■作品名 原題 (製作年・製作国)
■主要スタッフ
■青春デンデケデケデケ (1991・日本)
■(監督)大林宣彦
■(出演)林泰史、大森嘉之、浅野忠信
■ベンチャーズ等、懐かしの曲にのって綴られるバンド仲間の青春物語。ノスタルジックで、少し切なくて、感傷的で、正に大林の世界です。(1999.7)★ (>DVDを買う)
■ゼイリブ They Live (1988・米国)
■(監督)ジョン・カーペンター
■(出演)ロビー・パイパー、ケイス・デイビッド
■自分以外の人間たちの多くが宇宙からの侵略者だったと言うお話。スケールの大きな展開を期待したが、小さくまとまってしまってたような気がする。プロレスのような格闘シーンを覚えてるが、別のカーペンター作かも。良くも悪くも彼らしいといったところでしょうか。 (1999.7)
■セイント The Saint (1996・米国)
■(監督)フィリップ・ノイス
■(出演)バル・キルマー、エリザベス・シュー
■ 必然性も時間的なつながりもない強引な展開と荒唐無稽ともいえるストーリーは、許されるとすれば、そういうキャラクター設定が定着している007ぐらいか な。無茶な展開を許せてしまうほどのキャラクターではなかったし、キルマーにそこまでの演技力もない。シューはやっぱり巧いけどね。唯一主人公のキャラク ターを決める最初のエピソードは後に全然生かされていないから、キャラクターに魅力が出ない。せめてそこだけでも押さえとけば、古臭いストーリーにも目を つぶれたのに。 (2000.4.16)
■世界最速のインディアン The World's Fastest Indian (2005・米国)
■(監督)ロジャー・ドナルドソン
■(出演)アンソニー・ホプキンス、クリス・ローフォード、アーロン・マーフィ
■ニュージーランドの片田舎に住むおじいちゃんが、アメリカで世界最速伝説を作るという実話を基にした物語だが、バイク映画というより、田舎者のおじさんが人々の善意に支えられながら、ほのぼのとアメリカへと向かうロードムービーでした。主人公の住む町の人々や道すがら出会う人々の優しさ加減と、主人公のちょっとやんちゃな加減のバランスがとてもいい感じで、そんな人々と主人公の関係がラストのスピード競争での一体感にうまくつながっていきます。観終わってすがすがしい気持ちになる、とても気持ちの良い映画でした。(2007.7) ★
■(監督・脚本)行定勲
■(出演)大沢たかお、柴咲コウ、長澤まさみ、森山未來
■ 大ヒット小説の映画化。原作を読んでないので、映画用のアレンジ部分がよく分からないけど、主人公と昔の恋人、今の恋人の関係が、どうもしっくり描ききれていないので、ここが映画オリジナルなのかな?くさくてもいいから、とことん純愛物語にしてもらって、まんまと号泣したかったのに。その部分がちょっと無理やりすぎて引いちゃった。まあ、見れないことはないですけどね。(2005.6.5)
■セックスと嘘とビデオテープ Sex, Lies, and Videotape (1989・米国)
■(監督・脚本)スティーブン・ソダーバーグ
■(出演)ジェームス・スペイダー、アンディ・マクダウェル
■惹かれる題名だが、個人的にあまり楽しめなかったように覚えている。もっと倒錯的で、不条理な物語かと思ったら案外、普通の展開だったような…(1999.7)
■ゼブラーマン (2003・日本)
■(監督)三池崇史
■(出演)哀川翔、鈴木京香、大杉漣、渡部篤郎
■ 哀川兄貴を観に来る人が多いかのかと思いきや、ちびっこ達が多いのにびっくり。ストーリーはうまくまとまってるし、ギャグも楽しいんだけど、ラストバトル に向かうところを中途半端にしてしまったのが残念で仕方がない。髪の毛が立って、敵の存在を察知するっていう設定を、その時だけなぜ使わなかったのかな? あそこはゼブラーマンを待つ側からじゃなくて、本人側から描くべきで、髪が立って、目が覚めて、皆が待つ学校に向かえば完璧だったのに。(2004.3.21)
■セブン Se7en (1995・米国)
■(監督)デビッド・フィンチャー
■(出演)ブラッド・ピット、モーガン・フリーマン、グエネス・パルトロウ
■フィンチャーの中では最も面白い作品。脚本が良いため、彼の映像センスが映えた。やっぱりまずはお話でしょ。悲惨なラストは絶えがたいが、これは彼の趣味でしょうか。期待を裏切るのが趣味のようですからねえ。(1999.7)
■セーラー服と機関銃 (1981・日本)
■(監督)相米慎二
■(出演)薬師丸ひろ子、渡瀬恒彦
■当時相米は知らなかったけど、何が面白いのかあまり良くわからなかった。(1999.7)
■007/ドクター・ノオ Dr.No (1962・英国)
■(監督)テレンス・ヤング
■(出演)ショーン・コネリー、ジョゼフ・ワイズマン
