ホーム⇒日本語の奥深さ・難しさ

日本語と漢字は難しい

 己  已  巳.........パッと見おなじような漢字ですが、「己....おのれ」、「已....すでに」、 「巳....み」と夫々読みます。   スデニ後存知な人はこんなページをみる必要はアリマセン。

 「荻原(おぎわら)」と「萩原(はぎわら)」も読み間違いしやすい字のひとつで、漢字の難しさは形が紛らわしいことにもあるのかもしれません。

 正しく読むのに虫メガネと観察力が必要なのが「杮落とし」の「杮」という漢字。  果物の「柿(かき)」は旁の市が縦棒1本なので8画。   「杮(こけら)落とし」の市は鍋蓋と巾に分解され9画、 というように漢字はナカナカ手強いものがあります。

 ちなみに「こけら」とは木材の削り屑のことで、昔は工事完了とともに屋根の一部を削った「こけら」を落とし完成としたことから現在では新築劇場の初興行を「こけら落とし」と呼びます。

 あるアナウンサーは「旧中山道」を「いちにちじゅう、やまみち」と読んだそうですが、その他にも「見事なイタチ男が......」とやってしまい、 それ以来「イタチ女」の異名がついてしまった女子アナもいたそうです......モチロン「伊達男」と原稿にあったわけです。

 試験に「金色夜叉」を出し「きんいろやまた」という答案が出るのを楽しみにする先生もいるとか。  読み間違いは決して他人事ではアリマセンし、 そもそも全部の漢字を正しく読める日本人はそれほど多くはないでしょう。

 誰でも数ある漢字の中には読めない漢字のひとつやふたつ、イヤそれどころかかなり沢山あるハズです。 タイヘンなのは政治家センセイたちです。   国会答弁で読む原稿には以前はルビを振っていないためか、イロイロやらかしてくれています。 有名どころでは「未曾有」を「みぞゆう」とカマしてくれた麻生さんや、 「云々」を「でんでん」と読んだ安倍さんなどがいらっしゃいます。

 サッカーのH選手も「清清しい」を「きよきよしい」と言っていますが、日本人であれば誰しも漢字の読み間違いは他人事ではありません。   ここでは良く使われるけど、よく間違われる漢字を集めてみました。(2016.6.4初)


 

なかなか読めない漢字(行動・しぐさ・動作)

なかなか読めない漢字
配う(あしらう) 呷る(あおる) 齷齪(あくせく) 畔蒜(あびる) 胡座(あぐら)
誕る(いつわる) 甚振る(いたぶる) 如何様(いかさま) () ()
嘯く(うそぶく) 呻る(うなる) 転寝(うたたね) 嗽(うがい) 踞る(うずくまる)
() () () () 蹲る(うずくまる)
痴がましい(おこ・がましい) 徐に(おもむろ・に) 威し(おどし) () ()
騙る(かたる) 翳す(かざす) 傅く(かしづく) () ()
焼べる(くべる) 擽る(くすぐる) ()
貶す(けなす) 嗾ける(けしかける) () () ()
挙って(こぞって) 対える(こたえる) 熟す(こなす) () ()
上梓(じょうし) () () () ()
濯ぐ(すすぐ) 漉く(すく) () () ()
唆す(そそのか・す) 漫ろ(そぞろ) () () ()
手繰る(たぐる) 右ける(たすける) 滾る(たぎる) 窘める(たしなめる) 相ける(たすける)
誑かす(たぶらかす) () () () ()
抓る(つねる) 具に(つぶさ・に) 序で(ついで) 啄む(ついばむ) 審らか(つまびらか)
捏上げ(でっちあ・げ) ()
恍ける(とぼける) () () () ()
鞣す(なめす) 嬲る(なぶる)
() () () () ()
躙る(にじる)
覘く(のぞく) () () () ()
繙く(ひもとく) 剽軽(ひょうきん) () ()
法螺(ほら) 穿る(ほじくる) 匍匐(ほふく) 絆される(ほだされる) ()
縺れる(もつれる) () () () ()
() () () () ()
縒る(よる)
() () () () ()
哂う(わらう) 猾い(わるがしこい) () ()
() () () () ()
() () () () ()



 

なかなか読めない漢字(状態・態度)

