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電動ガン・東京マルイ MP7A1解体新書

 小型で取り回しやすく、ライフルほど強力ではないが拳銃よりはパワーがあるのでお気に入りだった東京マルイの電動ガンMP7A1

エアガンとリアルガンページに東京マルイの資料から抜粋したMP7A1のプチ記事がありますので、おヒマでしたらご覧ください。

電動ガン  息子も社会人になって実家を離れたせいもあり、サバゲ遊びからしっかり足を洗って早幾年。   フト思い立ち、何年もしまいっ放しだったMP7A1を引っ張り出し、久し振りにイジッテみる気に。

 バッテリーを充電し、イザ引き金を引けば......アレッ、ウンともスンとも反応なし。  バッテリーは完全充電されているし以前は快調に動作していたのに、動く気配は全くなし。


 近所の模型屋にXM177E2を修理見積もりしたら、『たとえヒューズ切れでもその原因まで点検するので最低でも1万円....』と言われているし、 いまさら電動ガンマニアに戻って新しい電動ガンを買いあさる財力もなし。   かといってせっかく買ったのにこのまま終わらせるのもモッタイない。

 思い切って電動ガンの自力修理をやってみるかと、うすらボンヤリ考えてはいました。


電動ガン分解について

 そんな思案の日々だったのですが、たまたまのぞいた本屋に決心を後押ししてくれる雑誌を発見。   これもナニカの思し召しと捉え、イザ電動ガン分解という未知の領域へのチャレンジ(?)を決心した次第です。

  電動ガン  ただこの本にも書かれていますが、そもそも電動ガンは分解することを前提に作られているわけでは無いわけで、シロウトが簡単に手を出せるシロモノでないのは確かです。

 近年の電動ガンは分解が容易になってきたそうですが、古いタイプはパーツそのものが接着されていたり、金属パーツがカシメられていたりと分解することが難儀なものもあるそうですから 注意が必要です。

  手に負えなくなってメーカーに修理依頼しようとしても、買ったままの状態でもない限り受けないそうなので、自分でやるのだったらこの辺の覚悟(?)は必要かも知れません。




 こういう作業は闇雲にやっても時間がかかり、ヘタすると直すどころかますます手におえなくなりがち。    まずはパーツ展開図などでザックリおおまかな構造を把握しておくことが大切。   当然、工具もそれなりの種類が必要になりますが、 幸いなことにDIYR/C車イジリが趣味で 工具マニア(?)でもあるので、まずはなんとかなるでしょう。

電動ガン  後はこの雑誌とネット情報など活用し、あまり急がず少しずつ慎重に作業を進めれば、まずは最悪の事態は防止できるかも......ということでオソルオソルやってみます。

 ザンネンなのは、自分が修理しようとしている電動ガンが何丁かあるのですが、この本には自分が持つ電動ガンの分解記事が全部載っている訳ではないので不安といえばフアンなのですが........。




MP7A1 分解

使用工具

 
解体の手順
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【パーツの管理】

取り外した各パーツはその辺に置いておくとうっかり紛失したり、どこのネジだか分からなくなったりする。

出来ればパーツボックスのような細かく区分けされたボックスを用意しておくとうっかりミスも防止できる。 沢山の仕切りがあったほうが、外した順番に区分けしていけるので便利。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【作業環境】

細かいパーツがあるので、硬い机の表面などに落ちて飛び散らないよう、柔らかい布の上で作業すると紛失という悲劇は防げる。

また、本体を天地逆にしたりといろいろ角度を変える必要があるので、支えになる土台があると作業が楽になる。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【@.NEWプロサイトを外す】

オプションで取り付けていたプロサイトを外す。

プロサイト本体は3mmの六角形ネジ二箇所で、マウントレールに固定できるようになっている。 六角レンチを使ってプロサイト本体の上下ネジ二箇所を緩め取り外す。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【NEWプロサイト】