■007シリーズの記念すべき第1作目。なかなか面白かったのを覚えています。結構いろいろ観てるんだけど、それほど思い入れもなく、あまり覚えていないので覚えているのだけあげていきます。(1999.7)
■007/ロシアより愛をこめて From Russia with Love (1963・英国)
■(監督)テレンス・ヤング
■(出演)ショーン・コネリー、ダニエラ・ビアンキ
■初期の傑作と言われる本作だが、シーンの一部とか主題歌ぐらいしか覚えていません。(1999.7)
■007/ゴールドフィンガー Goldfinger (1964・英国)
■(監督)ガイ・ハミルトン
■(出演)ショーン・コネリー、ゲルト・フレーベ
■観てるはずなんですが、やっぱり主題歌しか覚えてないんですよね。このシリーズってなぜか主題歌が後に残るようで・・・間違ってるかな。(1999.7)
■007は二度死ぬ You Only Live Twice (1967・英国)
■(監督)ルイス・ギルバート
■(出演)ショーン・コネリー、浜美枝
■007が日本にやってくる。コネリーのハカマ姿を楽しみましょう。コネリー007の中では結構むちゃくちゃかも。(1999.7)
■007/カジノロワイヤル Casino Royale (1967・英国)
■(監督)ヴァル・ゲスト
■(出演)ピーター・セラーズ、ウディ・アレン
■007をネタにしたコメディ。正当シリーズとは全く関係ないけど、ボンド映画です。あまり笑えた記憶はないけど。(1999.7)
■007/ムーンレイカー Moonraker (1979・英国)
■(監督)ルイス・ギルバート
■(出演)ロジャー・ムーア、ロイス・チャイルド
■個人的にはムーア007は好きではない。やたら女にちょっかい出すし、秘密兵器は多すぎるし、荒唐無稽な話が多いし・・。そこがいいって人もいるんでしょうけどね。この作品は特にひどかったような・・ (1999.7)
■007/オクトパシー Octopussy (1983・英国)
■(監督)ジョン・グレン
■(出演)ロジャー・ムーア、モード・アダムス
■この頃になるとムーアも年くっちゃって、アクションシーンは背中が多いし、動きに切れはないしで、内容はどうあれ面白みは薄れてしまいますね。(1999.7)
■007/ネバーセイ・ネバーアゲイン Never Say Never Again (1983・英、米)
■(監督)アービン・カーシュナー
■(出演)ショーン・コネリー、マックス・フォン・シドー
■ジェームスボンド外伝。正当シリーズではぜんぜん年をとらないボンドが自分の年と戦う姿はなかなか面白かった。アクションもなかなか面白かったです。本作をシリーズの一本とするならシリーズ中1番好きかな。やっぱりコネリーのほうが断然上手いですよね。(1999.7)
■007/リビング・デイライツ The Living Daylights (1987・英国)
■(監督)ジョン・グレン
■(出演)ティモシー・ダルトン、マリアム・ダボ
■ダルトン007登場。シリーズ中最も面白かった。飛行機での格闘シーンは当時はびっくりしました。内容的にもムーアの頃と違って随分硬派だったし。ただ、ボンドガールの演技がちょっと下手かな。(1999.7)
■007/消されたライセンス Licence to Kill (1989・英国)
■(監督)ジョン・グレン
■(出演)ティモシー・ダルトン、キャリー・ロウェル
■前作で好評だったダルトンが再び登場したが、作品の出来があまり良くなくあえなく降板。 (1999.7)
■007/ゴールデンアイ Goldeneye (1995・米国)
■(監督)マーティン・キャンベル
■(出演)ピアーズ・ブロスナン、ショーン・ビーン
■ブロスナン007登場。行く先々で展開されるアクションがド派手で、それだけでも面白い。街中を戦車で暴れまくるシーンはすごいですよ。アメリカ単独で作られたためか、非常に楽しく出来上がりました。関係ないけど64の同名ゲームも面白かったです。(1999.7)
■007/トゥモロー・ネバー・ダイ Tomorrow Never Dies (1997・米国)
■(監督)ロジャー・スポティウッド
■(出演)ピアーズ・ブロスナン、ミシェル・ヨー
■ブロスナン007第2弾。同じ敵とずっと戦うのだが、前の攻撃が次に生かされておらず、何事もなかったように平気で襲ってくる敵は非常に不自然で面白くない。演出の問題でしょう。(1999.7)
■007/ワールド・イズ・ノット・イナフ The World Is Not Enough (1999・米国)
■(監督)マイケル・アプテッド
■(出演)ピアーズ・ブロスナン、ソフィー・マルソー、ロバート・カーライル
■ 定番の007アクションがふんだんに盛込まれ、テーマ曲も結構かかるし、そこそこ楽しめる作品。ただ、スパイ映画ではなくMの身内の問題(?)にボンドが 絡むかたちで、諜報部員の動く問題じゃないような気がしてしょうがなかった。ハイテクを駆使した秘密兵器を持つボンドが、原始的な拷問器具で危機に陥るの は面白いアイデアでした。マルソーもずいぶん老けましたね。あの役はもっと若い役者がやるべきだった気がします。しかし、この邦題、何とかなりませんかね。(2000.2.14)
