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日本を悩ます困った政治家たちU

 2011年、日本が「東日本大地震」という未曾有の大災害に見舞われた際、たまたま野党が政権を握り 無能な人物が指導者というタイミングだったのも影響し、災害対応が後手後手に廻ってしまい、 イタズラに被害を拡大させてしまったという悲劇がありました。   日本という国には、単なる偶然とも思えない、 政権交代と大災害の関係があります。

 「東日本大地震」発生時に政権を担っていた民主党は、震災対応において無能ぶりをさらけ出し被害を拡大させただけに留まらず、政権を握っていた2009年〜2012年の間、 選挙で国民に約束したはずの公約は次々に反故にし、経済、安全保障、 外交政策は全て振り出しに戻してしまい 、日本国内を大混乱に陥れるというデタラメな政権運営で醜態ぶりを見せつけてくれました。

 いまでも日本の野党は国の安全保障や憲法改正などに確固たる理念と具体策を持たないまま、 与党に対し「ナンデモ反対」する単なる烏合の衆と化し、テレビで見る国会の様子も、 これからの日本をどうするかなどという高尚な視点などとっくに失われ、 安倍政権の足を引っ張るだけの不毛なアラ探しという ばかばかしい漫画のような論争に終始し、国民をあきれ返らせています。

 2017年9月、安倍政権が森友・加計学園問題などという疑獄と程遠いバカ騒ぎ で支持率低下を招いた現状を打破するため、「国難突破解散」と命名し衆議院解散に踏み切りますが、 このときもあわや2009年の再来かという前代未聞のドタバタ政権交代劇が繰り広げられました。   幸いなことに、このときはまだ民主党という野党を選択したせいで大変な目にあった、 という過去のトラウマが日本国民に残っており、災難は回避できましたが、いつの日か日本国民に同じ運命が待ち構えていないとも限りません。

 与党であれ野党でアレ、国の安全・安心を託す政治家には、決して感情的にならず、常に冷静沈着という高潔な人間性と指導力が求められます。    生半可なニンゲンには決して勤まらない仕事でもあります。  しかし、まだまだ日本の政治家達には「こういう人物はどうも....」というカタたちが目白押しです。

 「日本を悩ます困った政治家たち」 シリーズ1では、「ルーピー・鳩山由紀夫元首相」、 「中国、韓国が大喜びした福田康夫首相」、 「中国の走狗.......河野洋平」、「政界の壊し屋.....小沢一郎」、 「"正直、公正"?.....石破茂石破茂」などなど、「....日本の未来を託すにはチョット.....」という、 そういった錚々たる(?)政治家センセイたちのさまざまな生態をとりあげました。

 この「日本を悩ます困った政治家たち」シリーズ2でも、引き続きこのようなセンセイがたにスポットを当て(槍玉に挙げ?)ています。  こういう人物がはたして日本の国益にとってプラスになるか、 マイナスとなるのか、国民が次の選挙で日本の未来を託すに相応しい人物かどうかの判断材料の一助になればいいのですが.....尚、 決して個人攻撃をしたいわけではなく、あくまで見聞きした範囲の上での伝聞評価であることはご了承願います。(2020.2.6)


  

「田中真紀子」の迷走伝説

 田中真紀子サンと言えば、昭和の名宰相・田中角栄の娘さんですが、このヒト数々のじゃじゃ馬伝説を残した政治家でした。  2001年(平成13年)4月、第87代総理大臣に小泉純一郎氏が就任しますが、 この「変人総理」誕生に大いに貢献したとされたのが真紀子サンです。

 小泉氏が真紀子サンのサポートなくして総理の座を手にすることは、不可能だったといいますから、小泉総理も恩人・真紀子サンの処遇は無下にできなかったわけです。

 そのため、小泉総理は相応のポストを考えます。 ところが真紀子サンは「官房長官をやらせろ、と小泉総理側に求めた」(当時の大手紙政治部デスク)といいます。  そういわれても、 父親の角栄が「じゃじゃ馬」と称した真紀子サンに、各省庁の調整役である官房長官が務まるはずはありません。  そこで小泉総理が“妥協策”としてあてがったのが、 外務大臣の座だったのです。  これが迷走伝説のはじまりとなります。

