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結露が起きない家が理想

 健康で快適な家にするには、家中を一年中、ほぼ同じ室温と湿度を保ち、結露が起きないことが重要とされます。  また、寝ている空間が暖かければ風邪をひきにくいことがわかっており、 寝室の暖房が大切です。 住宅の断熱性能を高めれば、光熱費を気にすることなく、暖房をずっとつけているのと同様の効果が得られます。

 また、室内を適切な湿度に保つことも重要で、そのためには壁に調湿能力を持たせることが必要であり、方法の一つが断熱材を セルロースファイバーにすることも有効です。  セルロースファイバーには高い調湿能力があり、夏も冬も湿度を50%前後に保つことができるとされます。

 断熱材として使うセルロースファイバーの調湿能力を活かすには、湿気を通す壁素材が大切です。  室内をビニールクロスで壁を仕上げてしまうと、 湿気を通さず効果は出ません。  室内の壁は透湿能力が高い漆喰仕上げが有効です。  強アルカリ性という性質を持つ漆喰は、 空気中に浮遊するカビの胞子やウイルスが漆喰壁に触れると死滅するという特性があり、室内を健康的な環境に維持してくれます。(2025.12.6)


やはり「土壁」は強度があった

 2003年(平成15年)、建築基準法施行令第46条により、1100号第1-5に定められた仕様の施工であれば、これまで「0.5倍」とされていた 土壁の壁倍率が、 「1.5倍」までアップされることが決まった。  やはり「土壁」は強度があったわけだ。

 壁倍率「1.5倍」と見なされるには、土塗り壁の壁厚7cm以上などという基準があり、壁厚5.5cm以上だと1.0倍とされる。   「告示1100号第1-5」には、 「貫」を使うことや「竹小舞」、 「土壁の材質」などの細かい規定があるが、一般的な土壁工事を手がける大工さんや左官屋さんなら、当たり前の中身になっている。

 土壁は、三尺壁一枚で筋交い1枚の1/4の耐震力があるとされ、40枚あれば筋交いが10枚はいるのと同等の効果があるとされる。

 真壁工法では、塗り壁と張り壁の二つがあり、塗り壁とする場合、柱の間に大壁のものより細い間柱を立て、下から地貫-胴貫-内法貫-天井貫を土台と平行方向に適切な間隔でかけ、 竹製の格子(小舞)を組み、縄などで縛り固定し下地としたもの(小舞下地)か、直接ラスボート(塗壁用の石膏ボード)等を張ったもの(石膏ボード下地)の上に、漆喰などを塗り重ねることが多い。     小舞を組む場合は壁土を塗った(下塗)上に中塗-上塗(仕上げ)を行うことが多い。

 張り壁とする場合、柱の間に細い間柱を立て、等間隔に接合部の下地となる胴貫と中間の下地である胴縁を土台と平行方向に適切な間隔でかけ、 石膏ボードや下地合板などを張り、壁紙を張って仕上げる。  クーラーとかカーテンレールの設置箇所は、石膏ボード以外に合板も張る。(2022.8.12)


古民家リフォーム・内壁施工

 リフォームで一番厄介なのは壁の下地。  新たに作る場合は、水平に作るから問題ないが、既存の古い躯体の壁や柱を残したままのリフォームは、 まず真っ直ぐな下地をしてやる必要がある。

 昔の手キザミで材を加工をしていた時代は、壁面が波打ってしまい、胴縁なしでは平らな壁を構成するのは至難の業だった。  そのため、 根太掛けを使い水平を取っていた根太工法と同様、 内壁下地にも胴縁を使い、不陸(デコボコしている状態のこと)の調整をするのが基本だった。      

