■作品名 原題 (製作年・製作国)
■主要スタッフ
■ボーイズ・ドント・クライ Boys Don't Cry (1999・米国)
■(監督・脚本)キンバリー・ピアース
■(出演)ヒラリー・スワンク、クロエ・セヴィニー、ピーター・サースガード
■ 性同一性障害を持つ女性(心は男)と恋人(女性)を描く実話をもとにした悲劇。そういう人がいるということはアメリカでなくても受け入れがたいとは思う が、主人公が社会から排除されていく過程はアメリカ人の根底にある差別的排他的心理をよく表しているような気がする。緊迫感のある演出とスワンクの体当た りの見事な演技がすばらしいです。(2000.10.28)
■ボギー!俺も男だ Play it again,sam (1971・米国)
■(監督)ハーバート・ロス (脚本・出演)ウッディ・アレン
■(出演)ダイアン・キートン、トニー・ロバーツ
■「カサブランカ」をパロったアレンのコメディ。昔から変わらない、下半身ネタや神経質な言葉のやり取りはそれほど好きじゃないけど、アレン映画の中では個人的には楽しめた方だと思う。 (2000.7.1)
■ボクシング・ヘレナ Boxing Helena (1993・米国)
■(監督・脚本)ジェニファー・リンチ
■(出演)シェリリン・フェン、ジュリアン・サンズ
■リンチの娘が父親に負けず劣らず変態的な映画を撮りました。ただし、内容的に深みがないため、上辺だけの変態映画に見えてしょうがなかった。父親のような芯は感じられません。 (2000.7.1)
■星の王子ニューヨークへ行く Coming to America (1988・米国)
■(監督)ジョン・ランディス
■(出演)エディ・マーフィ、アーセニオ・ホール、ジェームズ・アール・ジョーンズ
■マーフィとランディスのコメディだが、面白くない。もともとランディスの笑いはあまり合わないというのもあるんだろうけど、それにしても笑えなかった。マーフィの良さが全然出てなかったような気がする。この映画の失敗で二人はしばらく仲違いをしたらしいけど・・ (2000.7.1)
■ポセイドン・アドベンチャー The Poseidon Adventure (1972・米国)
■(監督)ロナルド・ニーム
■(出演)ジーン・ハックマン、アーネスト・ボーグナイン、レッド・バトンズ
■転覆した豪華客船から脱出を図るパニック映画の名作。他人同士が協力して脱出していく過程で描かれる人間関係も巧く、今でも通用する文句なしの面白さだと思います。(2005.7.1)★ (>DVDを買う)
■蛍川 (1987・日本)
■(監督)須川栄三 (原作)宮本輝
■(出演)三國連太郎、十朱幸代、川谷拓三
■ 宮本輝原作小説の映画化。幼なじみの二人の初恋の物語。原作の持つ雰囲気をうまく映画に取り入れられていると思う。今の子供達には分からないかもしれない けど、少年時代の微妙な恋心と性の意識を丁寧に描いていると思います。僕らの世代がぎりぎりかなあ。名優の間に入って主演の二人も熱演してます。(2000.7.1) (>DVDを買う)
■鉄道員(ぽっぽや) (1999・日本)
■(監督・脚本)降旗康男 (原作)浅田次郎
■(出演)高倉健、大竹しのぶ、小林稔侍
■ 原作を読んで無性に見たくなって。小説を上手に映画化したと思います。小林稔侍の演技は、しっとりした良い場面を台無しにしちゃってるとしか思えないけ ど、何より健さんがすばらしい。あまり健さんの映画は観たことないし、どうこう言う資格もないけど、健さんってやっぱいい役者さんなんだなって感動しまし た。鍋のシーンの演技は圧巻です。脇もいいし、脚本もうまくまとまってるので泣けます。稔侍さえ・・。(2004.2.28)
■ボディガード The Bodyguard (1992・米国)
■(監督)ミック・ジャクソン (製作・出演)ケビン・コスナー
■(出演)ホイットニー・ヒューストン、ビル・コッブス
■ 売れっ子コスナーの渋いアクション映画。アクションを派手にしなかったところには好感が持てます。シーンの多くをカットされた競演のヒューストンは随分ご 立腹だったようですが、そんなことを気にしていたらいい映画は出来ません。ただ、そんなにいい映画でもないですけど・・ (2000.7.1)
■(監督)タカハタ秀太
■(出演)草なぎ剛、中谷美紀、香川照之、市村正親
■ 社会からはみ出した人々が集まるホテルビーナスの住人たちの人間模様。演出も音楽もすごくいい感じだし、話的にも好みの映画。なぜ韓国語なのかは分からな いけど、いい台詞も多いし、(あ、日本語であの台詞を言わせると日本人がひいちゃうからか)フジテレビ番組ネタがなければもっと良かったと思う。はみ出し た人たちが自分の居場所を見つけ、前向きに生きていく気持ちになっていく映画って、やっぱ好きです。(2005.4.3)
■(監督・脚本)J・トッド・アンダーソン (脚本)イーサン・コーエン
■(出演)マイケル・ラパポート、マイケル・ジェッター
