sin cos tanの表の覚え方は不要

正三角形の半分。1:2:ルート3sin cos tanの表を覚えるより、30°,60°,90°の三角形の辺の比が、1:2:ルート3になる事の方が重要。1:2:√3から、sin cos tanの表が出てくるからです。次のlinkを見て下さい。
三角関数の公式覚え方
sin cos tanの覚え方は英語の筆記体の書き順で。sinは筆記体で書く

この比の覚え方と1:2:ルート3を使う問題が下の方にあります。

sin cos tanの表180°まで

大学受験をする人は覚える事が沢山あるので、sin cos tanの表を覚えるのは時間の無駄です。この表の覚え方として、語呂合わせを使うというのも、あるそうですが、360°まで覚えると、この倍になります。この表は覚えないというより、覚えられないでしょう。

sin cos tanの表 0°から90°まで
θ30°45°60°90°
sinθ01/2√2/2√3/21
cosθ1√3/2√2/21/20
tanθ0√3/31√3
sin cos tanの表 90°から180°まで
θ90°120°135°150°180°
sinθ1√3/2√2/21/20
cosθ0-1/2-√2/2-√3/2-1
tanθ-√3-1-√3/30

1:2:ルート3の覚え方

30°,60°の直角三角形の辺の比が、1:2:ルート3になるのは覚えないといけない。正三角形の半分の直角三角形にピタゴラスの定理を当てはめれば、√(22-12)=√3で、簡単に求められます。ここで、生徒が悩むのは、どこが2で、どこがルート3か、見分けがつかない事です。

この覚え方は、1番大きい角(90°)の対辺が一番大きい比(2)、2番目に大きい角(60°)の対辺が2番目に大きい比(ルート3)になる。と、覚えるのが簡単ですが、ベストな方法ではありません。

1:2:ルート3を使う問題

下の図のように1辺がXの正方形と、30°,60°の直角三角形が接している時、Xの値を求めよ。 1:2:ルート3の問題

この問題は入試問題ではありませんが、sin cos tanの表を覚えていても、使うのは一部だけです。

1:2:ルート3を使う問題の解答

直角三角形の縦の辺の長さはXだから、直角三角形の横の辺の長さは√3X(赤い線の部分)になります。よって、長さ10=X+√3X。10=(1+√3)X。X=10/(1+√3)。分母を有理化して、X=5(√3-1)。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。