ホーム⇒知っておきたいこと⇒日本を悩ます困った政治家たち

御神輿に乗せたお飾りのリーダーでは困る

 従来、日本の首相には党利党略には長けるが、「毅然としてリーダーシップを発揮する」というタイプの政治家は存在しませんでした。      そもそも昨今の日本の政治家には国益を守るという確固たる信念を持つタイプは見かけません。

 こういう腹の据わっていない政治家たちが、 戦後の日本に「贖罪国家」としての烙印を押したのです。   「烙印」は刑罰として罪人の額や腕などに押されたもので、一度押された烙印は一生消すことができないとされます。  日本は愚かな政治家たちによって中国と韓国に謝罪を続ける 「謝罪国家」としての道を自ら選んだのです。

 もう中韓とは「外交戦」の段階に入っているのですが、戦後からズッと政治・経済をアメリカに牛耳られてきた関係もあってか、日本には付和雷同型の政治家しかいないため、 いつまでたっても歴史戦を仕掛けてくる中韓にナメなれ続けてきたのです。

 大国アメリカの属国という立場に甘んじていられた時代であればそれでもよかったのですが、 昨今の中国のアジア制覇や北朝鮮の核武装などにより、日本を取り巻く情勢がにわかにキナ臭くなってきた現在、"良きに計らえ"という無責任リーダーや、次の選挙に当選することしか頭に無い政治家では、 有事に対応できません。

 一方的な反日歴史観に染まった政治家や、 単純な物分りの良い政治家では、 逆に反日国家との関係改善の障害となりかねないのです。  こんな時代に、いままでのように御神輿に乗せたお飾りのリーダーでは困るわけです。

 わが国も最近になりやっと憲法改正により真の自主独立国家を目指そう、いつまでもアメリカ軍に頼っているわけにもいかないゾ、 という機運が少しずつではありますが芽生え始めたようですが、 北条時宗のような毅然とした対応をとれる指導者が日本に待ち望まれます。(2015.11.22).


ご都合主義の政治家が多すぎる

 時の政権のやることなすことになんでも反対するのが野党ですが、ときに正体がバレてしまう事態が起こります。

 自民、社会、さきがけの"自社さ政権"が成立し、 首相となった社会党の村山富市は、 野党時代には自衛隊は憲法違反と散々訴えておきながら、首相に就いたとたん党の憲法解釈をひっくり返し、 自衛隊は合憲だと明言しました。(平成6年7月の衆院本会議)

 村山氏は著書の中で、憲法9条と自衛隊の存在の矛盾に関して、 「矛盾をはらんでいる現状を政治がどう受けとめるかと考えた場合、『自衛隊が憲法違反だ』と言って、論外という扱いをしたんじゃ政治にならない」、 と極めてまっとうな指摘をしています。 だったら最初からそう言えよ、とツッコミたくなるところではあります。

 現実に政権運営を担うと、反安保などの非現実的な主張はなかなか貫けなくなるのは当然であり、結局中途半端なリベラルになりこの政党の支持者は分散。   その後議席を減らし社民党と名を変え政界の片隅でホソボソと活動しています。

 また、1995年(平成7年)8月15日に発表された戦後50年の「村山談話」では、「国策を誤り、戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、多くの国々、 とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました」、と愚かにも先の戦争を「植民地支配と侵略」と断定。  「心からのおわび」を表明します。

 記者会見で、「いつの内閣のどの政策がどう誤っていたのか」と問われた村山氏は、「断定的に申し上げるのは適当でない」と誤魔化し明言できませんでした。      日本が戦争への道を進まざるをえなかった真意など理解するつもりもない、 左巻き政党の党首の個人的な歴史観により、日本は一方的に侵略国家にされてしまったのです。

 この「村山談話」は衆院で可決されてしまいましたが、参院では決議案の提出自体が見送られ、かろうじて日本の国会で正式決議されませんでした。  しかし、 その後この「村山談話」は日本政府の公式見解として内閣で継承され、就任する首相が国会の所信表明演説で、 村山談話継承を強いられるのが当然、 という悪しき慣習が当たり前になってしまったのです。   日本もトンデモナイ人物を首相にしてしまったものです。

 日中戦争の蓋を開けたコミンテルンの謀略も知らず、 日本人に罪悪感を刷り込んだ「WGIP」に洗脳された政治家は村山富市だけでありません。   1993年8月、 日本新党首相の座に就いた細川護熙(もりひろ)は、先の戦争について質問され、「私自身は、侵略戦争であった、間違った戦争であったと認識している」と答えています。    日本の首相が「我が国は侵略国家」と断定したのは細川が初めてだったのです。   いずれにせよ、 「村山談話の呪い」によって、 日本国は未来永劫謝罪国家として生きていく運命を背負わされてしまったのです。

 村山は、1995年(平成7年)1月17日の「阪神淡路大震災」において、 一刻も早い救援活動が必要な未曽有の大災害であったにもかかわらず、ナント、開会が差し迫った通常国会への対応や、懸案となっていた新党問題、 財界首脳との食事会など予定通りの公務をこなしていた人物であり、「何分初めての経験でもございますし、早朝の出来事でもございますから、 幾多の混乱があったと思われまする」 とノー天気に発言するお粗末振りを発揮した政治家で、 日本を謝罪国家にした首相でもあります。(2017.11.22)


  

変節する野党政治家たち

 共産党は党の綱領で自衛隊の解消や日米安全保障条約の廃棄を明記しています。 共産党が政権をとった場合「自衛隊はどうするのか」との問いに、 志位和夫委員長は「しばらくは合憲とする」と発言したそうです。

 普段は「憲法違反」とさんざん言っておきながら、将来国民の合意で自衛隊がなくても安全だという環境ができるまでは存続を認める、というのでは筋が通らないでしょう。   合憲・違憲というのはそんなに軽いものなのでしょうか。 実に分かりにくい政党です。

 民主党の元首相鳩山由紀夫氏は、、野党時代には日米安保に否定的な立場でしたが、イザ自分が首相になったら 安全保障が大切なことを学んだ、とシャアシャアと言ってのけました。   普段は無責任な主張を好き勝手にタレ流し、自身が責任ある立場に置かれた途端、 シレッと180度異なる意見を出し、変わり身の速さを見せるいい加減な人物が、日本の政治のリーダーだったのですから、まさに悪夢でした。

 また、鳩山氏は首相当時、東アジア共同体構想などという意味不明の説を唱え、インド洋での海上自衛隊による補給活動を完全にやめてテロとの戦いから離脱したり、 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題でオバマ米大統領(当時)に「トラスト・ミー(私を信頼してくれ)」と大見えを切った揚げ句、迷走して問題をこじらせました。

 米紙ワシントン・ポストの著名コラムニスト、アル・カーメン氏は、こんな無節操な鳩山由紀夫元首相に、「ルーピー(愚か者)」 というピッタリのあだ名を付けます。

 安全保障に無責任・無能で、中韓に媚びを売り、変わり身の速さだけがミゴトな政治家は日本国に必要ありません。  風雲急を告げる中国との関係や、老齢化社会への対応が急がれる昨今、日本の安全保障について真剣に政策を考える真っ当な政治家の出現が望まれます。


  

悪夢の「民主党政権時代」

 2009年から2012年までの 民主党政権時代には、これでもかというほど実に様々な無為無策ぶりを見せつけてくれました。    この時代日本に起きたことは、現実無視の野党議員の無為無策に翻弄された「失われた3年」といわれます。

 無能な政治家に政権を渡してしまうと、どういう悲劇が国家に及ぶのかということが日本人の記憶に刻み込まれた時期でもありました。

 この政党は選挙公約では大ぶろしきを広げておきながら、イザ政権の座に着くや、その約束をことごとく反故にするという、まるで韓国のような政権でした。   それ以外にも実にお粗末な政治姿勢を国民に見せつけてくれたのです。

 民主党政権時代の2010年(平成22年)9月、尖閣諸島の領海内で海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件が発生した際、 菅直人元首相はなんの処罰も行わず処分保留で漁船を解放するという、 腰砕けの処理でお茶をにごした結果、いまの東シナ海に中国船が大挙して押しかける事態を招いた張本人です。

 この人物の無能ぶりを示すエピソードは、2011年3月11日に発生した東日本大震災による東京電力の 福島第1原発事故でも、 存分に発揮されます。   まさに「愚かな指導者が国を危うくする」を体現した見本のような指導者でした。

 2009年12月には、「政治屋・小沢一郎」が民主党議員100人以上を引き連れ、飼い主にシッポを振るワンチャンのような卑屈ぶりで、中国の胡錦濤国家主席に握手してもらうという、 まるで日本が中国の属国であるかのような振る舞いを見せつけ、日本は世界中の物笑いの種となりました。

 2011年10月には、訪韓した前原誠司政調会長が「慰安婦問題」について日韓条約を無視して勝手に賠償する意向を示唆したりと、 まさにやりたい放題で日本の国際的地位を貶め、稚拙な外交を展開してくれたのです。

 国民の信頼をすっかり失った民主党はその後の選挙で大敗し民進党と改名しますが、もとより右巻き、左巻きが混在する党内体制では明確な政治主張を打ち出せるはずもなく、 2017年9月の悪夢の政権交代劇による"小池希望の党誕生"の余波であえなく解党の運びとなります。(2015.11.22)


足元が揺らぎ始めた小泉家の反原発政治ビジネス

 2021年8月4日、東京地検特捜部は、太陽光発電関連会社の「テクノシステム」社長らが起訴された融資詐欺事件に絡み、 公明党の議員秘書が無登録で政府系金融機関の融資を仲介していた、貸金業法違反容疑で議員会館事務所を家宅捜索します。    「東京2020五輪」開催期間中の出来事だったためか、あまり大きく報道されませんでしたが、この辺りは政治的配慮でもあったのでしょうか。  案の定、メディアでもほとんど報道されませんでした。

 「テクノシステム」社長の生田尚之容疑者は、最大の広告塔として反原発論者の小泉純一郎元首相との交遊を自慢し、日本経済新聞には、生田容疑者と小泉元首相の対談広告記事が、 昨年2回掲載されるなど、商売にも利用していました。  対談で、反原発論者の小泉元首相は、「すごいな、生田君の仕事は夢がある。(中略)ぜひこれからも頑張ってほしい」などと、 手放しで褒めあげています。

 さらに小泉元首相の長男孝太郎氏も、テクノシステム社のCMに起用されており、小泉家には「太陽光マネー」が転がり込んでいたわけです。  また、次男の進次郎環境相も、 原発を目の敵にし、何かというと太陽光発電を推奨しています。  小泉一族を使った広告効果は大きく、 地方銀行をはじめ多くの金融機関が、実体のない事業へ多額の融資をしてしまい、「太陽光詐欺」に易々(やすやす)と引っかかってしまった、という構図のようです。