LR44アルカリボタン電池を2個使用し、チューブ内に3段階に明るさを調節可能な赤い光点を投影。

銃の固定照準器やスコープと異なり、両目でターゲットを捉えられるので、素早く精密な射撃が出来る。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【A.前後のサイトユニットを外す】

上部マウントレールに固定されているフロント・リアの両サイトを、プラスネジを緩めて取り外す。



電動ガン・東京マルイ MP7A1 【B.マウントレールを外す】

前から3番目のネジはダミーなので取り外す必要はない。   ムリに外そうとするとネジ穴がつぶれてしまう。

上部マウントレールに4つ並ぶ六角形ネジ穴のネジを2.5mm六角レンチを使って取り外す。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【C.配線とヒューズを外す】

コードを外すときはそのまま真っ直ぐ上に引っ張り上げる。  +と−の端子位置を覚えておくこと。 前方側(右側)に黒コードのマイナス端子を繋ぐ。

逆に接続してしまうと引き金を引いてもメカボックスのベベルギヤがカスカに廻る程度で動かない。(体験談)

ヒューズを外すときはガラス部分に力を加えないよう注意。  金属部分に細いものを差込み慎重に浮かせてから取り出す。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【D.スプリングを外す】

スプリング右側は突起に掛かっているだけなので、引っ張り上げるとすぐに外れる。  左側は突起に入り込む形でハマっているので簡単には外れない。

ほっといても外れないだろうから、分解は片側だけ外した状態で実行。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【コッキングレバーを外す・その1】

取り外したバネの後ろ側にある、コッキングレバーを留めている小さなプラスネジを外す。

これでコッキングレバーを引き抜くことができる。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【コッキングレバーを外す・その2】

コッキングレバーを引き抜く。  外すときは軽く引くだけでそのまま取り外すことが出来るが、 取り付け時は軽く押し込んだだけでは入らない。

ある程度思い切りよく強く押し込む。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【ストックを外す】

後部左側の小さなレバー右側のストック伸長レバーを同時に上げながらストックを引くと、ストックが引き抜ける。

完全に抜ききるまで指で押さえているレバーは離さず押し続ける

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【リアキャップを外す】

本体後部右側にある、ロックピンを固定している上下2本の六角ネジを、六角キーレンチ(2.0mm)で外し抜き取る。

ロックピンの底が露出するので、ポンチ等で2本のロックピンを叩き反対側へ押し出して引き抜く

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【リアキャップ抜き出し】

反対側からロックピンを二本抜き出したら、リアキャップを引っ張れば、スポッと簡単に抜けてくる。



電動ガン・東京マルイ MP7A1 【メカボックスを固定するスペーサーを抜き取る】

メカボックス固定用の銀色のスペーサー(外部遊底部に見える銀色のナンバープレート)を引き抜く。

抜くのにある程度力が必要だが、強引に引き抜くとプラスチック素材なので突起部が破損しやすいので、左右を挟んで慎重にやさしく。

知らずに強引に引っ張ったら、案の定突起部がツブれてねじ曲がってしまった。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【メカボックスを固定しているプレートを引き抜く】

次にメカボックスを固定しているプレート(飛び出ている部分)をラジオペンチで優しく引き抜く。  力は要らない。

組立時には、メカボックスを固定しているプレートとその下のスペーサーは忘れないようセットする。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【メカボックスを取り出す】

以上の分解作業でやっとメカボックスが抜けるようになる。 ただし、そのまま引っ張るとCで露になっているヒューズボックスまで延びているメカボックス配線が引っかかり上手く抜けてこない。

引っかからないよう、配線は予め真っすぐにして抜き出す方向に押し込んでおく。

組込むときはまず最初に配線をヒューズボックスまで通してからメカボックスを挿入する。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【メカボックス】

メカ的な動作不良は無いので、今回はメカボックスの分解はなし。

分解するときは赤いマークのトルクスネジ(6角形星型ねじ)4か所を外す。   専用工具がなかったら細いマイナスドライバーを使う。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【バレルを取り出す】

