「し」で始まる映画の感想。(はオススメ)


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                      ぬ                     

■作品名 原題 (製作年・製作国)

■主要スタッフ

■感想


■JSA JSA: Joint Security Area (2000・韓国)

■(監督)パク・チャヌク
(出演)ソン・ガンホ、イ・ビョンホン、イ・ヨンエ、キム・テウ

■南北問題を題材にしたサスペンスタッチの友情物語。巧みな脚本と気合の入った映像は本国で歴代興行収入1位になったのもうなずける出来の良さです。(2001.6.16)(>詳細


■JFK JFK (1991・米国)

■(監督)オリバー・ストーン
(出演)ケビン・コスナー、ドナルド・サザーランド、ケビン・ベーコン

■ストーンの映画は非常に強いメッセージを持つことが多く、大抵の場合、僕には独り善がりなものにしか映らないのですが、本作は推理サスペンス的要素が強く、娯楽作として十分楽しめます。メッセージを押さえて娯楽的に楽しめる作品にすればストーンも観る気がするんだけど。(1999.7)


■ジェイコブスラダー Jacob's Ladder (1990・米国)

■(監督)エイドリアン・ライン
(出演)ティム・ロビンス

■イマジネーション豊かな内容とラインの映像が上手くブレンドしているけど、内容的に僕にはそれほど惹かれるものはなかった。(1999.7)


■ジェイソンX Jason X (2001・米国)

■(監督)ジェームズ・アイザック
(出演)レクサ・ドイグ、リサ・ライダー

■ジェイソンが宇宙へ行くってだけで見たようなもんです。「エイリアン2」のジェイソン版って感じで、全く真新しさはないものの、キッチリ話は作られています。ラストはちょっと急ぎすぎで、もう少し盛り上げられた気がして残念だけど、キャラもので、何本も作られている続編の一本としてはまあまあでしょう。(2003.7.6)


■ジェヴォーダンの獣 Le Pacte Des Loups (2001・仏国)

■(監督・脚本)クリストフ・ガンズ
(出演)サミュエル・ル・ビアン、 ヴァンサン・カッセル

■CG技術を持ったことで、大規模なセットや仕掛けを作らなくて良くなったのか、最近フランス映画でもこの手の作品が増えてきました。町を襲う謎の獣を追うサスペンスアクションで、そこそこ楽しめたけど、脚本が雑で、ドラマにあまり魅力なく、ちょっとだらだらし過ぎたような気がする。(2003.1.12)


■四月怪談 (1988・日本)

■(監督)小中和哉
(出演)中島朋子、柳葉俊郎

■自分の存在意義を探し出そうとする物語だが、展開的に子供っぽくて、平凡で、ちょっとがっかりした覚えがある。(1999.7)


■地獄の黙示録 Apocalypse Now (1979・米国)

■(監督)フランシス・F・コッポラ
(出演)マーロン・ブランド、マーティン・シーン

■まさに地獄のような環境で撮影された映画だが、観たのがそうとう昔だったせいか凄さがわからなかった。(1999.7)


■シコふんじゃった。 (1991・日本)

■(監督)周防正行
(出演)本木雅弘、清水美砂、竹中直人

■日本のスポーツ青春ものでは一番好きな映画。学生相撲を題材に、とても楽しく見せてくれます。(1999.7)(>DVDを買う)


■シザーハンズ Edward Sissorhands (1990・米国)

■(監督)ティム・バートン (音楽)ダニー・エルフマン
(出演)ジョニー・デップ、ウィノナ・ライダー、ダイアン・ウィースト

■他の作品から観ると異色だが、バートンの魅力がたっぷりつまったファンタジー。決して再開することのない二人の心をつなげる雪の物語は涙なくして見れません。(1999.7)>詳細


■シシリアン The Sicilian (1987・米国)

■(監督)マイケル・チミノ
(出演)クリストファー・ランバート、テレンス・スタンプ

■チミノとランバートを見に行ったんだが、ほとんど覚えがない。イタリアマフィアのお話し。(1999.7)


■7月4日に生まれて Born on the Forth of July (1989・米国)

■(監督)オリバー・ストーン
(出演)トム・クルーズ、ウィレム・デフォー

■ストーンの肩肘張ったメッセージの塊の映画。クルーズが叫べば叫ぶほど、こっちは引いちゃって、「だからどうした」なんて気分になってくる。ストーンは真面目過ぎるのかな。(1999.7)