 小泉家は結果的に一家総出で詐欺の片棒を担いでいたのですから、社会的責任は免れないでしょう。    さらに、現職の政治家でありながら、逮捕されるような人物の事業を後押しする政策を、強力に推し進めていた進次郎環境相についても、今後足元が揺らぎかねない状況となりそうです。(2021.8.11 THE SANKEI NEWS 引用)

 2021年9月に自民党総裁選が行われましたが、候補者の河野太郎氏の実弟が中国で行っているビジネスについて、懸念が出ます。  東アジア制覇を目論む中国に対抗しようという日本の首相の弟が、 実は中国でセッセと事業を展開しているというのでは、誰しも対中国政策に悪い影響が出るのでは、と考えるのは当然で、政治家とビジネスの関りはできれば避けてもらいたいものです。

 また、弟の商売は太陽光発電関係の部品製造らしく、ここにも河野氏が原発に反対し自然エネルギーにシフトさせようとする思惑との関連がありそうです。  いずれにせよ、 小泉家もそうですが国の運命を左右しかねない政治家が、自分や家族のフトコロを潤すビジネスに肩入れし優先させ、国益は後回しにするというのでは困ります。  我々有権者は、 このような政治家の裏事情は常にウォッチ(目を光らせ)し、国策を誤るような人物は絶対に国政の場に出させないことが重要です。(2021.9.20)


首相の座を約束される?.....小泉進次郎

 小泉純一郎元首相の次男であり、自民党のホープで、いずれ首相となって日本を背負う男と騒がれる小泉進次郎氏......選挙ともなれば全国各地から応援依頼が殺到し、 聴衆は新次郎の一挙手一投足に熱い視線を注ぐ。  日本の政治家でこれほどの注目を集める人物は、過去存在しなかったはずです。

 自民党総裁選では進次郎氏が誰を支持するかで趨勢に影響を与えるとまで言われるほどすでに影響力を持っています。  しかし、正義が必ず勝つテレビとは違い、権力争いが渦巻く政治の世界で筋を通して上り詰めていくのは至難のワザです。

 これから日本の舵取りを任せる政治家には、リーダーシップ、したたかさ、交渉術の巧みさ、打たれ強さ、決断力などが要求されます。 派閥の領袖から首相を選ぶ日本のシステムでは、 国を引っ張るというより『御輿に担がれる』タイプが首相に祭り上げられてきましたが、これからは信念を持ち毅然とした態度で国際社会と五分に渡り合える交渉術を身につけたリーダーが日本には必要不可欠です。

 進次郎氏の旗幟言動は議員票を動かせる可能性があるとされましたが、2018年の自民党総裁選では進次郎氏は開票直前まで石破氏支持を鮮明にしませんでした。   難しい立場に置かれたのか「二者択一ではない」や「違いがあっていい」などと中途半端な態度に終始します。 前回の総裁選でも開票後になってから石破氏支持を明かしています。

 これからの日本は、膨れ上がる社会保障費や累積一方の財政赤字、年金問題、さらに中国がキバをむき出してきた東アジア情勢を含む外交、という難題が山積しています。    日本の舵取りを担うには、 余程の能力・信念・胆力が備わった人物でないとまず勤まりません。

 マキアヴェッリは『君主論』の中で、「決断力のない君主は.......多くの場合中立の道を選ぶ。 そして、おおかたの君主が滅んでいく」としています。   将来の総裁候補と目される進次郎氏ですが、これからの日本を背負って立つ政治家には「良きに計らえ式」の政治スタイルは通用しません。

 進次郎氏も石破氏のような政治家に惑わされている場合ではありません。  米国議会で演説し満場の拍手を浴びる安倍首相のような、 従来の日本式首相とは違う、国益を重視し自ら積極的な外交を展開する「本物の政治家」を目指してもらいたいものです。

 総裁選に纏わる朝日川柳の一句に、現在の進次郎氏の立位置をズバリ表した、「若いのにヤケに小回りきく風見」、というものがありました。    進次郎氏がいつまで今のイメージを保って引っ張って行けるのか、これからの政治家人生においてブレずに毅然とした態度を貫ける、日本の未来を託すことが出来るホンモノの政治家なのか。    これから党の様々な役職に就き、真の能力が問われるときがきます。

 今後は「小回りきく風見鶏」などという評価をされないよう、 しっかりと自分の信念を貫ける政治家を目指してもらいたいものです。(2018.9.26)


  

そろそろメッキも剥がれてきた?.....小泉進次郎

 小泉進次郎氏は2019年8月、突然フリーアナウンサーでキャスターも務める滝川クリステルさんと首相官邸内で結婚・妊娠を発表。    政界プリンスのマサカの「デキ婚」発表は世間を驚愕させました。

 結婚後、ウソかまことか、「女子アナキラー」と呼ばれた進次郎氏が過去に複数の女子アナと交際したとか、人妻と不倫したという疑惑が発覚。  さらには、 その費用に政治資金が使われたのではという疑惑さえも報じられます。   さすが政界一のモテ男だけあり、 なかなか華麗な女性遍歴をお持ちのようではあります。  人妻とのお付き合いに関しては批判もあるようですが、ナニ、モテるんですから仕方アリマセン。

 ただ、肝心のお仕事については、環境大臣就任後の国際会議での意味不明な「セクシー」発言なども重なり、進次郎氏への視線は厳しさを増したようです。  米誌「TIME」は2019年、 「次世代の100人」に進次郎氏を選んでいますが、どうも近頃はメッキも剥がれつつあるようで、勢いに陰りが出始めているようです。

 ホンモノの政治家に必要なのは、国民や人類のため、ときとして喧嘩してでも理想を貫く意思とパワーだといいます。   進次郎氏の父親、 純一郎元首相は自民党をぶっ壊すと叫び、既成概念を打ち破り郵便局を民営化し、それが党内にも新たな仲間をつくり、国民にも支持されました。

 純一郎氏は「変人」と呼ばれ、いささかブッ飛んでいるところもあったようですが、やはり何かを成し遂げるには凡人とは異なる気質も必要のようです。    息子の進次郎氏は父親とは違い、八方美人になりすぎているただの世襲政治家、という指摘も出始めています。

 小泉家といえば、小泉純一郎氏の祖父、明治時代「いれずみ大臣」と異名をとった小泉又次郎から続く、家業は政治家ともいえる、 まさに世襲政治家一族です。     ご先祖サマは切った張った(たぶん)の時代に政治家として人気を誇った人物といわれます。  子孫の進次郎氏もその資質はキット受け継いでいることでしょう。 (又次郎は正妻に子供ができなかったため妾の娘を実子とし、その婿の純也が純一郎氏の父)

 年功序列型、談合型ともいえる日本の政治体制の中ではナカナカ大変だとは思いますが、38歳で環境大臣に就任出来たのはそれなりの実力を認められてのことでしょう。     型破りな部分は女性遍歴だけだった、などと揶揄されぬよう今後精進して、 日本の未来のため父親譲りの政治手腕を大いに発揮していただきたいものです。(2020.1.15)


  

ルーピー・鳩山由紀夫元首相

 ルーピー・鳩山由紀夫元首相は、反日感情の渦巻く時期にわざわざ韓国を訪問し、例え1人でも民間人を殺害したら謝るべき、と墓の前でひざまずく最低のパフォーマンスで、 韓国民にいわれの無い日本軍の非道ぶりを過剰にアピールしてくれました。

 朝鮮の刑政は、奴隷や賤民を人間と思わない特権階級の気分しだいで処罰され、監獄は丸太組みのあばら屋で、横になる間もないほど詰め込まれた劣悪なものでしたが、 朝鮮を統治した日本は拷問を禁止し、裁判制度を整え、近代的刑務所を建設しました。

 日本の愚かな元首相が土下座したのは、人権向上のために日本が建てた、この近代的刑務所だったのですが、この事実を知っていて知らぬふりの愚行だったのでしょうか。    こういう人物が、一時期日本の総理大臣のポストにあったのですから、まさに悪夢のような歴史の1ページが造られてしまったのです。

まあ宇宙人とも呼ばれる浮世離れしたお方ですから、日本の元首相という立場の自分のとった行動が、日韓関係にどんな悪影響を及ぼすかなどそもそも関係ないのでしょう。    早急に日本国籍から離れ、かの国に永住していただきたいものです。

 変わり身の速さだけがミゴトな政治家は、日本国に必要ありません。  風雲急を告げる中国との関係や、老齢化社会への対応が急がれる昨今、 無責任・無能な政治家ではなく、真剣に日本の未来について建設的な政策を考える、真っ当な政治家の出現が望まれます。(2015.11.22)


中国、韓国が大喜びした福田康夫首相の誕生

 2018年6月、福田康夫元首相は「30万人」が犠牲になったなど、旧日本軍が行ったとする根拠のない残虐行為を展示する施設・ 「南京市の南京大虐殺記念館」を訪問し、 「過去の事実を正確に理解しなければならない。 もっと多くの日本人が記念館を参観すべきだ」と語りました。

 この記念館は世界中に日本への憎悪を育ませることを目的として造られており、根拠のない誇張された虚偽の展示物を見せつけ、 「南京占領(南京事件)で1カ月に2万件近い強姦事件が発生した」などと、旧日本軍が戦争中いかに残虐非道な行為を行ったかを、 ウソで塗り固めた内容でアピールするプロパガンダ(特定思想へ誘導する)施設ですが、福田氏はこのことを理解した上で訪れたのでしょうか。

 福田氏は、日本テレビが放映した南京事件のドキュメンタリー番組をたまたま見て、「やはり旧日本軍が中国人を殺したことは事実なんだなあと思った」、ことも訪問動機の一つとしているようですが、 そもそも南京において日本軍が民間人を大量殺害したことを示す証拠は、 「従軍慰安婦強制連行説」と同様、現在に至る迄何一つ出ていないのです。

 福田氏は、「向こう(中国)が30万人の被害者が出たというのであれば、そこは受け入れてですね......」、 と発言したそうですが、どうして日本の元首相が日本の国益を阻害するあり得ない虚言や極端な誇張をそのまま認め受け入れなければならないのでしょう。

 福田氏のような歴史に無頓着でその場しのぎのやり方しか出来ない政治家や左派系メディアの存在が、過去日本が朝鮮人を強制連行し慰安婦にしたとか、南京で中国人を虐殺したと言われても反論もせず、 それを事実であるかのように受け入れ、謝罪一辺倒の姿勢を取り続け、 今に続く歴史戦の混乱を招いているのです。(2015.11.22)