マガジンは外しておく。  バレルはメカボックスの奥に固定されずフリーで装着されているので、メカボックスを取り出した後、 リヤエンドを後ろに傾ければ、ストンと落ちてくる。

うっかりして固い床の上にでも落とすと破損の危険があるので要注意。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【イジェクションポートカバーを取り出す】

イジェクションポートカバーを取り外ずす。  カバーを開いた状態(画像の状態)にして、このまま上からポートカバーをやや強く本体内部へ押し込めばパチンと外れる。

イジェクションポートカバーをやや右下に傾けるようにしつつ、銃後部からソロリと引き抜く。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【セレクターレバーピンを抜き出す】

セレクターレバー根元に開いている小さな穴にスプリングピン(割りピン)が挿入されている。

この穴に細い金属棒(1ミリ六角レンチ)を下から差し込みコンコン軽く叩いてピンを抜き取る。

押し込んでやるだけで抜けてくるが、調子にのって押し込んでしまうとピンがどこかへ飛んでいってしまうので、抜き取るのがベスト。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【反対側からセレクターレバーを抜き出す】

本体を反対側にしてから、セレクターレバーを引き抜く。

セレクターレバーを抜くのに力が必要でなかなか簡単に抜けてこない

スキマにマイナスドライバーのような薄い金属を差込み、ボディに傷つけないようスキマを少しずつ広げながら慎重に引っ張り上げる。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【ボトルキャッチリリースレバーのピンをたたき出す】

ボトルキャッチリリースレバーの根元にも、セレクターレバーと同様に小さな穴にスプリングピン(割りピン)が挿入してある。

同じように六角レンチなど細い棒を使い上から叩きスプリングピンを抜き出す。 小さいので紛失注意。

ボトルキャッチリリースレバーを抜き取る。  反対側にもボトルキャッチリリースレバーがある。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【反対側からボトルキャッチリリースレバーを抜き出す】

ボトルリリースレバーの根元に小さなバネが付いているので、抜くときは飛ばさないよう、紛失しないよう注意して引き抜く。

部品を紛失しないよう布の上でやると、落下しても飛び散らない。

この割りピンはセレクターレバー根元のピンより短いので、組み込み時には間違わないよう注意。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【トリガーの取り外し準備】

トリガー根元の小さな穴にシャフトピンが挿入されているので、このピンを叩いて抜き取る

ピンに向きがあるので、この作業は必ず本体左側を上にして行うこと。

シャフトピン穴に細い金属棒(2.5mm六角レンチ)を当てコンコン軽く叩くと、ピンが反対側に少しずつ抜けていく。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【トリガーピンの抜き取り】

本体右側を上にし、トリガーの上部にあるトリガーピンを抜き取る。

トリガーピンをたたき出すのは左側から行い、抜き出すのは右側から、ということを厳守。

トリガーシャフトピンは方向があるので挿入するときは注意。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【トリガーを抜き出す】

シャフトピンを抜き出せばトリガーが抜き出せる。

ある程度抵抗があるが指でトリガーを真下に引っ張るようにすればガバッと取り出せる。

ただ組み立てには苦労しそう。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【スイッチユニットを取り出す】

トリガーを外せばスイッチユニットを取り出せる。  銃後部から前方を覗くと上部にカットオフロッドが見えるので、 これをつまみ、本体を逆さまにしひっかかりをうまく避けながらカタカタ引っ張るとスイッチユニットが取り出せる。

引っかかりをうまく回避しないとスムーズに出てこないのでアセラず、アチコチ傾けながら慎重に作業する。 多少きついのである程度力をこめて引き抜く。 力加減に注意。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【バレル・チャンバーの分解】

今回は動かない原因が判明したようなので分解はここまで。
バレルとチャンバーを分割するときは、HOP調整ツマミを一番弱い状態にしておいてから2本のネジを外し、馬蹄型のバレルロックリングを引き上げれば分割する。
HOPが掛かった状態だとHOPパッキンが引っかかり無理に引き抜くとパッキンが破損してしまうこともある。

