ホーム⇒簡単デコパージュやってみました(2/2)
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ここに紹介した方法が「正しいやり方」、とカンチガイされないよう(そんな勘違いをされた方はいないとは思いますが........)、
"正統派とカナリ違っている部分"について、簡単に説明させていただきます。
もともと木工品作りがメインの趣味工房だったのですが、合板を材料として制作する機会が増えたこともあり、
自然とこの"デコパージュ"という手法を知った、という次第です。
ちなみに、なぜ合板が材料だと"デコパージュ"仕上げに繋がるかと言いますと、
"自然木品"だと無塗装でもそれなりの木目が生きる作品になりますが、
合板は木目も無いですし、作品として仕上げるには、表面に白とか無難な淡色系のペイントをしたり、
"人形系"ならトールペイント風の色づけをしていたんですね。
作った合板作品に手書きでバラ模様などを入れるわけですが(ケッコウ、コレ手間なんです......)、"デコパージュ"なるものを知って、
『コレダ!!......手書きから解放される』、というシンプルな理由で合板作品に取り入れ始めた........というのがキッカケだったんです。
最初、ネットなどで大まかな作業手順を調べ、専用ノリとやらを買い、いざ、シロウトなりにスタートしたのですが........
"紙ナプキン"のどこかが必ずシワシワになってしまい、素材にピッタリキレイに貼れない........何度やっても上手くいかない。
小さな面積ならそれほどではないでしょうが、作品によってはほぼ"紙ナプキン"一枚丸ごと貼り付ける場合もあり、そうなるとあちこちシワだらけになってしまいます。
マア、丁寧・慎重に作業すればある程度うまくいくのでしょうけど、あいにくセッカチなもので、
どうしてもシワシワ状態から脱皮できまセン.........
そんなイライラが続いたある日、ヒラメイたのが
『ソウダ、いきなり専用ノリを使って直接貼ってしまうのではなく、最初にどうにかしてシワを取ればいいんダ!!』
と考え、まず素材に押し当てた "紙ナプキン"を、タップリの水を含ませた筆でやさしく撫で付け
ていき、極力シワシワを水でのばして取り除くようにした、
という部分が一番の、"正統派とカナリ違っている部分"ではないかと考えます。(他もイロイロあるでしょうが.......)
どの情報でも、専用ノリで直接貼る、という方法しか見つからないので(見落としている?)、このページだけでの技法
ということで、あくまでも参考程度にされておいて下さい。(石鹸デコパージュでやったら表面が少し溶けてしまうかも........)
あと、専用ノリなどを使わなくても、販売するわけでもなかったら、水性ボンドも百均で売ってますから水溶き水性ボンドで、
十分代用できます。
シワ取り用の筆はできるだけ先端がやわらかいものを使うとシワ伸ばしが上手くいくようです。
ダイソーにおいてある筆はナイロン製が多いとおもいますが、やや硬い(腰が強い)のでチョット油断すると紙ナプキンが破れてしまいます。
ダイソーではそのほかに馬毛の平筆が売られていますのでこの筆のほうが先端も柔らかくてオススメです。
(どっちにしてもソフトに撫でましょう)
いくら丁寧にシワ伸ばししても、乾くと多少のシワが残っています。
そこでニスを塗る前に最近やっている矯正方法は.........
作業手順 | お お ま か な 内 容 |
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葉っぱの部分にシワが残っています。 |
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いかがでしょうか。 |
手抜き方法でデコパ用紙を貼り付けた後、仕上げのニスを塗る前に余分な部分をカットします。
作業手順 | お お ま か な 内 容 |
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余分な部分にカッターの先端を当て、スーっとカットしていきます。 |
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ボンドがキッチリ塗られているとカットしてもそのままでは余分なペーパー部分は簡単にハガレません。 |
「デコパージュ(Decoupage)」とはフランス語で「Decouper(切り抜く・切り裂く)」という意味だそうですが、16世紀イタリア・ベネチアの家具職人が"東洋の漆工芸"に魅せられ、
模倣したのが始まり、と言われています。
木、ガラス、缶、陶器、布など身近にあるものを使い手軽に作品作りが出来ますので、古い物のリサイクルにもなりますから、
今の時代にもぴったりの「手作りアート」になります。
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