■作品名 原題 (製作年・製作国)
■主要スタッフ
■バイオハザード Resident Evil (2001・米、独、英)
■(製作・監督・脚本)ポール・W・S・アンダーソン
■(出演)ミラ・ジョヴォヴィッチ、ミシェル・ロドリゲス
■ もともとゲーム自体が映画を元ネタとしているところが多いから仕方ないけど、映画としてはオリジナリティはまったくない。しかもゲームなら、仲間たちは主 人公(=ゲーマー)ひとりが生き残るためのネタ振り役でどんどん死んでいってもかまわないかもしれないけど、映画では仲間たちにもしっかり感情移入できる から、そうはいかない。ということで、この作品、ゲームの順序を追っただけでそれ以上のものはないから、映画としてはちょっと疑問もある。ただ軽快なテン ポと演出でとりあえず飽きることなく最後まで見ることはできます。(2002.9.16)
■廃市 (1983・日本)
■(監督)大林宣彦
■(出演)小林聡美、根岸季衣
■物悲しく、ノスタルジックな大林ワールドではあるが、物語が少し暗すぎたような気がする。良かったんだけど、あまり思い入れがない作品です。 (2000.1.23)
■パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち Pirates of the Caribbean:The Curse of the Black Pearl (2003・米国)
■(監督)ゴア・バービンスキー
■(出演)ジョニー・デップ、ジェフリー・ラッシュ、オーランド・ブルーム
■ ディズニー映画でしかもディズニーランドのアトラクションを元にした映画なんて、全く期待してなかったんだけど、結構面白くてびっくり。CGを多用しなが らも、昔の海賊モノの雰囲気が出ててすごくいいし、脚本もうまく出来ている。それに役者達(特にデップ)がすごく楽しそうだし。ラストは3人で海に出て 行っちゃうって展開が好みだけど、ディズニーだし、そこは無理として、個人的には結構掘り出し物でした。(2003.10.13)
■(監督)ゴア・バービンスキー
■(出演)ジョニー・デップ、キーラ・ナイトレイ、オーランド・ブルーム
■ 前作が予想以上に面白くて、すごく楽しみにしていた続編ですが、最初は楽しいものの、2時間半の間ジェットコースターに乗せられて振り回されっ放しという感じで、最後の方へとへとでした。主役3人の感情が変に入り乱れたり、意外(悪い意味で)な人物が登場してきたり、色々な要素が、最後の最後にまとめてばたばた入ってくるのも後味をちょっと悪くしてます。もっとシンプルにウィルと父親の物語だけにして、それは今作で解決しておいて続編につなげられれば、前作のようにすっきり楽しめた気がしますね。前作以上の楽しさを実現したいのは分かるけど、やっぱりメリハリをつけないと疲れてしまいます。長いしね・・・。(2006.9.12)
■HOUSEハウス (1977・日本)
■(監督)大林宣彦
■(出演)池上季実子、大場久美子
■大林ワールドとホラーの組み合わせはぴんとこない。らしさはあるけど、感動はなかった。 (2000.1.23)
■パウダー Powder (1995・米国)
■(監督)ビクター・サルバ
■(出演)メアリー・スティンバージェン、ショーン・パトリック・フラナリー
■ 一般社会から隔離されつづけた、純粋な心と特殊な能力を持ちつつも、外見的なハンディを持った少年の社会との交流を等して、社会の歪みを描く。僕の好みの タイプの映画だが、もう一ひねり欲しかった。平凡なパターンを踏んだだけで終わってしまったような気がする。主人公が精霊として地球に溶け込んで締めても らえたらもっとよかったんだけどなあ。(2000.1.23)
■ハウリング The howling (1980・米国)
■(監督)ジョー・ダンテ
■(出演)ディー・ウォーレス、パトリック・マクニー
■狼男映画では一番好きな作品。と言うより、これしか見てないかも。シニカルな部分もあったり、怖いというより、面白かったという印象が強い。ずいぶん前に見たので良く覚えてないけど・・(2000.1.23)
■バウンド Bound (1997・米国)
■(監督・脚本)アンディ・ウォシャウスキー、ラリー・ウォシャウスキー
■(出演)ジェニファー・テイリー、ジーナ・ガーション
■「マトリックス」の監督のデビュー作。レズ二人の現金強奪作戦。映像センスはなかなか良かったと思う。(2000.1.23)
■バカヤロー!「私、怒ってます」 (1988・日本)
■(製作総指揮)森田芳光
■(出演)渡辺えり子、中島哲也、原隆仁、堤幸彦