政治家としての気概も思慮分別もない人物

 福田氏は2007年9月の自民党総裁選への出馬記者会見で、靖国神社に参拝するかどうか聞かれ、 「お友達の嫌がることをあなたはしますか。 国と国の関係も同じ。 相手の嫌がることを、あえてする必要はない」、と言い放ちました。

 この人物は「相手がイヤなことはしない」と言い切る、"国益"無視の、政治家としての気概も思慮分別もない人物であり、国家間の関係をまるで近所付き合いの延長と同等に考える、 中国の肩を持つただの軽薄なニンゲンだったことが露呈したわけです。

 彼が日本の首相になったとき、「中国、韓国は大喜びだ。 7、8年後には、日本は中国にのみ込まれてしまうかもしれない」、と心ある日本人は皆憂慮しました。  しかし幸いにもこの悲観的な予想は福田氏が体を壊したわけでもないのに、約1年で政権をほうり出したことでナントカ難を逃れることが出来ました。 まだ日本はカミ様に見放された国ではなかったのです。

 福田氏は2008年9月の退陣表明記者会見で、「私は自分のことは客観的に見ることができるんです。 あなた(記者)とは違うんです」と高飛車な発言をしましたが、 本当に自分を客観視できるマトモなニンゲンなら、日本を敵視する目的で作られたウソで塗り固められた展示物満載の施設にノコノコ行くはずがないでしょう。  「もっと多くの日本人が記念館を参観すべき」とまで言うのはサスガに狂っているとしか思えません。

『鳩山由紀夫元首相らのときとは記念館の展示物が違うし、おかしなことをするとかいう特別の気持ちをもって行ったわけではない。そこは分かってほしいんです。』
『30万人が犠牲になったというのは、ちょっと多すぎると思っていました。それでも、向こうが30万人の被害者が出たというのであれば、そこは受け入れてですね…、信じる信じないは別だが、 1万でも2万でも3万でも5万でも不法に殺害してしまったということについては、日本国民として謝らなければいけないところじゃないかな。  それをしてはいけないというのなら、 その理由をきちんと説明しなきゃいけないな。』(本人談)

 反日国家・中国が日本をダメにするため仕掛けた、ウソで塗り固めた謀略・宣伝工作にまんまと乗っかり、日本人に「中国の言うことを受け入れよ」と諭す日本の元首相.....。

 デッチあげの「南京事件」を事実と肯定してなんら恥じない、この元首相のような愚かで歴史に無知な政治家が、中国による反日国際世論づくりに一役買っているのです。(産経ニュース・【阿比留瑠比の極言御免】参考 2018.6.29)


中国の走狗.......河野洋平

 安倍は不思議な政権.......現職の首相を呼び捨てにして批判する"河野洋平"元衆院議長。

 「媚中派」で知られる河野洋平氏は、1994年外務大臣のとき日中外相会談のためにバンコクに向かった際、台風のため飛行機が台湾の空港に緊急着陸。      その際、河野氏は、台湾政府を認めない中国共産党に配慮し、機内から一歩も外へ出ませんでした。    その後バンコクで中国の外相に会うと、その"台湾の土を踏まなかった"エピソードを自慢げに披露、中国への忠誠心をアピールしたそうです。     その河野家は、せっせと「中国依存家業」に勤しむ一族でもあります。

 河野氏といえば自らの歴史認識の無知により、日本が「従軍慰安婦を強制連行した」犯罪国家であると認め、日本民族に歴史的汚名を背負わせた張本人です。    従軍慰安婦問題とは、「稀代の詐欺師」と呼ばれる"吉田清冶"という男が、1982年(昭和57年)頃から、先の太平洋戦争中、 『日本軍が済州島(朝鮮)で一週間に100人の若い朝鮮人女性を強制連行して慰安婦にした』、というホラ話を吹聴したことから始まった、 日本を後々苦しめることになる大謀略話しです。

 日本政府は従来から一貫して、『強制連行はなかった』、と主張していたものの、 戦争でアジア周辺諸国に迷惑をかけたという 東京裁判の自虐史観に捕らわれる日本政府は、 韓国側の言い分を聞き穏便に済ませようとする外務省の意向もあり、正面きって正々堂々と反論できなかった、という事情もあって火消し対応があまりにも弱腰でした。

 そんな最中の1993年8月4日、当時官房長官だった河野洋平氏が記者会見で、 吉田の『若い朝鮮人女性を強制連行して慰安婦にした』、という捏造話しを真に受け、 「そういう事実があったと。 (それで)結構です」、となんの証拠資料も日本側証言もないまま、独断的に「強制連行」を認めてしまったのです。

 この時点までは、戦後暫く続いた中韓による激しい「日本の戦争責任論」に縛られ、日本政府もなかなか強固に反論出来なかった政治事情もあり、 現在に続く「従軍慰安婦問題」の責任を河野氏一人だけに負わせるわけにはいかない事情もたしかにありました。

 その河野談話がしばらく日本政府の見解として一人歩きしていたのですが、1995年に重大な転機が訪れます。 ホラ話しの発信元だった吉田が 「強制連行して慰安婦にした証言は、主張を織り交ぜた創作」、だったと自ら認めたのです。

 さらに、吉田のホラ話しに乗っかり日本軍の批判記事を散々書きなぐっていた朝日新聞も、 そのズッと後の2014年(平成26年)9月、一連の慰安婦報道について、シブシブ『虚偽だと判断し、記事を取り消します。 当時、虚偽の証言を見抜けませんでした』、 と誤報を認め謝罪する事態となります。

 日本にとっては、「朝鮮人女性を強制連行して慰安婦にした」などという捏造話しを着せられた汚名を晴らす絶好の追い風が吹いてきたわけです。   本来であれば、この時点から日本政府は「強制連行説」は事実無根の捏造話しだったとして大々的に世界に向けて発信すべきでした。(2018.6.17)

 近年韓国では国内においても韓国併合の実態や、従軍慰安婦の真実を書いた 『反日種族主義』が韓国でベストセラーになったり、 「日本軍慰安婦被害者にあてはまる者は一人もいない」 と主張する本が注目を集めるようになってきています。  戦後80年近くにもなって、やっと歴史を冷静に振り返る本が韓国で普通に出版され始めたわけで、 この流れが謂れのない「日本悪玉説」を覆す起爆剤となることを是非期待したいものです。(2021.9.22)


中国、韓国、北朝鮮には逆らうな、という反日政治家

 「世界史の歴史に末代まで刻まれる日本の恥」を最初に公式に認めた河野氏も、この捏造話しだったという事実を受けたら、 自らの誤った認識に基づいて発せられた自分談話を直ちに訂正すべきでした。

 1993年時点では彼もホラ話とは知らずに発言しただけであって(と信じたい)、 河野氏がホントウの日本人であれば進んで訂正するのに躊躇は無いはずです。  というより、この政治問題を作った張本人なのですから、自ら解決する責任があるはずです。

 しかし彼は2012年8月の朝鮮日報に、捏造元が白状したこのホラ話しを自分が認めたことについて、「私は信念を持って談話を発表した」と開き直ります。    この元日本の政治家だった人物は、この捏造話により"日本の恥となる嘘話が末代まで世界史の歴史に残る"ことなど一切気にせず、 ひたすら自己弁護に走る道を選んだわけです。   ハッキリ言えば日本の国賊なのです。

 いまや彼は、確たる証拠もないまま、いたずらに慰安婦問題を悲劇化させ、複雑化し拡大させていった、いわば従軍慰安婦問題の原点とも言うべき人物に祭り上げられています。      河野氏がまだ日本人としての誇りを少しでも残しているのなら、一刻も早く慰安婦問題の誤解を解く責任があるはずです。  独断で「慰安婦強制連行はあった」と認めたことや、 村山内閣の大きな失策だった「戦後五十年談話」の閣議決定など、 数々の「戦後日本への呪い」を創出した政治家であることは事実なのですから。

 河野氏が、『慰安婦はいたが、強制連行を認めた発言は自分の誤解に基づく誤った発言で間違いだった』、と国会など公の席で自分の発言を認め謝罪するだけで、 従軍慰安婦問題は終わるか、少なくても当時の発言元が訂正するのですから事態は好転する方向に動くはずです。  世界中の誤った慰安婦問題の認識に大きな影響を与えることができるのです。

 失礼ながら河野氏の年齢を考えれば残された時間はそう多くありません。  自分が引き起こした事柄の大きさを考えれば、自分の子孫のみならず日本人の子孫たちが未来永劫「慰安婦を強制連行した国」、 などという謂れの無い汚名を着せられたままになることは見過ごせるはずはありません。

 しかしこの御仁に日本人の誇りを取り戻せと力説しても、あまり期待は出来そうもアリマセン。  河野氏は憲法改正についても、中国がわが国の領海を脅かしたり、 北朝鮮が日本に向けミサイルを発射する事態が起きようが、現実に合わせて変えるのでなく、"現実を憲法に合わせる努力"をまずしてみるのが先、というお考えの人物です。    なにをされようが中国、韓国、北朝鮮には一切逆らうな、という御仁なのです。

 2018年6月に行われた米朝首脳会談で期待された、拉致問題の早期解決という日本国民の望みさえ、「拉致問題よりも国交正常化と戦後賠償を優先」と主張するほどの反日ぶりで、後ろから弾を撃ちました。

 さすがに安倍首相も、「北朝鮮に大変なサービスをされているということだろうと思う。 これから、われわれは厳しい交渉していかなければいけないわけで、むしろそういう発言は交渉力をそぐ形になる。   私たちの大先輩だから、大変残念だ。」と苦言を呈します。(2018.6.17)

 

政界の壊し屋.....小沢一郎

 政界の壊し屋などと恐れられ、一時期日本の政治を牛耳ってきたといわれるのが、強面(こわもて)・豪腕の実力者、一部マスコミが大物政治家と持ち上げる小沢一郎氏です。

 リンカーンは「人の顔はその人物の内面を表す」といいました。 自分も人様の顔をとやかく言える人相ではありませんが、 あの悪相(失礼)で日本のため国民のため政治家として命をかける、と言われても、心ある人たちから「政治屋」と卑下されているこの人物では、説得力ゼロです。

 そもそも、日本の未来を背負って立つ首相候補だとか、日本の発展のために大いに貢献する政治家、などとこの人物を持ち上げる一部のヨイショ・マスコミが存在しているのが以前から不思議だったのですが、 民主党政権下に幹事長という重要ポストについてから、いよいよその正体が明らかになっていきます。

 小沢氏は2009年12月10日から4日間の日程で、民主党議員100人以上、一般参加者500人ほどの、いわゆる「小沢訪中団」をひきつれ北京入りし、 中国の胡錦濤国家主席と会い自分の勢力をみせつける、という朝貢外交を行います。

