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簡単デコパージュやってみました

キレイなバラ模様の紙ナプキンを使い、木で作った人形に「デコパージュ」してみようと思います.........

専門用具を使う本格的な「デコパージュ」作品作りではなく、手作り品の教室で教えてもらう方法でもない、あくまで自己流のやり方ですのであまり参考にならない(?)かもしれませんがご了承願います。

材料はほとんど100均で揃え、接着剤もわざわざ専用品は使わず『ホームセンター』などで売られている一般的な 「木工用速乾ボンド」を水に溶いて代用する、という簡単お手軽方法でやっています。

今回のデコパ作品(2014.9.16)

■■ 二段小物入れ ■■





簡単デコパージュで用意する道具

用具は、ほとんど100均で買えるもので間に合います。

デコパージュは特に手芸教室に通わなくても、自己流でしかも好きな方法で作品作りを楽しめる手芸ですから難しく考えず気軽に始めましょう。

石鹸デコパージュというジャンルもあるくらいですから、素材は身近にある、木、ガラス、缶、陶器、布など 表面があまりザラザラしていない素材でしたら何でもオッケーです。(布はまだ未体験ですが......)
今回は趣味の木工で作った女の子に下地を白にペイントしたものを用意しました。

用意するのはキッチンペーパーから時計回りに........

用具名用   途
キッチンペーパー水気の吸収で使います
木工用速乾ボンドこれを薄めて接着用糊にします
水で溶いたボンド転写時の接着用糊となります
水(オレンジ蓋の方)用紙貼付時のシワ伸ばし用
木工素材この人形にデコパします
ローラー用紙を素材に密着させます
デコパ用紙紙ペーパーナプキン
ハサミ用紙カットで使います
平筆(3本)接着用糊塗布・シワ伸ばし・ニス用
水性ニス(画像なし)表面コーティング・保護





簡単デコパージュ・紙ペーパーナプキン

デコパ用紙は"紙ペーパーナプキン"を使うと、素材に押し当て表面から筆で接着剤を塗るだけで、素材に張り付いてくれます。

このように接着剤が表面からが浸透していってくれる材質でしたら、作業が非常に簡単でキレイに楽に仕上がります。

この記事では敢えて"紙ペーパーナプキン"と記述しています。
紙=ペーパーでは、とお思いでしょうが、ペーパーナプキンといっても素材が紙でないものがあると困るので、二重表記していることをご理解願います。




デコパージュ・接着剤について

今回のデコパージュ作業で使う接着剤は、わざわざ専用品は使いません。

100均やホームセンターで売られている「木工用速乾ボンド」を水に溶いて代用します。

ボンドと水の割合は1:1〜2程度でやっていますが素材が貼れる程度の粘度ならお好みでかまいません。

専用の接着剤はややお高いので入門編ならこの「即製接着剤(水溶きボンド)」で十分間に合います。
乾けば透明になりますので心配いりません。

写真のボンドは1kgの業務用ボンドですがホームセンターには小さい容器のボンドがありますのでそちらをどうぞ。

購入するとき選択できるなら、できれば「セメダイン」社の木工用速乾ボンドがオススメです。

今冬(2013.2)はかなり冷え込み、作業ルームに置いてある他社製のボンドは凍ってしまい解凍しても品質変化で使えなくなりましたが、「セメダイン」社のボンドは そのようなことも無く安心して使えます。
(でも普通に使う分には特に問題はありませんからムリする必要はありません。)


デコパージュ作業の手順

手   順 作 業 の お お ま か な 内 容

「木工用速乾ボンド」を水に溶いて、デコパ用紙を素材に貼り付ける接着用の"水溶きボンド糊" を作ります。
接着剤塗布用の平筆も一本用意しておきます。

平筆は馬毛のものが毛先がソフトで塗布用に適しています。

ナイロン製のものは筆先が硬すぎ、デコパ用紙が破れやすいので使わないほうが無難です。

馬毛の平筆はダイソーに売られています。

貼り付ける紙ペーパーナプキンを素材に当てて、どの部分を使うか決めます。

決まったら大雑把に輪郭を切り出しておきます。

ハサミはどんなものでも使えますが、細かい部分をカットする場合があるので、使いやすい手になじみやすい大きさのものが便利です。

全体のデザイン輪郭を決定したら、次は貼り付ける図案の部分を丁寧に細かいところまでカットしていきます。

プロでもないので高級品は不要ですが、ハサミは開閉するときスムーズに動くモノが疲れにくく細かい作業にも適します。 指に力を入れないと開閉しにくいものは、細かい部分のカットで苦労しますので........