組み込みの際は、バレルのHOP窓にHOPパッキン内側の突起を合わせ、双方が上向きになるようチャンバーへ入れてやる。   バレルのHOP窓が上方向に取り付けられないとせっかく組み立ててもHOPが掛からなくなってしまうので注意。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【原因が判明】

バッテリー端子に接触する部分のマイナス側銅板端子がすっかり青サビで覆われている。 どうやら全く動作しない原因は、 この銅板端子のサビのため接触不良を起こし電気が通電していなかったのが原因か。

銅板は指が触れると脂質で酸化しやすくなるので、分解組み立ては指が触れないよう注意する。  指が届く箇所でもないので製造組み立て時にでも誰かさわったのか。



スイッチユニットの分解

 このサビが原因で通電しなかったようなので、スイッチユニットを分解・清掃します。  

スイッチユニットの分解
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【接点洗浄剤の準備】

ネットで評判の「青サビが溶けだしてくる」というウワサの接点洗浄剤を使ってみる。

ただ、使ってた印象ではそんな劇的な効果はなさそう。  やはり紙ヤスリでゴシゴシこすらないと地肌は出てこない。 。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【分解前のスイッチユニットの右側全体】

左下側奥のレバーは、テストで挿入しているセレクターレバーで、本来はこの位置につかない。



電動ガン・東京マルイ MP7A1 【スイッチユニットの右側を分解】

固定ビスは全部右側にある。



電動ガン・東京マルイ MP7A1 【スイッチユニットの右側を分解】

ネジの長さが異なるので、バラすときは要注意。



電動ガン・東京マルイ MP7A1 【スイッチユニットの右側を分解】

殆どの端子が青サビ(緑青)だらけとなっており、ここまでバラさないと手が届かない。



電動ガン・東京マルイ MP7A1 【セレクターレバーがセーフティの状態とラッチの関係】

スイッチユニットの左側。

この状態がセレクターレバーがセーフティの状態。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【セレクターレバーがセーフティの状態とラッチの関係】

セレクターレバーがセミオートの状態。



電動ガン・東京マルイ MP7A1 【セレクターレバーがセーフティの状態とラッチの関係】

セレクターレバーがフルオートの状態。



電動ガン・東京マルイ MP7A1 【単体テスト】

青サビを削った後、組み立てる前に、バッテリー・スイッチ部・メカボックスを接続して単体テストを行う。  セレクターレバーも取り付ける。

スイッチ部の反対側にトリガーと連動しているパーツがあるので、そこを引くと、フルオート状態で動作する。

この状態だとセレクターレバーを切り替えても同じ動作をやるようだ。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【単体テスト・2】

トリガーが引かれるとこのパーツが動き、接点端子が密着して通電するようになっている。

バッテリーをスイッチ部に差し込んでいる状態。  テスト時はヒューズも取り付けておく。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【トリガーと通電のメカ】

トリガーが引かれると左側のパーツが右に傾き、上の銀色のパーツが右移動し、端子に入り込み通電する。

これで回路に電気が流れメカボックスが動作する。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【トリガーが引かれることで動くパーツ】

実際の取り付け位置は天地逆になる。






組み立ての手順

  

 

組み立ての手順
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【スイッチ組み立て時の注意】

ここのネジを締め付けすぎると動作不良を起こすので注意。

カットオフロッド(長い棒) を引いてみてスムーズに動く程度に締めつけしておくこと。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【組み立て時のスイッチユニットの戻し方】

銃後部からスイッチユニットを本体フレームに押し込む場合、途中まで入れたら天と地を逆にして入れるようにすればスムーズに入っていく。

スイッチユニットは画像のようにフレームと面一になる位置までキチンと押し込んでおく。

スイッチユニットが規定位置まで押し込まれることでバッテリーストッパーが解除される。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【バレルを押し込む】

本体後ろからスイッチユニットの穴を通すようにゆっくりバレルを押し込んでやる。

エジェクションポートの開口部からホップ調整ダイヤルが見えればバレルが正常に押し込まれている。

この後メカボックスを押し込んでやれば、バレルユニットがもう少し前方に押し出されていく。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【イジェクションポートカバー】