 そのときの、まるで飼い主にシッポを振るワンチャンのような、卑屈な満面の笑顔で胡錦濤に握手してもらおうと近づく小沢氏をテレビで見て、 この男は何を考えてこんな行動をとるのだろう、と不快な思いをした日本国民は多かったはずです。

 民主党議員たちも、皆ペコペコへりくだりながら、胡錦濤に恐る恐る握手させてもらっていましたが、 いったいどこの属国の民かと思う国辱・醜態シーンを全世界に見せつけてくれました。   米国もこの朝貢外交にあきれ返ったと言います。    日米関係と日中関係を同列に扱う「日米中正三角形論」を唱える小沢氏は、日本国の安全安心の要である日米安全保障体制などはどうでもいいことなのです。

 この醜態訪中団の目的は中国との対等な外交交渉などというものではなく、小沢氏本人の選挙目的のため、派閥の力を誇示するため、対中ビジネスの窓口はオレだとまわりにアピールするためのものであり、 自分の政治力を強化し影響力を誇示し利権を得るためだったのは明白でした。

 この無節操な人物が、中国要人の日本訪問において、外交スケジュール的には天皇の謁見がムリだったにもかかわらず、中国にへつらってムリヤリ天皇を引っ張り出す、 という無礼な振る舞いをしたことも忘れるわけには行きません。

 もともと外国要人が陛下と会見する場合には、1カ月前までに文書で申請する「1カ月ルール」という内規が存在していました。  しかし、中国政府からの強い働き掛けと、当時の民主党幹事長小沢一郎の強引なゴリ押しによりこのルールが破られ、陛下と習氏の会見が実現してしまいます。   この背景には、当然先の「小沢訪中団」との関連があるわけです。

 小沢一郎氏は2009年12月15日の天皇陛下と習近平中国国家副主席(当時)の会見を強引にセット。   民主党政権下において天皇陛下を政治的に利用し、習近平が次の国家主席になることを世界中に誇示する手助けをしたのです。    己の私利私欲のためなら国家の品格・外交儀礼など関係ない、という考えの人間であることを見せつけてくれたわけです。(2017.11.22)

 

妻から「日本のためになる人間ではない」と言われた小沢

 しかし、権力を背景に日本の政治を意のままに操っていたこの人物にも、本当の姿が天下の目に晒されるときが訪れます。  2011年3月11日の未曾有の大災害・東日本大地震により、 小心者で金儲けに走る典型的政治屋、という実態が明らかにされたのです。

 あの大災害は人間のイロイロな面を見せつけてくれました。  大地震の津波による原発事故後以降、 この人物は放射能が怖かったため選挙区である地元の岩手に何年も近づきもしませんでしたし、 原発事故当時はいち早く東京から西へ脱出しようとアレコレ画策したことがバレてしまいました。   飲み水にしても、水道水には一切口をつけず、お風呂までペットボトルの水で沸かしたそうです。

 本来であれば日本国民の生命と財産を守ることが使命であるべき政治家が、この有様ですから本当に情けない話しですが、こんな姿を一番身近で見ている奥さんもホトホト呆れ、 愛想をつかしたのでしょう。    その後小沢氏は40年も連れ添った奥さんから『離縁状』をつきつけられ離婚するハメになります。

 離婚理由は隠し子騒動やらイロイロあったようですが、『週刊文春』に離婚の理由について支援者に届いた奥さんの手紙が公開されました。
《....実は小沢は放射能が怖くて秘書といっしょに逃げました。   岩手で長年お世話になった方々がいちばん苦しいときに見捨てて逃げ出した小沢を見て、 岩手や日本のためになる人間ではないとわかり、離婚しました......》。

 民主党が政権を握っていた2009年〜2012年までは、政治の悪夢が続き国内がすっかり疲弊し、挙句、この間に東日本大震災に見舞われ、国中が困難を極めることになってしまいました。   まさに『国難』だったのです。

 一時的にせよ、こんな愚かな政党が日本の政治の実権を握ったのですから、まさに日本国は亡国への道を辿ってしまったのです。     民主党は民進党と名前を変えて生き残ろうとしていますが、二度とこのような政党に権力を握らせてはいけません。

 .....その後民進党は2017年9月の衆議院解散の嵐の直撃を受け、解党の憂き目となりました。(2017.11.22)


「正直、公正」?.....石破茂

 政治指導者に必要な気質は「ブレない信念」と「華」です。 テレビで見かける石破氏は、心情がすぐ表情に出るタイプなのか、些細なことで表情をコロコロ変え、ブスッとしたり、笑う場面でもないのにニヤッとしたりするものだから、 それが違和感を感じさせて怖いという所がヨロシクないのです。  顔の造作ウンヌンというより、 申し訳ないですが気味悪いのです。

 自分も他人様の顔をアレコレ言える人相ではありませんが、リーダーにはいついかなる場面においても泰然自若としていられる精神力が求められます。  石破氏は 『次の首相にしたくない政治家』の第2位に選ばれています。     たしかに各国首脳が一同に会するG7などで、石破氏がニヤッとしたりブスッとする顔をテレビで見る.....正直見たくないですし、想像したくもないものがあります。  

 相手や周囲に合わせ、または左右されてコロコロ表情を変えるのは、軽薄か、精神的に幼いか、腹に一物ある人物と見られてしまいます。  それが内面から湧き出る大人の思慮分別というものを阻害している、 ということを自覚すべきです。  あの人相でニコッとわざとらしく表情を変えるのは、ゼヒやめていただきたいのです。  ちなみに、これは決して個人攻撃などではなく、余計なお世話でしょうがアドバイスです。

 石破茂氏は「正直、公正」をモットーとするそうです。  しかし、その彼が細川内閣が発足し自民党が野党に転落すると自民党を離脱。   新進党に参加するも小沢一郎氏と仲たがいし再び離党。 自民党に復党し麻生内閣の大臣になってからも、今度は麻生おろしに加担しています。

 まことにめまぐるしい、信念、信義などとは無縁の行動を取ってきた人物のようです。   しかも、石破氏のプロフィールにはこの渡り鳥経歴は一切書かれていません。  どうやら、それほど正直ではないのかも.....。

 石破氏は著書に「異論と『足を引っ張る』はまったく違う」と書いています。  そんな石破氏ですが、自民党総裁選に出馬した際のテレビ討論では、 相手のアラ捜しの言動が多かったのは確かです。

 中堅衆院議員からも、「石破さんの出馬記者会見をみると、正直引いてしまう。 あれじゃ野党と同じだ。 同じ党なのに、あんな人格攻撃みたいなことを前面に出してどうするのか」、 という声が上がったといいます。  どうやら、それほど公平ではないのかも.....。

 本人にとっては、周囲から個人攻撃、人格攻撃と受け止められる、ということを平気でやっているとか、『足を引っ張っている』、などという自覚は恐らくないのでしょう。  言うこととやっていることが乖離しているにもかかわらず、 自分は間違ったことをしていない、「正直、公正」である、と堂々と言い張ること事態、すでに油断ならない人物ともいえます。

 また、議論を戦わせる場面においては『具体策に欠ける抽象論』が目立つのもいただけません。  話が分かりにくいのです。    石破氏の話しは「夢」や「将来の展望」が見えず、理屈ばかりが先走っている印象を強く感じます。   政治家は評論家ではありません。  現実の社会をいかにバランスをとって豊かにしていくかが目的であって、理想論、抽象論をいくらブチ挙げても国は上手く回りません。(2018.9.22)

 2024年9月27日、その石破氏は自民党総裁選挙において、一回目の投票では高市早苗氏にわずかの差で敗れ二位となりましたが、決選投票では議員票の差わずか11表で、総裁選を制します。    日本はこれまで中国・韓国の言い分を唯々諾々と受け入れてきた関係とは決別すべく距離を取ってきましたが、石破総裁誕生で、また中韓の要求に大人しく従う関係に逆戻りするのは確実となりました。(2024.9.27)


石破茂氏の危うい「戦後史観」

 気になるのが、拉致問題にほとんど関心が無さそうで、被害者の会とも疎遠なのだとか。 新著にも拉致問題は論じられていないそうですが、いずれ日本を背負って立とうかという政治家が、 国家主権の侵害である拉致問題に無関心なのはいただけません。

 戦後史観についても、 石波氏の韓国寄りの姿勢は気になります。   氏は日本の韓国併合について、 『.....旧帝国がどれほど朝鮮で教育制度を敷こうと、食料を増産しようと、公衆衛生を向上させようと、インフラを整備しようと、 その国に生まれた人々には独立心や愛国心がある。  民族の誇りがある。  それを奪われた傷は、決して癒えるものではないのでしょう....。』、という意見をお持ちのようです。

 一見ゴリッパな「戦後史観」ですが、しかし、先の大戦は、『....当時の帝国主義の荒波の中、日本が独立自尊を賭けた戦いであり、 弱い者いじめによる国益追求という恥ずべきものでは決してなかった。 日本が生き残るため生死をかけた戦いだった(藤原正彦)』、という背景がありました。

 その過程で生じた「日韓併合」という不幸な出来事も、日本が最初から直接統治を目論んでいたわけではありません。   併合までは紆余曲折がありましたが、その経緯をみれば、最初から併合を目指したわけでもなく、やむにやまれぬ理由があった上での結果であって、 決して武力で侵攻して併合したわけではなかったのです。

 当時の植民地化問題は無視したまま、 植民地支配戦争の真っただ中に立たされた日本が、 なぜ戦争への道へ突き進まなければならなかったのか、 日本の政治家であれば、過去の不幸な時代の出来事を、偏った歴史認識に基づく正義感で、 「日本に支配された韓国はかわいそう」という観点で総括してしまう愚は、避けなければなりません。

 韓国にすれば、「日本に支配された」という気持ちを抱くのも当然であり、《「日韓併合」に対する評価の違い》が双方にあるのは当然ですが、 歴史にどちらかが100%正しかったなどということはありえません。   韓国は日本統治を災難という観点 でしか見ませんが、そもそも日本は日清戦争の勝利により、朝鮮を清の支配下から解放させ 大韓帝国という独立国家を成立させた国です。   韓国が他国に支配されたことを恨むなら、 たかだか35年間統治した日本より何百年も支配してきた中国にこそ大いに文句を言うべきでしょう。

 「未熟な子どもの喧嘩」で日本に挑み続け、 常軌を逸したかのような反日ぶりを示す韓国に寄り添うのが、石破氏流の正義なのでしょうが、日本が下手に出ると韓国側が助長し、日本叩きをますます加速させる、というのが過去の日韓関係です。    日本の国益を担う政治家である以上、中庸な立場に身を置き、「韓国を併合した日本はケシカラン」という 一方的な反日歴史観を持つ政治家では困ります。   浅はかな歴史認識は日本の国益を危うくするだけなのです。