通常、紙ペーパーナプキンは薄い紙3枚(2枚もあり)が貼り合わせになっていますが、そのうちの表面1枚だけを使います。

カットが終了したら 表面の1枚だけ静かに剥がしていきます。

紙ペーパーナプキンはやわらかい素材なので、破れないようゆっくり丁寧に剥がしていきましょう

素材にカットした紙ペーパーナプキンを当てたら、表面をタップリ水を含ませた平筆で広く均していきます。

出来映えはこの処理でホボ決まります。  シワが無くなる様タップリ水をつけた平筆で、中央から放射状に広げるよう撫でていきます。

強くこするとすぐ紙が破れますので、タップリ水を使い慎重に筆を動かします。

シワにならないよう(大体は少しシワは残ります)紙ペーパーナプキンが無事貼り付けられたら、表面の水分をキッチンペーパーで軽くふきとっておきます。

この上から、今度はボンド塗布用の別な平筆で水溶きボンドを塗りつけていきます。
強くこすると紙ペーパーナプキンが破れたりシワになったりしますので、丁寧にゆっくりと筆を動かしてください。

万遍なく水溶きボンドが塗られたら、キッチンペーパーを被せ、表面をローラーで均します。
あまり強く押し付けると紙ペーパーナプキンがズレたり破れたりしますので丁寧に数往復させます。

キッチンペーパーを剥がすとき、乱暴にやると紙ペーパーナプキンがくっついてくることがありますから丁寧に静かに剥がしてください

水溶きボンドが乾いたら、紙ペーパーナプキン表面の保護とつやだしのため、ニスを塗ります。
紙なのでキズつきやすく、剥がれやすいため、紙ペーパーナプキンの表面をコーティングしておく必要があります。

自分は水性の透明つやだしニスをつかいますが、お好みで選んでください。
ニスにも水性・油性がありますが、ニオイがニガテなら水性が扱いやすくオススメです。
乾いたら塗る、を数回繰り返すとより丈夫なコーティングになります。

ひざ上に赤い花台テーブルを乗せた"お座り女の子"デザインの、一味変わった花台の完成です。

白地にピンクのバラの花があざやかなデコパ作品が、このようにアッというまに出来上がります。

この図案をもし手書きで制作しようとしたら何時間もかかるでしょうが、気に入ったペーパーナプキンさえ見つかれば、 短時間で手作りアートが表現できます。



より簡単な作業手順あります

最近の製作手順はかなりの手抜き方法でやっています........

おおまかな手順は同じなのですが、「貼り付ける図案部分を丁寧に細かいところまでカットする」、という部分の手間を省いた、スピーディかつキレイ という夢のような(?)方法に変えました。

簡略作業手順 お お ま か な 内 容

今回の簡略作業のポイントは、"デコパ用紙をラフにカットし貼り付ける"、という部分です。

要は、図案部分のみを切り取るのではなく素材にそのままデコパ用紙を貼り付けてしまうという方法です。

ベースの素材は、見栄えを良くするため下地色として白ペイントであらかじめ着色しておくと、貼り付けた模様がキレイに出ます。

デコパ用紙を、貼り付ける部分の大きさに大雑把にカットします。

デコパ用紙の模様に沿って丁寧にカットしていく、という最も時間がかかる作業がこの時点で省略できてしまいます。

このデコパ用紙は三枚重ねになっていますが、一番上のペーパーのみを使います。
ペーパーのベースが白なので予め素材側を白で着色しておくと模様がきれいに出ます。

紙ペーパーナプキンはやわらかい素材なので、破れないようゆっくり丁寧に剥がしていきます。

素材に当てたデコパ用紙を、タップリの水を含ませた柔らかな平筆でヤサシクなでつけて、"シワ"を丁寧に取り除きます。

タップリ水を含ませた筆を、上下左右方向に動かして極力"シワ"を伸ばしていきますが、調子に乗りすぎると紙が破れてしまいますのでいつまでもやらないようにします。 (やればやるほど"シワ"が伸びてキレイになるので、ついやってしまいマス......)

次に水溶きボンドを全体に満遍なく塗りつけます。

若干"シワ"部分を発見してしまうと、ここでさらにシツコク"シワ"伸ばし行動をしたくなりますが、紙が破れてしまいますのでガマンします。

紙ペーパーナプキンが無事貼り付けられたら、キッチンペーパーをかぶせ、100均で買ったハケローラーを使って表面の水分を軽くふきとります。

強くこすると紙ペーパーナプキンが破れたりシワになったりしますので、丁寧にゆっくりと筆を動かしてください。
キッチンペーパーを剥がすときも、乱暴にやると紙ペーパーナプキンがくっついてくることがありますから丁寧に静かに剥がします。

今回の作業で使う筆は、ホームセンターで購入した"工作・小物用"の穂先の柔らかいものを使います。

水で伸ばす作業で使う筆は40o/幅のもの、接着用ボンドを塗る作業で使用する筆は30o/幅のものを使っています。
100均の馬毛筆でもかまいませんが幅広の筆のほうがスピーディに作業できます。

貼り付け作業の道具です。

片方には水、片方には水溶きボンドが入っています。

水で"シワ"伸ばし作業すると、周りが水びたしになってしまいますのでタライの中に置いて作業すると後始末が楽になります。

水溶きボンドが乾いたら、縁からはみ出ている余分な部分をカッターナイフでカットしていきます。

紙ペーパーナプキン表面の保護とつやだしのためニスを塗ります。
カッターナイフは身近にあるもので構いませんが、柔らかい紙をカットする場合、切れ味が良くないと紙の縁がスパッと切れずひっかかって破れやすいので慎重に作業します。
画像の下のカッターナイフは切れ味が良いのでオススメです。



★★.......次のページには、シワ取りのウラ技(?)や、たいした中身ではない情報が、盛りだくさん(?)にあります。

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