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中国による日本のEEZ内のブイ設置問題

 いまやなりふり構わぬ時代錯誤の超侵略国家として、 南シナ海、東シナ海で傍若無人の威嚇行動を繰り広げている中国ですが、この行き着く先は戦争しかありません。  恐ろしいことにいまの中国は 『トゥキディデスの罠』に嵌まりつつあります。

 海上保安庁は2023年7月1日から2日にかけ中国が尖閣諸島の北西約80キロ、日本が主張する日中中間線の日本側に、中国の大型ブイ作業船「向陽紅22号」が直径が10メートルのブイを設置したと発表します。      2018年にも同じ場所で確認されており、このとき日本は中国に撤去を要求しており、その後チェーンが錆びて切断したことでブイは漂流。 海上保安庁が回収し中国の海洋調査船に引き渡したといいます。

 松野博一官房長官は「EEZで、わが国の同意なく構築物を設置することは、国連海洋法条約上の関連規定に反する」と批判しますが、上川陽子外相は11月1日の参院予算委員会で、「国連海洋法条約に明文規定がないので、日本が撤去できるかどうか一概に回答できない。  引き続き外交ルートを通じて中国側に撤去を要請していく」と答弁しています。  これには高市早苗経済安全保障担当相は3日に自身のX(旧ツイッター)で「日本が撤去しても違法ではないと思う」との見解を示します。

 日本側が撤去要求できない背景には、日本はこれまで東シナ海における日中間のEEZを画定する等距離中間線の採択を主張し、2008年には「双方が画定を実現するまでは、互いの法的立場を害することなく協力する」ことで合意したものの、 2010年9月7日に尖閣諸島海域で日本と中国の船が衝突して中間線採択をめぐる交渉が中断、現在に至るまで中国は日本の主張する日中中間線を受け入れていないことがあるとされます。

一方、尖閣諸島を自国の領土と主張する中国にしてみれば、ブイ設置海域は自国EEZという認識になるわけで、 日中関係や国際法上の問題がブイをめぐる問題解決を難しくしています。  このため「この問題については日中間の尖閣諸島をめぐる紛争が解決しない以上、 日本が力ずくでブイを撤去すれば台湾海峡を挟んだ日中間のにらみ合いに発展する恐れがある」(仏国際放送局RFI・中国語版サイト)のです。

 この問題について元内閣参事官・嘉悦大教授、高橋洋一氏は、『率直にいえば、上川氏の答弁のほうが筋が通っていない。 日本国内で、規定がないから撤去できないという意見には違和感はない。  つまり法律など諸法規について「ポジティブリスト」で考え、規定に書いてあることができるので、規定に書かれていないことはできないと考えがちだ。 しかし、国際法は基本的には英米法だ。   国際法は「ネガティブリスト」で、やってはいけないことが規定として書かれており、撤去してはいけないと書かれていないのであれば、撤去してもいいとなる。 こうした観点からみれば、 高市氏のほうがまともな意見ではないだろうか』

 『ちなみに、2023年9月26日、フィリピン沿岸警備隊は、同国のEEZ内である南シナ海のスカボロー礁に中国海警局が設置した「浮遊障壁物」を撤去したと発表した。 と同時に、 警備隊は浮遊障壁について「障害物は航行に危険を及ぼすうえ、国際法違反だ」と批判した。  こうしたフィリピンの対応について「毅然(きぜん)としている」 との評価が識者の間にも多い』としています。(2023.11.11 THE SANKEI NEWS)

 
 

 

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(*1).....チベット侵略

戦後、戦勝国となった中国が領土拡張のため1948年からチベットへ侵攻、全域を武力で制圧し中華人民共和国の支配下に入れた。 犠牲者の数は120万人以上とも。   現在でも中国に不満を持つチベット人の一部は反抗している。



(*2).....文化大革命

大躍進政策の大失敗により2000万以上の餓死者を出し、国家主席を辞任せざるを得なかった毛沢東が、 権力回復の為に起こした政治闘争で1965年から約10年間続いた。
この間、中国は内戦状態の様相を呈し多くの人間が反動分子として処刑された。 犠牲者は大躍進政策での失敗による犠牲者も含むと総計8000万人に達するという説もある。



(*3)......PC(political correctness)

政治的・社会的に公正・公平・中立的で差別・偏見が含まれていない言葉や用語のこと。 この運動を「政治的に正しいおとぎ話」と皮肉る向きもある。



(*4)......9段線

 中国南部・海南島の付近から南に下り、北東に向かってU字のカーブを描いて台湾に至る9つの破線で形成されている。南シナ海のほぼ全域を覆い、その形状から「牛の舌」とも呼ばれる。 



(*5)......甲申政変(こうしんせいへん)

1884年(明治17)の甲申の年朝鮮ソウルで起こったクーデター。   開化派(独立党)の金玉均・朴泳孝らが朝鮮の独立と政治改革をめざし日本の援助で王宮を占領したが 二日後に清の武力干渉によって失敗した。

(*6).....天安門事件

1976年と1989年に起こっているが、日本では1989年のものを指すことがほとんど。
第一次(四五天安門事件)......1976年4月5日、周恩来追悼の為にささげられた花輪が北京市当局に撤去されたことに激昂した民衆がデモ隊工人と衝突、政府に暴力的に鎮圧された事件。 この鎮圧に先立ってなされた学生や知識人らの民主化を求めるデモ活動を包括している。 実際の犠牲者や逮捕者は不明。

第二次(六四天安門事件)......1989年6月4日、胡耀邦元党総書記の死をきっかけに民主化を求め北京にある天安門広場に集結していた学生を中心とした一般市民のデモ隊に対し、 中国人民解放軍が市民に向けての無差別発砲や装甲車で轢き殺し、多数の死傷者を出した大量虐殺事件。  実際の犠牲者や逮捕者は不明だがソ連の公文書には3000人の抗議者が殺されたと報告されている。



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