■森田芳光製作のオムニバスコメディ。それなりに面白かったと思ったが、ネタの割には、主人公が「バカヤロー」と言うのと同時に観客もすっきり出来るような痛快さがなかった。(2000.1.23)
■吐きだめの悪魔 Street Trash (1986・米国)
■(監督)ジム・ミューロー
■(出演)ビル・チェピル、マイク・ラッケイ
■どろどろぐちょぐちょB級ホラー。一時期いろいろ見てみたけど、結局おもしろいのは少なかったような気がします。(2000.1.23)
■バグズ・ライフ A Bug's Life (1998・米国)
■(監督)ジョン・ラセッター、アンドリュー・スタントン
■ アリとバッタの戦いを描くCGアニメだが、アリに対するバッタの姿勢が人種差別や人種抑圧そのもので非常に怖い。意図したものかもしれないけど、子供には 見せられないような気がする。NG集なんかで実は仲良しなんだと演出しても、しっくりこない。映画の中で解りあわなきゃね。 (2000.7.29)
■バグダッド・カフェ Bagdad Cafe Out of Rosenheim (1987・西独)
■(監督)パーシー・アドロン
■(出演)マリアンネ・ゼーゲブレヒト、ジャック・パランス
■主題歌と映像しか頭に残ってないけど、パランスはいい味出してたような・・・(2000.1.23)
■バスケット・ケース Basket case (1982・米国)
■(監督・脚本)フランク・ヘネンロッター
■(出演)ケビン・ヴァン・ヘンテンリック、テリー・スーザン・スミス
■奇形で、凶暴なお兄ちゃんをバスケットケースに入れて出かけよう。切り離されたシャムの兄の悲哀が受けたか、続編も作られましたが、超B級ホラーには違いないです。(2000.1.23)
■ハスラー The Hustler (1961・米国)
■(監督)ロバート・ロッセン
■(出演)ポール・ニューマン、ジョージ・C・スコット
■相手をだまして金を稼ぐ凄腕ハスラーの物語。娯楽作品として面白く観れた気がする。(2000.1.23)
■ハスラー2 The Color of Money (1986・米国)
■(監督)マーティン・スコセッシ
■(出演)ポール・ニューマン、トム・クルーズ
■若いハスラーと初老のハスラーの物語。ニューマンはオスカーを受賞したが、そんなに良くはなかった。作品としても1作目のほうがカッコいいし、面白かったと思う。スコセッシの演出が合わないせいかな。(2000.1.23)
■バスを待ちながら Lista De Espera (2000・キューバ、スペイン、フランス)
■(監督・脚本)フアン・カルロス・タビオ
■(出演) ウラジミール・クルス、 タイミ・アルバリーニョ
■ キューバ発の明るいコメディ。実は結構有名な監督さんの作品らしい。なんの予備知識もなく行ったので、突飛な展開に最初戸惑ったけど、だんだんコメディだ と気付いて笑えて来る。意外な2段落ちもすごく良かった。明るく前向きな人たちにはきっと共感できるでしょう。ラストが皆別れて終わりだったら、僕の好み だった。でも面白いアイデアが光る楽しい作品でした。前作「苺とチョコレート」が俄然見たくなりましたね。(2002.4.28)
■裸のランチ Naked Lunch (1991・英、加)
■(監督)デビッド・クローネンバーグ (原作)ウィリアム・バロウズ
■(出演)ピーター・ウェラー、ジュディ・デイビス
■クローネンバーグがバロウズの原作を映画化。空想的な精神世界はクローネンバーグには合わないような気がした。というより僕には合わなかった。(2000.1.23)
■バタリアン The Return of the Livingdead (1985・米国)
■(監督・脚本)ダン・オバノン
■(出演)クルー・ギャラガー、ジェームス・カレン
■ずいぶん昔だけど結構怖がってた観てたような気がする。ストーリーというより、クリーチャーデザインが妙にリアルで怖かっただけだと思うんですけど。(2000.1.23)
■八月の鯨 The Whales of August (1987・英国)
■(監督)リンゼイ・アンダーソン
■(出演)ベティ・デイビス、リリアン・ギッシュ、ビンセント・プライス
■老姉妹の静かな物語。映画創生期から全盛期を支えた名俳優達が演じる美しい物語。老優達の見事な演技を見るだけでも価値があると思います。(2000.1.23)
■8mm 8MM (1999・米国)
■(監督)ジョエル・シュマッカー
■(出演)ニコラス・ケイジ
■歪んだ性の裏社会を舞台にしたサスペンスだが、舞台設定以外は新しい部分は特になく、強いメッセージを持っているというわけでもないし、サスペンスとしてもそれほどよく出来ていない。アングラものをネタに客を呼ぼうというだけでしょう。(2000.1.23)