■007/ダイ・アナザー・デイ Die Anoter Day (2002・米、英)
■(監督)リー・タマホリ
■(出演)ピアース・ブロスナン、ハル・ベリー
■ アクション、ハイテク、セックスてんこ盛りの、まさにボンド映画・・といえば、そうなんだろうけど、どれも笑っちゃうほど無茶苦茶で、展開にメリハリがな い。僕の嫌いなムーアボンド時代にすごく近づいて来たような気がする。アメリカ映画になってから、米英のスパイのからみが多いけど、今回はそれも気に入ら ない。大体どっちもアメリカ人にしか見えないし。大ヒットらしいので続編は間違いなく作られるんだろうけど、ちょっと末期症状か。(2003.2.16)
■(監督)マーティン・キャンベル
■(出演)ダニエル・クレイグ、エバ・グリーン、マッツ・ミケルセン
■ なぜか撮影中から評判が良かった最新作、個人的には普通でした。俳優が変わった最初の作品は、ちょっと新鮮で面白いことが多かった(ダルトンとブロスナンしか知らないけど)けど、今回は、スピード感を出すための早まわしの多用や、香港映画みたいな格闘アクションが少し興ざめだし、高級車はただの救急箱なだけで、カーアクションはほとんどないまますぐに大破しちゃうし(ちなみに大破時の車の空中での回転数は新記録だそうです)、カジノの腕は大したことないし、テーマ曲はほどんどかからないし・・と、不満がたくさん並ぶ結果になりました。今までにない、ラフでタフなボンド像を打ち出そうとしているものの、過去のボンド像を悪い形で引きずってしまって中途半端になった、というのが印象です。(2007.1.29)
■戦艦ポチョムキン Bronenosets Potyomkin (1925・ソ連)
■(監督)セルゲイ・エイゼンシュタイン
■(出演)アレクサンドル・アントーノフ
■映像の神様エイゼンシュタインの大作。後に大きな影響を与えた映像は今観ても迫力満点でびっくりしますよ。(1999.7)
■戦場のピアニスト The Pianist (2002・仏、独、英、ポーランド)
■(製作・監督・脚本)ロマン・ポランスキー
■(出演) エイドリアン・ブロディ、エミリア・フォックス
■ もう一つこの映画がやりたかったことが分からなかった。ナチスの占領下に置かれたポーランドのユダヤ人たちの悲劇の中で偶然が重なり、生き延びていくピア ニスト。前半の家族や仲間の描写が全く後に絡まないし、終戦後の彼の活動にも生かされない。現実としてはただ生き延びることが重要なのは分かるけど、映画 としてはどうなのかなあ?ドイツ兵に命を助けられるのも、ただ単にドイツにとって戦況が不利になってきた為としか見えないし、その後の話にも上手く絡んで こない。主人公の弾く曲の持つ意味が分かれば、見方も変わるのかもしれないけど、僕には、「芸は身を助く」って言いたいだけかあ?なんて見えてしまっ て・・・(2003.5.1)
■センターステージ Center Stage (2000・米国)
■(監督)ニコラス・ハイトナー
■(出演)アマンダ・シュル、ピーター・ギャラガー
■ バレエダンサーたちの青春物語。ダンスシーンは必要以上に多いし、有名ダンサーたちも出ているようなので、バレエファンには楽しいかも。ただ、物語は平凡 な展開を踏んでいるだけで退屈。バレエはあまり上手くないのにどこか魅力的だという主人公の設定を生かしきっていないし、同期生たちの友情も上手く描き きっていない。 (2001.5.29)
■千と千尋の神隠し (2001・日本)
■(監督・脚本)宮崎駿
■彼の自由なイマジネーションが満載の楽しげな世界の裏には痛烈な社会批判がありました。そして今までと変わらない自然と人間の物語。新しい宮崎と変わらない宮崎を観られた好きな作品。見直したら、一生懸命働き、人のために生き、そして人を許そうという映画でした。(2001.9.24)(>詳細)
■善人の条件 (1989・日本)
■(監督・脚本・原作)ジェームス三木
■(出演)津川雅彦、小川真由美、丹波哲郎
■不正にまみれた地方選挙の実態を暴く意欲作。それなりに見せたが、社会的インパクトはあまりなかったようです。市民に問題があると市民に投げかけても無視されるって事でしょうかね。(1999.7)
■(監督・脚本)今敏
■ 一人の男を追いつづける健気な女優の姿を、映画の思い出を織り交ぜながら、SFチックに描く。雰囲気がすごくいいのですぐに引き込まれたが、単調なパター ンの繰り返しに後半少し飽きてしまう。そして何よりも最後の主人公の言葉が僕にとっては全くの無駄で興ざめしてしまった。新鮮なアイデアがアメリカに気に 入られたか、世界配給もされるとか。(2002.10.20)
■感想