【土壁を残し壁を作る】

古い躯体を残した状態で、壁をリフォームしていくためには、真っ直ぐな下地をしてやることが重要。  胴縁を一本打つ場合でも、基準が必要となる。

建物が真っ直ぐに建っているか、平行になっているかレーザーを使い確認する必要がある。

土壁は隙間が空いているのでウレタンで蓋をする。
【レーザーラインに合わせ胴縁取付】

ここで出番となるのがレーザー。 これを真ん中において測定すれば、四方八方完全に縦墨が出てくれる。

照射したレーザーラインを基準に、胴縁、もしくは30×45mmの野縁を柱に固定する。

昔は間柱は使っていなかった。  壁にグラスウールを入れるため、450mm間隔で胴縁を廻す。

下地さえしっかり張ればあとは新築工事と同様の手順で工事できる。
【下地用の間柱を追加する】

古民家は柱間が1間飛んでおり、その間に下地用の間柱がない。

そこで900mm間隔に下地用の間柱を取り付ける。



【縦・横に壁下地の胴縁を渡す】

下地材は石膏ボードの端がうまく乗るよう、サイズに合わせ配置しておく。 2枚の石膏ボードの合わせ目となる箇所の下地は45mm幅の野縁を使う。

耐力壁としないなら、どう張ろうがボード自体の機能は果たすので、下地材はボードがキチンと固定されるよう配置すればいい。

昔の建物は間柱など立っておらず、通常3尺間隔で一本入れる間柱の代わりに、7分の胴縁で代用していた。 今回は間柱代わりに45mm野縁を450mm間隔で入れる。

胴縁が真っ直ぐならば、通りが揃っていれば、胴縁同士は正確に交差するハズ。
【ボード合わせ部分の胴縁下地】

今回の壁下地は、ボード固定の役目をするのは、横に張った胴縁。

2枚のボードが合わさる箇所(下地合板の境目)は、ボード先端から20mm以上の合わせ代が必要なので、その部分に使う胴縁は40mm以上の幅が必要。

従って、縦張りの場合、2枚のボード端を1本で受ける位置にある横胴縁幅は、他の場所より太い材を張っておく。
【壁と胴縁の間に断熱材を入れる】

もともと土壁はある程度断熱効果があるが、隙間を塞ぐためにも厚さ50~100mmのグラスウールを張る。

100mmでも梱包を開けた直後は50mm程度であり、その後数時間かけて100mmに戻る。

そこで、薄い間に素早く入れてやれば、楽。  その後自然に膨らんでくる。

硬い断熱材の場合、アンカーボルトなどの切り欠いた部分には忘れずにウレタンを吹いておく。 それをしないと基礎からの冷たい空気が金属を伝わって建物内に侵入してくる。

【硬い断熱材を使った施工】

断熱材は硬いので中から外に向けギュウギュウに押し込む。  外側に押された外壁下地材(モイス材)と間柱の間に隙間があると、釘止めでモイス材が割れる恐れがある。

そのため、断熱材を押し込んだら太い角材でモイス材を叩き、密着させてやる。  事前準備として、両端が止まる間柱部分以外の外壁下地材に釘は打たないでおく。

叩いたらモイス材のまだ釘止めしていない箇所を止めていく。  その後、断熱材とモイス材を密着させる感じで内側から断熱材を叩く。

その後、断熱材周囲の縁にシリコンシーラントを塗り込む。  気密性を高めるため、同じ断熱材を細く割いたものを四隅に貼り付ける。
【壁下地はMクロス】

Mクロスはクロス下地用合板の一種で、針葉樹ベニアの上に耐火ボードと同じ材質の紙が張ってあり、仕上がりが同じになる。

コンパネには負けるが、ネジ強度がラワン合板や石膏ボードよりも高いため、キッチン吊戸棚、クーラー取付部などネジ保持力を必要とする個所に使われる。

Mクロスの長さは1820mm。  そのため、継手部分の胴縁は二枚分の幅があるものを打っておく必要がある。

壁内に断熱材を入れ込んだら、防湿シート(ダンタイトなど)を貼り、そのうえに耐火ボードを張るのが一般的。

【横壁板の張り込み】

柱にボンドを塗り、最初は下から張っていく。  壁板の張り方は、同じ寸法のものを決まった間隔にずらして貼り付ける「りゃんこ張り」が代表。  長さが半分の寸法をずらしながら貼るのは「レンガ張り(れんがばり)」。     ずらす長さに応じて「3尺ずらし」や「1尺ずらし」といった呼び方がある。 ただし、材料のロスが出やすい。

