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テクノロジーの進化による産業構造の変化

 カーナビといえば昔は超高級なカーアクセサリーで、ドライバー憧れの装備でした。 2018年時点においても重要なオプション装備品であることは間違いありませんが、 カーナビ装置のマサにパイオニア...オーディオの名門、パイオニアが経営破綻の危機に陥っているといいます。(2018.9.4)

  その大きな要因はやはりスマホの普及。 GPS(全地球測位システム)機能が搭載されたスマホが急速に浸透したことで、「スマホのカーナビアプリで十分」と考えるユーザーが増え、 自動車に後付けする市販のカーナビの需要が急速に落ちた、という事情がパイオニアを追い込んだと見られています。

 さらに、自動車メーカー各社は、この5年の間に、スマホとカーナビを連携するコネクテッドカー(常時インターネットに接続している自動車)の生産に経営の舵を切りましたが、 パイオニアはこうした自動車のIT化の流れに対応できず、受注当初には要求されなかったコネクテッドカー機能の追加など、度重なる仕様変更の対応に追われ、 莫大な開発費用を費やしたことが致命傷となったとされます。

 カーナビメーカーの業績悪化はパイオニアだけではないようです。 日立製作所の子会社、クラリオンは業績悪化で開発、営業体制を再編し、今年1月、450人規模のリストラを実施。  また、富士通はカーナビ子会社をデンソーに売却しました。 アルパインは親会社のアルプス電気との経営統合を目指しているとされます。

 スマホの登場は世界のエンジニアリング構造に大きな変革をもたらしています。 カメラ機能の向上でスマホと差別化がしにくいコンパクトデジカメ市場は壊滅状態となりました。   カーナビもデジカメと同じ運命を辿ろうとしているようです。(2018.9.4 Business Journalニュースサイト 引用)


次世代加速器「国際リニアコライダー」誘致騒動

 研究者らが北上山地(岩手、宮城県)への誘致を求めている次世代加速器「国際リニアコライダー(ILC)」について、文部科学省は7日午前、引き続き誘致の可否を検討する考えを表明した。    建設へ協力が必要な欧州の研究者組織が同日までに求めていた意思表示に対し、日本政府として事実上、結論を先送りした格好だ。

 ILCは、二つの素粒子をほぼ光速に加速してぶつけ、宇宙誕生直後の状態を再現する巨大実験施設。日本学術会議が昨年12月、約8000億円という巨額の費用負担の懸念や、 他分野の科学者からの支持が不十分なことなどから「誘致を支持するには至らない」とする見解をまとめていた。

文科省はこの見解も踏まえる一方、地元を中心に誘致を支持する声もあることから、誘致断念ではなく、検討を続けることにしたとみられる。(2019.3.7 msnニュース 引用)


「完全仮想化クラウドネットワーク」

 現在の通信ネットワークはキャリアごとに専用のハードウエアを使っています。  NTTドコモやKDDIはNECや富士通など日本の通信機器メーカーが製造した専用の通信機器をつかっているわけです。    当然オーダーメードですから高くつきますし、簡単に入れ替えるというわけにもいきません。

 楽天が2019年10月からサービス開始を予定している携帯電話サービスは、従来の通信ネットワークのように機能の多くをハードウエアに依存せず、機能のほとんどをソフトウエアで処理するシステムです。    ハードウエアは、現在使っているインターネットのデータセンターにある汎用サーバーでほとんど足りてしまうといわれます。

 このシステムは現在、われわれが使っている第四世代の「LTE」より100倍速くて1000倍大容量の第五世代移動通信システム(5G)にも対応でき、5Gの商用サービスが始まるまでは、そこにLTE(4G)のソフトウエアを乗せておき、 準備ができた段階で5Gのソフトウエアに切り替えたり、ソフトウエアだけで更新できるのでハードウエアの設備投資は必要ないという画期的なものです。

 通信ネットワークのアップデートが今現在世界中のデータセンターで使われている汎用サーバーで済んでしまうとなれば、設備投資は数分の1、いや数十分の1になり、 しかも、機能を向上させるためにハードウエアを入れ替える必要はなく、ソフトエウアを更新するだけ、という世界が訪れようとしています。(2019.2.21)


あの話、どうなった?

   

こんな話題 その後どうなった
変化する半導体需要 米インテルが同業の米アルテラを2兆円を超える大型買収。 これまで半導体の主な需要先はPCやスマートフォンだったが、これからはあらゆる物がインターネットでつながっていく、いわゆるIoT(インターネット・オブ・シングス)の時代を迎える。
IoTの時代が到来すれば、多様な製品にそれぞれ対応する半導体が必要となってくる。(2015.6)
世界の航空機産業において機体やエンジンに使われる日本製の部品素材は隠れた主役 その材料はエンジン向け耐熱合金のセラミックの繊維複合材「CMC」。炭化ケイ素(SiC)でできた繊維をセラミックとして焼き固めたもの。 このSiC繊維を手掛けられるのは世界で日本カーボンと宇部興産の2社しかない。 SiC繊維の特徴は、従来エンジン部品に使われていたニッケル合金に比べ重さが3分の1、耐熱温度が20%アップ、強度が2倍と3拍子そろっている点にある。(2015.6)
ドローン関連 アマゾンなどが無人機による宅配サービスを検討しているが、米連邦航空局(FAA)は商業目的の無人飛行機(ドローン)の運用について 運用は日中に限り、操縦者が目視できる範囲でなければならない、との規制案を公表。宅配サービス業務に待ったがかかる可能性がある。(2015.2)
10〜20年後はコンピューターやロボットの進化によって雇用の半分がなくなる 運転手から弁護士まであらゆる専門職はロボットに置き換わる、 といわれ始めた。(2014.11)





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