ホーム⇒旅行記⇒2015.5 高野山・金剛峰寺

高野山・金剛峰寺観光

 和歌山県にある高野山は標高900メートルの高峰上にある33万坪の一大盆地にある宗教都市で、弘法大師空海が真言密教の修行道場として開創したと伝えられます。

弘仁7年(816)、唐から帰国した弘法大師が嵯峨天皇から高野山を賜ります。
今年、平成27年(2015)は空海が高野山を開創して1200年を迎える年だそうですが、世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部をなし、世界中から人々が訪れる祈りの地となっています。

前年2014年は二十年に一度の式年遷宮の年だった伊勢神宮を訪れていますから、最近は旅先の観光地が記念の年、という旅行が続いています。

山内のほぼ中央にある金剛峰寺(こんごうぶじ)は高野山真言宗の総本山で、全国に3600もの末寺を有するとされます。

開創した当時は高野山全域を金剛峰寺と称したそうですが、文禄2年(1593)豊臣秀吉が亡母の菩提を供養するために建てた青巌寺・興山寺を明治2年(1869)に合併し、 総本山金剛峰寺と改称したものだそうです。

  山上にはこの金剛峰寺と塔頭(たっちゅう)寺院合わせて117のお寺があります。 


拝観料500円で本坊に入館して内部を見学できます。 内庭には石庭としてわが国最大の広さ(2,3400平方メートル)といわれる「蟠龍庭(ばんりゅうてい)」があります。

京都の白川砂が敷き詰められ、四国産の花崗岩が奥殿の周囲に並んでいます。  廊下を進んでいくとお土産品を売っているスペースに誘導されるようしっかりルートが決められています。


本坊は東西約60メートル、南北約70メートルの大きさで、持仏間、大広間、梅の間、秀次が切腹した柳の間、稚児の間などがあり、 いづれも狩野元信、探幽、探斉等の襖絵は有名。(内拝券文より)

ここ大広間は高野山での重要な儀式や法会が行われる部屋。  奥には弘法大師座像と歴代座主の位牌が祀られる。


多勢の僧侶の食事を賄ってきた台所。大きなかまどは現在も使われてるとか。
今もキレイな湧き水が高野槇(こうやまき)の水槽に溜められています。


食物は床下収蔵庫や天井からつり下ろした台に保存されていたようです。



高野山・壇上伽藍

 金剛峰寺西側の杉の木立に囲まれているのが、「壇上伽藍(だんじょうがらん)」と呼ばれるエリアで高野山の中で最も神聖な場所とされています。

伽藍とは「僧侶が集まり修行する清浄な場所」の意味で、後には「寺院または寺院の主要建物群」を意味するようになったといわれます。

伽藍を構成する建物の配置によって「○○伽藍」、「□□伽藍」などと色々な名称で呼ばれるらしく、「法隆寺式伽藍配置」、「法起寺式伽藍配置」など様々あるようです。


山岳寺院では高野山の「壇上伽藍」が存在してます。  奈良の法隆寺(斑鳩寺)の伽藍配置は、中軸線上に中門・塔・金堂・講堂を南から北へ一直線に並べるもので、 回廊は中門左右から出て講堂までの間を結び、塔と金堂を囲んでいて、これを「四天王寺式伽藍配置」と称するようです。


直径2.2m、重量6トンの巨大な鐘が「大塔の鐘」。   天文16年(1547)の改鋳当時、国内4番目に大きな鐘だったことから高野四郎とよばれる。


高野山大塔
《根本大塔 》

壇上伽藍の中心にそびえ建っているのが、嵯峨天皇から高野山の地を賜った空海が、密教道場のシンボルとして最初にここに建設を始めたのが「根本大塔(こんぽんだいとう)」です。
この大塔を真言密教の根本道場として建立されたので「根本大塔」と呼ばれています。

日本的な落ち着いた佇まいではなく、チベット寺院のような鮮やかな朱色の彩色が施されています。

日本最初の多宝塔として弘法大師空海と真然大徳の二代にわたって建築され、816年から887年頃に完成したと伝わります。

焼失してしまいましたが現在の塔は昭和12年(1937年)に再建された鉄筋コンクリート製で、高さは48.5メートルです。

内部は、仏像や壁面、柱面の仏画によって立体曼陀羅が表され、本尊は胎蔵大日如来で周りには金剛界の四仏が取り囲み、 16本の柱には堂本印象画伯の筆による十六大菩薩、四隅の壁には密教を伝えた八祖(はっそ)像が描かれています。


奥之院

 うっそうとした老杉の茂る奥の院には太閤秀吉から太平洋戦争の英霊まで、二十万基を超えるあらゆる時代あらゆる階層の人々のお墓が立ち並んでいます。

高野山で最も重要な聖地であり「大師様が今も生きて人々を見守ってくださる」という大師信仰の中心地。   一の橋から約2kmに渡って続く参道は、歴史的著名人の供養塔も並ぶ 一大霊場。

一番奥に位置する、弘法大師の御廟を礼拝するお堂が「燈籠堂(とうろうどう)」。  堂内は撮影禁止。 御廟に向かう最後の橋、御御廟の橋板の裏には梵字が刻まれている。  渡る前には一礼と合掌を。



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