 なかなか戦後処理が解決しない根本原因は、政治家からして、 あの戦争の本質を国家観抜きの中庸な理論展開 で見誤っていることがあります。  政治家は相手に左右されない揺るがぬ信念と歴史観を持ち、 現実を見据えた最善の決断を下せる能力が求められます。  石破氏のようなコトをうやむやに済まそうとするタイプは、 イザ外交の舞台で相手国との厳しい決断を迫られたら、トンデモナイ判断を仕出かす危険性があります。

 どちらにもいい顔をしようとする、いわゆる日本式「大人の判断」では、 事態をさらに悪化させるだけなのです。    もし日本のリーダーを目指すなら、旗幟(きし・立場や態度)は明確にしておく必要はあります。   このまま日本を永遠に「戦争を起こした悪い国」のままにするわけにはいかないのです。(2018.9.22)


  

悪夢が現実となってしまった「石破首相」誕生

 国会議員には人気が無いのに、なぜか「国民的人気がある」と勘違いされている自民党内の嫌われ者・石破茂氏ですが、2024年の自民党総裁選挙で、 1回目の党総裁選では高市氏に敗れたものの、2回目の決選投票でまさかの勝利を収めます。   安倍氏が「この人物だけは首相にしてはならない」と公言し、 総裁候補としてはもう終わった人だとみられ、『次の首相にしたくない政治家』第2位に選ばれたこともある石破氏が、 運命のいたずらか、自民党派閥の裏金問題が発覚したことで、他力で日本国首相の座に収まるという驚天動地の事態となったのです。

 党内基盤がぜい弱で、口先だけで実行力はなく「変節」が得意技の首相の誕生で、いったいこの先日本の政治はどうなってしまうかと見ていたら、早速やらかします。    党総裁選や新内閣発足の勢いを衆院選で生かせると踏んだか、首相就任から8日後に衆院解散、26日後の2024年10月27日に投開票という「戦後最短日程」で総選挙に打って出たのです。

 石破氏はそれまで、自民旧安倍派などの派閥パーティー収入不記載事件で有権者の怒りがくすぶっていることについて、 記者団には「国民に正面から向き合って誠心誠意語って理解をいただく、逃げない内閣、実行する内閣にする」と述べておきながら、一転して政治不信の払拭など見向きもせず 「政治とカネ問題のリセット」を目論み、たった8日で解散総選挙を強行し、早速口先だけの変節人物の本領を存分に発揮してくれます。

 石破首相や自民執行部は、有権者や他党からどう見られるか考えず、一気に安倍氏の影響力を消し去ろうと安倍派を排除すべく、総選挙を強行したのです。  その際、 自民党は当初裏金議員は原則公認し、比例代表との重複立候補も容認する方向で問題を終結させていたのに、世論の強い批判にブレた石破首相がこの問題を蒸し返し、 裏金議員は重複立候補を認めないとしたのです。

 それまで自民党は「政治とカネ」の問題への対処として、すでに党内で裏金議員に罰則を与えていました。  ところが石破執行部は 国民への目くらましのスケープゴートとして、選挙でも「非公認」や「比例重複を認めない」という「二重処罰」の悪手まで繰り出し、 12人を公認せず、34人を比例区に重複立候補させず、単独比例の3人を優遇枠≠ゥら外します。  遮二無二「安倍派一掃の言い訳選挙」に突入したのです。

 しかし、石破政権発足時の内閣支持率は、時事通信の10月17日時点調査では28%という、2000年以降の歴代内閣では最低を記録し、やはり国民人気は幻だったことが露呈し、苦しい選挙戦が展開されます。   「岩盤保守層」も石破政権を忌避したわけで、石破氏が選挙応援に入る度に票が減るとまで言われる始末です。(2024.10.27)


  

やはり選挙で惨敗した石破執行部

 選挙期間中、石破執行部は「オウンゴール」を仕出かします。  共産党の機関紙「しんぶん赤旗」が報じたスクープで、非公認にした候補 が代表を務める政党支部にまで活動費2千万円を支給するという無節操さがバレてしまったのです。  この背景については、主流派から外された旧安倍派の議員はじめ執行部に不満を持つ者がリークした自爆テロだ、 と見る向きもあります。

 首相の立場になり「身内の理論は一切排除する」と大見えを切っていたはずの石破氏でしたが、案の定「就任後は党利党略を優先」し、 発言はヨレヨレでブレまくる迷走ぶりを見せつけた結果、自民だけで65議席減という歴史的な大敗を喫し、公示前の256から191へと、 大幅に議席を減らします。  これで公明党と合わせても定数465の過半数(233)を割り込むという歴史的惨敗を喫したのです。    自民党にとって野党に転落した2009年(平成21年)の衆院選以来となる歴史的敗北でした。

 もし石破氏以外の首相だったらここまでボロ負けはしなかったでしょう。 大惨敗は石破氏の存在によるものでした。  所詮は「口先だけの優柔不断人間」であり、 国民人気が高いのは幻だったことがバレたのです。  「言ってることとやってることが違う」のは石破氏の真骨頂ですが、 このようなお粗末な「政治とカネ」の問題への対応ぶりで墓穴を掘り、自民党は自滅しました。    自民、公明両党合わせても公示前の計288議席から73議席減少 する歴史的大敗だったわけで、誠意と無縁の石破氏の不人気も重なった当然の末路でした。

 今回の性急な解散総選挙は、中国に気を遣う石破氏が安倍氏の意思を継ぐ保守派政治家を一掃しようと企てた政治テロという見方も、 あながち的外れでないかもしれません。  そもそも、凶弾に倒れた安倍氏を「国賊」と罵り、党から処分を受けていた村上誠一郎 氏のような常軌を逸する言動をとる人物を、わざわざ閣僚に任命して選挙に臨んだのです。

 この、かつての政敵・安倍氏を執念深く追い詰める凄まじい怨念・陰湿さも、国民から嫌われた大きな理由かもしれません。  さらに、日本の防衛費をGDP比2%にすることに反対 した岩屋毅氏を外務大臣という重職に就けたことも、昨今のキナ臭い国際情勢に対する石破執行部の警戒感のなさを見せつけました。    これにより、これまで以上の中国従属国家に陥る危機が日本に迫っていると懸念した保守層が、比例でも自民党に投票することを敬遠したことで、 敗因の大きな要素となったのは確かです。

 いずれにせよ、過去の政敵安倍氏によほど怨み骨髄なのか、日本人には珍しい執念深さでなりふり構わず安倍支持派を排除しようとした結果、 自民党の「岩盤保守層」である安倍支持者の離反を招いたのです。   党内の保守派のみならず保守層有権者まで敵に回してしまったのです。

 選挙で大敗した結果、党内で不人気のはぐれ者・石破新首相の先行きは一気に不透明になりました。   与党過半数割れということは、いつでも内閣不信任案を可決できるということであり、 針の筵での政局運営を余儀なくされます。   そもそも、石破氏は政治とカネの問題をクリアする、などと御大層なことを口にしておきながら、裏金問題に対する明確な姿勢を示すことはありませんでした。  自民党も 「政治資金の領収書開示は10年後」などと国民をバカにしており、こんな政党が国民の支持を得られるはずはないのです。(2024.10.28)


     

「口先だけの優柔不断ぶり」を見せつけた石破氏

 過去、党中枢とはかけ離れ端っこにいた石破氏は、評論家のように綺麗事を並べ散々政府批判してきました。 麻生政権の時に閣僚だったときには公然と麻生おろしを叫び、 安倍元首相にも責任を問うなど、「後ろから弾を撃つ男」と言われた人物です。      2007年の第1次安倍政権下で行われた参議院選挙で自民党が惨敗した際、 石破氏は『選挙で負けたにもかかわらず、続投するのは理屈が通らない』と、公然と安倍元首相に辞任を要求していたはずです。

 今回の選挙で国民は石破首相では国政運営を託したくないという判断を示しました。   衆院選で民意を問い不適切とされたのですから、 ここで辞任してケリをつけないと選挙の意味はないし居直りは民主主義の否定です。   それなのに、自身が巻き起こした選挙において、 自ら設けた「自公過半数」という甘い目標を達成できず大敗したというのに、その責任には一切触れず、「国政の停滞は許されない」、 「安全保障、国民生活、災害対応に万事遺漏なきを期すことも私どもが負うべき責任だ」という屁理屈で開き直って首相の座にしがみつき居座ろうとしているのです。

 政治家が国民の信を完全に失ったのですから、本当に反省しているのなら本来ならば責任をとって潔く辞職することが、誠意ある謙虚な人間の対応のはずです。    小泉進次郎選対委員長は、目標を達成できなかったのに責任をとらない自民党では、不信感の方が大きいと思う」として辞任しています。   論語に 「君子はこれを己に求む 小人はこれを人に求む」(リーダーは責任を取る)とありますが、石破氏の行動はまさに「政治家=嘘つき」の見本のようなものです。    本来辞任すべきは石破首相、森山裕幹事長なのです。

 さらに呆れることに、旧安倍派の裏金議員を非公認にして切り捨てておきながら、 選挙で過半数割れしたら恥も外聞もかなぐり捨て、当選した4人に自民党会派入りを打診したのです。  これは自ら痛烈に批判してきたはずの『永田町の論理』 そのものの行動です。  「有権者を完全になめ切って」いるのです。

 日本人の誠実さとは「口に出したことは守る」ことですが、今回の選挙では石破氏は言うこととやることが真逆の変節人物であることが、 またしても明らかになります。   2009−12年の民主党政権を「悪夢のような」と批判した安倍氏に対しても過去散々非難していましたが、 今回の選挙戦では、石破氏も平気で「悪夢のような」というフレーズを使っています。  これが普段からキレイごとを口にして相手を批判する口先だけの政治家・石破氏の正体であり、 自身の生き残りのためなら、昨日の敵は今日の味方とばかりにアッサリ「変節」してしまう人物なのです。   だから信用できないのです。    もうXで石破政権は《嘘つき内閣》とされていますが、嘘をつかれ続ける国民は、たまったものではありません。

 今回の選挙結果について「誠意のヒト石破氏」は、「自民党は心底から反省し、生まれ変わらなければならない」と語っています。    石破氏が幹事長だった2012年にも、何度も「自民党は国民に対して謙虚でなければならない」と発言していたはずです。  ところが、石破氏にNOを突き付けた民意 など無視しこんな有様でも政権に居座ろうとしているのですから呆れます。

