徒然なるままに
     

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11月30日(水) 曇り

今日の検査でドクターストップが出て明日からの仕事復帰はしばらく延期になりました。
明後日もう一度検査を受けてその結果で復帰時期を決められる様です。
正直言ってまだ手術の傷口が完治していなくて痛みがあります。また血液検査で気になる値が出たために先生が心配してのことです。
今日は2回の採血と検尿、レントゲン撮影がありました。新たに薬も出されました。
まあそんなに気にすることはないみたいですが余りあせらずにやって行こうと思っています。
直の方は順調でまだ拒絶反応は出ていません。このまま行ってくれれば正月は家で迎えられるかもしれません。
今日友人2人が見舞いに来てくれました。久しぶりに色々話をして楽しい時間を過ごしました。
やはり友達っていいですね。


11月29日(火) 曇り

家で炬燵に入ってテレビを観ている状態です。
先週末朋が帰ってきた時にあちこちに外出していたのでその疲れがあったのか昨日と今日の二日間はどこへも行く気がしませんでした。
まだ車に乗るとお腹が響いて気分が悪くなります。明日病院で退院後の検査があります。この検査の結果が良ければ明後日から仕事に復帰です。

建築疑惑の委員会の様子をテレビで見ていましたがまた嘘つきがいるようです。
それにしても木村建設の社長の答弁にはあきれました。
人のいうことをまともに聞かない人間に正直者はいないと思います。


11月23日(水) 晴れ 勤労感謝の日

今日で退院5日目です。最初の予定では昨日まで家でのんびりと過ごし今日から少し身体を動かすために外出するつもりでいました。
今朝は6時半に布団から出て10時過ぎに直の部屋に行ってから松江に映画を観に行きました。
家でテレビを観ているときに映画特集をやっていて急に観たくなりました。
「ALWAYS 三丁目の夕日」
昭和30年代のほのぼのとした話で本当にあんな時代があったんだなと懐かしくスクリーンを見つめていました。
テレビを近所の家に見に行ったこと、初めて冷蔵庫が来たときのこと.など全く同じ体験をしているわけだから本当に自分の過去を見ているようでした。
映画館の中は結構空席がありましたがお客さんの層は我々50代の人たちが多かったと思います。
こんな映画を今の若い人たちに観てもらって少しは日本の豊かさの原点を感じてもらいたいと思います。
明日も少し運動の為に出かけようと思っています。


11月20日(日) 晴れ

ここのところずっと雨でしたが久しぶりにいい天気になりました。
退院2日目 今日は一日炬燵に入ってテレビを観ていました。
昼前に以前家があったところの近所の人がお見舞いに来てくださって少し病状の話などをしました。
ここの家には直の幼馴染が大学を卒業して家業を手伝っており直のことを大変心配してくれていました。
心配してくれた人と言えば
私が入院中に毎日のように病室に顔を出してくれた人がいます。
先日コーヒーのことを書きましたがそのコーヒを持って来てくれた山ちゃんです。
手術の日まで殆ど毎日顔を見せて励ましてくれてどれほど勇気を貰ったことか本当に感謝しています。
術後も退院するまで夕方には必ず来てくれて楽しい話をして笑わせてくれました。
山ちゃんのような友人がいてくれると本当に力が湧いてきます。
これからも大切な友人として付き合っていこうと思っています。
写真はお見舞いに来てくれたときの一枚です。


11月19日(土) 雨

やっと退院できました。
退院するときの注意
とにかく水分を沢山摂っておしっこを一杯出してください。
お酒は当分の間控えめにしてください。
もし熱が出たりお腹に異常があったらすぐに診察してもらってください。
等色々言われました。
正直まだお腹に力を入れると痛みが走ります。歩くときにも背中を丸めています。
今月一杯は休みを貰っているのでゆっくりと体調を戻して行こうと思います。

