず施工が楽。

この玄関土台は、取付作業時はドア枠に合わせて不要部分を落とす。



【玄関土台を落とす】

ドア枠のサイズに合わせ、玄関土台を落とす。

ドア枠がはめ込まれる周りは、ドア枠を止めるための骨組み材を配置する。

骨組み材は30mmだと細い。  ドア枠を固定するビスがしっかり効くよう、厚み45mmの間柱を使う。

【ドア枠を取り付ける】


ドア枠を骨組み材(枠材)にビスで固定していく。 最後にサッシ枠の外側に防水テープを張っておく。

取り付けは必ずレーザーで水平・垂直を確認し、対角の寸法収まりをキッチリ出す。 対角誤差をミリ単位以下にすれば、必ずサッシは直角になる。

ドア枠は外付けタイプで、外からのビス留めしかできないのが一般的。

ドアの付属ビスは細い短いものがほとんど。 ドア枠は力の加わる部分なので、念のためコンパネビスの32mmで固定する。
【ドアを取り付ける】

昔はこの段階でドアを取り付けたが、養生していても工事中にどうしても傷がついてしまうという問題があった。

しかし、最近は工事用ドアというものが登場。

工事完了までは、この仮のドアを取り付けておけばドアが傷つくこともない。

右の空いた部分は「袖壁」となる。  「袖壁」とは柱や壁から垂直に張り出した幅の狭い壁のこと。  玄関に飾り棚などを設けたいときは壁が必要となるので、 そんな場合袖壁を作る。 ドアがコーナーギリギリにならず雨仕舞にも有効。






参考デザイン集

     




     
【】







【】










⇒ページTOP


⇒サイトマップ

関連サイト


ランキング

ランキング


こんなサイトもあります

セルフビルド
・"せっけい倶楽部ソフト"で間取り検討
・網戸の張替え


電動工具あれこれ
・電動丸ノコこぼれ話し
・電動ドライバーこぼれ話し
・電気カンナの話


ホビー
・アコギギターの弦交換


【 全国各地ドライブ旅行記 】

日本の救世主......三笠公園の戦艦三笠の雄姿



ドライブの便利グッズ→
旅の記録に...........ドライブレコーダー
車内で家電品............パワーインバーター
読書でリラックス.......好きな作家、読んだ本




【 災害対策用品・災害備え 】

キャンプ用品にはイザ、というとき役立つものが数々があります。



災害時の備えに→
停電時の暖房......カセット式ガスストーブ
停電時の照明.........クワッドLEDランタン
便利な2口コンロ......LPツーバーナーストーブ






関連サイト・バックナンバー