■バーチャル・ウォーズ The Lawnmower Man (1992・米国)
■(監督)ブレット・レナード(原作)スティーブン・キング
■(出演)ピアース・ブロスナン、ジェフ・フェイヒー
■電脳空間の大バトルを期待したんですが、小ぢんまりまとまってしまっていた。キングの映画化って大体こんなもんだけどね。CGも今見るとひどいんだろうなあ。(2000.1.23)
■バック・トゥ・ザ・フューチャー Back to the Future (1985・米国)
■(監督)ロバート・ゼメキス
■(出演)マイケル・J・フォックス、リー・トンプソン、クリストファー・ロイド
■ ご存知、痛快SFコメディ。お父さん、お母さんには60年代の懐かしい雰囲気を、若い世代には教育とは裏腹の親の若い頃の姿を見せて楽しませてくれる。時 間旅行にカルチャーギャップとジェネレーションギャップをうまくミックスして、ゼメキスらしい爽やかで楽しいどたばたコメディに仕上がった。(2000.1.23)★ (>DVDを買う)
■バック・トゥ・ザ・フューチャーPART2 Back to the Future Part II (1989・米国)
■(監督)ロバート・ゼメキス
■(出演)マイケル・J・フォックス、クリストファー・ロイド、エリザベス・シュー
■1 作目をとことん利用して、前作にも負けない面白さを見せてくれる。脚本が実に良く練られていて、前作を見ている人には受けること間違いなし。全く同じに見 えるけど1作目のシーンのほとんどが撮り直されたものなんだそうです。そういえばマーティの彼女がエリザベス・シューになってる・・(2000.1.23)★ (>DVDを買う)
■バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 Back to the Future Part III (1990・米国)
■(監督)ロバート・ゼメキス
■(出演)マイケル・J・フォックス、リー・トンプソン、クリストファー・ロイド
■ 西部を舞台にするという予告が前作につけられていたので、楽しみにしてたんだけど前2作に比べるとずいぶん平凡な映画になってしまった。キャストが年を 取っちゃう前に撮りたいのは分かるけど、もう少しじっくりお話を練るべきだったような。恋に落ちて科学者としての分別をなくしたドクの姿は笑えなかったな あ。シリーズ通していい映画を作るのは難しいものです。(2000.1.23)
■バックドラフト Backdraft (1991・米国)
■(監督)ロン・ハワード
■(出演)カート・ラッセル、ウィリアム・ボールドウィン
■ハワードの映画はあまり合わないんだけど、この映画もそう。奇麗事で塗りたくられた兄弟愛にしか見えない。人間をもっと深く掘り下げて描いてほしいっていつも思うんだけど、この頃は売れっ子でどんどん大作を撮るようになっていきましたね。最近あまりぱっとしないけど。(2000.1.23)
■バックマン家の人々 Parenthood (1989・米国)
■(監督)ロン・ハワード
■(出演)スティーブ・マーティン、ダイアン・ウィースト
■ハワードの家族物語。家族のいろいろなエピソードを綴るが、もうひとつピンとこなかった。有名スターが結構出てます。(2000.1.23)
■初恋のきた道 我的父親母親 The Road Home (1999・米、中)
■(監督)チャン・イーモウ
■(出演)チャン・ツィイー、チョン・ハオ
■ ベルリンで銀熊賞を受賞した純愛物語。一目惚れした男性を一生愛しつづける女性の一途な愛を、これでもか、これでもかと見せつける映画。実績あるイーモウ 監督だがツィイーの可愛さに素人並み(失礼)に舐め回すように彼女を過剰に撮りまくる。あまりの力技(物語も映像も音楽も)にこういう一途な愛もいいなあ なんて思えてくるかも。雄大で美しい中国の大自然の四季の映像はさすが。 (2001.9.12)
■パッチ・アダムス Patch Adams (1998・米国)
■(監督)トム・シャドヤック
■(出演)ロビン・ウィリアムス、ダニエル・ロンドン
■実話を元にした映画。ロビンの得意とする役どころだが、他作品に比べるとあまりよくない。と言うか飽きちゃったのかも。それより子供達の演技がよかった。実話としてはすばらしい話なのだが、映画としては平凡。(2000.1.23)
■バッド・テイスト Bad Taste (1987・ニュージーランド)
■(監督・脚本・出演)ピーター・ジャクソン
■(出演)テリー・ポッター
■ジャクソンのデビュー作。とことんくだらないB級SFホラー映画で、あまりのお馬鹿さに失笑がいつしか爆笑に変わって・・。ちょっとグロいけど、僕は大好きです。本作をきっかけにどんどんメジャーになっていきました。ハリウッドにも進出しましたね。(2000.1.23)