入院中病院にPCを持ち込み暇なとき書き込みをしていましたがネットに通じていなかったために今日今まで溜まっていた物をまとめてUPします。



11月18日(金) 曇り

直は今のところ拒絶反応も出ることなく順調に回復しています。
ただ今頃の時期からが一番危ない時なので注意しなければなりません。
昨日直が検査のため術後初めて部屋から出てきました。
レノグラムと言って腎機能の検査をするために廊下で待っているところをあっこさんが写真に撮りました。
このあと病棟のエレベーターの前で待っていたのですがちょっとしたすれちがいで会うことが出来ませんでした。
手術の後私の左手の平全体の皮が剥ける症状が出てきて皮膚科で診てもらったところ水虫だと言われました。
仕事上水を良く使うので手がふやけた状態になることはあったのですが、まさか水虫になっているとは思いませんでした。
このために直の病室への出入りはしばらく禁止になりました。
変な菌を持って入るわけには行きませんからね。
いよいよ明日退院です。早速美味しい物を食べに行きます。





11月17日(木) 晴れ

昨日と今日の二日間で切ったところの抜糸がありました。
傷口はきれいにくっ付いているらしく明日もう一度診てもらってから入浴のOKが出ます。
今毎日約3Lの尿が出ています。
腎臓が1個になったためにしばらくは尿をたくさん出さなければなりません。
そのために毎日2Lペットボトル1本の水とお茶を1L飲んでいます。
以前は夜中にトイレに行くことはなかったですがここ何日か深夜1時過ぎに目が覚めてトイレに行っています。
タバコを止めたために口がさみしいので食事の合間にガムや飴を口にしながら水を結構飲んでいますが正直これがビールだったらと思うこともあります。
後2日今度の土曜日には退院です


11月15日(火) 曇り

昨日病院に勤めている友人3人が見舞いに来てくれました。
一人は全体の設備関係等の部署、二人目はリハビリをやっている理学療法士、もう一人は検査部で手術に使う道具などの準備をしている人たちです。
検査部にいる友人は以前町内のバレー部で一緒に活動していましたが今は他の地区に越していったので交流がなくなっていましたが私達の手術のことを知り心配をしてくれていたようでした。
手術当日も手術室の前で部屋から出てくる看護師さんに中の様子を聞いてくれていたようです。
私の手術時間が予定より長くなっていたのでそれを大変心配していたみたいでした。
何かあるときにはこのように心配してくれる友達って言うのは有難いものです。


11月14日(月) 曇り

今日で手術から6日目です。4人部屋に変わりました。
腹の傷の痛みは殆どありませんがまだ少し咳をする時に痛みます。

9日は家族はもちろん友人たちからも励まされ朝9時に手術室に入りました。
腹腔鏡手術の予定でしたが何かの原因で開腹手術になり予定より時間が掛かったみたいでした。
帰ってきたのは5時前だったそうです。
直が10時半に入って6時ごろ帰ってきたようなので実際の手術時間は私の方が掛かった計算になります。
2日間は痛み止めの薬でよく眠れましたが3日目から痛みを覚えるようになり、また腸が少しづつ動き始めた時に食事をしたために今度は腹痛でのた打ち回っていました。
ちなみにこのときの食事のご飯は炊き込みご飯でした。そんなもの食べれる訳ないでしょう。
腸のガス抜きのために夜中何度もトイレに行ったり、早朝採血などでゆっくり眠れる日がありませんでしたが
今朝の3時ごろから8時までの5時間久しぶりに熟睡しました。
直は順調に行っているようで尿量も一日3Lくらい出ているみたいです。
クレアチニンの値も1.2まで下がり、私の腎臓が直の体の中でうまく機能してくれているみたいでホッとしています。
術後1週間から2週間目くらいに拒絶反応が出てくるらしいのでこれからが心配ですがこのまま拒絶反応が出なければと祈っています。
多くの人たちの応援で手術が成功して本当に感謝しています。今回は見ず知らずの人たちからも暖かい言葉を頂きました。
この手術を受けて本当に良かったと思えるまでにはまだ乗り越えなければいけない壁がいくつもありますが家族で力をあわせて直の笑顔が本物になるように頑張って行きたいと思います。