なかなか読めない漢字
遽しい(あわただしい) 中る(あたる) 殆うい(あやうい) () ()
餒える(うえる) 恤える(うれえる) 患える(うれえる) () ()
戦く(おののく) 朧気(おぼろげ) () () ()
象る(かたどる) () () () ()
谷まる(きわまる) () () () ()
倦厭(けんえん) () () () ()
紺青(こんじょう) 拗れる(こじれる) 零れる(こぼれる) () ()
凋む(しぼむ) 素面(しらふ) () () ()
屯する(たむろ・する) 爛れる(ただれる)
具に(つぶさに) 番い(つがい) () () ()
蕩ける(とろける) () () () ()
泥む(なずむ) 靡く(なびく)
長閑(のどか) () () () ()
逸る(はやる) () () () ()
犇めく(ひしめく) () ()
() () () () ()
熱る(ほてる) () () () ()
呷る(もつれる) () () () ()
懇ろ(ねんごろ)
蟠る(わだかまる) () () () ()
() () () () ()



 

なかなか読めない漢字(言い回し)

なかなか読めない漢字
() 強ち(あながち) 糾う(あざなう) 剰え(あまつさえ) 阿漕(あこぎ)
普く(あまねく)「遍く」とも 恰も(あたかも) () () ()
誕る(いつわる) 幼気(いたいけ) 甚く(いたく) 苟も(いやしくも) ()
末成り(うらなり) () () () ()
回向(えこう) () () () ()
戦く(おののく) () () () ()
() () () () ()
侃侃諤諤(かんかんがくがく) 予て(かねて) 嵩む(かさむ) 郁しい(かぐわしい) 鼎(かなえ)
予予(かねがね) 斯かる(かかる) () () ()
軋しい(くわしい) () () () ()
言質(げんち) () () () ()
尽く(ことごとく) 寿ぐ(ことほぐ) 皸(こけらおとし) 熟す(こなす) 挙って(こぞって)
然も(さも) 清か(さやか) 福い(さいわい) () ()
出色(しゅっしょく) 健か(したたか) 屡々(しばしば) 確り(しっかり) 確と(しかと)
頗る(すこぶる) () ()
惺々(せいせい) () ()
坐に(そぞろに) 雪ぐ(そそぐ/すすぐ) 戦ぐ(そよ・ぐ) 漫ろ(そぞろ) 抑(そもそも)
偶に(たまに) 音り(たより) () () ()
熟(つくづく) 月次(つきなみ) 終ぞ(ついぞ) 掌る(つかさどる) ()
迸り(とばしり、とばっちり) 何方(どなた) 調う(ととのう) () ()
生る(なる) 擬える(なぞらえる) 存える(ながら・える) 準える(なぞら・える) ()
長閑(のどか) 暖気(のんき) () () ()
凡例(はんれい) 餞(はなむけ) () () ()
一入(ひとしお) 私か(ひそか) 只管(ひたすら) 犇めく(ひしめく) 剽軽(ひょうきん)
() () () () ()
区区(まちまち) 瞬き(まじろぎ) () () ()
見縊る(みくびる) () () () ()
() () () () ()
吝か(やぶさか) 軈て(やがて) () () ()
友誼(ゆうぎ) () () () ()
態々(わざわざ) 態と(わざと)
() () () () ()



 

なかなか読めない漢字(気候・挨拶・人間関係・人体)

なかなか読めない漢字
渾名(あだな) () () () ()
忝い(かたじけな・い) () () () ()
踝(くるぶし) () () () ()
小波(さざなみ) () () () ()
甥姪(せいてつ) () () () ()
昂る(たかぶる) () () () ()
旋毛(つむじ) () () () ()
() () () () ()
雹(ひょう) () () () ()
() () () () ()
() () () () ()
() () () () ()



 

なかなか読めない漢字(物の名前・決まり事)

なかなか読めない漢字
畦道(あぜみち) () () () ()
団扇(うちわ) () () () ()
堰堤(えんてい) 回向(えこう) () () ()
白粉(おしろい) () () () ()
() () () () ()
欠氷(かきごおり) 帷子(かたびら) () () ()
慶弔(けいちょう) () () () ()
建立(こんりゅう) () () () ()
() () () () ()
賜杯(しはい) () () () ()
() () () () ()
() () () () ()
手繦(たすき) 束子(たわし) 田圃(たんぼ) () ()
手水(ちょうず) 卓袱台(ちゃぶだい) () () ()
() () () () ()
竕(デシリットル) () () () ()
() () () () ()
抽斗(ひきだし) () () () ()
二十路(ふたそじ) () () () ()
鼈甲(べっこう) 舳先(へさき) () () ()
釦(ボタン) () () () ()
() () () () ()
() () () () ()
喇叭(らっぱ) () () () ()
草鞋(わらじ) () () () ()
() () () () ()



 

なかなか読めない漢字(植物・食べ物)