■バットマン Batman (1989・米国)
■ それまで味わったことのないような面白さと興奮を覚えた一本。舞台はほとんど夜だし、ヒーローは暗いし、世界のためではなく自分のために戦ってるだけだ し。で、映画として悪との戦いもそれほど盛り上がるわけでもない。それまでのヒーローものの常識とは正反対の映画で、最初観たときはなぜ気に入ってるのか 自分でも良く分からなかった。デザインや音楽が気に入ったのは間違いなかったんですが、実は自分に酔ったキャラクター達のキメの動作がつぼにはまったよう です。(2000.1.23)
■バットマン リターンズ Batman Returns (1992・米国)
■ バートンの全てが注ぎ込まれた作品といっても良いでしょう。表の世界では存在意義を見出せないキャラクター達の孤独で切ない戦い。救われない彼らの境遇は 実に不幸で悲しすぎる。表の世界に翻弄された挙句に闇の世界に留まらざるを得ない彼らの姿はまさにバートンの化身であります。個人的には最高の悲劇だと 思ってます。(2000.1.23)★ (>詳細)
■バットマン・フォーエバー Batman Forever (1995・米国)
■(監督)ジョエル・シュマッカー
■(出演)バル・キルマー、ユマ・サーマン、ジム・キャリー、トミー・リー・ジョーンズ
■「バットマン」では全てをやり尽くしたバートンは製作に。スタイルは前作を踏襲しつつも、作り手の強い意志がないために薄っぺらな作品になった。変態キャラクターにも愛情が欲しいっす。(2000.1.23)
■バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲!! Batman & Robin (1997・米国)
■(監督)ジョエル・シュマッカー
■(出演)ジョージ・クルーニー、アーノルド・シュワルツェネガー
■こんな作品は見せられた方がフリーズしてしまう。Mr.フリーズのエピソードはTVアニメのほうが余程出来がいい。クルーニーバットマンは悪くないけど。(2000.1.23)
■(監督・脚本)クリストファー・ノーラン
■(出演)クリスチャン・ベイル、マイケル・ケイン、リーアム・ニーソン、モーガン・フリーマン、ゲイリー・オールドマン
■いろいろな物を背負ってそうで、久々に見に行きたいと思わせるバットマンが来ました。が、3、4作目に比べたら面白かったものの、メリハリがなく、キャラクターにも魅力がない。(ミスキャストが多い気がする)ストーリーもどこかスターウォーズ風(キャストのせい?)だったり、新鮮味がなく魅力に欠ける。それにラストで1作目に戻す展開を取るなら、1作目のストーリーの重要な要素を壊してはいけないと思う。戻さないのなら許される範疇だと思うけど。ベールはスーパーマンの方が似合いそうな端正な顔立ちだし、マスクをかぶると異様に格好悪い。マスクを被った時の格好良さは眼光鋭いマイケル・キートンにかなう人はいませんね。もともと日本で受けていないシリーズだし、渡辺謙で儲けようって腹が見え見えなのも気に入らないな。謙さんはチョイ役ですよ。(2005.8.21)
■バッファロー'66 Baffalo'66 (1998・米国)
■(監督・脚本・出演)ビンセント・ギャロ
■(出演) クリスティナ・リッチ、 アンジェリカ・ヒューストン
■ 愛情を受けずに育ち、愛情の形を知らないヤンキーがひょんな事から知り合った女の子に惹かれ、愛情に目覚めるお話。おとぎ話的な内容とリアルなキャラク ターたちが妙にマッチ。好みの問題だけど、ラストは想像シーンの後あっさり戻ってくるべきで、ちょっとくどすぎかな。でも、お気に入りの映画です。ぶちぎ れた母親役のヒューストンが絶品。何をやっても上手い人です。(2002.3.9)
■バーディ Birdy (1984・米国)
■(監督)アラン・パーカー
■(出演)マシュー・モディーン、ニコラス・ケイジ
■鳥にあこがれ、女性に全く興味を持たない青年の物語。主人公をモディーンが好演しています。(2000.1.23)
■バーティカル・リミット Vertical Limit (2000・米国)
■(監督)マーティン・キャンベル
■(出演)クリス・オドネル、ビル・パクストン、スコット・グレン
■ 馬鹿な金持ちが遭難して助けに行くというだけの何の複線もないいい加減な映画。父親のエピソードのストーリーへの絡み方は下手だし、キャラクターたちの性 格付けも裏づけとなる背景も描かれていない。第一救助しようという明確な意思を誰も持ってないし、気持ちもばらばらのままから、感情移入もできない。人の 命を粗末に扱いすぎだし、不必要な残酷描写も趣味が悪い。グレンの話しがなかったら救いようがなかった。まあ、劇場はがらがらだから、お客さんも分かって るって事かな。なめた映画作ってもらっちゃ困ります。 (2000.12.22)
