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電動ガン・東京マルイ S＆W 357解体新書

　最初に買った東京マルイのリボルバーハンドガンS＆W357マグナム。

不動の電動ガン修理第4弾の分解修理にチャレンジです。

洗浄とグリスアップについて

　せっかく分解するならやっておきたいのが内部の洗浄とグリスアップ。　　精密機械である電動ガンは、摩擦防止とスムーズな動作に不可欠なグリスが、いろいろな箇所に使われています。

　グリスには種類があり、金属部分、プスチック部分、金属と樹脂が合わさる部分など、箇所によって使うグリスに適性がありますから、間違わないよう適材適所で使い分ける必要があります。 　　　グリスを塗る際は必要最低限の量だけを、薄く広げて塗りましょう。

　汚れを落とし、古く汚れたグリスを新しいグリスに塗り直すわけですが、洗浄する場合の注意点として一般的なクレ556などを使うとプラスチック部分を侵す危険性があるので、 専用のものを使う必要があります。

洗浄とグリスアップで使う油脂類
	【PROGRESS パーツクリーナー】 汚れたグリスが残ったまま新しいグリスを塗りこんでしまうと汚れてしまう。 　 ただし脱脂洗浄剤をプラスチックやゴムに使うと中に含まれる溶剤で溶けてしまうので金属パーツにのみ使う必要がある。 このパーツクリーナーは速乾性の化学洗浄剤で一吹きで金属部分の油汚れを一瞬で溶かすスグレもの。　　しかもゴムやプラスチックを侵さないので電動ガンのメンテナンスに不可欠。 　ギヤ歯車のような狭くて入り組んでいる箇所の清掃は、ティッシュでくるんだ爪楊枝などで凹凸をほじくると落としやすい。
	【高粘度グリス】 高粘度グリスは金属同士が擦れ合う各ギヤ周りと軸受けに使う。 間違っても高粘度グリスをピストン、タペットプレートにつけないこと。　　　高粘度グリスがシリンダ内に入ると動きがシブくなり故障の原因となってしまう。
	【シリコングリス】 電動ガンにおいて性能を大きく左右する最も重要な働きをするグリス。　　ピストンレールなど擦れ合う箇所の樹脂パーツの潤滑と、シリンダーの気密確保に不可欠。 シリンダー内部に均一に薄く塗りこむのが基本だが、ピストンヘッドとノズルガイドのOリングはたっぷりとグリスを塗る。 ピストンヘッドのOリングを外しその中にシリコングリスを充填しておくが、マルイの電動ハンドガンはノズル周りにシリコングリスを使うとグリスの剥落が早すぎ十分な気密保持が出来ないので、 高粘度グリスを勧める情報もあり。
	【シリコンスプレー】 一時的な潤滑を目的とした粘性の低いオイルで電動ガンのメカボックス内部には使用しない。 　　ABS樹脂のクリーニング、ラバーやOリング類の湿潤、ハンドガンのスライド・ハンマーなど接触部分に使用する。 バレル内に吹いたら汚れがつきやすくなるので余分なオイルを拭き取っておく。
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S＆W 357 分解

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S＆W 357 解体の手順
	【シリンダの解体】 シリンダ部分を押さえながら、エキストラクターロッドを回して取り外す。 通常のネジと異なり、緩めるときは右回し。 エキストラクターロッド内部にスプリングを介して長いシャフトが入っている。
	【】 シリンダ内部からスプリングとワッシャー2個を外す。 。
	【】 シリンダ内部を覗くと、奥に真鍮パーツが見える。 これを大き目のマイナスドライバや、ピンセットなどで回して取り外す。 こちらは通常のネジと同様左回しで緩める。
	【】 取り外し時はこちら側を下向きにしておいて外すこと。　　上にして外すと反対のカート押さえパーツが外れ、全てのカートが飛び出る場合がある。 適当な大きさのマイナスドライバーがなかったので古いピンセットをカットして手製ドライバーにする。
	【】 シリンダ内部のネジを取れば、反対側のカート押さえパーツが外れ、6個のカートが引き出せる。
	【】 取り出した６個のカート。
	【】 シリンダ先端にあるBB弾をキャッチするリングがシリンダ後方からバラバラ取れてくる。 前方から出ないよう前は盛り上がっている。 キャッチリングは、えぐれているほうが後ろにセットされる。
	【】 フレーム右側のシリンダーヨークを留めているマイナスネジを外し、シリンダーヨークを取り外す。 。
	【】 グリップはネジ止めされておらず差し込み式。 スキマに薄い金属を差し込み、捻れば左右のグリツプが外れる。
	【】 サイドプレートを固定している二本のマイナスネジを外しサイドプレートを取り外す。
	【】 ガスタンクとトリガー機構部が露出する。
	【】 ガスタンクを固定しているプラスネジを外し、ガスタンクを取り出す。
	【】 エア出口についているゴムパッキンを紛失しないよう注意。
	【】 ハンマースプリングを取り外す。 。
	【】 セーフティレバーは小さいので紛失しないように。 。
	【】 ハンマーユニットをスポッと引き抜けば外れてくる。 。
	【】 エア通路系パーツの取り外し。 ゴムパッキンの紛失に注意。
	【】 細かいパーツは紛失しないように注意。 組み立て時にどこの部品なのか画像でよく確認する。
	【】 トリガー部の取り外し。 。
	【】 サイトを取り外す。 取り外した内部にバレル部を固定しているプラスネジが見える。
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	【】 バレル部を抜こうとするが固くて簡単に抜けてこない。 フレームとのスキマに薄い金属を差し込みゆっくりと広げてやる。
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