なかなか読めない漢字
石柏(アスパラガス) 扁桃(アーモンド) 木通(あけび) 雪花菜(おから) ()
毬栗(いがぐり) () () () ()
豌豆(えんどう) () () () ()
欠氷(かきごおり) () () () ()
() () () () ()
() () () () ()
仙人掌(さぼてん) () () () ()
石楠花(シャクナゲ) () () () ()
薄(すすき) () () () ()
発条(ぜんまい) () () () ()
蚕豆(そらまめ) () () () ()
躑躅(つつじ) 土筆(つくし) () () ()
() () () () ()
心太(ところてん) 団栗(どんぐり) () () ()
() () () () ()
() () () () ()
() () () () ()
薤(らっきょう) () () () ()
() () () () ()



 

なかなか読めない漢字(魚類)

なかなか読めない漢字
海驢(アシカ) 雨虎(あめふらし) 鮎魚女(あいなめ) () ()
() () () () ()
柳葉魚(ししゃも) () () () ()
() () () () ()



 

なかなか読めない漢字(動物・生き物)

なかなか読めない漢字
信天翁(あほうどり) () () () ()
馬大頭(オニヤンマ) 鸚鵡(おうむ) () () ()
川獺(カワウソ) 蟷螂(かまきり) () () ()
啄木鳥(きつつき) () () () ()
() () () () ()
() () () () ()
鼈(スッポン) () () () ()
海象(せいうち) () () () ()
() () () () ()
瓢虫(てんとうむし) () () () ()
蜥蜴(トカゲ) 蜻蛉(トンボ) 団栗(どんぐり) () ()
() () () () ()
時鳥(ほととぎす) () () () ()
水蚤(みじんこ) () () () ()
百舌鳥(もず) () () ()
() () () () ()
() () () () ()



 

なかなか読めない漢字(地名・人名)

なかなか読めない漢字
() () ()
英吉利(イギリス) 弖(て) () () ()
() () () () ()
() () () () ()



   出典元:(exciteニュース 他)




『漢字読み間違い』

 いまではすっかり有名な読み間違え漢字となったミゾユウ......でも笑ってばかりもいられません。  誰にでも間違えて覚えている漢字が一つや二つはあるもの。

上司の読み間違いなどは、マサニ間違っても指摘なんか出来はしませんし、後輩の前で間違えると先輩の威厳も吹っ飛び、恥ずかしさはより大きなものに.... 良くありがちな読み間違い漢字を集めてみました。

間違いやすい漢字 間違えた読みかた 正しい読み
小豆 オマメ、これを間違えてついたアダ名が「オマメちゃん」 アズキ
大喜利 ダイキリ、「笑点」を見て間違いに気づいた人は多いのでは オオギリ
掲揚 カツアゲ、国語の時間に不良が読めば妙にハマル ケイヨウ   国旗を掲揚....などと使いますね
萌芽 モエメ、たしかに最近は"萌え"だけは読めるかも ホウガ
逝去 イキョ、葬祭に関する間違えは多いが社会人は是非覚えておきたい漢字 セイキョ
江東区 エトウク、たしかに地名は住んでいないと間違えているケースが多いかも コウトウク
定礎 テイ????? マンションやビルの入り口などの石板に書かれている"定礎"という字。 テイソ。    この石の中に「定礎箱」というのが埋められており、中に施主、設計者、施工者などその建物に関わった人たちの姓名を刻んだ銘板を入れているとか。
刷毛 インモウ、こう間違えて使っていたらたらある意味ウケルかも ハケ
鳩尾 ハトオ、キュウビ.......テカむしろ間違えるというより普通読めない漢字のひとつ ミゾオチ
進捗 シンポ、よく出てくる漢字だが間違えてるヒト多い?...ハッとしたヒトいませんか シンチョク
破綻 ハジョウ、最近の不景気でよく見かけるように ハタン
定款 テイギ   社用文書でよく見る字。 入社以来ずっとテイギと読んでたりして...... テイカン
給湯室 キュウユシツ、新入女子社員は間違えると先輩の冷たい視線が...... キュウトウシツ
未曾有 ミゾウユウ、あの元首相の読み間違え漢字の中では最も有名? ミゾウ
頻繁 ハンザツ、元首相もよく間違えてた漢字のひとつ ヒンパン。    ハンザツは「煩雑」
踏襲 フシュウ、これも元首相の読み間違え漢字でした トウシュウ
該当 カクトウ、講習会の講師が連発していた....... ガイトウ
忌憚 キゼミ  いやセミの種類ではありません。 キタン
五月雨 サツキアメ。  大体の人はこう読んでしまいます。 サミダレ
案山子 あんざんこ...人に見せかけて防ぐ かかし
遵守 ソンシュ   後輩に向かって『これはソンシュしてもらわないと...』などと使わないように ジュンシュ