11月8日(火) 晴れ

明日の手術に向けての準備が色々とありました。
まず無駄毛を取り、へそをきれいに掃除してシャワーを浴びてからだを清潔にした後
麻酔科で背中に硬膜外麻酔用のチューブを入れられました。
後は夜点滴を打って明日の手術までゆっくり眠る予定ですが・・・・・・。
直は最後の透析を今日して来ました。
本当に今日の透析が最後になることを祈っています。
今日大阪から朋が帰ってきて今手術の説明を受けています。
今回は私も手術室に入るので手術中もし何かあったときには朋に対処してもらおうと思っています。
さっき麻酔科の先生が明日の麻酔のことの説明に来られました。
麻酔科の先生は女の先生が殆どでまだ男の先生は見た事がありません。
いよいよ明日です。
きっとうまくいくと思って今夜は眠ります


11月7日(月) 曇り

昨夜7時から9時過ぎまで手術の説明が先生からありました。
難しい話ばかりで直とあっこさんは最後の方になると不安になったのか静かに聞いていました。
確かに今度の手術(ABO不適合の移植)はこの大学では初めてのことなので先生たちも慎重になっておられます。
説明ではいつものようにもしもということも含めて話されるので聞いているほうは不安になってきますが私は手術自体より術後の直の状態のほうがどうなるか心配です。
そのことも含め話を聞いているうちに疑問点を見つけ質問しようとするのですがうまく自分の中で整理することが出来ずにいました。もう一日時間があるのでよく考えてみようと思います
私の手術の説明もありました。
私の手術は鏡視下腎摘出手術と言うそうです。
要するに腹の中に内視鏡を入れて腎臓を取るのですがそれと同時にお腹にも穴を開けて手を突っ込んでする手術です。
腎臓を取り出すのだから穴を開けなければいけないのでついでに手も入れて腹の中をごそごそするみたいです。
名づけてハンドアシスト法 手が内視鏡をアシストするのかそれとも逆かはっきりとは分かりません。
今朝5時に採血、9時過ぎから造影剤を使った腎臓のレントゲンの検査がありました。
その後夕方まで点滴をしなくてはなりません。ちょっと病人らしくなりました。
直は10時過ぎからICUに行っています。今日は3時間ほどで帰ると言っていましたがもう4時間過ぎるのにまだ帰ってきません。
また何か問題が発生したのではと今少し心配しています。
先日東京にいる友人が見舞い?(激励)に来てくれました。連休を利用して帰ってきたみたいです。
毎日色んな人が来てくれます。ありがたいことだと感謝しています。
写真は腕に刺さっている点滴の針です。刺す時は結構痛かったです


11月6日(日) 雨後曇り

久しぶりに朝雨が降りました。
今日は家族全員が見舞いに来ましたが多人数での見舞いは勘弁して欲しいです。
手術前に直に言わなくてもいいことをポロっと口にするので本当は家族には来て欲しくない面もあります。
私の姉妹は無神経なところがあるから・・・・・・
部屋に空気清浄機が置いてあり多分モーターからだと思うけど室温が高くなっています。
昼は冷房を付けているからいいのですが寝る時はちょっと暑くて困ります。
写真はその清浄機ですが高さ1.5M位あります。





11月5日(土) 晴れ

今日は朝直の採血があっただけで二人とも何もすることがなく一日中DVDを観ていました。
直のベットにPCをおいて二人で観ています。
8時に朝食、12時に昼食、18時に夕食、3時に勝手におやつと食べてばかりでこれはきっと体重が増えるに違いありません。
入院してからタバコも止めたので口がさみしいのでガムやキャンディーについつい手が行ってしまいます。
ただのんびりしてられるのも明日までのようです。
明後日からはまた忙しくなってきそうです。
写真は部屋から見た景色NO2 です。