■七人のおたく (1992・日本)

■(監督)山田大樹
(出演)内村光良、南原清隆、江口洋介

■映画好きなウンナンの作った映画。そこそこ楽しめた。(1999.7)


■七人の侍 (1954・日本)

■(監督)黒沢明
(出演)志村喬、三船敏郎、宮口精二

■世界に黒沢の名を知らしめた作品の一つ。彼の徹底したリアリズムとダイナミズム、そして人間の心の深部を抉る洞察力が世界に受け入れられたのだと思います。映像の迫力とセンスは今観ても十分凄さを感じることができると思います。(1999.7)


■十戒 The Ten Commadments (1956・米国)

■(監督)セシル・B・デビル
(出演)チャールトン・ヘストン、ユル・ブリンナー

■ストーリーより何よりSFXの凄さに圧倒されました。(1999.7)


■シックス・センス The Sixth Sense (1999・米国)

■(監督・脚本)M・ナイト・シャマラン
(出演)ブルース・ウィリス、ハーレー・ジョエル・オスメント、トニ・コレット

■最近ではまったく予想がつかず、一番びっくりした展開でした。サスペンスホラータッチですが、本当は切ない人間ドラマです。こういう物語は大好きですね。(1999.11.3)>詳細


■シッピング・ニュース The Shipping News (2001・米国)

■(監督)ラッセ・ハルストレム
(出演)ケヴィン・スペイシー、ジュリアン・ムーア、ジュディ・デンチ

■人に言えない過去や悩みを抱えながら、自分の居場所を探して生きる人々の姿を描く。誰かに愛されたい、誰かの役に立ちたいというテーマはハルストレム作品のの共通したテーマだと思う。美しい映像と確かな演出の人間ドラマです。(2003.2.16)


■シティ・オブ・エンジェル City of Angels (1998・米国)

■(監督)ブラッド・シルバーリング
(出演)ニコラス・ケイジ、メグ・ライアン

■「ベルリン・天使の詩」のハリウッドリメイク。オリジナルの社会メッセージ的な部分はすっかり削ぎ落とされ、純粋な恋愛ドラマに。犯罪の絡まない、ゆっくり進む展開が好感をもてました。あまりに切ない幕切れではありますが。(1999.7)


■シティ・スリッカーズ City Slickers (1991・米国)

■(監督)ロン・アンダーウッド
(出演)ビリー・クリスタル、ヘレン・スレイター、ジャック・パランス

■話の内容はともかく、パランスがむちゃくちゃ良かった。彼がいなかったらこの映画は全く面白くなかったことでしょう。オスカー授賞式の腕立て伏せは前代未聞。(笑)(1999.7)


■シティ・スリッカーズ2/黄金伝説を追え City Slickers U:The Legend of Curly's Gold (1994・米国)

■(監督)ロン・アンダーウッド
(出演)ビリー・クリスタル、ダニエル・スターン、ジャック・パランス

■前作で好評だったパランスを再び使いたいために、死んだはずのキャラクターに兄弟がいることにして復活させた。こういうやり方は失敗するものです。(1999.7)


■シティヒート Cityheat (1984・米国)

■(監督)リチャード・ベンジャミン
(出演)クリント・イーストウッド、バート・レイノルズ

■人気俳優を二人使っても2倍はおろか半分も儲からないのが常識でした。どちらかが脇に回れば別ですが、どちらも持ち上げなきゃならないですからね。そこそこ観れましたけど。(1999.7)


■死と乙女 Death and the Maiden (1994・米国)

■(監督)ロマン・ポランスキー
(出演)シガニー・ウィーバー、ベン・キングスレー

■舞台劇をポランスキーが映画化。舞台劇っぽさはあるけど、緊迫感がありおもしろかった。題材的にはポランスキーに合ってると思う。(1999.7)


■シーバース Shivers (1975・カナダ)

■(監督)デビッド・クローネンバーグ
(出演)ポール・ハンプトン、リン・ローリー

■クローネンバーグの初期の傑作。寒々とした映像が忍び寄る恐怖を増幅させる。クローネンバーグの内臓への固執には特に思い入れはないが、この作品の人間観、社会観が好き。また観たいんだけど、どこかに置いてないかな。 (1999.7)


■シービスケット Seabisuit (2003・米国)