 常日頃から「誠実、誠意」を口にする石破氏は、新聞各紙が石破氏の姿勢を「居座り」と表現し、「民主主義」や「憲政の常道」から外れると厳しく批判しているにもかかわらず、 有権者の審判など無視して我関せずを貫いているのです。   さすが口先だけの変節人間だけあり居直りはお得意のようですが、 石破氏の行動は日本人とは思えず見苦しい限りです。

 いざ総裁・首相になったものの、衆院選で惨敗した結果少数与党となり、党内基盤も弱い石破首相では反対派や慎重派に抵抗できるはずもなく、党内の意見にも配慮しなくてはなりません。     これまでキレイごとを口にして有権者をダマしてきましたが、一国の首相となったからには、今後は発言がすべてチェックされ、ブーメランとして帰ってきます。      早速「石破おろし」も始まっています。  石破氏がこれから戦うのは、野党ではなく自民党と自分の発言です。    いずれにせよ、「裏切られた」国民の怒りは収まりません。     主権者である国民の審判を軽んじ、他人に厳しく自分に甘く、謙虚さどころか、誠意のかけらも持ち合わせず、「前言を翻す」石破首相の続投で、 国政の停滞と混乱を招くのは必須です。(2024.10.29)


  

日本の保守層を敵に回した石破首相

 首相となった石破氏は党内の保守派に歩み寄ることはなく、総裁選選に勝利しても総選挙を急ぐつもりはないと示唆していたにもかかわらず、 主要な政策や信念を安易に変える持ち前の変節ぶりを発揮し、 前言をあっさり撤回して総選挙を強行した挙句、惨敗しました。

 これまで日本の政治は基本的に中道右派の政党である自民党を中心とした体制でしたが、石破自民の政策は安倍政権よりかなり左傾化し、自民党の右派を怒らせた挙句評判を落とし、 結果、岩盤保守層は逃げ出し、自らの支持者の期待まで完全に裏切り、選挙で大敗したわけです。   今後石破降ろしの動きが活発化していくでしょう。     もはや石破政権はいつまで続くかと言う話になっています。

 過去の短命政権といえば、少数与党の新生党・羽田孜政権は64日間でした。  自民党歴代最短政権の首相は第75代宇野宗佑氏で、その在任期間は69日でした。  石破氏がもし12月8日までに辞任すれば、 この記録を抜くことになります。  ただ、日本の首相が辞任せず居座ると、その地位から引きずり下ろすのは容易ではないとされます。  自民党内で不信任案を通してしまうと、キレた石破首相が衆議院を解散し再度選挙を決行し、 結果、自民党が大敗してしまうことが予想されるからです。

 2011年の菅直人・民主党政権でも、菅氏は「俺を辞めさせたければ法案を通せ」と言い放ち開き直りました。   最終的にはなんとか退陣してくれましたが、これで国民からそっぽを向かれた民主党はその後選挙で大惨敗・党解体の運命を辿りました。    この二の舞を踏みたくない自民党としては、なかなか石破不信任案を通せないわけで、不幸なことに石破政権が長引く惨劇が起こるかも知れません。

 ただ、今後の石破氏の政局運営は、野党に殴られ続ける「サンドバッグ」の役割となるわけで、いずれ自らの辞任と引き換えに予算を成立させる羽目に陥るのは目に見えています。     自民党としてはこのまま石破氏を弾受けに使い倒したうえで、仕切り直しの次期総裁レースを行うのが現実的なシナリオです。 その場合、 党員票が反映されない選挙を行えば高市氏が勝つ確率は低く、林芳正・新首相誕生の線が濃厚です。

 やっと首相の座にたどり着いたと思ったら、アッという間にいばらの道を歩かされるハメになった石破氏ですが、それもこれもすべては自らまいた種による自業自得の結果であって、 もし本当に「誠実、誠意」の持ち主で「いったん口にした言は曲げない」信念の人物であったなら、こんな無様な運命に突き落とされることはなかったのです。

 その一方、今回は玉木雄一郎代表の国民民主党が大躍進し、公示前の7議席から4倍となる28議席を確保しました。  その要因として一方的な与党批判ではなく、 対案も提案する姿勢が若者中心に幅広い支持を集め評価され、与党批判の受け皿になったと見られます。  日本もまともな野党が誕生することでもっともっと躍進する国になってもらいたいものです。   日本の潜在能力は高いのですから。(2024.10.28)


  

石破氏続投で懸念される「歴史問題」再燃

 自民党大敗により自民党が分裂した場合、それを契機に立憲民主党も民主党時代から続いている党内の左右対立がある野田氏ら保守・中道系の議員と、枝野幸男・元代表を中心とする左派リベラルの議員に割れ、 今後の政界は右派・中道・左派の3大グループへ政界大再編という“本当の大嵐”の序章が訪れるかもしれません。

 いずれにせよ、石破首相誕生によって自民党中道右派が主流だった日本の政治体制は混とんとしてきました。  かつて日本は政治体制の大変革によって、 左派的思考の人物が総理大臣へと祭り上げられてしまった結果、 今に続く「日本は戦争を起こした国で侵略国家」にされてしまい、 愚かな政治家たちにより謝罪一辺倒に追い込まれ「永遠の謝罪国家」の立場へと追いやられました。

 1993年の衆院選では、宮沢首相率いる自民が過半数割れし、野党の新生党や日本新党が躍進します。  野党と連立を組むしかなくなった自民党は、1993年(平成5年)8月、小沢氏が日本新党の 「細川護熙」(もりひろ)細川護熙代表をかつぎ、ごり押しで細川新内閣が樹立されてしまいます。

 首相の座に就いた細川は、先の戦争について質問され、生き残るため戦わなければならなかった時代の日本の行為を 「私自身は、侵略戦争であった、間違った戦争であったと認識している」と断罪しています。    日本の首相が「我が国は侵略国家」と断言したのは細川が初めてでした。

 1994年6月には、自社さ連立政権発足のドサクサに紛れ、社会党委員長村山富市が 内閣総理大臣に指名されてしまいます。  社会党首内閣の誕生は1947年の片山内閣以来47年ぶりでしたが、共産主義かぶれの村山は先の大戦における日本を「自虐史観一本やりの思考」 で断罪する人物でした。

 「村山政権は亡国内閣」になる、という危惧は現実化します。    村山は 1995年(平成7年)8月15日に発表した 「戦後50年の談話」で、 【....国策を誤り、 戦争への道を歩んで国民を存亡の危機に陥れ、植民地支配と侵略によって、 多くの国々、 とりわけアジア諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与えました...】 などと先の戦争を一方的に「植民地支配と侵略と断定し、心からのおわび」を表明、「日本は戦争犯罪国家である」と高らかに宣言してしまったのです。

 共産党の機関紙「しんぶん赤旗」によれば、石破氏は2006年9月23日付の毎日新聞鳥取県版で、「最近は、自民党の若い議員を見ても怖い。 過去の戦争を『すべて正しかった』と考えていて、頭は大丈夫かと疑いたくなる。    日中戦争は明らかに侵略戦争だし、韓国併合は植民地化(だ)」と語ったと紹介しています。  先の戦争をどう捉えるかは勝手ですが、一国の首相である石破氏には 「政治家が個人の史観で歴史を決めてはならない」という縛りがあるはずです。  石破氏は日本を勝手に「侵略国家」と決めつけていますが、 そんな人物が安倍氏の終戦70年首相談話に対抗して2025年に「80年談話を出したい」などと言い出しては困ります。     細川や村山が仕出かしたように自身の愚かな偏向歴史観を振りかざし、 「我が国は戦争犯罪国家であり、中韓に永遠に謝罪する責務がある」などと発言しようものなら、中国や韓国の反日勢力に付け入る隙を与えることとなります。  それだけは勘弁してもらいたいものです。

 少数与党に転落した石破茂政権は、国民民主党はじめとした野党にすり寄らざるを得なくなったわけで、そのためにはリベラル寄りの政策を打ち出さざるを得ず、 それが「岩盤保守層」の離反をますます招き、ますますジリ貧になる、という悪循環も懸念されます。   せっかく中韓と対等な立場になりつつあった日本が、 新たに誕生した亡国の指導者が「日本は侵略国家」などと口走ってしまい、またしても敗戦国の立場へと逆行させられ、 再び戦後処理をゼロからやり直させられることになってしまうのでしょうか。(2024.10.28)


  

良いとこなしで消えていくか・石破首相

 実際、その立ち振る舞いが褒められたものでないのは、テレビからでも十二分に伝わってきます。  アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でも、握手を求めてきた相手に座ったままで握手したり、集合写真では遅刻して欠席、 はては仏頂面の腕組み、手持ち無沙汰なのか携帯画面とにらめっこ、などといった数々のみっともなさが露呈し日本国民から散々非難の声が上がります。

 その一方、他国首脳に対しては横柄な態度で握手しているのに、習近平のときは無愛想に片手を突き出す習に対し、まるで部下のようなヘイコラした態度で両手で握手しています。  これは中国では属国握手とされていますから、 これでは中国人民からすればやはり日本は我が国の下とみなすのは確実です。  もはや一国の代表というより威厳のかけらも持ち合わせていないただのクダビレたオッサン のような人物に見えてしまうのはいただけません。

 いずれにせよ、石破政権は予算委員会の委員長ポストはじめとして重要な常任委員長ポストが野党の手に渡ってしまったことで手足を縛られてしまいました。  これから考えられるストーリーは、年度内予算成立のやりとりで 『総理のクビを差し出す代わりに予算を成立させてくれ』という話になり、来年6月末の通常国会終わりで内閣不信任案が可決されて解散を選択するパターンです。

 自民党内でも、来年の参議院選挙において石破首相のままでは厳しい結果が予想されるため、本予算の成立までは任せてておき、その後、どこかの段階で石破さんには退陣してもらいたいと考える議員が少なくないといいます。    どっちにせよ、このまま良いとこ無しで首相の座から消えていく運命なのは確実でしょう。(2024.11.21)

原発事故で露呈した無能ぶり 菅直人

 2011年3月11日に発生した東日本大震災による東京電力福島第1原発の事故対応をめぐり、当時の民主党首相だった菅(かん)直人氏が、安倍晋三首相に損害賠償などを求める訴訟を起こします。

 この裁判は、安倍首相が震災直後の2011年5月20日付のメールマガジンに、「やっと始まった海水注入を止めたのは、何と菅総理その人だったのです」、 「菅総理は間違った判断と嘘について国民に謝罪し直ちに辞任すべきです」、などと書いた記事に対して、菅氏側が提訴していたものでした。

 菅氏は、「海水注入の中止を指示していないうえ、実際に注入は中断していなかった。 記事はすべて虚偽だ」、 として2013年7月、約1100万円の損害賠償を求めます。