 根っからのワガママ気質で、幼稚園児がそのまま大人になったような(失礼)真紀子サン。 このヒト、主権国家において外交政策の立案を担う外務大臣という要職に在りながら、公設第1秘書によれば、 「....日頃から、彼女は全く連絡が取れない人でした。   携帯電話に連絡してもまず出ない。  急ぎの用件の時は本当に困りました。  その年の9月11日、アメリカで同時多発テロが起きたのは日本時間夜10時のことでしたが、ニュースを観て急いで真紀子さんに電話をしても携帯は繋がらず、 自宅の電話にも出ない。 ようやく連絡が取れたのは次の日....。 また、彼女は記者団にアメリカ国務省の避難先をポロっと漏らしてしまった。 深く考えずに条件反射で話してしまったんでしょう。 いつものことです」、 という人だったようです。

 数々の真紀子エピソードがある中で、やはり外せないのは、「指輪紛失騒動」でしょう。  イランの外相との会談直前、真紀子サンが「いやだ。本当に知らないの?  ないのよ。 (ブレザーの)ポケットに入れてた指輪がないのよ。 あなた、盗ったんじゃないの」、

「ジェンセン(指輪のブランド名)よ。 デンマークにパパ(夫の直紀)と行った時の思い出の品なのよ。 ちょっとデパートに行って買ってきてちょうだい」、と騒ぎだします。

 これに、「どこに行けばいいんですか?」と返すと、「デパートよ、デパート、早く行ってよ。 デパート、7時までやってるんだから。 じゃなかったら、 (イランの外相との会談に)行かないわよ」.....もうダダをこねるタダの幼稚園児です。

 ここまでくると、外相としてどうこうでなく、ヒトとしての振る舞いが問われる事態です。   角栄さんは日本列島改造論で日本を発展させた優れた総理大臣ですが、子供の情操教育まで手が回らなかったのかも.....。

 とどめは、「サイズは...」と確認しても、「知らない。 わからない。どうぞお出掛けください! そんなこと、あーだこーだ言っている間に、早く行ってくればいいじゃない」....。 こんなカタを奥さんに持った婿の直紀サン、 よっぽどの大物です。  ナゼなら、並みの男ならゼッタイこんなヒトとは付き合えません。

 外相就任直後には、米国のアーミテージ国務副長官との会談を、直前でキャンセルするという前代未聞の事件を起こします。   唯一の同盟国・米国を蔑(ないがし)ろにするいう、 外相としては絶対あってはならない蛮行さえ、おかまいなしの、真紀子サンは空前絶後の狼藉モノ外務大臣だったわけです。 もう二度とこんな大臣は出ないでしょうネ。 出たら困りますけど。

 それ以外にも、北朝鮮の金正男と思われる人物を確保した際に、机をバンバンと叩きながら、『大変なことになる。 すぐに帰しなさい!』と外務官僚に命じ(当時の外務省担当記者)、さっさと出国させてしまったり、 役所と大臣とのパイプ役である官房長を、前代未聞の大臣室出入り禁止とするなど、マサにやりたい放題の「危険人物」が、国政の重要ポストに9か月間居座っていたのです。  オソロシイ時代だったのです。

 さすがに小泉総理も、たとえ恩義があろうが、このまま真紀子サンを放置すれば国がホロビてしまう事態を見過ごすことはできなかったようです。  真紀子サンと、当時の外務次官の野上義二氏、 そして真紀子サンと対立していた衆院議運委員長の鈴木宗男氏を役職から退かせる、「三方一両損」で、やっと決着を図ったのでした。  小泉サンもさぞかし勇気がいったことでしょう。  メデタシ。(2021.2.23 デイリー新潮配信 引用)


いつも「上から目線」.....安住淳

 ついつい周りを威嚇しようと尊大なことをいってしまうため、付いたあだ名が「ちびっこギャング」という、 あまり嬉しくもなさそうなアダ名をつけられてしまっている立憲民主党の安住淳氏。

 ウワサによれば、このヒト「秘書や番記者にはすぐ怒鳴るが、相手が自分より立場が上だと言いなりになる。」気質らしく、 国会の廊下で秘書に『クビにするぞ!』と怒鳴っているのを見られたりと、 どうも弱い立場の者にとってはマコトに困ったことになるタイプの人物ではあるようです。