11月4日(金) 晴れ


朝の5時にまた起こされた。「最後のおしっこですよ」って
これで今日は好きな時にトイレに行ける。
5時半ごろ採血、7時過ぎに起きてコーヒーを飲む。
昨日知り合いに頼んでインスタントコーヒーを買ってきてもらった。
コーヒー好きの私は一日5杯位は飲むのでいちいち下の自販機まで行くのは面倒くさい。
食事の後直の採血の時にお父さんもありますと看護師さん
朝5時に採ったのにと言ったら先生が今採血の指示書を出されたからだって。
一日に何回も注射針を刺すなって言いたいけれど昨日の直のことがあるので大人しくしていた。
直は今日もICUへ透析と血漿交換に行きました。
10時過ぎに教授回診。
「ちょっとお腹を拝見」と言って私のへその辺りを診て
「ここを切りますから」と一言。「あとこことここに穴を開けます」
この教授が私の腎臓を摘出してくれます。
よろしくお願いしますと神妙な気持ちになりました。
写真は一昨日からマスクをしている直です。
部屋ではしなくてもいいと言われているのに心配だからと言ってしています。


11月3日(木) 晴れ


朝の5時から24時間おしっこを溜める検査がありました。
今朝は5時に「川島さん5時ですよ」って起こされトイレに行きました。
その後トイレに行くたびおしっこを容器に取って別の袋に溜めていきます。
明日の朝の5時が最後です。
今日はなるべくトイレに行く回数を少なくしていました。
直は今日は2時間おきに採血がありました。
免疫抑止剤の効果を調べるためだそうです。
9時からスタートして23時まで都合8回の採血ですが血管が腫れないか心配です。
写真は部屋から見た外の景色です。
出雲ドームが見えます。


11月2日(水) 晴れ

9時過ぎに入院しましたが今日は何もされないと思っていたけれど
結構忙しく検査、採血がありました。
直は10時から透析、血漿交換が始まり帰って来たのが4時頃でした。
途中血圧が下がりすぎて気分が悪くなったと言っていました
明日は祝日ですから何もないと思います。
写真は透析から返ってきてパンをかじっている直です。

ここからの日記は病院にPCを持ち込み書いたものです。
upは後日にしました。


11月1日(火) 晴れ

午前中に散髪に行き明日の入院に備え色々な物を買ってきました。
いざ入院と言うと何かと揃えなければならないので大変です。

去年の10月11日、朋の電話から今回の移植がスタートしました。
その日倒れた直が運び込まれた病院へ行くとICUへ案内されました。
ベッドの上で意識のない直の苦しそうに横たわる姿を見た時に、私はこの子を楽にさせるには腎臓を移植するしか方法はないと決心しました。
あれから1年余り平坦な道のりではなかったですがやっと実現の日を迎えることが出来ます。
今年の3月島大医学部付属病院に移植のお願いをしてから詳しい話を聞くうちに簡単な事ではないと感じ
家族での話し合いを繰り返す中で、もう少し先にしたほうがいいのではと結果が中々出ませんでした。
でもそのたびに私はなんとしても直を楽にしてやりたいと言う気持ちを訴え、直本人も5月ごろにはその気になってくれました。
6月に私の腎機能と血液の検査を受け、血液型は違うけれどもこの病院での手術は可能ですとの返事を聞いたときは本当に安心しました。
9月に直が脾臓摘出の手術後体調を崩した為に手術は1ヶ月延期されましたが
それも病院側が直の体調を第一番に考えてくれたからだと思っています。
今回の手術は医大では初めての手術になります。
担当の先生を始め全ての部所で計画表に基き綿密な話し合いが行われているみたいです。
そう言う意味では心強く感じています。
明日から直は免疫抑止剤を飲みまた血漿交換に入ります。
今日も薬剤部の人から薬の説明を受けました。
明日も何らかの説明があると思います。
病院も明日からスタートだと言う緊迫感が漂っている雰囲気がしています。
私は直と手術までの1週間は同じ部屋で過ごしますが、色々な話が出来そうなので楽しみで一杯です。
入院生活の先輩の直からアドバイスを受けながら楽しい病院生活にしてきたいと思っています。
では2週間のお別れです。


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