 裁判の結果、震災時に「自分だけ力みかえっている勘違い野郎(里見清一氏)」だったこの人物の訴えは、 当然ながら東京地裁が請求をいずれも棄却することになりました。

 歴代総理の中で最悪のリーダーといわれる菅首相の判断ミスと迷走ぶりは語り草となっています。    この菅直人という人物は、感情の赴くまま当たりかまわず怒鳴り散らす、いわゆる「瞬間湯沸かし器」気質だったようで、 怒鳴られ役として補佐官やっている人物がいると言われたほどで、対策本部の現場は大混乱に陥ったといいます。

 当時原子力安全委員長として原発事故対応にかかわった班目春樹氏は、 ネット上で自作の4コママンガ(...ザンネンながら、2019年時点でこのHPは削除されたようです)を公開しました。    当時の事故対応に当たった政治家たちが、どんなに愚かな人間達だったか、無能な指導者の存在が国民にどんな惨劇を招くかを知る貴重な資料のひとつとなりそうです。

 菅氏は原発事故発生時にも、事故の対応でテンヤワンヤの東京電力本店にワザワザ乗り込んで、「撤退などしたら東電はつぶれるぞ」、と大演説をぶったそうですが、 未曾有の大災害に対処するリーダーとしては最もふさわしくないタイプだったのです。

 班目春樹氏によれば、「怒りをぶつければ人は動くと思ってる人を総理にしちゃダメでしたね。   聞いた者の心を傷つけ、まったく共感を呼ばない史上最悪の演説だった」、という印象を持ったといいます。

 「あたり構わず怒鳴り散らす菅さんのエキセントリックな性格には、私も含め周囲が対応に相当、苦慮していました」、 「怒鳴るだけでなく、 人の話もちゃんと聞かない。福島第一原発の事故の推移話を遮り、思い込みで決め付ける」、「この人は、物事を混乱させ、ややこしくする」、など繰り返し強調しているところをみても、 班目氏は菅氏からかなりのストレスを受けたのは間違いないようです。(2017.11.22)


  

愚かな指導者が国を危うくする

 日本人の持つ「ナアナア主義で丸く納めようとする」体質が、いずれ大きな国際問題へと発展していくのは、「慰安婦問題」や「徴用工問題」などで何度も経験しています。    出来ない理由を並べ立てて自己を正当化し、毅然とした対応を怠ってきたツケは、後で必ずやってきます。

 菅直人氏は指導者としていろいろと問題があった人物ですが、民主党政権だった2010年(平成22年)9月7日、 尖閣諸島(沖縄県石垣市)沖の領海内で海上保安庁巡視船と中国漁船の衝突事件が発生した際、 なんの処罰も行わず処分保留で漁船を解放するという腰砕けの処理でお茶をにごした結果、いまの東シナ海に中国船が大挙して押しかける事態を招いた張本人でもあります。

 当時の国土交通相で、漁船船長の釈放時は外相だった前原誠司衆院議員によれば、「....海上保安庁の鈴木久泰長官から報告を受け、その日のうちに衝突時の映像を見た。   極めて悪質な事案だということで、長官の意見を聞いたら『逮捕相当』ということだった」、「...ただ、外交案件になり得る問題なので、 私から仙谷由人官房長官に『海保長官から逮捕相当という意見が上がっている。    私も映像を見たが、逮捕相当だと思う。 あとは外交的な問題も含め官邸のご判断をお願いしたい』と伝えた」、といいます。

 しかし、「...下旬に米国で国連総会があり、出発直前にその勉強会で首相公邸に呼ばれた。 佐々江賢一郎外務事務次官ら外務省幹部と行った。 そのとき、菅首相が船長について、 かなり強い口調で『釈放しろ』という流れになったというのです。

 前原氏が『なぜですか』と聞いたら、『(11月に)横浜市であるAPEC(アジア太平洋経済協力会議)首脳会議に胡錦濤(中国国家主席)が来なくなる』と言われたそうで、 「私は『来なくてもいいじゃないですか。  中国の国益を損なうだけだ』と言ったが、『オレがAPECの議長だ。 言う通りにしろ』、と釈放を強く指示されたといいます。

 前原氏は、「...官邸の一貫性がなかったのが最大の問題だった。 逮捕相当との意見を上げ、 そして逮捕を決めたのは官邸だ。 その主が釈放しろと言ってきた。 そのつじつまを合わせるために泥をかぶったのが仙谷氏だった」と述懐しています。

 当時尖閣周辺に中国の漁船群が大挙して押し寄せており、日本側の対応によっては中国人の上陸強行やさらなるトラブルが想定された上、民主党政権では官邸や外務省は対策に乏しく、 「混乱してまともな対応はできないだろう」という見通しもあったわけですが、だからといって放置していいという理由にはなりません。

 国益などそっちのけで、単に中国を刺激したくないという考えしか持たない愚かな指導者たちのせいで、現在では日本側の隙をうかがい尖閣を我が物にしようと、 中国海警局の船が連日虎視眈々と隙をうかがっている状況が続いているのです。

 菅元首相は「私が釈放を指示したという指摘はあたらない」などとツイッターで否定していますが、中国船がなんのお咎めもなく解放されたのは事実であり、 その全責任はトップの首相にあるはずで、それは見苦しい言い訳というものです。 (2020.9.9 THE SANKEI NEWS引用)


 

いつまでも「米軍頼み」とはいかない

 世界の警察だったアメリカの庇護の下、何もせずとも平和を享受できていた日本でしたが、米国がアメリカファーストという立場にシフトしつつある時代においては、 安全保障の面でいつまでも米軍頼みでいるわけにはいかなくなりつつあります。  そもそも日本は米国に守ってもらっているわけではありません。

 2017年12月、核ミサイル開発を急ピッチで進め、「日本列島を核爆弾で海中に沈める」と恫喝する東アジアの火薬庫、 北朝鮮に対抗するため、 政府が敵基地も攻撃可能な巡航ミサイル導入の方針を固めますが、案の定、早速野党から「専守防衛に反する」などと反発が出ます。

 いったいこういう連中は、「核・ミサイル開発」を強行する北朝鮮にどういう対応策を持つのでしょう。   お得意の「話し合い」を持ち出すでしょうが、いままでどれほど国際社会は北朝鮮と話し合いを続け、経済的援助を続けてきたのか、そしてその結果どうなったでしょうか。

 「話し合い」だ、「援助」だと北朝鮮をズルズルと延命させてしまった結果が、アメリカ本土まで到達する核搭載のICBM完成 という事態を招いてしまったではアリマセンカ。  批判だけなら小学生でもできます。   政治家であれば北朝鮮の脅威から国民と領土をどう守り抜くのかという責任があるはずで、 「現実逃避の平和ボケ」の何でも反対というバカの一つ覚えの政治家と心中する気は、 国民には毛頭ありません。

 パシフィズム(平和主義)だったイギリス首相チェンバレンは、 ヨーロッパにおけるナチス=ヒトラーの台頭を放置した結果、第二次大戦を招きました。   侵略行為をあからさまにする国に対しては、 断固とした対応と国際的連携によって孤立化させ、戦争という手段をとらせない解決の途を探るべき、ということは歴史の貴重な教訓なのです。(2015.11.22).


場当たり的で泥縄的な危機管理

 産経新聞に対して行った海水注入の中断問題記事に対する訴訟でも、「記事は違法な人身攻撃ではなく、論評として適切だった」、 とバッサリ一刀両断にされ菅氏側の訴えは却下されています。

 当時、東日本大震災で発生した大津波により東京電力福島第一原子力発電所の電源が喪失し、冷却送水が不可能となる事態が発生。   炉内が空焚きとなり、 核燃料が自らの熱で溶け出し、複数の原子炉が連鎖的に炉心溶融(メルトダウン)する危険が迫っていました。

 このとき、東電側は海水注入による冷却を開始しましたが、菅氏が原子炉が再稼動できなくなることを恐れ、海水注入を中断させた、という背景がありました。

 産経新聞は、「東電は原子炉への海水注入を開始したにもかかわらず、菅直人首相が『聞いていない』 と激怒したとの情報が入り、約1時間中断した」、という記事は書いたが、しかしその中で、菅氏自身が直接停止を指示した、とは書いていないという主張でした。

 それに対し、菅官邸発による情報では、事故当初、海水注入の中断問題について 「.......官邸は、その後の午後6時に、『真水による処理はあきらめ海水を使え』との首相指示が出された」、と反論していました。

 この官邸発の内容が正しいとすれば、「海水注入を渋る東京電力」に対して、菅氏が「海水を使うよう指示」した、と受け取ってしまいます。

 これに対し、東京地裁は判決で、「首相である原告(菅氏)に、 東電において開始した海水注入を中断させかねない振る舞いがあった」、 とし「やっと始まった海水注入を(菅氏側が)事実上止めた」という事実を認定しました。  官邸側の発表はウソであると判決したのです。

 実際は、「東電側は、首相の意向を受けてから判断すべきだとして、同(午後)7時25分に海水注入を停止した」、 「(実際には東電が決めた)海水注入を、菅氏が決めたという虚偽の事実を 、海江田万里経済産業相(当時)ら側近が流した」、 というのが実情だったのです。  側近もいい加減な連中ばかりだったのです。

 菅氏は、「私は正しい」、「私はよくやった」などと自己正当化していますが、こういう事実が明らかになり、判決では「無用な混乱と事故がさらに発展するリスクを高めた可能性も否定できない。  注入を中断させかねない振る舞いが菅氏にあり、場当たり的で泥縄的な危機管理」と指摘されてもいます。

 2017年2月、最高裁は菅氏の上告を退ける決定をしました。 菅さんは諦めずに戦っていたのですね。 でも、これでやっと『メールマガジンでうそを書かれ名誉を傷つけられた』、 と訴えていた菅氏の敗訴が確定したわけです。

 安倍首相は「私をおとしめようとした訴訟で、菅氏に猛省を求めたい」とのコメントを出しました。(2017.2)


恥ずかしいブーメラン人間たち.......山尾志桜里

 政治の世界には、舌鋒鋭く相手を批判していたら、似たような事態が自分の身にも起きちゃって、攻撃していた分逆効果に自分に働いてしまう、 いわゆる「ブーメラン効果」がよく起こります。  政敵をキビシク追及するのがお仕事の政治家サンにとって、しばしば陥ってしまう地雷でもあります。

 世の中には、他人に対しては重箱の隅をつついてトコトン批判するが、イザ自分に火の粉がかかりそうになると知らん振りして逃げる、というまことに卑怯というか迷惑な性格のニンゲンが存在します。    個人相手ならコンナ手合いには関わりないようにしてほっとくしか手はありませんが、政治家がこんなタイプだと相手と国民にとってマコトに厄介な存在となります。