 「記者とのオフレコ懇談で都合が悪くなるとすぐ『おたくの社長にいうぞ』となる。  そのくせ財務官僚には刃向かえないらしく、 いまは増税レクチャーに唯々諾々と従っている状態だ(政治ジャーナリスト)」、という性癖もあるようですから、 虎の威を借る狐(とらのいをかるきつね・権力を持つ者に頼り、威張る小者)のタイプなのかもしれません。

 このセンセイがまたやらかしてくれました。  2020年2月、国会内にある立憲民主党など野党の控え室のドア外側に、 衆議院予算委員会での質疑を取り上げた新聞6社の記事のコピーを張り出し、 野党の国会での追及を扱った記事には花丸が書き込まれている一方で、「自民党に存在感」と伝えた紙面は「論外」と断じ、 他のお気に召さない新聞記事にも「くず」、「0点」、「出入り禁止」という言葉を書いた、というのです。

 その後誰かに注意されたらしく張り出しは30〜40分程度で撤去されましたが、記者団から批判されると、『ちょっと調子に乗りまして…』、 『ほんの冗談のつもりでしたけれども…』などと小学生並みの弁明に終始します。

 安住氏の現在の立場は立憲民主党の国対委員長だそうです。  国会対策委員長とは、 「円滑な国会運営を図る為に裏面での話し合いを行って国会運営の実権を握る」重責だそうです。  現在の野党第一党である立憲民主党の醜態ぶりを見るにつけ、 とても政権を任せられるような政党とは誰しも考えませんが、このような軽薄な思考のモチヌシを国対委員長という立場に据えていること自体が、 野党が国民の支持を得られない要因のひとつなのかもしれません。

 このヒト、元NHK記者だそうですが、自分たちに好意的でない新聞記事を取り上げ、「くず」、「論外」などと論評し、 イヤガラセのように新聞記者から見えるところに貼り出す、という行動をなんら躊躇いなく行うという精神性が、マサに「ちびっこギャング」たる所以なのでしょう。  しかし、 これはメディアへの圧力とも受け取れる行為であり、それを国対委員長の政治家がやったというのですから、とても“冗談”で済まされる話ではありません。    「政治家は言葉が命」と言われますが、こんな幼稚さではこの人物の精神性が疑われます。

 いままで野党は『安倍首相や自民党がメディアに圧力をかけている』などと批判してきた経緯がありますから、 安住氏の軽はずみな行為の影響が野党全体にまで広がる危機感を感じたようで、さすがに今回の騒動はマズイと察したか、 身内である野党内からも安住氏批判が続出する事態となります。  いずれにせよ、 自ら墓穴を掘ったこの一件により、安住議員の「器の小ささが丸見え」になってしまったのは確かで、 国民から「出入り禁止」を食らってしまうのは確かなようです。(2020.2.7)

 今度は、かつて自民党若手議員が報道圧力発言をした時、「マスコミをコントロールできると思っていること自体が常識がない」と厳しく批判していたくせに、テレビの報道番組が自民党総裁選一色で野党が埋没してしまったことを、 「個別の番組についてチェックさせてもらう」と批判して放送倫理・番組向上機構(BPO)への申し立ても検討する姿勢を示すなど、相変わらず言うこととやることが違う安住氏です。(2021.10.12)


呆れるようなケチ 舛添氏の醜態

 またしても週刊文春により、政党交付金という名の「税金」にたかり、公私混同の限りをつくす政治家の姿が国民の前に明らかになりました。

 都民の生命・財産を守るという最大の「本義」を忘れ、ひたすら“税金”にたかり、最後まで見苦しい言い訳を続け、日本人の美徳とされる「恥」の概念など持ち合わせていない 「私欲」のみで生きる人物。       2016年6月21日に辞職した東京都知事桝添氏を一口で言えばこうなるでしょう。

 生活費にさえ自身の身銭は切らず、ひたすら政党交付金という名の「税金」にたかり、毎週末、都外の湯河原に公用車で通い、豪華外遊では都民の税金を惜しげもなく使い、 趣味の美術館まわりを視察名目でやり続けた、というのですが、すべてが明らかになってからも、開き直り見苦しく悪あがきする姿は、日本人にはあまり見かけないタイプであり、 多くの教訓を私たちに与えてくれました。