イジェクションポートカバー組込は、銃口を下向きのまま本体を逆さまにし、内部のイジェクションポートが乗っかるカットオフロッドを指で少し持ち上げ出来た隙間に、 イジェクションポートカバー上部を押し込んでやるとスムーズに入っていく。

ある程度入ったらきつくなるので、後ろからパチッというところまで工具で押し出す。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【ボトルリリースレバーとセレクターレバーの部品構成】

ピンはセレクター(右側)の方が長く、ボトルリリース(左側)の方が短くバネが付属する。

組み立ての際は挿入するピンを間違えないように分けておく。

どちらもシャフト付きの長い方を本体左側から挿入する。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【ボトルリリースレバーのバネの向き】

ボトルキャッチリリースレバーを組み込むときは、本体右側にセットする小さなバネの向きに注意。

まずバネ端の長い方を本体の上部溝にはめ込んでおく。

反対側の短い方(やや湾曲している方)が手前になるのが正常な取付状態。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【ボトルリリースレバー組込みのコツ】

組込むときのコツとして、シャフトがある方のボトルリリースレバーを一旦下向きの状態にしてシャフトをバネに通し本体に差込んでやり、 最後まで押し込んだらそのままレバーを持ち上げるよう横に倒せば、うまくセットできる。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【左側からリリースレバーのピンを叩き込む】

シャフトが右側から左側まで貫通したら、本体左側のレバー根元から、ピンを下から上側に向け叩き込む。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【トリガーの組み立て方法】

本体は逆さにして作業するほうがスムーズにいく。  トリガーを組み立てるとき、トリガーに組み込まれているバネが邪魔して、そのままでは上手く組込めない。

まずトリガーを斜め前方に傾けフレームの中にバネ先端部分が入り込む位置まで押し込んでおく。  次にトリガーを通常位置に立ててやる事でフレームの中にあるバネが縮まる。   その状態からトリガーホールとフレームホールが一致する箇所までトリガーを上に押しこんでやればスムーズにセットできる。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【トリガーシャフトピンの方向に注意】

シャフトピンの一方にはギザギザの抜け防止が付いているので、取り付け時は方向を間違えないよう注意。

シャフトピンを抜くときは本体の左側から右側方向へ抜き、挿入するときはギザギザのない方を前にして右側から挿入する、という手順を厳守。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【トリガーピンの挿入】

トリガーシャフトピンは方向がある。  本体右側を上にし、穴の位置を確認し、シャフトピンのギザギザのない方を前にして挿入する。

穴がズレているときは引き金をやや引き気味にすると上手く入る。  トリガーピンをたたき出すのは左側から行い、挿入は右側から、ということを厳守。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【セレクターレバーの組み立て】

本体を左側にし、シャフトがある方のセレクターレバーを、セーフティの位置に合わせ差し込む。

スムーズに押し込まれる位置を確認したらグッと押し込んでやる。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【セレクターレバーのピン挿入】

本体を右側にし、シャフトの半円形状に合わせセレクターレバーをセットしたらピンを叩き込む。

ピンの挿入は細い金属棒(1ミリ六角レンチ)を下から差し込む。  上からだとシャフトの穴位置がズレ上手く挿入できない。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【メカボックスを組み込む】

組込むときは配線が引っかからないよう、予め真っすぐにし、2本の先端をテープなどで一つにして押し込み、ヒューズ側から引っ張り込むとスムーズ。

スイッチユニット上部のカットオフロッドがメカボックス挿入時に障害となるので、ロッドが邪魔しないよう長い棒などでズラしておいてメカボックスを入れ込む。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【メカボックス組み込みのコツ】

メカボックスの配線の長さがギリギリなので、配線を出来るだけ真っすぐにしてメカボックスの位置を変えながら押し込んでやる。

テープか細い針金などで配線を縛り、長く伸ばしておいてそのヒモを先に通し引っ張り込めばスムーズに配線が取り出せる。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【メカボックスを固定しているプレートの挿入】