 2016年、当時民進党所属の山尾志桜里氏は、待機児童問題を提起した「保育園落ちた、日本死ね」という匿名ブログを国会で取り上げ、一躍次世代のホープとして名を上げます。     そんな彼女が、2016年2月、妻の妊娠中に不倫をしていた当時自民党の宮崎謙介衆院議員を「悪いことしておきながら、なんか涙目で、潔くすれば男の美学みたいなところに違和感がある」 などと猛批判します。

 たしかにトンデモない不倫野郎ですから山尾サンのお怒りはごもっともで、正義を追及する政治家としてトウゼンの御意見です。   ところが.....そのゴリッパな山尾氏が、ナント夫と子供がいる身でありながら、妻子ある男性とのホテル密会写真を週刊文春に押さえられてしまったのです.....サア、ドウスル。

 相手には「説明責任」をキビシク要求する山尾サン(コノ人元検事だったとか)です。  当然いさぎよく事実を認め反省の弁を述べるのかと思いきや.... 記者会見で「男女の関係はない」と不倫疑惑を否定、記者の質問は全く受け付けずに逃げ去ります。

 「男女の関係はない」とキッパリ言われても、二人の"禁断の愛"の事実として、週間文春砲によれば週に何度も密会を重ね、都内のダブルベッド一つの部屋で一夜を共にしていたというのですから、 こんな行動をとっておきながら否定されても世間は納得しないでしょう。

 しかも不倫相手の倉持氏の奥さんが、脳梗塞の病気療養で実家に里帰り中の出来事というのですから、宮崎議員とどっちもどっち、イヤ、山尾サンのほうが悪質なのでは.....

 宮崎議員に対しては厳しく口撃しておきながら、イザ自分が似たようなことを仕出かしてバレると「説明責任」どころかトットと逃げ出す..... 常識人であれば、穴があったら入りたいと赤面するところでしょうが、どうやらそんなヤワな精神をお持ちではないようで、サスガ国会議員をやっているだけに面(ツラ)の皮はだいぶ厚そうです。(2018.11.22)


山尾志桜里サンの「セイギカン」

 この人は、不倫疑惑以外にも別なブーメランを食らったことがありました。  甘利経済再生担当相の元秘書による金銭授受問題を追及したとき、 「秘書のやったことについて本人の責任が免れるわけではない」と言い放ち、徹底追及の先鋒となりました。

 しかし、そんな正義感フルパワーの山尾氏は2016年4月、自身の元秘書によるガソリン代の不正請求が発覚したとき、 山尾氏は「元公設秘書が不適切な処理をした可能性が高い」、と言い張って詳細な説明を避け続け、「今、答えるつもりはありません」と説明を求める記者から逃げまくります。

 相手には政治家の「説明責任」を声高に求めるクセに、イザ自分がその立場に置かれるとサッサと逃げるというのでは、 この人のセイギカンはいったいどうなっているのでしょう。 あればの話ですが。  天につばするとは、まさにこのことです。     他人は厳しく批判する一方で、自らの政治資金問題やダブル不倫疑惑など都合の悪いことには口をつむぎ、追求から逃げるというのでは、単に自分に大甘なズルい人間としか思えません。

 政治はコトバだそうで、信念を持って常にブレずに発言することが望まれます。  山尾氏は「政治家として意図的に『家庭』と『政治家』を切り離してやってきた」とキッパリ語り、 仕事に家庭は持ち込まずという心意気を示しておきながら、予算委員会での質問では意図的に『自らの家庭』をアピールしました。    見事なダブルスタンダード(二枚舌)であり、その場その場で使い分けする政治家なのです。

 そんな山尾サンですが、無所属で出馬した2017年10月の衆議院総選挙では次点と数百票差という運の良さで当選します。   サスガ、山尾サンを支持する有権者のミナサン、人品など無関係という人が多かったようです。

 あるアナが『今井絵理子氏や宮崎謙介氏が不倫したときと、山尾氏に対するコメンテーターや識者の反応がなんでこんなに違うんだ(山尾氏を擁護するんだ)』 と発言すれば、室井佑月氏は、『山尾さんは仕事ができる。 下半身の問題よりどれだけ仕事をやっているかが大事』という主旨の発言をしました。     世の中、表ヅラさえ良かったら中身はどうでもいいと考える人は大勢いるわけです。

 ただ、「同じ不倫でも嫌いな自民党の議員のときだけ批判している」と見られてしまうのも確かで、室井氏もネットではダブルスタンダードと非難されました。

 その後どんな策略なのか、不倫騒動も覚めやらぬ11月、山尾サンは、ホントに何もなかったのヨ、というポーズを示すためか、それとも一時も離れていられないのか、 お相手の倉持氏を政策顧問に起用するというビックリ仰天の手を繰り出します。  これには地元の後援会長もアイソをつかしたか、辞任する事態も起こりました。(2018.11.22) 


国民の税金を騙し取るウソつき.......辻元 清美

 舌鋒鋭くソーリを口撃する辻元氏といえば、自分の政策秘書の給与約1800万円を国からだまし取った疑いが掛けられた際、指南役の五島昌子らと口裏を合わせて証拠隠滅を図り、 当時所属していた社民党本部の会見で事実無根であると大ミエを切って否定しました。

 結局、2002年に詐欺容疑で逮捕され、2004年に懲役2年の判決で執行猶予5年がついたという人物ですから、 もともとそれほど高尚な精神の持ち主などではないでしょう。

 いくらゴリッパなことを言おうが、国民の税金を騙し取る詐欺を働いた大ウソつきだったのは事実であり、 このような人物が再び議員になれる政治の世界というのも実に不思議です。  いかに執行猶予期間が過ぎ、刑の執行を済ませたとはいえ、一般人と違って政治家は公人なのですから、 国民の税金を騙し取る詐欺事件を起こしたら政治家としてもうアウトでしょう。

 そんな人物がセイギの味方づらして政敵に情け容赦なくナンクセをつける、という相変わらずの傲慢な姿をテレビで見るたび、おもわずチャンネルを変えてしまうのはオッサンだけではないはずです。

 この人物は2017年3月に起きた「森友学園問題」でも相も変わらずの口撃を開始。   その挙句、学園側から「侵入しかけた」とか工事現場にスパイを「さしむけた」 などの「関与疑惑」が浮上するや、慌ててホームページで「このようなデマにくれぐれも惑わされないようにお願いいたします」などとコメントするような姑息な人物です。

 そもそもこの手のニンゲンは、「私はあの人よりもぜんぜん悪くないですよ」と自らの行動には一切非を認めず、不始末には口をぬぐい、不利な状況になると隠蔽を図り、 それでもラチがあかないと泣くか、恫喝ともとれる政治圧力をかける、隠蔽体質、恫喝体質のモチヌシが多いようです。

 拉致問題でも、北朝鮮との国交正常化を解決し戦後補償することを優先すべきで、そのこととセットにせずに、「9人、10人返せ!」ばかり言ってもフェアではない.... 発言するカタです。(2017.11.22)

 このセンセイはその後も国会で相も変らぬ相手の人格口撃を繰り返しています。  このような品性のカケラもないような女性議員が、国会の場でオバチャンのイジメ談義のような質疑を繰り返し、 「学級崩壊」状態の国会にしていることが、 いまの日本の政治をダメにしているひとつの要因なのです。(2020.3.16)


野党議員による目に余る一般人への個人攻撃

 国民民主党の森裕子参院議員は、政府の国家戦略特区ワーキンググループ座長代理の原英史氏に対し、参院農林水産委員会で、 原氏が特区関係者から「夕食をご馳走(ちそう)になった」という誤った情報をもとにして、 「(原さんが)公務員だったら、こんなことしていいんですか。(特区提案者から)ご馳走になって」、「公務員じゃないから何やってもいいんですか」と発言。   さらに原氏の自宅住所まで公開したといいます。 そこまでやってイインカイ、という話ではあります。

 原氏は会食接待を受けた事実はないと一貫して言っています。  さらに、毎日新聞のインタビューに応じた際、原氏が一般論として、 費用負担については知人と食事する際には割り勘や社会常識の範囲内で対応しており『そんなに厳密にはしていない』という回答を都合よく切り取り、 記事はあたかも会食接待を認めたかのように見せかけていた、と主張しています。

 原氏はこの記事に多くの間違いが含まれることを公表していますが、にもかかわらず森議員は参議院予算委員会では毎日新聞記事をパネルで示したり、別な日には同記事を朗読したといいます。   もう誹謗中傷もここまでくると原氏に対し何か特別な感情があるのかと勘ぐってしまいます。  森議員はその他にも「高橋洋一さんが、私の質問を事前に漏洩」とも発言していますが、事前漏洩の事実はないといいますから、 なにやら自分が気に入らなければ相手構わず悪者と決め付ける「誇大妄想」気味の様相も呈してきました。

 高橋洋一氏といえば、立憲民主党の石垣のり子参院議員からSNS上で「レイシズムとファシズムに加担するような人物」と形容されてしまいました。    事の経緯は、れいわ新選組の山本太郎代表と馬淵澄夫衆院議員が共催する「消費税減税研究会」の講師として高橋氏が招かれたことに反発した石垣氏が、 同席する気持ちはない旨を表明した際に「レイシスト(人種差別主義者)」「ファシスト」と発言したようです。

 ただ、どのような根拠で発言したかは不明ですが、相手を「レイシスト」とまで決め付けた発言は、昨今ではなかなか聞かれなくなった文言ですし、 正直かなり「時代がかった」話ではあります。  事と次第によっては名誉毀損(きそん)にもなり兼ねない発言でしょう。    さらに、石垣氏は上述の発言の数日後に高橋氏について「憲法秩序と相いれない人物」と言及していますが、いかに高橋氏に嫌悪感があったとしても、 相手を(人種差別主義者)とまで決め付けてしまうのは、石垣氏のほうこそ相手を嫌悪で簡単に差別する人物と受け取られかねません。

 いずれも野党政治家が「安倍政権になんらか関係がある」人に対し、人格攻撃のような批判をしているわけですが、相手が政敵側に付いている人物と看做せば、 一般人への個人攻撃も辞さないという手法がこの野党議員たちの手口とすれば、政治家という権威を楯に、事実関係など無視し自分の一方的な思い込みにより、気に入らない相手を抹殺するのも厭わない、 キケンな思想の持ち主だということを自ら公言したようなものです。(2019.12.10)


中国に媚びを売る政治家たち

中国に媚びを売る政治家たち(2019.12.10)


中国に利用される"大物政治家"

中国に利用される大物政治家(2019.12.10)




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