■昼は整体師、夜はプロレスラーで生計を立てる主人公が結婚を期に、両親の近くへ移り住み、開業しようとするが・・。お馬鹿なB級映画として前から見てみたかったんだけど、コーエンが脚本を書いていると知り、さらに楽しみが増え、早速借りることに。ストーリー展開やキャラクター設定にコーエンっぽさがあって、単なるお馬鹿映画以上に楽しめました。ま、もっとお馬鹿でもよかったですけどね。(2005.6.5)
■炎のランナー Chariots of Fire (1981・英国)
■(監督)ヒュー・ハドソン (音楽)ヴァンゲリス
■(出演)ベン・クロス、イアン・チャールソン
■スポーツを題材としているが、スポーツ感動モノというよりも、しっかりした人間ドラマだったと思う。幼かったこともあり理解できなかった部分もあるような気がする。ただ、美しい音楽だけは耳に焼き付いています。 (2000.7.1)
■ポリス・アカデミー Police Academy (1984・米国)
■(監督)ヒュー・ウィルソン
■(出演)スティーヴ・グッテンバーグ、ババ・スミス、G・W・ベイリー
■ シリーズ化もされた警察学校の落ちこぼれ生徒達のどたばたコメディ。主人公を含めたキャラクター達の個性的をうまくつかって笑わせてくれます。続編が何本 も作られましたが、立派に成長して警官になったはずの彼らをまた落ちこぼれにせざるを得ず、面白くなくなりました。でも、この第1作目だけは間違いなく笑 えます。 (2000.7.1)
■ポリスストーリー/香港国際警察 警察故事 (1985・香港)
■(監督・脚本・出演)ジャッキー・チェン
■(出演)ブリジット・リン、マギー・チャン
■ 正義に目覚めたジャッキーが警官になって活躍する、続編も作られたシリーズ第1作。ただ、あまりに正義感、道徳観を押し出しすぎているため、個人的には好 きなシリーズではない。アクションも危なすぎて見てられないし。人気というより、ジャッキーの思い入れの強さでシリーズ化されたような気もしますが、どう でしょう。 (2000.7.1)
■ポルターガイスト Poltergeist (1982・米国)
■(監督)トビー・フーパー (製作・脚本)スティーブン・スピルバーグ
■(出演)クレイグ・T・ネルソン、ジョベス・ウィリアムズ、ヘザー・オルーク
■フーパーの娯楽心霊ホラー映画だが、スピルバーグ色が強い気がする。楽しめます。 (2000.7.1)
■ホワイトアウト (2000・日本)
■(監督)若松節朗 (原作・脚本)真保裕一
■(出演)織田裕二、佐藤浩市、松嶋菜々子
■ 原作があることもあり基本的なストーリーは非常に面白いと思う。脚本的にもダムの構造をもう少し活かして欲しかったことと、ラストの古くさいリモコン破壊 の部分を何とかすれば、よく出来ている。問題なのは演出。日本の娯楽作品を見ていつも思うのだが、いま日本に娯楽映画をきっちり作れる監督がいない。どこ を押さえて、どこを削るかわかってないとしか思えない。思い切って、ハリウッドから呼ぶとか、アニメーター(原作者もそうだったらしい)を抜擢するとかし たらいいんじゃないかな。TVからはだめ。いずれにしても絵コンテをしっかり作れよなー。あと音楽かな。いい音楽を付けられれば、かなりごまかせると思う んですよね。織田裕二の映画で頑張ろうとする姿勢はいいです。がんばれ!(2000.8.27)
■ホワット・ライズ・ビニース What Lies Beneath (2000・米国)
■(監督)ロバート・ゼメキス
■(出演)ハリソン・フォード、ミシェル・ファイファー
■ヒッチコック映画を思わせるゼメキスのサスペンス。派手なアクションやまんがチックな演出のない、久々に展開を楽しめる良質のサスペンス映画でした。ゼメキスはいろんな映画を作る人ですね。(2000.12.17) (>詳細)
■(監督)ダグ・リーマン
■(出演)マット・デイモン、ブランカ・ポテンテ
■中々ハイレベルにまとまったシリーズの第1作。他のスパイ映画と比べ、見応えのある骨太なシリーズとなったのは、強い主人公と雑魚いっぱいみたいな対決がほとんどなく、お互いに手の内を知り尽くしたプロ対プロの緊迫した対決を描けたからでしょう。第1作も、頭脳戦と肉体戦が中心の緊迫した展開で楽しく観れます。ただ、カーアクションシーンや恋愛の展開がちょっと古臭い感じもするし、それほどヒットしたわけでもないのに、よく続編がつくられたなあ、という気もします。(2008.1.19)
■(監督)ポール・グリーングラス
■(出演)マット・デイモン、ブライアン・コックス
■前作の良さを引き継ぎつつも、監督が変わったせいか前作でちょっともたついたカーアクションを含むアクションシーンに切れ味があり、一番好きな作品。色恋沙汰を排除できて、締まった展開に出来たのも良かったと思います。ただ、対決の基点となる爆弾のトリックが「プロなら分かるだろ」程度のいうしょぼさで、どうしてもひっかかてしまうのが、残念。。(2008.1.19)
■(監督)ポール・グリーングラス
■(出演)マット・デイモン、ジュリア・スタイルズ
■相変わらずの緊迫感のある対決には思わず唸ってしまうものの、ジェイソン誕生の秘密を明かすのにちょっと時間を割きすぎで後半ちょっと飽きてしまうところも。個人的には全体的にちょっとづつ不満はあるものの、非常に統一感がある、よくまとまったシリーズだったと思います。(2008.1.19)
■感想