■バティニョールおじさん Monsieur Batignole (2002・仏国)
■(監督・出演)ジェラール・ジュニョー
■(出演)ジュール・シトリュック、ミシェル・ガルシア
■実話ならそれなりにいいねとは思えるものの、架空の物語では・・というところかな。架空の物語なら、その舞台を選んだ理由、作り手の言いたいことってのが見えなきゃいけないわけで。そういう点で、どうも中途半端な感じがしちゃって。(2004.2.28)
■ハードウェア Hardware (1990・英国)
■(監督)リチャード・スタンリー
■(出演)ステイシー・トラビス、ディラン・マクダーモン
■イギリス製SFアクション。ロボットのデザインと赤をベースとした映像が印象に残っています。(2000.1.23)
■バード・オン・ワイヤー Bird on a Wire (1990・米国)
■(監督)ジョン・バダム
■(出演)メル・ギブソン、ゴールディ・ホーン
■ギブソンとホーンのアクションコメディ。二人のやり取りは悪くなかったと思うど、あまり印象には残ってない。(2000.1.23)
■ハートブルー Point Break (1991・米、日)
■(監督)キャサリン・ビグロー (製作)ジェームス・キャメロン
■(出演)キアヌ・リーブス、パトリック・スウェイジ
■当時のキャメロンの奥さん、ビグロー監督作。だんなの製作の力を借りて、大作に挑戦だが、登場人物たちが生き生きしていなかったような。熱いヤンキーサーファー達と刑事との物語。(2000.1.23)
■パトリオット・ゲーム Patriot Games (1992・米国)
■(監督)フィリップ・ノイス
■(出演)ハリソン・フォード、アン・アーチャー
■トム・クランシー原作シリーズ第2段。「レッド・オクトーバーを追え!」が面白かったので、ずいぶん見劣りした。フォードに変えた理由もわからなかったし、脚本的にもつまらなかったし。(2000.1.23)
■バトルヒーター (1989・日本)
■(監督)飯田譲治
■(出演)パッパラー河合、サンプラザ中野、柄本明、室井滋
■当時人気のロックグループ「爆風スランプ」の面々が出演するコメディホラー。コタツが襲ってくるというB級な題材に楽しみに行った覚えがある。あまり内容は覚えてないけど、どうしようもなくつまらなかったわけではないと思う。(2000.1.23)
■バトルランナー The Running Man (1987・米国)
■(監督)ポール・マイケル・グレイザー
■(出演)アーノルド・シュワルツェネガー、マリア・コンチータ・アロンゾ
■ キング原作のSFアクション。原作はほとんど読んだことのないキングだけど、映画を見る限りちょっとしたアイデアを元に作られた内容ばかりで、短編小説と しては面白いかもしれないけど・・というものばかり。原作はいいという話も聞くけど、すくなくとも映画は原作の良さを生かしきれていないものばかりでしょ う。(2000.1.23)
■バトル・ロワイヤル (2000・日本)
■(監督)深作欣二
■(出演)藤原竜也、前田亜季、山本太郎、ビートたけし
■ 何も考えなければ面白い深作アクション映画。ただ、ネタがネタだけに考えなきゃいけない。今の子供たちの悪い部分、良い部分を描けたか。本来中心に描かれ るはずの問題を抱えている子供たちはただの脇役でしかなく、主人公を中心にした大部分は戦う必要のない「良い子」ばかり。普通の少年たちを戦わせるだけの ネタとしては問題が大きすぎる。教育問題なんかをネタにしなければ少年版「仁義なき戦い」+「CUBE」で面白かったのに。(2001.1.19)
■(監督)水田伸生
■(出演)須賀健太、篠原涼子、西村雅彦、杉本哲太、松田昴大
■主人公の暴れん坊少年は、僕の小さい頃、テレビなんかでよく出てきたちょっと古いタイプの少年ですが、彼と家族、友達が謎の幽霊によって絆が深まっていくという物語は、キャラクターたちが絶妙に絡む脚本が非常に良くできていて、とても感動的。子供たちがそれぞれ暗い悩みを抱えており、日本映画に良くありがちなきれいきれいな家族物語ではないのもとてもいいですね。子供たちの演技、特に主人公の親友君の演技もとても良かったです。子供の視点だけでなく、親の視点で泣ける場面も多いのも良いのでしょうね。家族で楽しめるいい映画だと思います。(2006.9.12)
■HANA-BI (1998・日本)
