■作品名 原題 (製作年・製作国)
■主要スタッフ
■ライフ・イズ・ビューティフル La Vita E Vella (1997・伊国)
■(監督・脚本・出演)ロベルト・ベニーニ
■(出演)ニコレッタ・ブラスキ、ジョルジオ・カンタリーニ
■大戦中のユダヤ人捕虜の家族を描いた感動物語。子供に辛い思いをさせないために、どんな過酷な状況でもいつも子供を楽しませようとする父親の姿は笑いから涙に。(>詳細)
■ライムライト Limelight (1952・米国)
■(製作・監督・脚本・音楽・出演)チャールズ・チャップリン
■(出演)クレア・ブルーム、シドニー・チャップリン
■チャップリンの自伝的要素が強く反映されている作品なので単純に楽しむことは出来ない。映画を含め、芸術の評価というのはどうしても時代背景や作家の人生と複雑に絡み合うものだから、彼自身の作家性からこの映画を評価することは僕には不可能。チャップリン本来の楽しさ、面白さを求めて観るにはちょっと重過ぎる作品だと思う。(2000.9.25)
■(監督)ジョン・ダール
■(出演)マット・デイモン、エドワード・ノートン、ジョン・タトゥーロ、ジョン・マルコビッチ
■学生の天才ギャンブラーが自分の才能に目覚める物語。一応、主人公が自分の道に目覚めるきっかけを通学する大学の教授の人生との対比の中で作ってるけど、双方のギャップがちょっとありすぎちゃって説得力がない。法律家とギャンブラー、聖職者と法律家って対比は無茶があると思う。もっと教授との関係が密に描かれているなら別だけど、単なる振りのために出てくるって感じだし。大物がたくさん出てるけど、それぞれのキャラもあまりうまく絡まなかったなあ。(2004.11.3)
■ラジオ・デイズ Radio Days (1987・米国)
■(監督・脚本)ウッディ・アレン
■(出演)ミア・ファーロー、ダイアン・ウィースト
■ノスタルジックなアレン作品。アレン作品はいろいろ観てはみたものの、結局その楽しさも良さも分からなかったなあ。観たのが若すぎたのか、そもそも僕には合わないのか・・(2000.9.25)
■羅生門 (1950・日本)
■(監督)黒澤明
■(出演)三船敏郎、京マチ子
■黒澤の名を世界に知らしめたベネチア国際金獅子賞受賞作品。主演二人の鬼気迫る迫力の演技と何が真実なのか分からなくなるストーリー展開が面白かった。人間の狂気を描いた傑作だと思います。 (2000.9.25)
■ラストエンペラー The Last Emperor (1987・伊、英、中)
■(監督・脚本)ベルナルド・ベルトルッチ
■(出演)ジョン・ローン、ジョアン・チェン、坂本龍一
■中国最後の皇帝溥儀の半生を描く大作。スケールが大きく、鮮やかな映像がすばらしい。おとぎ話のようなラストが好き。アカデミー賞受賞。(2000.9.25)
■ラスト・オブ・モヒカン The Last of The Mohicans (1992・米国)
■(監督)マイケル・マン
■(出演)ダニエル・デイ・ルイス、マデリーン・ストー
■モヒカン族の運命と悲哀を描く作品だが、平凡なものに。「ダンス・ウィズ・ウルブズ」以降、同様の題材で儲けようとした作品が現れたけど、この作品もその一つのような気がする。音楽だけは抜群にいいんだけどなあ。マデリン・ストーはいつ見ても美人だ。 (2000.9.25)
■ラスト・サムライ The Last Samurai (2003・米国)
■(製作・監督・脚本)エドワード・ズイック
■(出演)トム・クルーズ、渡辺謙、小雪、真田広之
■明治初期の日本を舞台にした、武士と国家との戦いを描くハリウッド娯楽大作。トムを含めた侍達の生き様が格好いいです。日本人が見ても違和感なく見れる日本を描いたズイックに感謝。(2003.12.16)(>詳細)
■ラスト・ボーイスカウト The Last Boyscout (1991・米国)