 疑惑が出されて以降、3ヶ月間に渡り明らかにされた数々の“税金を食い物”にした桝添氏の行いに、国民はあきれ返ったわけですが、国民の税金で政治資金、 すなわち政党交付金を賄うべきか否かについて、これを機会に本気で考え直す時期が来たのではないでしょうか。

 “税金を食い物”にした以外にも、この人物の行動には、福祉を公約に掲げておきながら、待機老人や待機児童の問題など都の喫緊の課題への「視察」は一度も行わないとか、 待機児童問題で悩む「新宿区の要請」を蹴って、旧都立「市ケ谷商業」の跡地を、韓国学校の増設用地として貸し出す、という妙な不可思議なものもありました。(2020.2.6)


呆れた不見識…自民・野田聖子氏

 自民党の野田聖子前総務会長が、南シナ海で岩礁埋め立て・要塞化など、キナ臭い動きを強めている中国の行動について、「直接日本と関係ない」と発言したそうです。(2015年11月)

「......南沙の問題を棚上げにするくらいの活発な経済政策のやりとりや、お互いの目先のメリットにつながるような2国間の交渉などをやっていかなければならない。 大人の知恵として」

「......南沙で何かあっても、それは日本に対してのメッセージでない。  日本は独自路線で対中国、対韓国との日本らしい外交をしていくことに徹すべきだ」

 という発言内容のようですが、大昔の無法植民地時代でもあるまいし、軍事力を誇示して他国の領土領海を手に入れようとする国に、理解を示すなど狂っているとしか思えません。  この暴挙に対し、 国際社会の一員として断固として中国に抗議するべきなのに、この政治家はいったい歴史からなにを学んだのでしょう。

 南沙諸島周辺はいわゆるシーレーンの重要な位置にあり、世界の石油と天然ガスの約3分の1が通過するルートです。    仮にそのエリアが封鎖された場合、日本に石油や天然ガスが入ってこなくなるだけでなく、太平洋を通過してアメリカに届くはずの資源もストップすることになるのです。

 そのような事態になったら、南沙諸島周辺は緊張の度合いが一気に高まり、周辺は一触即発のエネミーラインと化し、日本にも多大な影響が出るのは素人でも分かる理屈です。    この人物は、国際法を無視して武力で周辺国を恫喝し、強引に自国の領土・領海にしようとする中国の暴挙を、かまわず放置しろ、と明言したわけです。

 「南沙で何かあっても、それは日本に対してのメッセージでない」という考えのようですが、旧社会党や共産党でもあるまいし、この政治家はなにか中国に借りでもあるのでしょうか。

 最初から相手に譲歩しての対話などありえないのは外交の基本中の基本です。  日本の国益を損ないかねない振る舞いに目をつむり、相手がどんな理不尽な行動をとろうと、「対話だ、話し合いだ」と物分りのよさを示し、 優しく接するだけでは国民の安全は守れません。    このような暴挙が許されてしまったら、それこそ力で他国を支配するのがまかり通った植民地時代にもどってしまい、東アジア一帯も中東のような紛争地域になる危険性があるのです。

 正邪(せいじゃ・それが正か邪か)など無縁の、波風立てず、物事を穏便に解決しようとする性格の人間は大勢いますが、政治家たるもの、それが国益に沿った正しい道かどうか、よく考え毅然とした行動をしてもらいたいものです。     民主党の鳩山由紀夫元首相にも言えますが、どうやら相手と争わず波風さえ立てなければ何とかなる、という安易な思考しか出来ない政治家が、 まだまだ国会には多数巣食っているようです。(2015.11.22)


政治家・野田聖子の夫は元暴力団員だった

 2021年5月時点で自民党幹事長代行を務める野田氏(60)は、TBSのCS番組で今年秋までに行われる予定の自民党総裁選への出馬を問われた際、「私が総裁選で推薦人を20人集めて、 全力で演説すれば、最短で今年の可能性はある」、と「日本初の女性総理」への意気込みを語ったそうです。

 その野田氏の夫・文信氏(54)が訴えていた、「週刊新潮」の記事(2018年8月2日号「『女性総理』の夢を壊した『野田聖子』総務相の『元反社夫』」)で名誉を毀損されたとして損害賠償を求めていた裁判において、 野田氏の夫はかつて「反社会的勢力」に属していたと裁判所が事実認定しました。