■(監督・出演)北野武
■(出演)岸本加代子
■ベネチアでグランプリを獲った作品。やりたいことはとてもよく分かるのだが、妻がラストまで言葉を発しない必然性に欠ける。映像センスは好きなのだが、ストーリーと合わない突飛な笑いも未だに違和感があるし。(2000.1.23)
■花嫁の父 Father of the Bride (1950・米国)
■(監督)ヴィンセント・ミネリ
■(出演)スペンサー・トレイシー、エリザベス・テイラー
■娘を嫁に出す父親の切ない心境を、コメディタッチで描く佳編。父親役のトレイシーがいい味出してます。テイラーもかわいい。リメイクもされましたが、ノリが軽すぎるようで、観る気がしませんでした。(2000.1.23)
■パニック・ルーム Panic Room (2002・米国)
■(監督)デビッド・フィンチャー
■(出演)ジョディ・フォスター、フォレスト・ウィティカー
■ サスペンスとしては穴が多すぎて何とも。フィンチャーは、映像的にはやはり抜群だが、どうしても観客の裏をかきたいというか、混乱させたいというか、そう いう性格が映画に出てしまうんでしょうか。ストーリーが面白くない。人を描くのもやっぱり苦手のようで、家族のつながりというところもきっちり描けなかっ たし。けど、彼の作品の中ではすんなり見れた方かな。(2003.2.16)
■バニラ・スカイ Vanilla Sky (2001・米国)
■(監督)キャメロン・クロウ
■(出演) トム・クルーズ、 ペネロペ・クルス、 カート・ラッセル、 キャメロン・ディアス
■ ハリウッド版は脚本的に随分と洗練されていた。大体ストーリーは同じだけど、少しずつ違っていて、リメイクとしては上手く出来ていたと思う。オリジナルで 受けた悲しさは恋人との別れの悲しさに変わり、内容も前向きに歩いていこう、皆応援してるぞ、見たいになって分かりやすくなってた。結局男は顔ってのは変 わらないけど(?)まあ、結構楽しめました。けど、どっちが好きかというとオリジナルですかね。(2002.4.28)
■バーバー The Man Who Wasn't There (2001・米国)
■(監督・脚本)ジョエル・コーエン (製作・脚本)イーサン・コーエン
■(出演)ビリー・ボブ・ソーントン、フランシス・マクドーマンド
■ だんだんコーエンの見方が分かってきた。というか、だんだん彼らの壷にはまりつつある。これすごく好き。人生に積極的に参加しない男が、他人の人生に、知 らぬ間にかかわりながら、巻き込み、巻き込まれていく。まさに、コーエン兄弟!って感じ。キャラクター達の映像に見えてこない部分の人生が見えてくる脚本 は、いつもながら上手く、感心すると同時に心に染み渡ってくる。今回はしがない床屋が起こした事件をきっかけに起きる騒動と人間模様をコメディタッチで描 く。いやあ、映画って本当にいいですね、って言える作品だなあ。(2003.5.1)★ (>DVDを買う)
■バーバレラ Barbarella (1967・米国)
■(監督)ロジェ・ヴァディム
■(出演)ジェーン・フォンダ、ジョン・フィリップ・ロー
■結構有名なちょっとエッチなSFだけど、あまり面白さは感じなかった。(2000.1.23)
■(監督)今敏
■今監督の劇場映画デビュー作。元アイドルの周りで起こる事件をめぐるサスペンスアニメ。アイドルを狙うオタクの話かと思ったら、そこは今監督。話が段々入り組んできて、どんどん引き込まれていきます。長い間新しい才能が出てこなかったアニメ界ですが、新作が待ち遠しくなる人がやっと出てきたって感じです。(2005.6.5)
■パーフェクト・ワールド A Perfect World (1993・米国)
■(監督・出演)クリント・イーストウッド
■(出演)ケビン・コスナー、ローラ・ダーン
■理想の家族関係を求めた脱獄犯と彼が誘拐した子供の交流。イーストウッドの穏やかできれいな演出は好きです。あまり話題にならなかったかもしれないけど、切なくてよい物語ですよ。 (2000.1.23)
■バベットの晩餐会 Babettes Goestebud (1987・デンマーク)
■(監督)ガブリエル・アクセル
■(出演)ステファーヌ・オードラン、ビルギッテ・フェダースピール
■いろいろなもてなしの料理が出てきます。あまり印象に残っていないんですが、アカデミー外国語映画賞を獲ってます。(2000.1.23)
■ハムナプトラ/失われた砂漠の都 The Mummy (1999・米国)
■(監督・脚本)スティーヴン・ソマーズ
■(出演)ブレンダン・フレイザー、レイチェル・ワイズ、アーノルド・ヴォスルー
