■作品名 原題 (製作年・製作国)
■主要スタッフ
■ピアノレッスン The Piano (1993・豪)
■(監督)ジェーン・カンピオン
■(出演)ホリー・ハンター、アンナ・パキン、ハーベイ・カイテル
■不倫物語と言ってしまえば、それまでかもしれないけど、子供の視点をうまく入れたことによって、物語の深みが増した。何より、監督の吸い込まれるような映像美と、悲しく、美しい音楽に魅了されました。(2000.3.11)
■BMXアドベンチャー BMX Bandits (1983・豪州)
■(監督)ブライアン・トレンチャード=スミス
■(出演)ニコール・キッドマン、ジェームズ・ラグトン
■昔、「E.T.」のせいかマウンテンバイクがちょっと流行った頃があって、それをネタに作られた映画。少年達がマウンテンバイクを乗り回すだけの、どうってことない映画です。今となっては、幼いニコール・キッドマンを観るぐらいしかないか?(2000.3.11)
■ピショット Pixote (1980・ブラジル)
■(監督)ヘクトール・バベンコ
■(出演)フェルナンド・ラモス・デ・シルヴァ、マリリア・ベラ
■貧しさから犯罪を繰り返す少年たちの物語。生活習慣や道徳観念を理解できなかったせいか、あまり面白く見ることができなかった覚えがある。(2000.3.11)
■ビッグ Big (1988・米国)
■(監督)ペニー・マーシャル
■(出演)トム・ハンクス、エリザベス・パーキンス
■大人になりたいという夢がちょっぴりかなった少年の切ない恋愛ファンタジー。マーシャル監督の、女性らしい、母性愛にあふれたやさしい視点から描かれた佳編。ハンクスの名演も見ていて楽しい。(2000.3.11)
■(監督)ティム・バートン
■(出演)ユアン・マクレガー、アルバート・フィニー、ジェシカ・ラング
■周りに理解されない人間の苦しみを描いてきたバートンが一歩進んだ?自分で作り上げた嘘の世界で、周りの人をだまし、あげくに自分までだまされてしまうという不思議なお話。周りや自分を楽しくさせ、幸せにするための嘘ならどんどんつけばいいじゃん、っていう妙なメッセージにもとれるんですが、それが不思議な感動を呼ぶんですよね。それは、嘘をついてしまう主人公に嘘をつかなければならなかった孤独というのを感じるからなんでしょう。そういう点で虚の世界に逃げ込んで不幸のまま死んでしまう「ダンサー・イン・ザ・ダーク」を思い出したんですが、差は歴然ですね。さすがバートンです。(2004.7.5)
■ビッグ・リボウスキ The Big Lebowski (1998・米国)
■(監督・脚本)ジョエル・コーエン (製作・脚本)イーサン・コーエン
■(出演) ジェフ・ブリッジス、 ジョン・グッドマン、 ジュリアン・ムーア、 スティーヴ・ブシェミ
■勝手気ままに生きている人間が微妙に関わりあって人間社会が出来ている、っていうかただ生きているってだけで楽しいって感じのお馬鹿なキャラたちがいっぱい出てきて、そういう語り口で人間って面白いよねって思ってる感じがすごくコーエンらしいんだと思うけど、それをちょっと説教くさくしちゃうキャラが出てきたり、この作品はどうもしっくり来なかったなあ。(2002.4.28)
■羊たちの沈黙 The Silence of The Lambs (1990・米国)
■(監督)ジョナサン・デミ
■(出演)ジョディ・フォスター、アンソニー・ホプキンス
■天才的精神異常者と若い女性FBI捜査官の友情とも愛情とも取れる異様な関係を軸に展開する異色サイコサスペンス。現代の病理性を浮き彫りにしたとはいえ、アカデミー作品賞を獲得するのは、これもまた世の中狂ってるからか。湿っぽい映像と、道徳観を刺激するストーリー、ホプキンスの怪演は見もの。(2000.3.11)★ (>DVDを買う)
■ヒドゥン The Hidden (1987・米国)
■(監督)ジャック・ショルダー
■(出演)カイル・マクラクラン、マイケル・ルーリー
■カンヌでグランプリを獲った、SFアクション。個人的にはあまり乗れなかったんですが、ファンは多いようです。(2000.3.11)
■ビートル・ジュース Beetlejuice (1988・米国)
■(監督)ティム・バートン
■(出演)マイケル・キートン、ジーナ・デイビス、アレック・ボールドウィン
■バートンの不思議な世界、初体験。異様なデザインと奇妙な笑いが印象に残っている。ただし、日本だけでつけられたキャラクター達の変な名前が字幕に出るのはとても興ざめだった。(所ジョージがつけてたはず)(2000.3.11)
■ビバリーヒルズコップ Beverly Hills Cop (1984・米国)
■(監督)マーティン・ブレスト
■(出演)エディ・マーフィー、ジャッジ・ラインホールド
■マーフィの出世作となった、痛快アクションコメディ。刑事ものとしてはそれまでにないキャラクター設定と、テンポのいい掛け合い、軽快な音楽で人気に。シリーズ化もされました。マーフィのキャラが最も生かされたシリーズでしょう。(2000.3.11)
■ビバリーヒルズコップ2 Beverly Hills Cop II (1987・米国)
■(監督)トニー・スコット
■(出演)エディ・マーフィー、ジャッジ・ラインホールド、ブリジッド・ニールセン