同じ長さの床材を、間隔を決めないでランダムに貼り付けるのは「乱張り(らんばり)」。
【巾木】

床化粧板を張った後の石膏ボード下端との隙間は、『巾木』を柱と柱の間に入れ隠す。  巾木は壁材の下端の粗さを隠すとともに、掃除機のヘッドが壁に直接当たるのも防止する部材。    一般的な木造住宅では木製が多く使用される。   樹脂製の薄い巾木(ソフト巾木)も使用される。

壁とタタミの接続部には、タタミ寄と呼ばれるタタミの枠となる材料が入り、内壁はそのたたみ寄にぶつかる形でおさまる。
【捨てコーキング】

和室壁の際に捨てコーキングを打ち、隙間を塞ぐ。



【和室の土壁にベニヤ板を貼る】

ベニヤ板裏にボンドをたっぷり塗り付け、土壁にタッカーで貼っていく。








  

「真壁」と「大壁」

 伝統的な古民家建築の壁は、柱が室内に露出している真壁(しんかべ)づくりですが、純和風の家を建てる人が少なくなったこともあり、現在の住宅の主流は、 柱を壁で覆い隠す大壁(おおかべ)工法が主流になっています。

 真壁構造は手間も技術も必要となるが、腕のいい大工がいなくなったことや、柱に使う無垢柱は品質にばらつきがあり、割れやむくれ(曲がり))が入ってクレームになったりと、 コスト高になる工法です。

 最近は和洋折衷住宅が多くみられるようになり、洋室でも木の柱を適度に見せることによって、ナチュラルな雰囲気にしたり、フローリングの床を基本とし一部に畳を使った、 大壁と真壁の両方を使うケースも増えてきています。(2022.8.12)

   

「真壁」と「大壁」
【「大壁」】

柱を壁で覆い隠す「大壁」は「真壁」に比べて施工が簡単。   柱の外側に壁があるので少々節があっても、外観上問題ない。

壁が柱の太さ分、部屋の内側に張り出すため、その分「真壁」より狭くなる。

【「大壁」石膏ボードは柱に直打ちが一般的】

現在は集成材の使用や材の加工精度が上がって不陸が改善されており、胴縁は使わないのが一般的。 胴縁の分壁がせり出さないので、部屋も大きく使え、規定のネジピッチを守れば耐力壁になる。

ただ、天井との取り合い部分、さらに床部分に「受け胴縁」が入っていないと、「幅木」をスーパーフィニッシュネイルで止められない。
【「真壁」】

「真壁」は、柱が見える工法。

リフォームする場合、柱の位置がわかるので楽。

【「真壁」のフローリング張りは柱に欠き込みが必要】

柱が露出している「真壁」工法では、フローリングをキレイに収めるため、床材が当たる柱を少し欠き込んでおく。

当てる床材も柱の切り欠き部分にあうよう刻んでおく。 隙間なく綺麗に収まる。 畳ならこの加工はしない。

「大壁」は、柱に石膏ボードを貼るので、床材を加工する必要はなく、ボードの厚みの中で納まればいい。

【伝統工法は通し貫を使っている】


古民家・伝統工法の壁は柱が見える真壁作りが一般的。  真壁の内部構造は、柱の中央付近を通し貫が貫通し、柱との隙間にクサビを打ち込んで固定している。 さらに、通し貫に『小舞竹』を取り付けて『塗り壁』で仕上げている。