■ 大ヒットアクション映画で続編も作られたが、人物関係に全く重みがないし、伏線も全くなく、簡単な台詞ですべてごまかしちゃう当たり、どうにもB級映画で しかない。ハリーハウゼンとかの特撮の雰囲気が好きで、CGでもそんな雰囲気があったり(舞台設定も昔風だし・・ちなみに昔の映画のリメイクのようで す)、ゴールドスミスの軽快な音楽にのったテンポの良い映画なので、話がつまらないのはもったいない。せめて色恋沙汰で殺されて復活した二人がもう一度結 ばれて天国にでも行けば良かったのに。こだわりどころがないのがB級のよさかもしれませんが。(2001.10.8)
■パラサイト The Faculty (1998・米国)
■(監督)ロバート・ロドリゲス (脚本)ケビン・ウィリアムソン
■(出演)イライジャ・ウッド、ジョシュ・ハートネット
■ 相変わらずの映画ネタ、パロディ(?)満載も、ちょっと飽きてきたなんて思っていたら、裏の裏をかく展開にウィリアムソンはやっぱりうまいなと感心。 ちょっと粗っぽいトコもあるけど。ロドリゲスも手堅く楽しませてくれます。ラストは良心的にまとめてあるけど、主人公が最初のいじめられっこに戻るっての もありかなと思うのは僕だけ? (2000.8.4)
■パラダイム Prince of Darkness (1987・米国)
■(監督)ジョン・カーペンター
■(出演)ドナルド・プレザンス、ジェームソン・パーカー
■カーペンターらしいホラー映画だったと思うんですが、印象に残ってないです。(2000.1.23)
■薔薇の名前 The Name of The Roses (1986・仏、西独、伊)
■(監督)ジャン・ジャック・アノー
■(出演)ショーン・コネリー、クリスチャン・スレイター
■14世紀の修道院を舞台にしたサスペンス。あまり印象に残ってないなあ。(2000.1.23)
■張り込み Stakeout (1987・米国)
■(監督)ジョン・バダム
■(出演)リチャード・ドレイファス、エミリオ・エステベス
■事件の張り込みをする新米とベテランの二人の刑事のコメディ。主演二人の掛け合いが面白くてなかなか楽しませてくれます。続編も作られました。(2000.1.23)
■パリ、テキサス Paris,Texas (1984・西独、仏)
■(監督)ヴィム・ベンダース
■(出演)ハリー・ディーン・スタントン、ナスターシャ・キンスキー
■ヴェンダースのロードムービー。カンヌグランプリ作品だが、当時の僕にはその感傷的なシーンが理解できなかったようです。見直すべきかも知れませんね。(2000.1.23)
■ハリーの災難 The Trouble With Harry (1955・米国)
■(監督)アルフレッド・ヒッチコック
■(出演)エドマンド・グエン、シャーリー・マクレーン
■放置された死体を見つけた人々の様々な行動を描く、ヒッチのサスペンスコメディ。洒落が効いてて、面白く見れた気がする。大女優シャーリー・マクレーンが初々しくて新鮮です。(2000.1.23)
■ハリー・ポッターと賢者の石 Harry Potter And The Sorcerrer's Stone (2001・米国)
■(監督)クリス・コロンバス
■(出演) ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソン、アラン・リックマン
■この作品はなにを子供たちに伝えたかったのだろう。子供たちは何を感じてこの映画に熱中するのだろう。魔法が使えたらいいなあ、ってそれだけかな。2時間半も良く耐えられるなあ。 (2002.11.30)
■パルプ・フィクション Pulp Fiction (1994・米国)
■(監督)クエンティン・タランティーノ
■(出演)ジョン・トラボルタ、ユマ・サーマン、サミュエル・L・ジャクソン、ブルース・ウィリス
■ 台詞の面白さ、ストーリー展開の面白さ、俳優と音楽の使い方のうまさ等、タランティーノの面白さがぎっしり詰まった作品。逆にいえば、タランティーノは前 作「レザボア・ドッグス」と本作で全てを出し切った感じで不安になったけど、今のところ予感があたってますね。オープニングはあまりのかっこよさにしびれ ました。(2000.1.23)★(>DVDを買う)
■ハロー、アゲイン Darkest light (1999・英国)
■(監督・脚本)サイモン・ビューフォイ
■(出演)スティーヴン・ディレイン、ケリー・フォックス、ケリー・アーノルド
■ 白血病の弟を持つ主人公の少女と、弟が生まれそうなインド人少女の物語。二人の弟の対比のさせ方や、周囲が主人公を理解するまでの展開がすこしわざとらし いので、もう一つ感情移入出来なかったけど、悪い話ではないし、子供たちの演技がすごくいいので、良しとしましょう。(2000.10.28)
