集合の記号の読み方と文字実体参照を使った表現

文字実体参照を使った空集合の記号の表現空集合の記号は、文字実体参照を使わない限り表現できません。∪、∩、∈、⊂は、文字実体参照を使わなくても表現できます。 は、MathMLを使えば、表現できます。

集合の記号の読み方

  1. ∪の読み方:カップ、または。∪ ̄はコーヒーカップに見える。
    例:A∪Bは、AカップBと読みます。(和集合)AカップB
  2. ∩の読み方:キャップ、かつ。_∩はキャップに見える
    例:A∩Bは、AキャップBと読みます。(積集合)AキャップB
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  3. ∈:集合と要素の関係を表す記号。
    例:a∈Bは、aは集合Bの要素であると読みます。aは集合Bの要素である
  4. ⊂:集合と集合の関係を表す記号。
    例:A⊂Bは、集合Aは集合Bに含まれる。A<Bの連想で、集合Aより集合Bの方が大きい。集合Aは集合Bに含まれる
  5. の読み方:空集合

    意味:要素を一切、持たない集合のこと。

    例:4で割り切れる奇数は空集合である。

  6. の読み方:Aのバー。
    全体集合と部分集合と補集合のベン図例:全体集合U={X|Xは1桁の自然数}、部分集合A={Y|Yは1桁の偶数}の時、 ={1,3,5,7,9}。Aの補集合。

集合の記号の打ち方

集合の記号∪、∩、Aの補集合の記号 を、キーボードから直接打つ方法はありません。対応するキーがないからです。

パソコンでの入力の方法は、以下のようにします。(PCの入力環境により異なります)

  1. ∪の打ち方:「しゅうごう」「きごう」「すうがく」を変換すれば、入力できます。「わしゅうごう」を変換しても。∪は出ません。
  2. ∩の打ち方:「しゅうごう」「きごう」「すうがく」を変換すれば、入力できます。「せきしゅうごう」を変換しても。∩は出ません。
  3. ∈の打ち方:「しゅうごう」「きごう」「すうがく」を変換すれば、入力できます。
  4. ⊂の打ち方:「しゅうごう」「きごう」「すうがく」を変換すれば、入力できます。
  5. の打ち方:HTMLの場合、文字実体参照&empty;を書けば、ブラウザ上ではが表示されますが、テキストエディタ上では、&empty;のままです。
  6. の打ち方:MathMLを使えば、 を表示する事ができます。

文字実体参照を使った集合の記号の表現

  1. ∪の文字実体参照を使った表現:&cup;と書けば、ブラウザ上では∪が表示されますが、テキストエディタ上では、&cup;のままです。
  2. ∩の文字実体参照を使った表現:&cap;と書けば、ブラウザ上では∩が表示されます。
  3. ∈の文字実体参照を使った表現:&isin;と書けば、ブラウザ上では∈が表示されます。
  4. ⊂の文字実体参照を使った表現:&sub;と書けば、ブラウザ上では⊂が表示されます。
  5. の文字実体参照を使った表現:&empty;と書けば、ブラウザ上ではが表示されます。
  6. の文字実体参照を使った表現:&Atilde;と書けば、ブラウザ上ではÃが表示されますが、少し違うようです。

最後まで読んでいただいて、ありがとうございました。