今回は和室側は真壁作りにするが、『塗り壁』はそんな技術も気力もないので、簡単に石膏ボードを張ってクロス仕上げする。
【真壁は『通し貫』に壁面を揃える】


真壁造りは室内から柱が見えるよう、壁は柱表面より一段奥まった位置の『通し貫』に面を揃え、石膏ボードを張っていく。

そのため、『通し貫』の裏にある間柱と、『通し貫』の段差を無くすため、この段差と同じ厚さの材を間柱の上に被せる必要がある。

隅柱部分にも、通し貫面と面一になるサイズの下地材を、柱サイドに抱かせる形で打ち付ける。  真壁工法は壁の厚さが狭いので、断熱材を入れるスペースが少ない。  張り終えた隙間は、ウレタンフォームで埋める。





間仕切り壁工事・間柱の施工

 間仕切り壁とは、部屋を仕切る固定された壁のこと。   リフォームで新たに部屋を造るため、間柱を建てて壁を構成する。

  間仕切り壁の「間柱」とは、柱と柱の間にある小柱のことで、家の構造を支える柱ではなく、部屋の壁を支えるための柱。  耐火ボードを張ってしまえば見えなくなる。

 断熱材は原則外気と面する室内壁や外気に面する天井等という観点から室内壁に入れるのはおかしいという意見もあるが、 吸音性や遮音性を少しでも高めたい場合には、断熱材をいれる事は必要。

 特にユニットバスやトイレまわりは暖かい方がいいし、音楽が聴きたい部屋、書斎等は、そのまわりの4方向の壁等に入れると音は軽減される。

 「間柱」は、杉材の30×105×3000mm、または30×120×3000mmをよく使う。  木造軸組構法の家の場合、壁の柱が105mm角なら、間柱寸法は柱と同じ奥行きとなり、幅は耐力壁としたかったら40mmは必要。

【間柱を立てていく手順】



     
【間仕切り壁】

木造住宅の間仕切り壁の厚さは130~145mm。  ①、⑤の柱は105mm角が一般的。

②~④は間柱と呼ばれ、柱と同じ奥行きとし、幅は耐火ボートを張るため40mmは必要。    間柱間隔は、定尺ボードに合わせ303~455mm(芯々)が基本。

壁の中が詰まっているほうが遮音性能が良くなるので、トイレなどの仕切り壁は壁に遮音材を入れプラスターボードの厚みを厚くすると効果的。

【耐力壁にする場合の下地材の間隔】

耐力壁にする場合、石膏ボードを間柱間に張るが、ボード際のビス留め位置は、強度維持のため端から20mm以上確保する必要がある。

従って、2枚のボード端を1本で受けることになる間柱材の太さは、40mm以上のものを使う必要があり、あまり細い柱だと施工不良となる。
【古民家空間を間柱で仕切る】

広大なワンフロアにしても使いでが悪い。 暖房効率を考えても、壁で仕切るのが正解。





【2×4材で間柱を立てる】

既存の柱を利用し、2×4材を間柱にして部屋壁を造る。

これは「大壁」で施工する。



【間柱に胴縁をいれるメリット】

胴縁は必要というわけではなく、入れなければならない箇所もあるし、全面に張れば丁寧な仕事と思ってもらえる。

簡単な施工では、間柱に直接石膏ボードを張っていくのが一般的。

胴縁の位置により、内胴縁と外胴縁に分けられる。  内胴縁は、構造体(柱)の動きがそのまま仕上材に伝わるので、ひび割れなどの不都合が生じやすくなるとされる。

また、胴縁があった方が、コンセント部分はしっかり固定して設置できる。  
【コンセント周りの施工には胴縁が便利】

ボードのジョイント部、コンセント周りはボードがへこむので必ずボックスの上下に「受け胴縁」を入れて下地にしておく。

コンセントの取付は、補強材を入れ、左右からしっかり固定できるように施工する。 コンセントの高さは、床から120mm前後が一般的な取付高さ。

 





間仕切り壁の胴縁施工

 最近はプレカットおよび集成材の普及で、壁面下地が波打つような状態にはならず、必ずしも胴縁を用いる壁施工は不要となったことと、柱に直接石膏ボードを固定することで、 耐力壁を構成し地震対策とする工法が一般的となり、現在では、内壁の石膏ボードは、柱に直接張るのが主流となっている。