読み間違いしやすい漢字

出典元:gooランキング


他にも意外な読み方がある漢字

   
他にも意外な読み方がある漢字  「」内が一般的な読み
左枠 右枠
終日 「しゅうじつ」⇒ひもすがら(ひねもす) 金子 「かねこ」⇒きんす「金貨、金銭」という意味
「だい」⇒うてな「見晴らしの良い高い建物」 「」⇒
「」⇒ 「」⇒



豊かな言語表現の日本語

 我々の御先祖たちは中国から伝わった漢字をマスターするとともに日本人得意の創意工夫の才を発揮しました。      漢字のつくりかたには4つの原理があるそうですが御先祖たちはこの原理を応用して数々の国字(日本製漢字)を創り出したわけです。

 漢字圏だった韓国は1970年代から漢字教育が廃れ始め、事実上ハングル文字に統一されましたし、本家の中国さえ漢字簡略化に走り日本語の漢字のような深い意味を持つ漢字を捨ててしまいました。    ベトナムでも漢字は使われなくなっており、漢字を使用していた中国以外の国で、漢字を廃止しなかったのは日本だけとされています。

もともと日本人は、使えるものはとことん研究し、改良し、より優れたものに昇華させる、という国民性があります。  漢字も日本人の生活に合わせ進化させてきたわけです。

日本人が作った漢字はだいたい会意(字の意味を組み合わせた)と形声(漢字の意味と音を組み合わせた)というの2つの原理を用いたようで圧倒的に多いのが会意原理だそうです。

会意原理で作ると..........日+月で「明」、口+鳥で「鳴」、というような漢字になるわけです。   形声の原理とは、例えばブリキは「錻」となるような漢字です。

女+鼻は「嬶(かかあ)」で、鼻息の荒い女ということのようですが、この字を作った人はよっぽど強気の奥さんをもっていたのでしょうか。  そもそも会意原理で作った?

パソコンの普及で漢字を手書きするという行為はますます減る一方ですが、知れば知るほど奥の深い言語である日本語。     漢字は一文字でも意味を持つ最小単位の語で、視覚言語の性格が強くコンピューターにも合う文字といわれます。

豊かな言語表現が出来る素晴らしい言語である日本語というものをもう少し勉強してみようかと思う今日この頃です。


「音読み」「訓読み」

 同じ漢字でも読み方に「音読み」「訓読み」があるのも面倒な部分です。 漢字はそもそも「発音を表す記号」ではなく「古代中国で使われていた言葉を代替する記号」であり、 古代中国語のことを「音」、漢字に意味的に対応する日本語は「訓」とされます。

 例えば"車に轢かれる"の「轢」は、訓読みで「かれる」で、聞けば意味はすぐわかりますが、 音読みの「れき」と言われても耳で聞いただけではなんの意味かは分からず、字を見てやっと理解できるわけです。

 このように漢字を見ないとイメージが湧かないのが「音」、意味がはっきりしているのが「訓」、と理解していれば「音読み」なのか「訓読み」なのかある程度見分けられそうです。   それにしても、車に「ひ」かれたら大変な事態になりますが、それが「車」に「楽」しいという漢字の組み合わせというのもスゴイものがあります。

 ひらがなやアルファベットの文字は組み合わせればどんな物でも表せますが、漢字のように物と文字が一対一で作られる文字体系は「表意文字」と言われ、 物を細かく区別できる性質があります。

 「表意文字」は意味がわかるならどう読んでもかまわないわけで、「昼酒を飲る」の「飲」を「や」と表現しても意味は通じます。   このことが日本語の豊かな表現に役立つわけで一つの漢字でも色々な言い回しが出来るわけです。

 世の中には何十万もの物がありますが、それに対応させるにはたくさんの漢字が必要となります。  しかし漢字は五万字しか存在しておらず、 かつ日本の常用漢字は2000字前後に制限されています。 そこで様々に組み合わせて表現しています。




音・訓が同じ

 日常でよく使われているが、音・訓が同じで間違いやすい漢字、というものも沢山あります。 話すときはいいのですが、イザ書くとなるとついウッカリしやすい漢字を集めてみました。