■スコット弟+シルバーのアクション映画。このコンビにウィリス主演と来たら、そうそうハズすことはないだろうと思って観たんだけど、その程度でしかなかった。 (2000.9.25)
■ラストマン・スタンディング Last Man Standing (1996・米国)
■(監督)ウォルター・ヒル
■(出演)ブルース・ウィリス、クリストファー・ウォーケン
■黒澤「用心棒」をベースにしたヒルの西部劇。あまりにスタイルにこだわりすぎたような感じで、作品自体退屈なものになってしまった。 (2000.9.25)
■ラスベガスをやっつけろ Fear & Loathing In Las Vegas (1998・米国)
■(監督・脚本)テリー・ギリアム
■(出演)ジョニー・デップ、ベニチオ・デル・トロ
■ギリアムのイマジネーションが麻薬による幻想という形でしか表現できなかったのが残念でならない。独特の毒気もあるとはいえ、現実社会が舞台のためその魅力も半減。どういう経緯で映画化に参加したのか分からないけど、現実過ぎるネタはギリアム向きじゃないと思うんだけどなあ。デップの奇妙な(横山やすし見たいな)演技は楽しめますけどね。有名どころもカメオ出演してます。 (2001.6.23)
■ラッシュ・アワー Rush Hour (1998・米国)
■(監督)ブレット・ラトナー
■(出演)クリス・タッカー、ジャッキー・チェン
■ジャッキーの魅力はあまり活かされていない。アメリカ人に大人気のジャッキーだが、どこが人気なんでしょう。それほど彼の魅力を殺した映画でした。まあ、何も考えなければそこそこ面白いかもしれないけど。(2000.9.25)
■ラッシュ・アワー2 Rush Hour 2 (2001・米国)
■(監督)ブレット・ラトナー
■(出演)クリス・タッカー、ジャッキー・チェン、ジョン・ローン、チャン・ツィイー
■大ヒット作の続編。前作同様お話はB級で、なぜ他の出来の良いジャキー映画よりヒットしてしまうのか不思議なんだけど、やっぱりアメリカ人が中心じゃないとダメなんでしょうか。相変わらずのアジア人差別だし。カンフーシーンだけはジャッキーに撮らせて上げてよ。アメリカ人の撮るカンフーシーンはつまんないもん。NG集だけは面白かったです。 (2000.10.8)
■(監督)ブレット・ラトナー
■(出演)クリス・タッカー、ジャッキー・チェン、真田広之
■久々のラッシュアワーは、まあ可もなく不可もなく、想像以上でも以下でもなく、といった感じ。とはいうものの、個人的にはもうジャッキーのアクションは見納めかな、なんて思ったりも。もういい年とはいえ、体が重く、登場人物の中で一番動けてない感じです。真田広之は別としても、工藤夕貴より動きが悪いなんて、ちょっとショックでした。演技もなんか楽しそうじゃないし、具合でも悪かったのかな? (2007.11.3)
■ラヂオの時間 (1997・日本)
■(監督・脚本)三谷幸喜
■(出演)唐沢敏明、鈴木京香
■TVで定評のある三谷の映画初監督作。よく知らないので、「らしい」かどうかは判断できないけど、評判の割に面白くないと思ったのは僕だけか。評論家達の評価は多分に業界の人間関係が絡んでるような気がする・・(2000.9.25)
■(監督・脚本)チャン・イーモウ
■(出演)金城武、チャン・ツィイー、アンディ・ラウ
■唐の時代の朝廷と反乱軍との戦いの中で起きた恋愛物語。とはいっても、恋愛物語に感情移入するというよりは、話が進むにしたがって明らかになる意外な人間関係を楽しむお話といったほうがいいかな。社会の片隅を描いてきたイーモウ監督ですが、「HERO」から、すっかり映像とアクションを中心とした歴史絵巻を撮る人になっちゃったんですかね。金城を始め、音楽、衣装等、日本人スタッフが数多く参加。楽しめました。(2004.9.5) (>DVDを買う)