メカボックスを固定しているプレート(飛び出ている部分)をセットするときはメカボックスを上に持ち上げるようにし、プレートがスムーズに入る位置を見つけ押し込んでやる。

位置が合えばスルッと入るが、ギュウギュウだと位置が悪いはずなので、無理せず正しい位置を探す。

本体後部左側からロックピンを差し込み、右側で上下2本の六角ネジをキーレンチ(2.0mm)で固定する。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【リアキャップ組み立て時のロックピンの挿入方向】

ロックピンの根元には十字型の突起が空転防止用としてついているので、組み立て時ロックピンを左側から挿入するときは、 ロックピン突起部分をフレームの十字切り込みにピッタリ合わせる。

挿入するロックピンの頭にある一箇所の切り欠け部が、フレームに対し上は左下、下は右下45度ほどの角度に傾けて挿入すればうまく入る。

電動ガン・東京マルイ MP7A1 【配線とヒューズを取り付ける】

前方銃身側(右側)に黒コードを繋ぐ。

逆に接続してしまうと引き金を引いてもメカボックスのベベルギヤがカスカに廻る程度で動かない。(体験談)

ヒューズを取り付けるときはガラス部分に力を加えないよう注意。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【バッテリー挿入方向】

バッテリーを挿入するときは、先端の三角のマークを上向きにして差し込む。

天地逆でも入っていくが、受け部の形状とバッテリーの上が半円、下が直線の形状と合わないと、完全にはまらない。




スイッチユニットのサビ取り

 

スイッチユニットがサビまみれ

電動ガン・東京マルイ MP7A1
【銅板端子のサビ取り】

スイッチユニットは、プラス小ネジを外すとバラバラに分解できる。   サビ取りはここまでバラさなかったら処理できないので手間がかかる。

よく調べたらヒューズボックスのマイナス端子もサビが出ているのでマイナスラインの配線もサビが発生しているか?
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【酢液に浸してサビ取り】

銅板端子の青サビ(緑青)は酢液に浸しておけば、数十分で自然にサビが分解されキレイに取れる。

多少匂いがあるがいずれ消えるだろうし水洗いだと後処理が面倒なので乾いたらそのまま組み込み。  研磨剤やピカールでも落とせるが油性だと拭き残しがあったりしてホコリがつきやすい。

ちなみに緑青は教科書や百科事典でも毒と教えられてきたが、毒があるとしていたのは日本だけのようで、1984年に厚生省は「緑青は無害に等しい」と発表したとか。
電動ガン・東京マルイ MP7A1 【今回はバレルまでサビついている】

2022年にも動かそうとしたら全く動作しなかった。   今回はスイッチ部どころかバレルの中央部付近まで異常にサビ(緑青)ている。

緑青(ろくしょう)とは、銅が酸化することで生成される錆。青みがちな緑色をしているので銅が酸化することで生成される錆、いわゆる緑青(ろくしょう)が発生している。



組み立て後日談

 ということで、キレイにサビを清掃し、なんとか組み立て完了。  ただし動作するかどうかはまだ分からないので、メカボツクス配線とヒューズを取り付けたところまででまずはテスト。

ハラハラしながら引き金オン........ウ、動かない......。      ただし引き金を引けば内部からカスカに音はします。

 一瞬絶望の淵に突き落とされた感がありましたが、まてよ......動こうとはしているようだし、組み立て手順を考えれば間違えそうなポイントは......そこでハッと気づきました。    メカボックス配線のプラスとマイナスを逆に差し込んでいました。

 改めて配線を正しい位置にしてオソル、オソル引き金を引けば................パパパッと小気味良い音を立てて、無事動いてくれました。  メデタシ、めでたし。   ただ、セミオートモードでたまに2発発射されることがありますがナニ、気にしないキニシナイ。  しばらくこれで様子をみましょう。

.....と思っていたが、しばらく放置し2022年1月に動かそうとしたら、スイッチユニットのサビが拡大していた......。

 


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