 わざわざ胴縁を用いる工法は少なくなったとはいえ、石膏ボードは粉を固めただけなので衝撃に弱く、またボードの繋ぎ目があると弱くなるので、1枚物の大きなボードを使うか固定のための胴縁は必要。

 また、コンセント周りも、固定する際石膏ボードだと直接ビス止めが効かないので、どうしても胴縁は必要になる。  胴縁の張り方も、単純に柱の上面にそのまま貼るか、柱を切り欠いて柱の上面と揃えて貼るか、 そのまま中に入れ込むか、いろいろな方法に分かれている。    

【アーチ型壁の施工】

壁の端をアーチ型に施工する場合は、構造材を任意の形状に曲げて骨組みを作る方法が楽。

骨組みの両端を両サイドの柱に固定したら、ラインに合わせカットした間柱を骨組みに固定する。 最後石膏ボードを打ち付ければ固定できる。

【昔の間仕切り壁の胴縁施工】

昔の建具取付面は段差が出ないよう壁面の不陸を調整する横桟の「胴縁」を取り付けていた。

隅部分には縦の胴縁を入れる。  隅以外でも、胴縁固定箇所が450mm以上開いている場合、450mm以内に縦胴縁を入れ強度を増しておく。 補強のためビス打ちは間隔を狭くして数を打っておく。

施工しながらも、水平や、胴縁にソリや曲がりがないか確認する。  
【外胴縁の施工】

胴縁のサイズは18x45mmが一般的。  胴縁の厚みが多少増えたから丈夫になるわけでなし、不陸が改善される訳でもない。   むしろ、胴縁の厚み分部屋の面積が狭くなるだけ。

1820×910定尺の石膏ボードを収めるため、横胴縁の張り付け間隔は、303~455mm(芯々)で取り付け、ボード端が下地に乗るよう施工する。

「巾木」をスーパーフィニッシュネイルで止めるため、床の境目には2枚張り。  
【巾木の施工】

巾木を取り付けるとき、胴縁がきていないとスーパーフィニッシュネイルで固定できない。

床の境目には、胴縁を2枚張りして高さを稼いでおく。



 





  

壁に断熱材を入れ込む

   

断熱材を入れ込む
【古民家リフォーム・断熱材収め図】

面揃い材(被せ木)で『通し貫』と間柱を面一にしたら、柔軟性がある繊維系断熱材・グラスウールを、間柱と柱の空間にギュウギュウに押し込む。 グラスウールの端は間柱側面ではなく正面を留める。  床板部も30mm以上覆うように。

今は外気との絶対的な温度差がある外壁の内壁側の、断熱材と石膏ボードの間に防湿気密シートを張るケースが増えている。

内部結露の原因の一つ、室内の水蒸気を、壁の中に入れないように、というのが理由。





石膏ボードの施工

 省令準耐火構造なら、石膏ボード12㎜以上のものを、全面に貼ることになっている。  屋根内部も同様。

 地震は横揺れが多いようだが、地震力は縦に働く力より横に働く力の方が約2倍もあり、さらに横揺れの方が揺れる時間が長い為、 建物の耐震性能は主に水平方向に作用させるものとして考えられている。

 石膏ボードは縦貼りか横張りかは諸説あり、建築標準でも明確な指定はないようだが、一般的に縦貼りが主流のよう。  2重張りするときは一枚は横張りとしている。

 ベニアなどの場合は、目がタテに(長辺)なっているので縦張りが基本。  本来目のない石膏ボードも、同様の感覚で縦張りが主流になっているのかも。    

【古民家リフォーム・石膏ボードの貼り付け】

石膏ボードを張る。 石膏ボードの天端が『通し貫』の位置に合うようカットしながら、スキマ材を使いボードを持ち上げて位置を合わせる。  強固に固定するために、下地材に木工用ボンドを塗る。

