■作品名 原題 (製作年・製作国)
■主要スタッフ
■卒業 The Graduate (1967・米国)
■(監督)マイク・ニコルズ
■(出演)ダスティン・ホフマン、キャサリン・ロス
■想像していたのとずいぶん内容が違って、ニューシネマっぽい映画だった。決まりきったレールに乗った人生にむなしさを感じ、それに逆らって生きようする主人公ですが、結局幸せを得られたんでしょうか。ラストシーンで笑顔がないのは、彼のむなしさが拭いきれていないことの現れだと思うんですが・・。もっとすかっと感動して、泣ける映画だと思っていました。昔の人は素直に感動したんでしょうかねえ。ホフマンはとても21には見えない老け顔です。(1999.12.26)
■卒業白書 Risky Business (1983・米国)
■(監督)ポール・ブリックマン
■(出演)トム・クルーズ、レベッカ・デモーネ
■具体的には覚えてないけど、クルーズが最も良かった作品だと思う。だんだん演技が偉そうになってっちゃうんだよなあ。青春映画として面白かったと思う。(1999.7)
■ソードフィッシュ Swordfish (2001・米国)
■(監督)ドミニク・セナ (製作)ジョエル・シルバー
■(出演) ジョン・トラボルタ、 ヒュー・ジャックマン、ハリー・ベリー
■相対する二人のどちらかからも描けていないのが最大の問題だと思う。前半はタルすぎで、最後に一気にまとめて謎解きされても、だから何?なんて思ってしまう。まあ、腹立つほどつまらないわけじゃないんだけど。トラさん含め俳優たちもあまり良くないし。(2001.12.2)
■ソドムの市 Salo O Le 120 Giornata Di Sodoma (1975・伊国)
■(監督)ピエル・パオロ・パゾリーニ (原作)マルキ・ド・サド (音楽)エンニオ・モリコーネ
■(出演)パオロ・ボナチェッリ、ジョルジオ・カタルディ
■吐き気をもよおすほどの変態的な描写等、数多くのタブーを犯した作品だが、そこに何かメッセージがあるとは考えにくい内容。何かあると思ったんだけどなあ。描写ばかりがエグくて内容の薄いイタリアンホラーのノリと区別がつかない・・。ラストシーンは演出的には面白かったけどね。その後、パリゾーニは本作出演者に殺されてしまったそうな。(1999.7)
■ソナチネ (1993・日本)
■(監督・脚本・出演)北野武 (音楽)久石譲
■(出演)国舞亜矢、渡辺哲
■北野作品の中では最も好きな作品。大体どの作品もテーマは同じなのだが、それを最も生かせた作品だと思う。彼の頂点じゃないかな。久石譲の音楽も北野映画の中では一番。ときどき入るギャグはやっぱり笑えないんだけどね。その後、ピアノはやってるんだろうか・・・(1999.7)(>DVDを買う)
■その男、凶暴につき (1989・日本)
■(監督・出演)北野武
■(出演)白竜、川上麻衣子
■北野のデビュー作品。暴力描写でも話題となったが、映像センスにびっくりした。ただ立っているシーン、ただ歩いてるシーンなのにとても新鮮な映像で、鳥肌がたちました。この作品では正義の立場だった彼ですが、だんだん逆になっていきます。 (1999.7)
■それから (1986・日本)
■(監督)森田義光
■(出演)松田優作、藤谷美和子
■学生の頃良く読んだ夏目漱石の同名小説の映画化。小説の雰囲気を壊さずに美しく映像化されていると思う。その後の森田作品はあまり観る気がしないんだけど。(1999.7)
■それでもボクはやってない (2007・日本)
■(監督)周防正行
■(出演)加瀬亮、瀬戸朝香、役所広司
■罪のない人間が社会の悪い仕組みの中で罪人になってしまう悲劇を描きたかったのか、その仕組みを作った社会を批判したかったのか、それとも社会を構成する人間そのものの愚かさを描きたかったのか。どの視点もあるようで、どの視点もない、教科書のような映画に見えてしまいました。周防監督の映画はもともと割と淡々としているとは思うけど、10何年ぶりにメガホンを取ると決意させた題材であれば、それなりに偏った視点で何かを訴えてもよかったような気もする。裁判官や弁護士などが観ると居心地の悪い何かを感じるのかな?それなら彼の目的も達成できたんでしょう。でも、普通の人間にとって、裁判制度を理解する以上に気持ちが高ぶるものではなかった気がするなあ。(2007.7)
■存在の耐えられない軽さ The Unbearable Lightness of Being (1988・米国)
■(監督)フィリップ・カウフマン
■(出演)ダニエル・デイ・ルイス、ジュリエット・ビノシュ
■奥深い内容を連想させる題名だが、そうでもなかったような気がする。看板倒れってとこでしょうか。(1999.7)
■ゾンビ Dawn of the Dead (1978・米、伊)
■(監督・脚本)ジョージ・A・ロメロ
■(出演)デビッド・エムゲ、ケン・フォーレ
■人間の本質を考えるロメロのライフワークと呼ぶべき「ゾンビ」シリーズ第2作。(1999.7)(>詳細)
■ゾンビ伝説 The Serpent and the Rainbow (1988・米国)
■(監督)ウェス・クレイブン
■(出演)ビル・ブルマン、キャシー・タイソン
■これといって印象が残ってないんですが、クレイブンの映画だったんですね。いわゆるゾンビ物とは随分違う作品だったような。(1999.7)
■感想