音・訓が同じで間違いやすい漢字
純心な子どもの心
×純心→○純真
プロポーズの絶交の機会
×絶交→○絶好
冷胆な人物
×冷胆→○冷淡
申し分ありません
×申し分→○申し訳
相手の気嫌を損ねた
×気嫌→○機嫌
講義を受けた
×講議→○講義
幣害が出ている
×幣害→○弊害
売り場に殺倒する
×殺倒→○殺到
肩苦しい
×肩→○堅
防害された
×防害→○妨害
かれは大者だ
×大者→○大物
脳力がある
×脳力→○能力
準備は完壁だ
×完壁→○完璧
彼は抱擁力がある
×抱擁力→○包容力
聞いた風なこと
×聞→○利



こう読まないとダメな漢字の読み方

 漢字は複数の読み方があるものが多くどっちの読みでもよい場合がありますが、この文脈ではこう読まないとダメというものが普通です。




重箱読み・湯桶読み

学校で習った「重箱読み」「湯桶(ゆとう)読み」をおさらいすると


物の数え方

【数の表現】


"一"と"千"を組み合わせた数の表現  "一○千○"という使い方
一日千秋 一瀉千里 一攫千金
一刻千金 一笑千金
"一"と"一"を組み合わせた数の表現  "一○一○"という使い方
一期一会 一国一城 一世一代
一朝一夕 一進一退 一日一善
一宿一飯 一夫一婦
数あがり
一人二役 二人三脚 三寒四温
四捨五入 五臓六腑 六日七分
七転八倒 八索九丘 九舜十堯



"以上"と"以下"、"超過"と"未満"の違い
〇〇以上 その数より上の範囲で、その数も含む。 左の数は右の数と等しいかまたは大きい。
〇〇以下 その数より下の範囲で、その数も含む。 左の数は右の数と等しいかまたは小さい。 
〇〇超過 その数を含まず、それより上の数値。 左の数は右の数より大きい。
〇〇未満 いまだ満たず。   それより下の数値。 左の数は右の数より小さい。



当て字

外来語の当て字の三大傑作




これは漢字で書けるの?




目をつける処・目処(めど)

 仕事の「目処が立つ」の「目処」は"目ざすところ"、"目をつける場所"という意味で、「めど」の「ど」は"所"の意味があるとか。   そういえば「窓」「井戸」「宿」など場所を表わす言葉は「ど」で終わっていますね。


二重の言い回し......重言

 「電球の球」、「電車に乗車する」など同じような意味の語を重ねた言い方が「重言(じゅうげん)」。

なかなか難しいのが「弱冠二十歳です」という表現。  もともと二十歳とは「二十歳を弱といい、冠をつける」という中国の古典から きておりどちらか一方だけで用は足りるわけですが現代はこれが一般的な表現となっています。

重言のオンパレードが、「いにしえの昔の、武士の侍が、馬から落馬して、顔を赤くし赤面し、家に帰って帰宅して、仏の前の仏前で、短い刀の短刀で、腹を切って切腹した」。

  

同じ単語を重ねる........畳言

 「ひとびと」などのように同じ単語を重ねて一つの言葉にしたものが「畳言(じょうご)」。

畳言を重ねた言い回し
侃侃諤諤(かんかんがくがく) 唯々諾々(いいだくだく) 奇奇怪怪(ききかいかい)
戦々恐々(せんせんきょうきょう) 正々堂々(せいせいどうどう) 津々浦々(つつうらうら)
平々凡々(へいへいぼんぼん) 三々五々(さんさんごご) 子々孫々(ししそんそん)



「小」のつく言葉

「小首をかしげる」「小股の切れ上がった」など「小」のつく言葉がたくさんあります。   「小」にはちょっとという意味があるわけです。




髭・鬚・髯

「ひげ」を表すには三つの漢字があります。

    


男ことば・女ことば

 日本語では、男ことば・女ことばの違いは語尾の変化で容易に表現出来ます。  例えば「あなたは優しい」という表現ひとつとっても、「優しいのね」という言い方は女性ですし、 男性は「優しいんだね」と言うでしょう。

 日本語では、語尾の使い方で男性と女性の言葉遣いに差が出ますが、英語の場合では、語尾での差はつけられません。 どういう「音」で言っているのか、 そして男性がよく使う単語、女性がよく使う単語という「ワードチョイス」、この2つで「男性言葉と女性言葉の使い分け」がされています。

    

語源





⇒サイトマップ

関連サイト


ランキング



楽天


amazon


夢の田舎暮らし
・夢の田舎暮らし
・ピザ窯製作
・白菜漬け




【 全国各地ドライブ旅行記 】

日本の原風景......白川郷合掌作り





関連サイト・バックナンバー