■(製作・監督・脚本)ゲイリー・ロス
(出演)ジェフ・ブリッジス、トビー・マグアイア、クリス・クーパー

■長さはそれほど気にならずに観れたんだけど、それはたぶん出演者達の演技のおかげ。物語としてはただ表面的な事実を積み重ねているだけで、中心の3人の出会い、それぞれの夢の実現といったせっかくの感動的な出来事を抑揚なく描いちゃった気がする。嘘でも言いから彼らの内面をもうすこし掘り下げれたら良かったのに。(2004.3.21)


■下妻物語 (2004・日本)

■(監督・脚本)中島哲也
(出演)深田恭子、土屋アンナ、宮迫博之

■ロココファッションをこよなく愛する一風変わった少女と純粋な心を持つヤンキー少女の奇妙な友情物語を描くコメディ。奇妙なシチュエーションを気に入って一気に脚本を仕上げたのは「サッポロビール」のCMをブレイクさせた中島哲也。二人の少女の見た目と生い立ち、性格のギャップの設定をうまく笑いに生かした脚本だと思います。楽しかったです。(2004.7.5)(>DVDを買う)


■ジャイアンツ Giant (1956・米国)

■(監督)ジョージ・スティーブンス
(出演)ジェームス・ディーン、ロック・ハドソン、エリザベス・テイラー

■大作だったという印象しか残ってないです。(1999.7)


■シャイニング The Shinning (1980・英国)

■(監督)スタンリー・キューブリック
(出演)ジャック・ニコルソン、シェリー・デュバル

■冷たく、脳神経を刺激するような映像は怖かったが、全体としては強く残っていない。(1999.7)


■シャイン Shine (1996・豪州)

■(監督)スコット・ヒックス
(出演)ジェフリー・ラッシュ、ノア・テイラー

■実在の知的障害を持った天才ピアニストをモデルにした感動作。親の呪縛との戦いに共感した。(1999.7)


■ジャケット The Jacket (2005・米国)

■(監督)ジョン・メイバリー
(出演)エイドリアン・ブロディ、キーラ・ナイトレイ

■湾岸戦争で奇跡的に一命を取り留めた退役兵士が精神病院で受けた危険な治療によって現在と未来を行き来する・・というSFっぽい設定が気になって観にいきましたが、極端な話、精神異常者が薬によって幸せな夢を見ながら、幸せに死んでいくってだけの、薬物中毒者の妄想映画って感じでした。折角の戦争での体験も、最初に起こる事件も全然伏線になってなくて、出会った少女も結局主人公側から見た勝手な妄想の域を出ておらず、折角のハッピーエンドもなんだか空しく感じました。(2006.7.5)


■ジャッキー・ブラウン Jackie Brown (1997・米国)

■(監督・脚本)クエンティン・タランティーノ
(出演)パム・グリアー、サミュエル・L・ジャクソン、ロバート・デニーロ

■「パルプ〜」ですべてを吐き出したタランティーノは中々復活できない・・・。間があいたので期待したんだけど。(1999.7)


■ジャック・サマースビー Sommersby (1993・米国)

■(監督)ジョン・アミエル
(出演)リチャード・ギア、ジョディ・フォスター

■南北戦争時代が舞台。戦争から帰ってきた夫が実は別人なのだが、妻はそれと気づきつつ幸せな生活を続けるという、ちょっと変わった人間ドラマだが、なかなか面白かった。主演二人が好演でした。(1999.7)


■ジャッジ・ドレッド Judge Dredd (1995・米国)

■(監督)ダニー・キャノン
(出演)シルベスター・スタローン、ダイアン・レイン

■同名漫画の映画化だが、その場合、製作者のオリジナリティを加えないと大抵つまらなくなる。アメコミって画風とかアングルとか、そういう面白さなんだと思うんだよねえ。ストーリー的に面白いアメコミってあるんでしょうか。(1999.7)


■しゃべれども、しゃべれども (2007・日本)

■(監督)平山秀幸
(出演)国分太一 、香里奈 、森永悠希 、松重豊 、八千草薫

■一人前になれない噺家と、一人前になれない人々とが交流することにより、それぞれが一歩ずつ成長していくという物語をさらっと描いたさわやかな映画。落語家という普通の人とは違う日常を持つ人が、普通の人の日常の中に溶け込んでいる雰囲気がとても良かった。きっと映像、演出、演技がうまくかみ合ったんでしょうね。香里奈がちょっと浮いてる感じがあったものの(設定の割りに綺麗すぎ?)、国分太一や村林を演じた森永少年がとてもよく、ラスト近くの二人の落語はとても上手で落語としてちゃんと楽しめちゃったりします。主人公の成長振りがもう少し劇的に描かれたらかなり好みの映画になったと思いますが、日常感に浸れる感じが心地よい、いい映画でした。(2007.7.6)


