二次不等式の解の安直な覚え方 オープンとクローズ

(X−3)(X―4)0と(X−3)(X―4)0の二次不等式の解を考えます。

ここでは、左が開いている不等号をオープン。左が閉じている不等号をクローズと呼びます。

  • 二次不等式(X−3)(X―4)>0の解を数直線で表した図 不等号の左が開いていてオープンだから、 二次不等式
    (X−3)(X―4)0の解は、X<3、4<Xです。

    Xの範囲を数直線で表すと、右の図になります。

  • 二次不等式(X−3)(X―4)<0の解を数直線で表した図不等号の左が閉じていてクローズだから、二次不等式
    (X−3)(X―4)0の解は、3<X<4です。

    Xの範囲を数直線で表すと、右の図になります。

二次不等式の不等号「>オープン」と「<クローズ」

二次不等式は因数分解して、( )×( )()0となります。
不等号は左側(Xのある側)が、オープンとクローズのどちらかになります。

数直線で二次不等式をあらわした時のオープンとクローズのイメージ

O.オープン二次不等式の解がオープンの数直線 C.クローズ二次不等式の解がクローズの数直線

O.とC.のどちらがオープンのイメージですか。O.ですよね。覚えちゃだめですよ。自分の感覚を信じてください。

数直線で二次不等式をあらわすと。オープン

二次不等式の例題:(X−3)(X−4)>0はOオープンです。二次不等式の解がオープン答(解)はX<3 、 4<X

数直線で二次不等式をあらわすと。クローズ

二次不等式の例題:(X−3)(X−4)<0はCクローズです。二次不等式の解がオープン答(解)は3<X<4

二次不等式の解答の仕方 オープン

二次不等式の答(解)は、[X<3、4<X]とか、[3<X<4]とかに、なります。
オープンの図をもう一度見てください。
Xの範囲 3…4 Xの範囲となっています。
数直線は右の方が大きい(<)。解は、X<3、4<Xです。

オープン クローズで解けない二次不等式

二次不等式の問題:X+aX+b>0をX+aX+b=0という二次方程式にかえた時、判別式D<0となる場合は、この方法では解けません。

判別式D<0となる場合の解は「全ての実数」「解なし」「X=2以外の全ての実数」「X=2」等に、なります。 二次不等式の解が「全ての実数」「解なし」になる場合

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。