■アクション映画が得意のトニー・スコットが監督を務めた人気シリーズの2作目。マーフィがちょっと暴走気味の感じもあるけど、スコット監督の映像、アクション演出もあって、個人的には楽しめた。3作目はランディス監督となって観る気がしなくなった。(2000.3.11)
■ひまわり I Girasoli (1970・伊、仏)
■(監督)ビットリオ・デ・シーカ
■(出演)ソフィア・ローレン、マルチェロ・マストロヤンニ
■名優二人が演じる、切ない大人の恋物語。戦争によって生き別れになった夫を待ちつづける妻と、遠い異国の地で命を救ってくれた女性と結ばれる夫。どちらの気持ちもわかるだけに、二人の再会はとても切なかった。ロシアを舞台にしたスケールの大きな映像もすばらしいと思う。ただ残念だったのは観たのが英語版だったこと。二人の生の声を言語で聞きたかった。 (2000.3.11)★(>DVDを買う)
■秘密の花園 The Secret Garden (1993・米国)
■(監督)アニエスカ・ホーランド
■(出演)ケイト・メーバリー、ヘイドン・プラウス
■病気で余命少ない友達を少しでも楽しませようとする子供達の友情物語。物語としてはちょっと甘めで、奇麗事で終わってしまったような気がした。(2000.3.11)
■ビューティフル・マインド A Beautiful Mind (2001・米国)
■(製作・監督)ロン・ハワード
■(出演)ラッセル・クロウ、ジェニファー・kネリー、エド・ハリス
■まだ生きている人がモデルの実話にしては割と踏み込んで作ってあって、そこそこ面白かったが、オスカーを獲るほど優れた作品には思えない。もう少し狂気に満ちた激しい映画にできなかったのは、ハワード作品だった事もあるし、やっぱりまだ本人が生きてることへの気遣いもあるのかな。この程度でオスカーなんて、今年は不作だったのかな。(2002.4.28)
■病院へ行こう (1990・日本)
■(監督)滝田洋二郎
■(出演)真田広之、薬師丸ひろ子、大地康雄
■おっちょこちょいの新米女医と個性豊かな患者達の織り成すコメディ。社会風刺もうまく織り交ぜてあり、結構面白い作品。(2000.3.11)
■漂流教室 (1987・日本)
■(監督)大林宣彦
■(出演)林泰文、南果歩
■うめずかずお原作のSFホラー漫画の映画化。こういう請負仕事はやっぱり似合いませんね。とても撮りたくて撮ったんじゃないような気がする。「らしさ」もあまりなかったし、出せる内容でもない。ただ、おなじみの面々は出演してます。(2000.3.11)
■ビルとテッドの大冒険 Bill & Ted's Excellent Adventure (1989・米国)
■(監督)スティーベン・ヘレク
■(出演)キアヌ・リーブス、アレックス・ウィンター
■リーブス主演のナンセンスコメディ。今の彼からは想像できないほどお馬鹿な役で、今のファンはびっくりするかも。逆に僕はリーブスといえば「ビルとテッド」だったわけで、その後の変身にはしばらく違和感を感じました。ストーリーは歴史上の偉人達をこけにしたタイムトラベルもので、つぼにはまれば笑えること間違いなし。僕ははまりました。(2000.3.11)
■ビルとテッドの地獄旅行 Bill & Ted's Bogus Journey (1991・米国)
■(監督)ピーター・ヒューイット
■(出演)キアヌ・リーブス、アレックス・ウィンター
■続編は、金は掛けられ、スケールは大きくなったが、内容的にはもうひとつだった。B級映画はB級映画じゃなきゃだめってことかな。お馬鹿さもトーンダウン。(2000.3.11)
■HERO 英雄 (2002・中国)
■(監督)チャン・イーモウ
■(出演)ジェット・リー、トニー・レオン、チャン・ツィ・イー、マギー・チャン
■暗殺者達と始皇帝の物語。派手な娯楽映画だと思っていたら、全然違っていて、渋くて格好よく、そして悲しい映画でした。戦争について平和について正義について問いかけてくる映画で、さすがイーモウ、ただの娯楽映画は作らないですね。今まで以上にメッセージの強い映画ですが、正しい志をもって強く生きることを教えてくれる映画です。やはりリーはこういう役がよく似合う。格好いいです。 (2003.10.13)
■ピンク・フラミンゴ<特別編> Pink Flamingos (1997・米国)
■(監督)ジョン・ウォーターズ
■(出演)ディヴァイン、デビッド・ローチャリー
■ウォーターズの有名作の25周年の再編集版。まったくメッセージ色のないブラックユーモアと下品な笑いについつい笑ってしまうが、この変態さにもう世の中は追いついてしまってるような気がします・・。でもこの映画ほどぼかしがあってよかったと思った映画はないな。ラストシーンは吐きそうになったけど。ラストを正視できたら、あなたも相当変態ですよ。 (2000.3.11)
■ピンポン (2002・日本)
■(監督)曽利文彦
■(出演) 窪塚洋介、ARATA、夏木マリ、竹中直人
■卓球でつながる幼なじみ達の友情物語。松本大洋原作漫画の癖のあるキャラたちをすごく上手く実写化しました。スポ根モノと友情モノ、ともにボクが大好きな要素が、軽快な音楽に乗って、さらっとイイ感じに仕上がっています。僕には上手く説明できませんが、友達に対する日本人的な微妙な心情がすごく良く分かって、そこが好きなんですよね。ラストは余り好みではないけど。(2003.1.12)
■感想