■Shall we ダンス? (1996・日本)

■(監督)周防正行
(出演)役所広司、竹中直人、渡辺えり子

■「シコふんじゃった。」の周防監督が今度は社交ダンスを題材にしたサラリーマンの青春映画を作った。軽いコメディタッチでちょっぴり感動させる映画を作るのは上手いですね。大ヒットしたので観た方も多いと思いますが、個人的には最後にどうしても奥さんに「Shall we ダンス?」って言ってほしかった。ハリウッドでリメイクされるという噂もあります。(1999.7)


■シャンハイ・ヌーン Shanghai Noon (2000・米国)

■(監督)トム・ダイ
(出演)オーウェン・ウィルソン、ジャッキー・チェン

■米国大ヒットの西部劇+カンフーのアクションコメディ。一応しっかりまとまっていてそこそこ面白いし、主演二人のやり取りも楽しいのだが、残念なのはカンフーアクションが面白くないことが1番目。そのシーンだけでもジャッキーに撮らせればいいのに。アメリカ人はカンフー撮るの下手すぎ。2番目はアメリカ中心の考えの上に作られていること。大きな理由もなく中国を捨ててアメリカを選ぶなんて話、ジャッキーが好むとは思えない。しかも仲間と戦うなんて。アメリカ映画には口は出さないというジャッキーだが、ハリウッドに埋もれてしまわないでね。まあ、自身が作るジャッキー映画はどんどん面白くなってるので良しとしましょうか。(2000.8.27)


シャンハイ・ナイト Shanghai Knights (2003・米国)

■(監督)デビッド・ドブキン
(出演)オーウェン・ウィルソン、ジャッキー・チェン、ドニー・イェン

■米国大ヒットアクションコメディの続編。カンフーシーンは前作よりもうまく撮れてました。話も一応まとまっていてそこそこ面白いはずなんだけど、なぜかぐっと来なかったのは何でだろう?まあ前作も同じようなもんだったんですが、アクションがうまく撮れてた分面白くてもよかったんだけどなあ。話が単純すぎたせいか、メリハリがなかったせいか、ジャッキーが老けちゃって敵に勝てなかったせいか・・。(2004.11.3)


■ジャンピング・ジャック・フラッシュ Jumpin' Jack Flash (1986・米国)

■(監督)ペニー・マーシャル (製作)ローレンス・ゴードン、ジョエル・シルバー
(出演)ウーピー・ゴールドバーグ、ジョン・ウッド

■マーシャル監督劇場第1作。サスペンスアクションやコメディと言うより、パソコン上のやり取りから発展する恋物語として魅力がある女性監督らしい作品。ウーピーがもっと暴走してるかと思った。(1999.8.16)


■13日の金曜日 Friday the 13th (1980・米国)

■(監督)ショーン・カニンガム
(出演)ベスティ・パルマー、ケビン・ベーコン

■大ヒットホラーの第1作。サスペンスホラーとして怖かった覚えが有ります。その後ジェイソンが主人公となりファンタスティックホラーに変わっていきますが・・。(1999.7)


■13日の金曜日Part8/ジェイソンN.Y.へ Friday the 13th Part VIII: Jason Takes Manhattan (1989・米国)

■(監督・脚本)ロブ・ヘデン
(出演)トッド・シェイファー

■1作目以降、何を観たのかさっぱり覚えてないけど、本作だけは覚えている。ジェイソンがN.Y.にきて大暴れするということで楽しみにしていたのだが、欲求不満がたまるだけだった。ここまで来たらもっと、もっと暴れてほしかった。(1999.7)


呪怨 (2002・日本)

■(監督・脚本)清水崇
(出演)奥菜恵、伊東美咲

■ハリウッドでのリメイクが決まった、和製ホラー。呪われた家に住んでしまった家族の悲劇を描く。話の内容は別にして、演出的なうまさで「リング」よりはずっと面白かった。結局、ハリウッドでもメガホンを取ることになったのは、この演出力の高さを買われたからでしょうね。ただ、お話としては呪いの原因となった事件自体がそれほど衝撃的なものではないので、ラストに事件が解明されるだけではなく、解決することで開放感が必要だった気がしてならない。事件が衝撃的ならその呪いが生き続けるってラストもありなんでしょうけど。(2004.11.3)