■ラ・バンバ La Bamba (1987・米国)
■(監督・脚本)ルイス・ヴァルデス
■(出演)ルー・ダイアモンド・フィリップス、イーサイ・モラレス
■民族音楽をロックにアレンジした歌を大ヒットさせ一躍スターになった青年のサクセスストーリー。同名曲を含めた軽快なヒット曲の数々が心地いい、爽やかな青春映画です。(2000.9.25) (>DVDを買う)
■(監督・脚本)クァク・ジェヨン
■(出演)ソン・イェジン、チョ・スンウ、チョ・インソン
■日本の昔の純愛ドラマの雰囲気があって登場人物たちの感情もよく理解できるので、見ていて安心感はあるし、娘の恋愛物語と母親の昔の恋物語を並行して描いていくのは何となく韓国お得意の展開っぽくて、それなりに面白かったです。ラストの強引な展開もまさに今流行の韓国ドラマって感じですね。「冬のソナタ」って全編こんな感じなんだろうなあ。(2004.11.3)
■(監督)ジョージ・A・ロメロ
■(出演)サイモン・ベイカー、デニス・ホッパー
■ゾンビシリーズだけははずさないロメロでしたが、今回ばかりは成功とは言いがたいものになってしまいました。やっぱり前3作で全てをやりつくした感がありますね。ゾンビに襲われる恐怖の中から、人間のダークサイドを掘り起こし、批判するというスタンスは今回もあるのですが、金持ちと貧乏人の対比の中から描く人間批判はあまりにも表面的だし、ゾンビに意思を持たせて、人間との共存の可能性を探ることは、現実社会の何に当てはめれるのか分からず、ちょっと変な映画になってしまったと思います。主人公も絵に描いたような善人ですしね。。ちょっと残念でした。(2006.7.5)
■ランブリング・ローズ Rambling Rose (1991・米国)
■(監督)アーサー・クーリッジ
■(出演)ローラ・ダーン、ロバート・デュバル
■下半身がうずいちゃってしょうがない女の子の物語。とはいってもエロ映画でもコメディでもない結構まじめな青春映画だったような。これといって印象は残っていないけど、ダーンはかわいいわけでも美人なわけでもないのに魅力的な女優ですね。(2000.9.25)
■ランボー First Blood (1982・米国)
■(監督)テッド・コッチェフ
■(出演)シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ
■ベトナム戦争の兵士に対する偏見から迫害を受ける兵士と警察との戦い。孤独で悲しげな男をやらせたらスタローンは天下一品だと今でも思ってるんだけど、日本でもハリウッドでもそっぽを向かれた彼。何とか復活して欲しいですね。脇に回ることもいいと思うんだけどなあ。(2000.9.25)
■ランボー怒りの脱出 Rambo:First Blood II (1985・米国)
■(監督)ジョージ・P・コスマトス
■(出演)シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ
■ベトナム捕虜兵の救出を任命されたランボー。ドラマよりも娯楽性に重点がおかれるのは続編の常としても、国のために一生懸命働いたのに、結局裏切られるという、1作目からの悲しいキャラクター設定を十分に生かして作られた続編だと思います。(2000.9.25)
■ランボー3/怒りのアフガン Rambo III (1988・米国)
■(監督)ピーター・マクドナルド
■(出演)シルベスター・スタローン、リチャード・クレンナ
■前作までは戦うことを強いられていたランボーだが、不信感のあった元上司とも妙に仲良くなり、楽しんで戦うようになってしまった。そこには悲哀もなにもないのでどうしても違和感を感じてしまう。アクションはど派手で圧倒されるのだが、あまりに無茶すぎて笑っちゃいそうになる場面も。 (2000.9.25)
■感想