■ハロウィン Halloween (1978・米国)
■(監督・脚本・音楽)ジョン・カーペンター
■(出演)ドナルド・プレザンス、ジェイミー・リー・カーティス
■背筋が凍るような怖さを持つホラー。ブギーマンの怖さはこの作品が一番なんじゃないでしょうか。続編もたくさん作られたけど何を見たか覚えがない。(2000.1.23)
■バロン The Adventures of Baron Munchausen (1989・米国)
■(監督)テリー・ギリアム
■(出演)ジョン・ネヴィル、サラ・ポリー、ユマ・サーマン
■「ほら吹き男爵」を基にしたギリアムの奇想天外ファンタジーコメディ大作。彼の空想の世界を端から映像化した感じで、観ていて楽しいけど、金の無駄遣いと言えば、言えなくもない。ちょっと明るすぎて、僕の好きなギリアムの世界じゃなかった気がする。(2000.1.23)
■(製作・監督・脚本)ギレルモ・デル・トロ
■(出演)イバナ・バケロ、セルジ・ロペス、マリベル・ベルドゥ
■ 1940年代内戦下のスペインの、とある戦地で暮らすことになった少女のお話。ダークファンタジーを期待して観に行ったが、解釈でどうとでもとれるようにはしてあるものの、ほとんど現実を逃避した少女の妄想に近く、好みの内容じゃなかった。現実シーンでの残酷な描写も多く、特にメッセージ性があるわけではないので、ちょっと精神的につらかったかな。異空間のビジュアルやキャラクターデザインはすごくよかったので、そっちのシーンがもう少し多かったら良かったのに。。。 (2007.11.3)
■バンディッツ Bandits (1997・ドイツ)
■(監督・脚本)カティア・フォン・ガルニエル
■(出演)カティア・リーマン、ヤスミン・タバタバイ、ニコレッテ・クレビッツ、ユッタ・ホフマン
■ バンドを組んだ女囚4人の青春物語。脱走中に彼女達の音楽が大人気に。軽快な音楽と洒落た編集でとても魅力的な映画になった。個人的には、各キャラクター をもっとしっかり描けたらとか、男がらみの話しは抜きにしてもっとガンガン音楽を聞かせてくれたらとか欲求不満もあるけど、「明日に向かって撃て」風のラ ストが凄く良かったので、観終わった時はとてもいい気分に。数本見ただけで結論付けるのは強引かもしれないけど、最近のドイツ映画は、何かから逃れて、開 放されたいという物語が多いような気がする。そういう気持ちってよく分かりますね。 (2000.4.23)
■バンデッドQ Time Bandits (1981・英国)
■(監督)テリー・ギリアム
■(出演)クレイグ・ワーノック、ショーン・コネリー
■少年と小人達のダークファンタジー。ギリアムらしい毒の効いたブラックユーモアと舞台デザインがお気に入りの作品。(2000.1.23)
■バンドワゴン Bandwagon (1996・米国)
■(監督・脚本)ジョン・シュルツ
■(出演)リー・ホームズ、マシュー・ヘネシー
■ワゴンに乗り込んだ、売れないバンドのロードムービー。(2000.1.23)
■ハンナとその姉妹 Hanna and Her Sisters (1986・米国)
■(監督・出演)ウディ・アレン
■(出演)ミア・ファーロー、ダイアン・ウィースト、キャリー・フィッシャー
■ アレン組が総出演の姉妹の物語。アレンの映画も一時期いろいろ見たけど、結局僕に合う物はあまりなかった。彼の人間の見方とそこから来る笑いが少し僕とず れているようです。とはいえ、アメリカ(特にハリウッド)での受けは抜群で、それは彼がユダヤ系だからなんでしょうか。(2000.1.23)
■ハンニバル Hannibal (2001・米国)
■(監督)リドリー・スコット
■(出演)アンソニー・ホプキンス、ジュリアン・ムーア、ゲイリー・オールドマン
■なぜレクターは殺人、食人に理由を持ってしまったのか。クラリスの彼に対する態度は殺された警官のそれと違いはなくなって、愛すべき魅力がないのに、なぜレクターがクラリスをそこまで愛するのか。レクターは想像を越えた天才ではなくなったし、理解の範囲内の理由で殺人をする。そこには、心拍を変えずに人間を食べるという彼の姿はない。スコットの腕も冴えてたとはいえないし、ホプキンスは演技過剰だし、ムーアの演技は魅力ないしな。うーん、つまらないってわけでもないんだけど・・・。(2001.5.2)
■ハンバーガー・ヒル Hunberger Hill (1987・米国)
■(監督)ジョン・アービン
■(出演)アンソニー・バリル、マイケル・ボードマン
■一時期流行ったベトナム戦争を舞台にした青春映画。そこそこ面白く見れた記憶があるけど・・(2000.1.23)
■感想