石膏ボードのビスピッチは、壁の周辺部200mm、中心部300mm以下に。 天井の周辺部150mm、中心部200mm以下。  ボード際のビス留め位置は、石膏が割れないよう端から20mm以上逃げる。

ボード高さは1枚半分、2.7mにする。  カットは表面の紙が完全に切れる程度まで刃を入れ荷重をかけ山折りにする。 石膏ボード専用の丸ノコカッターを使うと便利。
【一般的な石膏ボードの割り付け】

リフォームでは図のように端から順に石膏ボードを張っていくと、最後の一枚は幅が狭くなることが多い。

端は壁通りが悪く細く、割いた石膏ボードでは固定も頼りなくなってしまうので、こういう張り方は避けたい。

石膏ボード厚さは、準不燃が9.5mm、不燃が12.5mmが一般的。
【最後のボード幅を調整する】

これを避けるため、あらかじめ最後の幅を測っておいて、定尺(3×6ボード)と最後の細いボードを足した幅の半分に、ボードをカットする。

この場合、定尺と細い部分を合わせると1380mmとなるので、半分の690mmにボードをカットする。 このような割り付けは床でも天井でも同様に発生する。

他の方法として、中間に150~300mmの半端幅のボードを張り込んでおき、最後の幅があまり狭くならないようにする方法もある。 カットしたボードを、最初と最後に張れば、バランスよくかつ丈夫に張ることが出来る。
【古民家は耐火ボードとは無縁だった】

耐火ボードとは無縁だった古民家には、当然耐火ボード(910㎜×1820㎜)を張るための下地施工など、元々されていない。

あらたに下地材を設置するなら、出来るだけ石膏ボードのサイズに合わせ配置していく。

【気流対策・石膏ボードを梁まで伸ばす】

石膏ボードを張る前に、室内に隙間風が入り込まないように、床と壁の突き当り面から、壁一面、そして天井の突き当り箇所まで、全面に防湿シートを貼る。

石膏ボードは、野縁(天井板止め)を組む前に動差(2階床横架材)・桁まで張り上げておく。





【石膏ボードのビス止め方法】

石膏ボードを貼り付ける際は、電動ドリルで専用のビス(ラッパビス、石膏ボード用ビス)を用いるのが一般的。  ビス長さは厚さ9.5mmボードは32mm以上と決められている。    頭径8mm、軸径3.8mm、全長32~50mm。

ビス頭がボード面より出てしまうと、クロスや塗装で仕上げた際にビスの跡が見えてきてしまう。  ビス頭はボード表面から2mm程度潜らせる。

ネイラーのように、自動でビス(ネジ)の打ち込みとを締め付けを行う工具が『ビス打ち機』。  釘打ち機は釘を垂直方向に打ち込む道具であり、ビス打ち機はビスを打ち込んだ後に、 回転方向にも力を加え締め上げる道具でネイラーとは全く別物。
【石膏ボードは必ず面取りが必要】

ベベル(面取り)加工されていない石膏ボードや、カットした箇所はしっかり面取りを行う。  ボード用カンナがあると便利。

ボードのつなぎ目が目立たなくなるよう、切断面はしっかり面取り行ってから貼り付け、切断面にパテを乗せる。



【石膏ボードをパテ処理(下地調整)】

基本的に石膏ボードのすべての継ぎ目とビス穴を、パテと呼ばれる硬いペースト状の充填材で埋める。  薄いクロスほど下地の状態を拾いやすいので、クロスを平面に貼るためにパテ処理が必要。  

パテ埋めは3回塗りが理想だが、今回は1回目はパテを塗るだけ、2回目にはファイバーテープという継ぎ目補強の部材を貼ってパテ処理する。 「下塗り用パテ」と「上塗り用パテ」に分けた方が良い。
【石膏ボードは縦貼りか横張りか】

石膏ボードのサイド部分は紙に覆われているが、ボードの上下端は紙でカバーされていない。

一説には、建物が横に揺れた場合、縦貼りだと左右にズレようとしても、ベベル部分の紙がボード端を巻き込んでいるので広がりづらい、 というがあるが、果たして薄い紙一枚でどれほど効果があるかは疑問。