呪怨2 (2003・日本)

■(監督・脚本)清水崇
(出演)酒井法子、新山千春、堀江慶

■前作にも増して、演出がうまくなった気がする。面白いし、怖いんだけど、全く話を終わらせる気がなくて、ただ呪いの家に関わった人間たちが次々に死んでいくだけで、ちょっといい加減にほしくなる。呪いを持つ女性のバックグラウンドにきちんと踏み込んで一本毎にきちんと締めないと映画としては反則だと思うな。(2004.12.30)


■17歳のカルテ Girl, Interrupted (1999・米国)

■(監督)ジェームズ・マンゴールド
(出演) ウィノナ・ライダー、アンジェリーナ・ジョリー、 ウーピー・ゴールドバーグ

■ウィノナもアンジェリーナもすごく良かったけど、映画としてもう一つ何か欲しい気がした。背景にある70年代という時代を体験しているともっと良いのかもしれないけど、少し回顧的になっていただけのような気がする。二人の友情でもいいし、社会の歪みでもいいし、何か一つ芯があったら良かったのに。(2002.4.28)


■十二人の怒れる男 12 Angry Men (1957・米国)

■(監督)シドニー・ルメット
(出演)ヘンリー・フォンダ、リー・L・コブ

■殺人を犯した一人の少年を裁く12人の陪審員の話だが、評決を下すまでの過程が実に緊迫感があり、面白い。(1999.7)


■十二人の優しい日本人 (1991・日本)

■(監督)中原俊 (脚本)三谷幸喜
(出演)塩見三省、上田耕一、豊川悦司

■「十二人の怒れる男」を元にして、日本風にアレンジしたコメディタッチのリメイク番。夫を殺した妻を裁く過程で、陪審員たちの人生と日本人の「優しさ」を浮かび上がらせる脚本はとても面白かった。(1999.7)(>DVDを買う)


■ジュニア・ボナー/華麗なる挑戦 Junior Bonner (1972・米国)

■(監督)サム・ペキンパー
(出演)スティーブ・マックイーン、ロバート・プレストン

■マックイーンの映画の中で一番好き。彼の哀愁漂う演技がすごく好きで、ドラマもすごく良かった。(1999.7)


■ジュマンジ Jumanji (1995・米国)

■(監督)ジョー・ジョンストン
(出演)ロビン・ウィリアムス、ボニー・ハント

■双六という手を使って、動物パニックモノをごちゃ混ぜにして楽しませてくれます。タイムトリップ的な要素もちょっぴり加わり、楽しいファミリー映画になってます。(1999.7)


■ジュラシック・パーク Jurrasic Park (1993・米国)

■(監督)スティーブン・スピルバーグ (原作)マイケル・クライトン
(出演)サム・ニール、ジェフ・ゴールドブラム、ローラ・ダーン、リチャード・アッテンボロー

■何が感動したって、現代に恐竜がよみがえった事でしょう。科学者たちがブラキオサウルスを目前にしたとき、彼らと同じ感動を受けることができましたからねえ。スピルバーグはパニックアクションはお得意だし、楽しく見ていられます。(1999.7)(>DVDを買う)


■ジュラシック・パーク3 Jurrasic Park III (2001・米国)

■(監督)ジョー・ジョンストン (製作総指揮・原案)スティーヴン・スピルバーグ
(出演)サム・ニール、ウィリアム・H・メイシー、ローラ・ダーン

■最近のゲーム感覚映画の中では一番面白かった。シリーズ3作目で、登場人物達の説明は要らないから、もう恐竜達の中に放り込んで脱出までを楽しむだけ。いろいろ思考を凝らしてあるし、人間関係のつぼは押さえてあるし、ジョンストンの演出も手堅いし、しがないペンキ屋(だったっけ?)がなんでそんなに金持ちなのかとか細かいところを気にしなければ一番夏休みらしい映画じゃなかったかと思います。小さい頃に好きだった恐竜もいっぱい出てくるし、「ロストワールド」的(前作じゃないよ)な世界もあったし。(2001.9.7)(>DVDを買う)


■修羅雪姫 (2001・日本)