 つまり、「女性総理」候補の筆頭として名前が挙がる政治家の夫が、自分は暴力団員ではないとして「週刊新潮」を訴えた裁判において、 《原告が指定暴力団・会津小鉄会の昌山(まさやま)組に所属していた元暴力団員であるとの事実の重要な部分は、真実であると認められる》、という判決が下されたのです。

 「暴力団に所属する構成員だった」文信氏の過去について、野田氏は過去「週刊新潮」から取材を受けた際、〈事実ではございません〉と明確に否定していたそうですが、 それはウソだったと裁判所が判断したのです。   この判決について野田氏はどう釈明するつもりでしょうか。

 案の定、今回の判決について野田氏の見解を問うたところ、「裁判中につき回答は控えます」(野田聖子事務所)と言うのみだったといいます。 もし野田氏が本気で宰相を目指す政治家ならば、 まずは世間に対して明確な説明が求められるのは言うまでもありません。

 今回の出来事は、本来なら政治家としての進退問題に発展してもおかしくない事態なのですが、野田氏が実力者二階幹事長の子分ということもあるのか、 新聞・テレビでこの裁判を報じたところは皆無のようです。

 元上智大学教授の田島泰彦氏は、

「週刊誌が取材先から訴えられ、敗訴した時はニュース価値を認めて報じるのに、勝訴した時は報じない。 こうしたダブルスタンダードは見直されるべきです」、 「大手メディアは司法の判断をきちんと報じるべきなのに、週刊誌が敗訴したら問題だと言わんばかりに書く。 政治家にまつわる問題は、本来なら大手メディアも扱うべき話題です。  それを週刊誌だけが報じていることを恥じるべきだと思います。

政治家の夫が元暴力団員だった”という話は有権者にとっても重要な公益情報であり、大手メディアであれ週刊誌であれ、 勝ち取った情報はお互い役割を補完しながら世間に発信すべきではないでしょうか」、

と苦言を呈します。(2021.5.12 「週刊新潮」2021年5月6日・13日号引用)


最高裁でも認定された、野田聖子夫は元暴力団員

 2022年8月8日、「日本初の女性総理を目指す」と公言する野田聖子氏の夫・文信氏が、発行元の新潮社を相手取り、1100万円の支払いを求めて訴えた裁判について、 最高裁は野田氏側の主張を退けました。

 これで、一審の東京地裁と二審の東京高裁が下していた、"新潮社記事は野田氏の夫の名誉を毀損しておらず、 〈原告が指定暴力団・会津小鉄会の昌山(まさやま)組に所属していた元暴力団員であるとの事実の重要な部分は、真実であると認められる〉"、 とした判決が最高裁で確定したわけです。

 野田氏側が自ら起こした上告が、最終的に最高裁の判決によって、文信氏が元暴力団員であった事実が認定され、野田氏側の主張は退けられたのですから、 日本国の法律を厳守すべき政治家である以上、本来であれば素直にこの結果を認めるのがスジなはずですが、野田氏はその後も自らの公式ブログやSNS上で、 不満タラタラの自己中な持論を展開します。

 ただ、野田氏の主張には、さまざまな疑問符がつくといいます。  例えば、“夫の知人”とされる人物の証言により「....夫がごく普通の会社員として真面目に勤務し、プライベートも含め、 暴力団として活動する余地などなかったこと、また、暴力団との関係もなかったこと....」、を明らかにしていただきました、という記述があります。

 しかし、一連の裁判においても“夫の知人”とされる人物の陳述書は提出されており、判決はそれを吟味した上で下されているといいます。   ところが、野田氏はその点には触れていないのです。     彼女の主張は真実を隠ぺいするアンフェアな内容が多いようです。

 さらに、野田氏のブログに看過できない点があったといいます。  政治アナリストの伊藤惇夫氏によれば、「....ブログで捜査員から聞いた話を明かしていますが、通常、 警察が捜査状況を一方の当事者に話すことはありえず、政治家の立場を使い捜査情報を入手したとなれば問題だと思います。  このままでは総理はおろか、 今後閣僚に選ばれるのも難しいのではないでしょうか」としています。

 いずれにせよ、野田氏は国民の生命と財産を守るという高度な危機管理が求められる内閣総理大臣の地位を目指すそうですが、法律を作る立場の立法府に身を置く人物が、 日本の司法を認めないのかのような行動を堂々と行うのですから、その資質に疑問符が付くのも当然です。