天地側は湿気が入りやすいわけで、施工時は湿気対策に注意。
【石膏ボード・出隅の処理】

出隅に合わせて石膏ボードを加工し貼り付け、パテの下塗り・コーナー補強材・中塗り・上塗りするのが基本。

出隅・入隅部は建物自体の動きの影響が出やすい部分なので、コーナー補強材を貼る。

L字で角が丸いコーナーボードがあると、仕上がりが綺麗。
【石膏ボードの張り方】

耐力壁としたいなら、石膏ボードがどんな形状であろうが、四辺全部を、天井周辺部150mm、壁周辺部は200mm以下間隔で、駆体と言われる左右の柱と上下の梁などにビス打ちする。

そのため下地材を万遍なく配置していれば問題ないが、なかなかそうもいかない。  立て下地なら横に、横下地なら立てにボードを貼る方が強度は出る。

耐力壁としないなら、どちらで貼ってもボード自体の機能は果たすので貼りやすいように貼ればいい。

ボード1枚で仕上がる場合は縦貼り、ボード2枚で仕上がる場合、1枚目は横に貼って2枚目は縦に貼るのが一般的。

入隅のコーナー部分に面取りした部分が出ない様、また隙間が出来ない様に突きつけで施工する(壁に隠れてしまえば可)。

石膏ボードの下地材は、間仕切り壁の場合、2×4材を500mm以内の間隔で立てるが、既存の柱と繋ぐときは、柱の太さに合わせないと不陸となる。

壁紙を張る

既存の壁紙がはっ水加工されていると、しっかりと貼り付かない可能性があるため、古い壁紙は「裏紙を残し」つつ、剥がしてから貼ることがおすすめ。   上手く剥がせば下地調整不要で上から新しいクロスを貼れる。

「のり無し壁紙」よりも、面倒な糊付け作業が不要な「生のり付き壁紙」の方が楽。





鴨居部分に壁を作る



     

【間仕切り壁】

和室の壁面をぐるりと囲む化粧部材(長押(なげし)の上に間仕切り壁を作る。





【間仕切り壁の下地】

壁の下地材を打ち付ける。





【石膏ボードと断熱材】

石膏ボードを張り、断熱材を入れ込む。





【間仕切り壁を張る】

天井板と同じ材料を使うと統一感が出る。

間仕切り壁は上下方向に張る方が、おさまりがいい。








縁側部分の壁

     
縁側部分のリフォーム
【断熱材を入れ込む】

壁の面を揃えるため、周囲に胴縁(面揃い材)と間柱を取り付ける。

設置間隔は、断熱材がスッポリ入る幅に取り付ける。

廊下部分の床組は縁側部分の床組を参照。

【横胴縁を張っていく】

横胴縁を間柱に取り付けていく。

なかなかピッタリ平らな壁面は出ない。

当て木など使って、出来るだけ平らな壁面に仕上げていく。



【窓枠を造る】

サッシからの寸法が出ている。

周囲に胴縁をある程度打ったら、それからの寸法を拾って、窓枠材を組む。

【窓枠取付の完成】







【壁の仕上げ】

石膏ボードを張るまえに、床の巾木を入れておく。

壁材と床材が交わる箇所は、通常意図的に隙間を開けておく。



【「見切り材」】

天井と壁の端を隠す「見切り材」を取り付ける。










気流止めの施工

   

【突き当て(組み合わさる)部分の隙間にご用心】

床と柱際、壁と天井際などの突き当ての隙間部分には、床下からの冷気が常に這い上がっている。   特に間仕切り壁の下から入り込みやすいとされる。

隙間風はコンセントの隙間などホンのわずかな隙間から室内に入るし、壁内の水蒸気が壁内に入り結露を生み、カビの発生原因ともなる。

従来の、床下地を柱に突き当てただけの施工では、空気が断熱材の隙間を通り上まで上ってしまい、部屋がなかなか温まらない。




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