■(監督)佐藤信介 (特技監督)樋口真嗣
(出演)釈由美子、伊藤英明、佐野四郎、嶋田久作

■さすがの樋口のアクション映像センスで、ドラマ部分の物足りなさをカバー。なかなか良く出来ていたと思う。釈は余りにも細すぎで走るシーンや重いものを持つシーンですこし振り回されてるものの頑張ってました。ハリウッドリメイクもあるようで期待。(2003.2.16)


■シュリ SHURI (1999・韓国)

■(監督・脚本)カン・ジェギュ
(出演)ハン・ソッキュ、キム・ユンジン

■南北問題をテーマにして、本国韓国で大ヒットしたスパイアクションだが、人間関係、脚本、ストーリー展開はずいぶん大雑把。各エピソードが絡み合ってないので感動が薄れる。ただし、冒頭の10分間、殺人鬼と化した朝鮮兵士達の訓練シーンはほんとに凄い。これだけは見る価値ありかな。後ろで見てた兄ちゃんは「おっぱいの出ないVシネマ」とか言ってたけど・・・ (2000.2.6)


■シュレック Shrek (2001・米国)

■(監督) アンドリュー・アダムソン、ヴィッキー・ジェンソン
■(声の出演) マイク・マイヤーズ、エディ・マーフィ、キャメロン・ディア、ジョン・リスゴー

■童話のキャラたちが迫害を受けるという設定や、ちょっと辛口のギャグ、お姫様のキャラ設定なんかは明らかに大人向けなのに、肝心の物語は子供向け以下で、すごく単純で盛り上がりのないゲームみたいだった。せっかくの面白い設定をうまく生かしきれてなく、中途半端。ラストはちょっとだけ良かったけどね。(2002.11.30)


■小説家を見つけたら Finding Forrester (2000・米国)

■(監督)ガス・ヴァン・サント
(出演)ショーン・コネリー、ロブ・ブラウン、F・マーリー・エイブラハム

■世の中が嫌になって引き篭もった小説家と、小説家を目指す少年の交流。互いに高めあっていく過程が上手く描けたとはいえないし、ラストもすごく問題がある。人物配置はしっかりしているし、話を上手く持っていければかなり好きになれる題材なんだけどなあ。(2003.10.13)


■少林サッカー 少林足球 (2001・香港)

■(製作・監督・脚本・出演)チャウ・シンチー
(出演) ン・マンタ、 ヴィッキー・チャオ

■まさに、荒唐無稽。漫画でしかできなかったアイデアを見事に漫画以上の面白さに仕上げたの超娯楽痛快作品です。(2002.6.18)(>詳細


■少林寺 少林寺 (1982・香港、中国)

■(監督)チャン・シンイエン
(出演)リー・リンチェイ、ティン・ナン、ユエ・ハイ

■カンフーアクション満載のヒット作。父を殺した悪徳将軍への復讐のため少林寺で修行をする少年の成長を描く。復讐劇はカンフー映画にありがちだが、ストーリー構成が面白かった。いろいろな拳法が出てくるのもファンにはうれしいんじゃないかな。しかし、中国人は何でも平気で食べるんですね。違った意味で怖かったです。 (2000.3.5)


■女王陛下の007 On Her Majesty's Secret Service (1969・英国)

■(監督)ピーター・R・ハント
(出演)ジョージ・レーゼンビー、ダイアナ・リグ

■本作1作だけのレーゼンビー・ボンド。彼の風貌もそうだけど、キャラクター設定も実に人間くさくて007映画としては異色の一本。(1999.7)


■ショコラ Chocolat (2000・米国)

■(監督)ラッセ・ハルストレム
(出演)ジュリエット・ビノシュ、 ヴィクトワール・ティヴィソル、 ジョニー・デップ

■流浪を続けるチョコ職人母子の物語。古い慣習に縛られた人々の心を救いながらも、自分を縛り付ける血の苦しみを背負う主人公。ハルストレムが堅実な演出で見せてくれます。娘がポネットちゃんとは気付かなかった・・・(2002.3.9)


■ショーシャンクの空に The Shawshank Redemption (1994・米国)

■(監督)フランク・ダラボン (原作)スティーブン・キング
(出演)ティム・ロビンス、モーガン・フリーマン

■実話的なストーリー展開で、本当にそうなら感動するのでしょうが、完全フィクションといわれると、どうも劇的ではないストーリーに疑問が沸くんだけど・・。オスカーにもノミネートされ、評判もいいのだが、もう一つピンとこなかったのはなぜだろう?