 そもそも、まともな有権者がいる選挙区であれば、次の選挙で政治家の身分を維持できるかも怪しいものです。  ただ、日本に本当にマトモな選挙区があるかは、はなはだ疑問ではありますが.....。    はたして、次の選挙で野田氏の選挙区の大衆が、どんな結論を出すか見ものです。(2023.1.8 「デイリー新潮」引用)


明石市「暴言」市長の迅速なコロナ支援

 毎回ロクデモ無い政治家の醜聞だけでは気も滅入りますから、ここでは「もっと増えて欲しいリーダー」の逸話を紹介したいと思います。

 国のコロナ経済対策が全く機能せず、困っている人々に支援が届かなかった2020年4月、 素早い経済支援策をスピーディに打ち出し、市民から賞賛を浴びたのが兵庫県明石市の泉房穂市長です。  実はこのヒト、 2019年1月、職員に「火つけてこい!」と話した録音データが突然表に出て日本中から袋だたきにあい、市長を辞職したものの、 その後の出直し選挙で7割を超える圧倒的得票率で見事に返り咲いたという市長サンなのです。

 そもそも「火つけてこい!」発言は、市民が亡くなる事故が起きた道路の拡幅工事が、用地買収の難航で一向に進まないことにいら立ち、 担当職員を叱責する中で飛び出したもので、「7年間、何しとってん。アホちゃうか? すまんですむか。 立ち退きさせてこい。 お前らで。きょう火つけてこい! 燃やしてしまえ。  ふざけんな。 今から建物壊してこい」、というセリフもそれなりの事情があったわけです。

 マア、たしかにかなりの“暴言”ではありますが、その背景には「市民の安全のため」という熱い思いがあるようですし、 “暴言”を浴びせられた当の職員ともわだかまりはないといいます。

 しかも、この録音データは市長選挙の3か月前になって突然飛び出した、1年半も前のものというのですから、おのずとその背景も想像出来ます。   ですから出直し選挙でも市民の市長に寄せる信頼は揺るがず、市民から圧倒的な支持を得て当選したわけです。  ちなみに、 泉氏・80795票、次点候補・26580票のトリプルスコアで、投票終了と同時に当確を打つ“瞬殺”だったといいます。

 この市長が、緊急事態宣言が全国に拡大されると同時に打ち出したのが、「個人商店に、すぐに100万円」、 「ひとり親家庭に、さらに5万円」、 「生活困窮者にさらに10万円」、「5月分の児童扶養手当に上乗せ(約10万円支給)」などの施策です。

 特に「個人商店に、すぐに100万円」は「家賃融資」であり、無利子・無担保とはいえいずれは返済する必要があるのですが、これには訳があるといいます。 泉市長によれば、 『....支給より融資がはるかに早いんや。 税金でやることやから、支給やと条件とか審査とかいろいろあって、結局すぐには出せない。 でもコロナでお金が必要な人は、 今すぐ払わなあかん家賃がない。 今すぐお金がほしい。 となると融資なんやな。 融資ならいずれ返済されるから、対象をぐっと広げることができるし、 すぐ出せる』、というわけです。

 家賃が融資の対象なので家賃のかからない自前の店は含まれず、明石市内で店を借りて営業している個人店主や呑み屋やスナックなど夜の営業店も含まれるといいます。    上限は月に50万円で、2か月分で100万円という基準も、市長自らの地道な“取材”による裏づけがあるのだとか。

 いずれにせよ、この市長さんと安倍首相の違いはハッキリしています。  市民の立場に身を置き、市民目線で「すぐやる、すぐできる」ことは何か考え、 それを具体的な形にしてスピード重視で実行する、という当たり前のことを、自分の頭で考えられる市長と、 周囲の意見に振り回されるだけで右往左往するだけの首相では、結果に差が出るのも当然です。

 今回のコロナ騒動では、リーダーの資質によって国民の暮らしが大きく左右されるということを痛感しました。  我々有権者は候補者のバフォーマンスに騙されず、 しっかり本人の資質を見抜く眼力が必要とされます。  それが結果として自分達の生活に直結するのですから。(2020.5.4 msnニュース引用)


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