■ジョゼと虎と魚たち (2003・日本)

■(監督)犬童一心
(出演)妻夫木聡、池脇千鶴

■下半身が動かず、家から出してもらえず、卑屈になった女の子と、いわゆる今風の大学生の恋物語。きれいごとでは終わらせず、現実的な展開なのがいいのかもしれないけど、僕の観たい映画ではなかったかな。きれいごとでも二人の出会いが二人の男女としての幸せにつながってほしかったかな。そういう展開の映画だった気がする。主演二人はなかなかいいです。(2004.12.30)


■ショート・サーキット Short Circuits (1986・米国)

■(監督)ジョン・バダム
(出演)スティーブ・グッテンバーグ、アーリー・シーディ

■悪く言えば「E.T.」をロボットにしただけのストーリーだが、笑いもあり、涙もありで、結構楽しめます。(1999.7)


■ジョーズ Jaws (1975・米国)

■(監督)スティーブン・スピルバーグ
(出演)ロイ・シャイダー、ロバート・ショウ、リチャード・ドレイファス

■題名が巨大鮫の代名詞ともなったパニック映画の傑作。家族の物語も巧く絡まってドラマとしても奥行きがあります。やっぱり人間ドラマが上手に作りこんであることが重要なんですよね。(1999.7) (>DVDを買う)


■ジョーズ2 Jaws 2(1978・米国)

■(監督)ジーノット・シュワルク
(出演)ロイ・シャイダー、ロレイン・ゲイリー

■傑作の続編としては、上手くまとめてありなかなか面白い。(1999.7)


■ジョーズ3 Jaws 3-D (1983・米国)

■(監督)ジョー・アルベス
(出演)デニス・クエイド、ベス・アームストロング

■なんか、ジョーズが意思を持ち始めて、一家との因縁の対決みたいになってきて面白くなかった。3Dということもあって、そっちで見せることばかり考えた映像も不自然だったし。 (1999.7)


■書を捨てよ、町に出よう (1971・日本)

■(製作・監督・原作・脚本)寺山修二
(出演)佐々木英明、斉藤正治、小林由紀子

■社会の煩わしいしがらみを捨て、本能を押さえ込む道徳や現実をぶち壊そうという作品だが、ぶち壊した先に何かが見えるわけでもなく、単に大人の社会の規律を壊そうとする子供の反抗にしか見えなかった。彼の作品は数本しか観ていないが同じような感想しかもてず、世間で言われているように、芸術家として優れているとは思えないんですよね。映画以外は知らないけど。


■シリアル・ママ Serial Mom (1994・米国)

■(監督)ジョン・ウォータース
(出演)キャスリン・ターナー

■礼儀に反する人間をすぐ殺してしまうお母さんの話。TVドラマのような雰囲気の画面の中、キャスリン・ターナーが大暴れするブラックユーモアたっぷりのコメディ。苦笑の連発です。(1999.7)


■知りすぎていた男 The Man Who Knew Too Much (1956・米国)

■(監督)アルフレッド・ヒッチコック
(出演)ジェームス・スチュワート、ドリス・デイ

■ヒッチコックの巻きこまれ型サスペンス。有名な「ケ・セラ・セラ」が歌われた映画です。謎解きタイプのサスペンスは個人的には好みじゃなですけど。(1999.7)


■死霊のえじき Day of the Dead (1985・米国)

■(監督・脚本)ジョージ・A・ロメロ
(出演)ロリ・カーディル、テリー・アレクサンダー

■人類滅亡直前のドラマ。追い詰められた人間の狂気を描く「ゾンビ」シリーズ完結篇です。(1999.7)(>詳細


■死霊のしたたり Re-Animater (1985・米国)

■(監督)スチュワート・ゴードン
(出演)ジェフリー・コムス、ブルース・アボット

■有名ホラー小説の映画化らしい。その筋ではファンも多いようだが、そんなに面白くなかった。薬で死者を蘇らせようとする狂科学者のお話。邦題は意味不明。(1999.7)


■死霊のはらわた The Evil Dead (1982・米国)

■(監督)サム・ライミ
(出演)ブルース・キャンベル、エレン・サントワイズ

■スプラッタホラーを流行らせた作品。笑えるらしいが、初めて観たときはただ気持ち悪くいだけで、内容のない映画にしか思えなかった。カメラの激しい動きは面白かったけど。(1999.7)


■死霊のはらわたU The Evil Dead II (1987・米国)

■(監督)サム・ライミ
(出演)ブルース・キャンベル、サラ・ベリー

■コメディ色が強くなった第2弾。こっちは素直に笑えた。作りもメジャーになってるしね。(1999.7)


■シルバラード Silverado (1985・米国)

■(監督)ローレンス・カスダン
(出演)ケビン・クライン、ケビン・コスナー、スコット・グレン、ダニー・グローバー

■おそらく劇場で見た初めての西部劇。最近ではほとんど作られませんからね。派手なアクションはありませんが、渋めのちょっとかっこいい西部劇だったと思います。今思えば豪華キャストですね。(1999.7)


■白い嵐 White Squall (1996・米国)

■(監督)リドリー・スコット
(出演)ジェフ・ブリッジス

■スコットの青春映画。船上での学生と先生の愛情物語。映像的楽しさは感じられなかったが、素直に共感できるストーリーだった。(1999.7)


■白と黒のナイフ Jagged Edge (1985・米国)

■(監督)リチャード・マーカンド
(出演)ジェフ・ブリッジス、グレン・クローズ

■題名に惹かれて観たけど、普通のサスペンスでした。サスペンスって面白く見せるのは難しいですよね。(1999.7)


■新幹線大爆破 (1975・日本)

■(監督)佐藤純彌
(出演)高倉健、宇津井健、千葉真一

■新幹線のスピードが落ちると爆破する罠を仕掛けた犯罪者と警察の戦い。派手なアクションシーンはないけど、同じようなアイデアの「スピード」なんかより緊迫感があって面白い。犯人役の健さんも生活臭が出てて、上手い脚本だし。(1999.7)


■シンプル・プラン A Simple Plan (1998・米国)

■(監督)サム・ライミ (音楽)ダニー・エルフマン
(出演)ビル・パクストン、ブリジッド・フォンダ、ビリー・ボブ・ソーントン

■拾った大金を手に入れるためについた一つの嘘によって、人生や人間関係、信じていた過去が壊れていくサスペンスタッチのドラマ。いつまでもスプラッタでは食ってけないライミの演出は堅実だけど、試行錯誤が続いてる感じ。展開上、あのラストしかないけど、そこへの持っていき方はちょっと不自然か。そもそも、嘘の内容自体に問題があると思ってしまった時点で入り込めなかったのかも・・ (2001.3.18)


■人生は琴の弦のように 邊走邊唱 (1991・中、英、独)

■(監督・脚本)陳凱歌(チェン・カイコー)
(出演)リュウ・チュンユアン、ホアン・レイ

■映像には惹かれるものがあるが、寓話的要素と現実的要素が混在してて、少し困惑。人生観にも感銘できなかった。(1999.7)


■人類創世 La Guerre du feu (1981・仏国、米国、カナダ)

■(監督)ジャン・ジャック・アノー
(出演)エベレット・マクギル、ロン・パールマン

■随分昔に見たので、ストーリー的にはほとんど覚えていないのですが、アノーによる独特な雰囲気の人類創世期の世界に見入った記憶があります。(1999.7)


■シン・レッド・ライン The Thin Red Line (1998・米国)

■(監督・脚本)テレンス・マリック
(出演)ショーン・ペン、ジョン・カビーゼル、ニック・ノルティ

■2次大戦中、ガダルカナルで日本軍との戦闘に向かう兵士達を描く。国同士の争いに巻き込まれた兵士達の心情を描きながら、戦争とは、人間とは、そして地球上での人間の存在意義とは何か、までも問い掛ける作品。ゆったりと自然を映し出す美しいシーンと凄まじい戦闘シーンの演出は見事で、その対比はちっともわざとらしく感じなかった。日本兵も米兵達の気持ちと変らない描き方をされているので、アンバランスさはなく、一貫した反戦への問いかけになっていると思う。ハンス・ジマーの音楽もすばらしい。 (2000.3.26)


■人狼 (2000・日本)

■(監督)沖浦啓之(原作・脚本)押井守

■公安組織内部の推理合戦は謎が絡み合い、押井らしくて面白かった。「甲殻機動隊」では、時代に追い越されてしまった感じがして仕方なかったが、やっぱり彼は現在や過去の日本を舞台にSF的要素を加えて、言葉の遊びで見せてくれる方が面白い。組織に組み込まれた人間同士の恋愛悲劇としてはちょっと観れなかったけど。陰影のはっきりした押井の映像が好きだから演出もして欲しかったな・・ (2000.7.11)

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